STR さん プロフィール

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STRさん: LINER NOTES
ハンドル名STR さん
ブログタイトルLINER NOTES
ブログURLhttp://waraibanashi.com/
サイト紹介文横浜での出来事。横浜で出会った変わった人々。神奈川の楽しみ方。プラス地元福岡の思い出を綴ってます。
自由文日常におきたおかしい出来事やちょっと笑える出来事を、小噺風に書き綴ってます。『ホント?これ』という内容が多いですがすべて実話です。(ひとつだけ作り話があります。)実話ですがかなり脚色してるのも事実です。博多から札幌を経て2016年4月からは横浜編がスタートしました。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供54回 / 365日(平均1.0回/週) - 参加 2013/09/18 12:17

STR さんのブログ記事

  • 686発目 ゼロから諺を作り出す話。
  • さすがに師走というだけあって、自分はもちろんのこと周囲も心なしか慌ただしい。外に出るとやはり駅へ向かう人や駅から出てくる人のそれぞれが慌ただしい。 横浜駅の前の高島屋の前の道路を冷たい風が吹き抜ける。そういえば慌ただしいだけでなく、マスクをしている人が多い。 そういえば、朝礼でも部長がインフルエンザの予防接種を受ける人を募集していたな。飯場にやってくる手配師がその日の日雇い人夫を募集するときと似てい [続きを読む]
  • 685発目 ヤスバスミスの話。
  • 息子の通う小学校では、1週間に一度だけクラブ活動がある。学年やクラスにかかわらず好きなことがやれる至福の1時間だそうだ。息子が所属するクラブは「工作クラブ」らしい。これは例えば諸外国に何食わぬ顔で潜入し、内部から国家の破壊工作を行う人物を育成する類のクラブではない。単純に様々な材料を使っておもちゃやオブジェを作成するクラブのことだ。 聞くところによると、もともと工作クラブは存在してなかったらしい。そ [続きを読む]
  • 684発目 都会の寂寞の話。
  • 私の歩く方向に老人が2人、右往左往していた。 おおかた誰かに道を尋ねようとしているが誰にも声がかけられず、困っている、といったトコだろう。2人は夫婦に見える。老夫婦だ。 こんなシーンを見かけると、都会の人情の無さを痛感する。他人に興味がなく、自分勝手な振る舞いが多いのは都会の特徴ではなかろうか? きっと 「これだけ人が多いんだから、私くらい傍若無人でも目立たないだろ?」 って思ってるのか、もしくは 「 [続きを読む]
  • 683発目 抱きしめたくなる話。
  • 商品名がよくわからなくて、勝手に名付けている道具や物がいくつかある。 例えば、私の実家では、お風呂で体を洗うタオルのことを『ごしごしタオル』と呼んでいた。 正式名称じゃないと気がついたのは小学校の6年生の時だった。修学旅行でクラスの友達と大浴場に入ったときに、友達の一人が 「俺さぁ、洗浄タオルはガリガリした奴じゃないと洗った気がせんのよねぇ。」 と言った。 すると、別の友人が「あ〜、分かるぅ。痛いくらい [続きを読む]
  • 白痴
  • 文学作品と呼ばれるものは宮沢賢治くらいしか読むことはなかった。だが、やはり有名な作家の有名な作品は心に響くものがあるし、興味深い。さらにもっと言えば、女にもてそうだ。 例えば「最近読んだお勧めの本を教えてって?、そうだなぁ。宮沢賢治の生徒諸君に寄せる、なんかいいと思うよ。ボクはあれでコペルニクスに興味を持ったんだ。」とか言う青年がコンパであなたの隣に座ったら、きっとあなたはうっとりした顔でその彼の [続きを読む]
  • 682発目 心を無にした話。
  • この日、私は、ほんの一瞬であるが、意識的に心の中を無の境地に追いやった。 随分と長い間雨に降られていた横浜に青空が広がっていた。それでも初秋の昼にふさわしく、そよぐ風は暖房で火照った頬を冷たく撫でていく。11月までにはあと数日足りてないが、小春日和と呼んでも良いだろう、そんな陽気だった。別にふさぎ込んでいた訳ではないが、心が「ぱああっ」と晴れたような爽快感があり、こんな日はお昼ご飯も奮発しようかしら [続きを読む]
  • 681発目 家族の愛の話。
  • テントの設営が終わったら、熱いコーヒーを入れてゆったりと過ごすのがキャンプでの習慣だ。森の中や山の中、小川や湖のほとりで鳥の声や風の音に耳を澄まし、そのゆったりとした時間の流れに身をゆだねている時は至福と言える。 そして、これもキャンプ場でのルーティンとも言えるのだが、その静寂やゆったりと流れる時間を壊すのが、我が家の子供たちだ。 「お父さん、キャッチボールをしよう。」 「お父さん、お絵描きをしよう [続きを読む]
  • AX〜アックス〜
