Hiikichi さん プロフィール

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Hiikichiさん: 歴史の謎に誘われて
ハンドル名Hiikichi さん
ブログタイトル歴史の謎に誘われて
ブログURLhttp://historical-story.blog.jp/
サイト紹介文もっと語られるべき史話と騙られ過ぎている史話を怪説するBLOG
自由文世界の「男女史」「社会史」を怪説しています。 「解説」ではなく「怪説」です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供223回 / 365日(平均4.3回/週) - 参加 2013/09/16 05:44

Hiikichi さんのブログ記事

  • ヒトの危険性
  • 今から約4万5千年前、ホモ・サピエンスは、アフロ・ユーラシア大陸(アフリカ大陸とユーラシア大陸を合せた大陸の呼称)から初めて抜け出て「外界」へ到達した人類種となった。此処で言う「外界」とは、オーストラリア大陸のことです。が、それまでの人類が、アフロ・ユーラシア大陸から見て外の世界であるオーストラリアへ渡れなかった理由は、勿論、海という"障壁"があったからです。ユヴァル・ノア・ハラリ氏の『サピエンス全 [続きを読む]
  • 証明出来ないけれど、とても重要だったヒト達
  • 古代狩猟採集民が、異なるグループ同士で戦争を行ったか否か、それは全く分からない。現代にも少なからず存在する粗暴なヒトは古代にもいたでしょうし、現代の粗暴なヒトのように人殺しを行ったかもしれない。そういう集団同士が、現代の暴力団抗争のような状態にあったかもしれないし、そんな事実はなかったかもしれない。如何に多くのグループがあったとは言っても、現在の人口密度とは全く異なった状態であり、生涯に渡って、自 [続きを読む]
  • アニミズム(3)
  • わずかな数の墳墓の遺物や洞窟壁画、骨製の小彫像から誇大な説を打ち立てるよりも、古代の狩猟採集民については曖昧極まりない認識しか持っていないことを正直に認めたほうがいいだろう。彼らはアニミズムの信奉者だったとは思うが、そこからわかることはあまりない。彼らがどの霊に祈っていたのかや、どのような祝祭を催していたのかはわからない。そしてこれが肝心だが、彼らがどのような物語を語っていたかを私たちは知らない。 [続きを読む]
  • アニミズム(2)
  • アニミズムは一つの具体的な宗教ではない。何千という、非常に異なる宗教やカルト、信仰の総称だ。と『サピエンス全史』にも書かれていますが、人間社会では、些細な意見(考え方)の食い違いが殺し合いにまで発展することが多々あります。他者の意見を認めない、我慢が利かないというのも、古代の狩猟採集民時代から、意見の食い違いで殺し合っていた血を受け継いでいるからに相違ありません。ところでユヴァル・ノア・ハラリ氏は [続きを読む]
  • アニミズム(1)
  • 人類が口にした最古の木の実とも云われるクルミからは、タンパク質、食物繊維、ビタミンA、B、C、E、K、葉酸、カルシウム、鉄分、マグネシウム、リン、カリウム、亜鉛などの質の良い栄養分が摂取出来ることが分かっています。近年、(女性を中心に)クルミを食して健康やダイエットに活かそうとしている人たちが増えていることもよく知られています。そのように現代人にも好まれているクルミです。が、狩猟採集時代のヒトたち [続きを読む]
  • 一人では生きられない時代
  • 狩猟採集時代を長く生きるには、個々人がそれぞれ優れた生活能力を持つ必要があった。知恵も技能も身体能力も長けていなければ生き延びられない時代だった。そういう時代のヒトの脳に比べれば、現代の平均的なヒトの脳は縮小したという(科学的に立証された?)証拠があるということです。脳の大きさが縮小しようとそのままであろうと、ヒトが、自分の脳を全て使い切っていないことは大体間違いない。であるならば、脳の大きさ云々 [続きを読む]
  • 年寄りの知恵を嘲笑うと未来はない?
