対人関係療法の専門医@三田こころの健康クリニック さん プロフィール

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対人関係療法の専門医@三田こころの健康クリニックさん: 如実知自心
ハンドル名対人関係療法の専門医@三田こころの健康クリニック さん
ブログタイトル如実知自心
ブログURLhttp://d.hatena.ne.jp/ipt-therapist/
サイト紹介文摂食障害の対人関係療法による治療、カサンドラ症候群の夫婦/パートナー関係の改善。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供50回 / 365日(平均1.0回/週) - 参加 2013/08/07 05:54

対人関係療法の専門医@三田こころの健康クリニック さんのブログ記事

  • [トラウマ・PTSD]トラウマからの回復に必要なレジリエンスの土台
  • トラウマは、極度のストレスそのものを指すだけでなく、極端な恐怖感や圧倒された感じ、そして極度の孤立感を体験することによって受ける長期的な悪影響といえますよね。いつだったかちょっとだけ書いたことがありますが、トラウマ体験は主観的なものです。 対照的に極端な例を挙げると、実際には存在していない脅威をあなたが感じ取ったとします。(たとえば強盗が銃を持っていると言い、あなたに金を出せと言ったが、実際にはそ [続きを読む]
  • [愛着障害][トラウマ・PTSD]愛着トラウマと複雑性PTSD
  • 「反応性アタッチメント障害(愛着障害)」の診断には、「社会的ネグレクトおよび剥奪(ほとんどケアをされない孤児院で育てられたり、重度の虐待を体験したなど、養育の欠如や特定の養育者と一度もアタッチメントを発達させられなかった)」という出来事基準を満たすことが必須条件です。また、「社会的ネグレクトおよび剥奪」があるからといって「反応性アタッチメント障害(愛着障害)」と診断されるわけではありません。重度の [続きを読む]
  • [愛着障害]変化するアタッチメントスタイル〜自分と他者
  • 愛着(アタッチメント)パターンの測定には、さまざまな評価法があります。3歳までの乳幼児のアタッチメント・パターンの測定に用いられる有名なストレンジ・シチュエーション法(SSP)は、母親との分離・再会場面でのアタッチメント行動を評定するものです。SSPにより、乳幼児のアタッチメント・パターンは、〔安定(安心)型〕〔不安定(非安心)型〕の2分類、あるいは、〔安定(安心)型〕〔回避型〕〔アンビヴァレント [続きを読む]
  • [対人関係療法][愛着障害]重要な他者が症状を維持させている?
  • 『愛着のパラドックスと重要な他者』で、「重要な他者(アタッチメント対象:セーフティ・パーソン)」が、拒食症の患者さんのために食べ物を計ってあげたり、過食症の娘のために過食食材の買い出しをしてあげたりすると、容易に「愛着のパラドックス」(問題の維持・遷延)につながってしまうことを説明しました。このことは、強迫性障害(強迫症)にともなう「巻き込み」として理解することも可能です。強迫性障害は、強迫観念に [続きを読む]
  • [愛着障害]愛着(アタッチメント)に対する理解の混乱を整理する
  • 思春期・青年期、そして成人期のアタッチメントスタイルの測定・評価には、大きく分けて、半構造化された面接法(AAIやASI)と質問紙を用いたもの(RQやECR)があります。それぞれ、評定している対象や評価法が異なりますから、幼少期の母親とのアタッチメントを測定するストレンジ・シチュエーション法(SSP)との一致率は60〜70%といわれています。つまり、アタッチメントスタイルは成長につれて変化していくもので、乳幼児期に [続きを読む]
  • [愛着障害]アタッチメントと対人関係での「かかわり」
  • 今現在、愛着障害についての論文を依頼されて書いている最中です。その関連で『発達心理学の新しいパラダイム』という本を読んでいて、「関係性(二者関係)」について深く考え直す機会になりました。『乳児期におけるかかわることと心への気づき』で、かかわりは「魅力(呼び込み)」/「興味(惹き入り)」がどちらの側にも必要であり、それには「応答する能力」と「相手の応答を知覚する能力」がなければならない、と説明されて [続きを読む]
  • [愛着障害]アタッチメントと対人関係での「かかわり」
  • 今現在、愛着障害についての論文を依頼されて書いている最中です。その関連で『発達心理学の新しいパラダイム』という本を読んでいて、「関係性(二者関係)」について深く考え直す機会になりました。『乳児期におけるかかわることと心への気づき』で、かかわりは「魅力(呼び込み)」/「興味(惹き入り)」がどちらの側にも必要であり、それには「応答する能力」と「相手の応答を知覚する能力」がなければならない、と説明されて [続きを読む]
  • [愛着障害]思春期・青年期の発達課題とアタッチメント
  • アタッチメントは関係特異的で、また発達過程において成熟していくことが知られています。 幼年期においても成人期においても、人は、一方の親に対しては愛着が安定しているがもう一方の親に対しては不安定(回避的またはアンビヴァレント)ということがありえます。同様に、ある異性との関係においては愛着が安定していたが、別の異性との関係では不安定になるということもありえます。さらに、同一の愛着関係に関して、互いに相 [続きを読む]
  • [愛着障害]アタッチメント関係の発達
  • ある精神科医の先生は、口数の少ないだけの健常発達者の父親(70歳すぎ)は発達障害だから30代の娘の摂食障害の治療に悪影響があるからと、父親を強制的に別居させ、母親(60代後半)は、杖をつきながら毎日何度も娘の過食のための食材の買い出しをするように医師から指示され、もう10年以上も泣く泣く従わされています。自称・専門家(?)の指示によって、このように発達段階を無視した悪性退行を促す治療(?)が行われているの [続きを読む]
  • [愛着障害][発達障害]愛着障害と発達障害の真の問題
  • 「愛着障害かもしれない」と治療を求められる方のほとんどが、何に困っているのか?を言語化できないことがほとんどなんです。中には「人付き合いが苦手」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、「虐待やネグレクトを受けていらっしゃらないので、愛着障害とは違うと思いますよ」と説明しても、「あぁ!よかった!」と安心されるどころか、逆に「私は愛着に問題があるんです!」と、あたかも愛着障害との呼び方が自分の苦悩をすべて [続きを読む]
  • [愛着障害][対人関係療法]アタッチメントを関係性から見る
  • 対人関係のテーマを治療の中で扱うとき、幼少期の養育者(重要な他者)との関係によって、あるいはその後の対人関係の中で培われた愛着(アタッチメント)に対するアセスメントを行う必要がある場合が多いのです。アタッチメントは、乳幼児期には養育者、とくに母親との関係が中心になります。生半可な知識しかない知ったかぶりの先生方は、親に自閉症スペクトラムやADHDなどの発達障害があったり、親自身が不安定な愛着スタイ [続きを読む]