  • 伊坂幸太郎の新作は必ずハードブックで購入して読むことにしている。誰よりも早く読了して「伊坂の新作、読んだ?」と聞かれても「あったりめえだろ!」って答えたいからだ。 じゃあ、今までに誰かに「伊坂の新作、読んだ?」と聞かれたかと言うと、実は一度もない。 「だったら文庫本になるのを待ちゃあいいじゃねえか」 と口の悪い人は私を卑下するだろう。だがいつか「伊坂の新作、読んだ?」と誰かに聞かれる日が来るのをひた [続きを読む]
  • 680発目 曖昧な記憶の話。
  • 愛用の腕時計は、奥様と二人でラスベガスに旅行に行った時に購入したFOSSILというブランドのものだ。ラスベガスで年末年始を過ごそう、とリッチな気分で行ったのは確か、スマトラ沖の津波があった翌年だから2005年のことだ。 到着して直ぐにホテルにチェックインし、200ドルを握り締めカジノに向かった。当時のレートでも日本にしておよそ24,000円くらいの軍資金だから、バクチ好きの私としてはちょっと物足りないのだが、奥様の監 [続きを読む]
  • 679発目 病気ってことにすれば許されると勘違いした男たちの話。
  • 夏の終わりを名残惜しむように、夜の福間海岸に来ていたのは、二十歳の頃だった。一緒に来ていたあいつは、高校からの同級生で、俺と同じに様に「口から生まれてきた」男だった。 俺たち二人は生まれつきの大病を患っていた。同じ病気と闘っているという点で俺たちはすぐに仲良くなった。 ヤツは俺よりも一年長く浪人して大学に入学してきた。 実家が金持ちだったから2浪して地方の3流私立大学だったにもかかわらず、新車を1台ポ [続きを読む]
  • ルビンの壺が割れた
  • 本屋の店頭に「店員がおすすめする1冊」というコーナーがあり、そこにこの本が積まれていた。いや、祀られてたと言いかえても良いくらい、この作品は恭しく扱われていた。 表紙に字がびっしりと書いてあるから、手に取って読んで見ると、なんとそれは表紙ではなく、表紙と同じサイズの帯だったのだ。 通常の帯だと伝えたいことが書ききれないそうなのだ。 だが書いてあるほとんどが、この本を絶賛した評で 「とにかく一気に読みま [続きを読む]
  • 678発目 彼女には広く見えているであろう話。
  • 時間貸し駐車場のことをコインパーキングって誰が言い出したんだろう?何の疑問も持ってなかったけど、英語としては無茶苦茶な言葉じゃないかと 最近 気になりだした。 気になるからと言って利用しないわけではなく、むしろ積極的に利用しているのは普段の仕事で車を使っての移動が多いからだ。 駅の近くのコインパーキングはどこも満車で、大盛況だなと思う。ようやく見つけた空きスペースに車を停めると、いつもの癖で周囲を見 [続きを読む]
  • 677発目 「T」ではない話。
  • 4人がけのシートの正面に中学生くらいの女の子が二人で座っていた。横浜から湘南新宿ラインに乗った時の事だ。車内はガラガラというわけでもなく、かと言ってギュウギュウに混み合ってるわけでもなかった。私が座る4人がけシートは、その中学生二人と私の3人しか座ってなかった。 二人同士で横並びに座る事が恥ずかしかったのか、それとも会話がしづらいからか、理由は判然としないが一人の女の子が私の隣に移動してきて、結果、女 [続きを読む]
  • 676発目 「だに」をスルーした話。
  • 特にそれを目当てにしていたわけではないが、近くまで行ってみて「ここ知ってる!」ってなったので寄ってみた。 長野県飯田市にある「天竜峡」だ。 小学生の頃、社会の時間で習ったのを思い出した。まさか35年の月日を経て、自分が来ることになろうとは、夢にも思わなかったが、これも何かの縁だろう。 一日に6本の運行を行うライン下りは、JR飯田線の天竜峡駅から徒歩で5分くらいのところにある乗り場から乗れる。 「地元の人は [続きを読む]
  • 675発目 慣れると分かる話。
  • なぜ、私は年に1回の健康診断や人間ドッグに行くたびに、こんな目に遭うのだろう。 昨年は、鼻から胃カメラをブチ込まれて死線をさまよったし(626発目 比較と基準と胃カメラの話。参照)、その前の年は、いい年をして、おしっこを漏らしそうになって死線をさまよったし(489発目 涼しい朝に汗をかく話。参照)。そして今年は? 夏休み明けの月曜日、久々の出社にもかかわらず、随分前から予約していた人間ドッグに朝から行くことに [続きを読む]
  • 674発目 小さな親切、大きなお世話。
  • 何かで困っている人を見ると、手を差し伸べる?それとも、知らん振りをする? おそらく、私達の子供の頃、つまり昭和のガキどもは、先生や大人たちに「困っている人を見たら親切にしてあげなさい」と教育されたはずだ。 それが、近頃では「知らない人とはしゃべっちゃだめ」って教えるもんだから、他人が困ってても手を差し伸べることは却ってトラブルの原因になると考える人が増えたそうだ。 誰が悪い? いや、誰も悪くはないん [続きを読む]
  • 673発目 熱いし、暑い話。