  • 年老いた人を手酷く非難する若者は大勢いる。何がそんなに気に入らないのか、口汚く罵り、毒づき、平然と暴力を振るう者までいる。そのような言動や行為を取る若者たちにとっては、自分たちより多く歳を取り過ぎている人間は、何処までも愚かで、能力の低い、時代について来れない足手まといの用無しにしか思えないのであろう。恐らくそういう若者たちは、原始時代のヒトなど、知能と言えるほどのものは何もなく、ただ物を拾って食 [続きを読む]
  • 豊かさ
  • 働き方改革が叫ばれる昨今、豊かな社会に類するであろう日本人は、労働者なら誰もが過労死問題に直面する可能性を秘めている。働かざるもの食うべからずは現代であろうと古代であろうと同じ。しかし、毎週40時間から45時間働く先進国家の人たちや、毎週60時間から毎週80時間程も働く発展途上国家の人たちに比べて、現代の狩猟採集社会であるカラハリ砂漠の部族たちは、週平均35時間程度、多くても45時間程度しか働かな [続きを読む]
  • 秘密
  • 現代の国家の数とは比べものにならないくらいに多くの部族に枝分かれして暮らしていた狩猟採集民時代の人間ですが、国家にはそれぞれ最低限守るべき規律(法律)があることを考えると、古代には、部族の数だけ守るべき掟があったわけです。同性愛を絶対に許さない部族がある反面、同性愛を許容する部族もあった。変態性愛行為を許さない部族もあれば変態性愛行為を強要する部族もあった。人殺しはご法度の部族もあれば、殺した人の [続きを読む]
  • 同じヒトはいない
  • 現代の地球上にも"狩猟採集社会"は存在する。が、現代の狩猟採集社会に対して、数千年〜数万年前の狩猟採集社会をイメージするのは間違いの源だとユヴァル・ノア・ハラリ氏は云います。その理由として、(以下、『サピエンス全史』文章をほぼ引用)(1)現代まで生き延びた狩猟採集社会はみな、近隣の農耕社会や工業社会の影響を受けてきたこと。数千年前や数万年前には、まず工業社会(重工業社会)は存在していないと考えられる [続きを読む]
  • 木器時代?
  • 一人の女性が複数の男性と交わり、それによって生まれて来た子に対して集団的父権制が発生していたとする考え方は「古代コミューン」派という名前で括られるらしい。対して、一夫一婦での暮らしと核家族の形成はともに人間社会の根幹を成す行動だと断じる考え方(こちらが多数派)を「永遠の一夫一婦制」派という名前で括られるとのことです。そもそも此方は、一夫一婦制が正しい在り方ということに対しては懐疑的です。古代から、 [続きを読む]
  • 集団的父権制が消え行った世界
  • 子ども達に対して、全ての大人の男性が保護する義務を負う。そういう社会制度を「集団的父権制」というらしいけれど、現代でも、南米ベネズエラの先住民バリ族などがその制度を用いているとのこと。母体である女性が、妊娠時にでも複数の男性と性交することを望まれる社会制度であればそれには(現代の社会通念上は)問題が有り過ぎるけれど、新しい命を社会全体で歓迎して成長するまで社会全体でちゃんと守る考え方は間違えていな [続きを読む]
  • 大人の全てが社会の父になれる・・・
  • 男女の間に、特定の恋人関係や夫婦関係が構築され、特定者以外の"他人"との性行為を不純とか不倫とか言い始めた歴史は浅い。古代のヒト達は、例えば母となる女性は、複数の優れた異性との性行為〜妊娠を望んだという。特定の誰かとの子ではなく、腕力に長けた者、狩猟技術に長けた者、知恵に長けた者、そして優しく語ってくれる者、等々、多分野でそれぞれ長けた者からの精を受けて優れた子を宿そうとしたと考えられている。女性が [続きを読む]
  • 現代人も、狩猟採集時代の人も、同じヒト
  • 朝鮮半島の非核化問題が注目を集めている昨今ですが、そもそも現代社会が核弾頭を製造するに至るには、「地中深くのウラン鉱石を掘り出す人から、亜原子粒子の相互作用を記述する長い数式を書く理論物理学者まで、世界中の何百万もの赤の他人どうしが協力する必要があった。」(ユヴァル・ノア・ハラリ氏の『サピエンス全史』から引用)。生理的には、過去三万年間に私たちの道具製作能力に目立った進化は無いという。寧ろ、手先の [続きを読む]
  • ライプニッツ(上)〜天才数学者は「メール・ラブ」の先駆者か?
  • 現代社会では、仮想空間=インターネットの中に人生の成功や失敗が起きる。インターネットの中に仕事もお金も人生さえも預けてしまう人がいるが、もうそういう人達は珍しい特異な人達ではなくなった。氏素性が何も分からない相手とメールラブする、氏素性も分からない相手と商談する、氏素性も分からない相手に・・・。こういう時代になった背景には、スマホなどモバイル通信技術の大発展があるわけですが、大元となるコンピュータ [続きを読む]
  • 演技が上手なヒト
  • 全く見ず知らずの人間を憎悪し、全く見ず知らずの人間を尊敬し、全く見ず知らずの人間と敵対し、全く見ず知らずの人間と協力し、全く見ず知らずの人間と・・・と言う様に、虚構を現実として扱うことが出来るようになったホモ・サピエンス・サピエンスは見た事も話した事もない人間から多大な影響を受けたり、また、自らの行動が全く見ず知らずの人間に影響を与える生活(一生)を日々送る。売れるか売れないかを気にしないなら、誰 [続きを読む]
  • ピテカントロプスに出来なかったこと
  • 自己に対して革命(自己改革)を起こしたホモ・サピエンスは、他人に対して信頼することを覚えた。全く見ず知らずの相手に対して信頼するなどということは、ホモ・サピエンス以前の人類には有り得なかったことだとユヴァル・ノア・ハラリ氏ならずとも、殆どの学者が常識的に肯定している。ホモ・エレクトス(=ピテカントロプス)が登場したのは、約200万年前に突然起こった遺伝子変異によつものとされる。ホモ・エレクトスは、 [続きを読む]
  • 独身革命?
  • ユヴァル・ノア・ハラリ氏が『サピエンス全史』の中で最も触れたかったのは、"ゲノムによって決められる人生は無い"=全ての個人は、自己革命を起こし得る、という事なのではないだろうか?と勝手にそのように思っています。氏は、そのような乱暴な書き方をなさっていないけど、この本は、そのように読み解くべき書でもあると感じます。あくまで、個人観ですけど・・・全ての生物は、生きていく為に必要な遺伝子情報の1組=ゲノム [続きを読む]
  • 次なる想像の現実を作り出すのは・・・
  • ホモ・サピエンス・サピエンスが作り出した「虚構」の中でも、その独創性に於いては指折りの発明とされるのが「有限責任会社」であると、ユヴァル・ノア・ハラリ氏も『サピエンス全史』の中で記述しています。有限責任会社は、○○株式会社や○○合同会社などがそれに当たりますが、法律的用語では「法的虚構(法的擬制)」と呼ぶらしい。社屋があろうと工場があろうと、「法人」という存在の有限責任会社には、有形の存在はない。 [続きを読む]
  • 虚実の世界
  • 元来、人間の集団構成限界人数は150人であるという。150人以内であれば、互いを親しく知ることが出来て、信用に値するのか、助け合う価値があるのか、部下とするべきが上司とするべきか、等々の判断をほぼ正しく下せる。が、それ(150人=限界値)を超えると、物事が上手く進まなくなる。ユヴァル・ノア・ハラリ氏の『サピエンス全史』では、軍隊を例に挙げられていますけど、30人までの構成とされる小隊長と部下達、1 [続きを読む]
  • 見えないヒトでも「ヒト」にした人類
  • 見ず知らずのヒトと恋愛出来るヒトとなったホモ・サピエンス・サピエンスは、見ず知らずのヒトを仲間と思い、見ず知らずのヒトの為に(世の為人の為)生きるなどという、ホモ・サピエンス以外のヒトが生きていたら抱腹絶倒しそうなことに常に真剣に向き合っている。見ず知らずのヒトと共に「見えない家」=「国家」に住み、お互い勝手に同朋だと思い込んだり、見ず知らずの誰かの成功に喜び見ず知らずの誰かの不幸に悲しむ。こんな [続きを読む]
  • 人間最大の能力は「嘘」
  • 嘘を吐くことは毛嫌いされる。しかし、「嘘を吐いたことがない」という現生人類(ホモ・サピエンス・サピエンス)は大方いない。現生人類としてこの世に生を受けた以上、嘘を吐く能力を保有することを避けられないし、保有した能力は間違いなく利用する。それがヒトの本能。伝説、神話には事実以上の尾ひれがついている。その話を共有し合う時点で既に嘘(虚構)に加担している。ホモ・サピエンス以外のヒト達(ホモ・ネアンデルタ [続きを読む]
  • ヒトと社会
  • 今から約4万5千年前。「知恵の木の突然変異」とも呼ぶべき驚きの認知革命を起こしたホモ・サピエンス(既に、ホモ・サピエンス・サピエンスへの進化形かもしれない)は、ホモ(ヒト)属としては初めてオーストラリア大陸へ進出した。それまでの人類の如何なる種も、其処へ到達していない事は明らからしい。7万年前に認知革命を始めたホモ・サピエンスは、舟やランプ、弓矢、針(裁縫には欠かせない)を発明した。それと同時に、 [続きを読む]