  • 身動きが取れないほどの状態で味わった屈辱って経験あるかい? そもそも、九州の暑さを数十年も経験しているのに加えて、夏休みは外で遊びまくるような子供だったからか、暑さには強い身体になっているんだよ。 全身が汗でびっちょりになってからの、冷たいシャワーなんか、最高だろ? だけどさ、暑い世界にのめりこむってのは、少々危険なんだよ。 それなりの覚悟がないと、痛い目に会うぜって話さ。これはその、いわゆる猛暑日 [続きを読む]
  • 672発目 ここ数年でもっとも前置きの長い話。
  • いくら世界がデジタルで埋めつくされようとも、アナログな部分が全て無くなるわけではないでしょう。それは、インターネットが普及したからと言って、新聞購読者がゼロにならないのと同じ理屈なのです。 ここで問題です。皆さんはこんな言葉を知ってますか?例えば農産物フェアとか九州うまかもんフェアです。 ここでいうフェアとは何か? ファールじゃない奴?違います。 公平?違います。 英語だと「fair」と書きます。これは定 [続きを読む]
  • 671発目 右より左の方がすごい話。
  • 午前9時まであと15分という時間帯の横浜駅9番ホームは人でごった返していた。湘南新宿ラインと呼ばれるその路線に入ってきた電車は、籠原という想像もつかない場所が行先になっていた。 電車に乗り込み、ドア上部に貼りだされた路線図を見ると、どうやら東京を抜け埼玉はおろか群馬や栃木までつながっているみたいだ。群馬や栃木に用はない。私が行きたいのは恵比寿だった。 ぎゅうぎゅう詰めの社内では、手を動かすことすらままな [続きを読む]
  • 最悪
  • 「うわぁ、もう最悪やん!」って口にすることがたまにだが、ある。 もう、やることなすこと、すべて裏目に出て、何をやっても上手く行く気がしない、という状況だ。 そうゆう状況に陥ったら、あせらずにじっと、ただ嵐が通り過ぎるのを待つのが得策なのだが、人間の心理と言うものは残酷なもので、そういう時に限って、やらなくてもいいような行動を取り、余計に自体を混沌とさせてしまう。 この物語は「最悪」な状況を迎えた別々 [続きを読む]
  • 670発目 寝る前にはシャワーを浴びるべきだという話。
  • 肉体の衰えをハッキリと自覚しているにもかかわらず、心のどこかで「まだ自分は若い」と思っていた。 いや、厳密に言うと「若い」と思っていたのでなく「年老いてない」と思っていたのだ。 ところが、これは完全な勘違いで私は既にどうしようもなく年老いていたのだ。 同年代の会社の同僚が 「俺、軽く老眼なんだよねぇ。」 と言っていた。かつて若い頃は老眼なんておじいちゃんがなるもんだと思っていた。白いひげを蓄えた老人が [続きを読む]
  • 669発目 指使いの話。
  • 身体の中で最もよく使う部位はどこだろう? 「当然、脳ミソだよ。」 NO!NO!NO! 見えてるトコロ限定で。 じゃ、やっぱり『手』かなあ? 特に指。 ここ数年、原因不明の肌のカサカサに悩まされてるヤマシタは皮膚科で処方してもらった塗り薬を、夜寝る前と朝起きてからの一日二回、必ず塗る。 薬指とは名ばかりで、実際には人差し指で塗っている。 お風呂に入って身体を洗う際にも指をふんだんに使う。 特に足の指の間のトコロを洗 [続きを読む]
  • 668発目 父の日の話。
  • 山梨との県境にほど近い神奈川県の西の端っこに道志川という綺麗な川がある。 富士山のふもとの山中湖から続く、道志みちと呼ばれる国道沿いと道志川がぶつかるところは、川を境に向こう側が山梨県でこっち側が神奈川県だ。 両国橋という橋のたもとにキャンプ場があり、そこで川遊びが出来るようになっている。 その日は朝から良く晴れた暑い日だった。 まるで春が夏を連れて来て、「じゃ、あたしはこれで失礼します。後のことは後 [続きを読む]
  • 667発目 個人情報の話。
  • 平成15年に制定された「個人情報の保護に関する法律」をご存知だろうか? もちろん知っているだろう。 一般的には「個人情報保護法」と略されて(あまり省略されてはいないが)呼ばれている。 法の制定に基づき通産省が先導しプライバシーマーク制度を創設した。 元々は行政機関が取り扱う個人情報についての法律だったが、この平成15年の改定で民間企業にも波及し、そして消費者が見ても分かるようにプライバシーマークというJIS [続きを読む]
  • 666発目 人間は見た目じゃない話。
  • その気のない相手に対して、たくみな話術で、その気にさせて、こちらの要望を受け入れてもらう。 これは、営業の基本中の基本だろう。しかし、これはかなりの経験とスキルが必要となる。手っ取り早いのは、「その気のある相手」を探し出して、たいしたことのない話術でこちらの要望を受け入れてもらう、という方法だ。 このやり方は、会社という大きな組織が、それなりにお金をかけて、「その気のある」人達を呼び寄せるというのが [続きを読む]