kurazoh さん プロフィール

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kurazohさん: 教育失敗学から教育創造学へ
ハンドル名kurazoh さん
ブログタイトル教育失敗学から教育創造学へ
ブログURLhttp://f-sekiya2005.cocolog-nifty.com/novel_miyagitani/
サイト紹介文使命感をもった教師とは? 子どもの未来のために本当に必要な教育改革とは? 望ましい教師教育とは?
自由文公立学校に子どもを預け,PTA活動に参加した保護者・指導主事としての行政経験をもつ中学校の現役教師の目から,「本物の覚悟」ができる教師のあり方を考えています。本気で「本物の教師教育」のあり方を考えている人,教職について壁にぶつかっている人のうち,自分が「壊れてもよい」覚悟のある人に読んでもらえれば…
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供241回 / 365日(平均4.6回/週) - 参加 2013/09/23 23:40

kurazoh さんのブログ記事

  • 教員になりたての人がすぐ辞める理由
  •  教員養成系大学は,教員になって必要なことをほとんど教えていない,と揶揄されます。 一部の大学は,教員採用試験の予備校だと。 何も知らない人が,わずかな教育実習の期間に学んだことをベースに,現場に入っても,戸惑うだけだと。 これらはすべて,見当違いかもしれません。 教員としての資質・能力は,いつ育つのか。 優秀な教員の子ども時代をリサーチした人はいるでしょうか。 教員というのは,他のほとんどの職業 [続きを読む]
  • 教育は「願ったもの勝ち」「言ったもの勝ち」ではない
  •  変化の激しいこの世界,数十年後がどうなるかなんて,絶対にわかりません。 危機を煽っている人間たちは,たいてい,危機とは縁遠いシェルターの中にいる傍観者です。 電話による高齢者への詐欺と同じとは言いませんが,見える構図は同じです。 人間の心理をいじります。どういじったら,どんな効果があるか,なんていう嫌らしい実験が大好きな人たちのおかげで,詐欺の手口も非常に巧妙化しているそうです。 大変なことにな [続きを読む]
  • 「一人も見捨てない」は罪な要求である
  •  「一人も見捨てない」という教師から子どもへの要求を,子どもはどう受け止めるべきなのだろうか。 もし従わない,という選択肢をとったら,「弱い立場の人間を見捨てることは,よいことか?」などといじわるな質問をされる。「お前は道徳的に問題のある人間だ」とレッテルを貼られてしまう。だから強制されるしかない言葉となる。 「見捨てられてきた側」からすると,「一人も(自分も)見捨てられない」という状況は喜ばしい [続きを読む]
  • 列で並ぶこと自体が好きな?日本人
  •  あけましておめでとうございます。 新年にも書きたいことがいくつもあったのですが,ネタ的に少しふさわしくないかなと考えて,結局「列」の話になりました。 「列に並ぶ」という言葉を聞いて,思い浮かぶものを考えてもらうと,小さい子ならディズニーランド,一定の年齢を超えると有名な店の順番待ちといったところが上位に来るでしょうか。 今年も当たり前のように,福袋を買うための長い行列ができています。 日本以外で [続きを読む]
  • 止まらないビールの需要減
  •  私には飲酒の習慣がない,というよりは,お酒が飲めない。 人生の楽しみの一つを失っている,という宣告を下されたことが何回もある。 体格を見てほとんどの人が「信じられない」と言う。「飲んだらどうなるの」と聞いてくるのがわずらわしい。 外国人のようにわかりやすく納得させたい場合は,ウソなのだが肝臓を指さすとうなずいてくれてそれで終わりである。 ビールの市場規模の縮小が始まったのは,1990年代後半,バブル [続きを読む]
  • 遠慮しないで情報を提供しろ!〜いじめを見逃す環境との戦い
  •  学校によっては,闇雲に定時一斉(よりはたいてい1時間から2時間くらい後に設定されると思うが)退出を推進しようとしているところがあるのではないか。 放課後の活動がほとんどない小学校ではやりやすく,中学校も極小規模で部活動がほとんどさかんでない学校ではやりやすい。 組合の組織率が低下し続けている今,勤務時間の短さを競い合う時代が来るとは思ってもみなかった。 困っている先生方にメッセージを送るとしたら [続きを読む]
  • 改正教育基本法第16条の問題点
  •  教育基本法の第三章「教育行政」の規定が,>教育は,不当な支配に服することなく,国民全体に対し直接に責任を負つて行われるべきものである。(改正前の教育基本法第10条)から,>教育は,不当な支配に服することなく,この法律及び他の法律の定めるところにより行われるべきものであり,・・・へと書き換えられている。 第16条 2項には,>国は,全国的な教育の機会均等と教育水準の維持向上を図るため,教育に関する施策 [続きを読む]
  • 五輪ボランティアの数字を見て
  •  「奉仕活動」というカリキュラムがあると,「奉仕」するのは「強制」になる可能性がありますね。 何しろ,「奉仕活動」って名前の授業で,「奉仕」しないとは何事だ!と怒られてしまうので。 昔から,そういう「報師活動」はありましたよね。 さて,都立高校でボランティア応募の強制か?という疑いがあった件で,学校側は否定していたようですが,もしかしたら学校別の応募者数が公表され,管理職の評価に反映される,という [続きを読む]
  • 生徒との対話の中から自然に目標達成へのルートをつくる
  •  授業の話がまともにできる人が少なくなっているかと思いきや,先日参観に来ていただいた教職大学院の方々から,ご丁寧な礼状をいただいて,その内容を読んで嬉しくなった。 授業づくりのヒントを様々な教科から学ぼうとされている,数学の方からのコメントが特に新鮮だった。 目をつけていただいたのが,「生徒との自然な(わざとらしくない)やりとりの中から,目標達成への道筋をつくり,引っ張り上げる」という「技」だった [続きを読む]
  • 南青山に似た環境の公立学校は,頑張った。
  •  児童相談所を南青山につくってほしくない。南青山のイメージが崩れる。 こういう「住民」(本当の住民かどうかは,確かめようがない)の声を「説明会」の映像で直接耳にすることができた。 南青山のイメージを崩そうとしているのは,だれなのか,という話でもある。 火葬場とか葬儀場,ゴミ処理施設といったものに限らず,保育園や公園ですら,反対の対象となる。 児童相談所の場合は,その間くらいに位置する「嫌われる施設 [続きを読む]
  • 偶然の重なりと緻密な演出〜インスタレーションから受けた刺激
  •  ネタバレを避けるために,どこのどのような美術館であるかは伏せておくことにする。 ある施設を見学する目的で,その美術館を訪れたのは昨日のこと。 特別な趣向の企画展が開かれており,私は多くのことを学ぶこととなった。 日常の中で,いかに多くの大切な変化を見落としてきたか。 施設の方に関心があった私は,せっかくの美術展示のいいところを見落としたまま,その場を去りかけていた。 空間にただならぬ「気配」を感 [続きを読む]
  • 愛校心によって大切なものを失った経験から
  •  愛国心の何がどのように「危ないもの」かを,日本人やドイツ人ほどわかっている国民はいないはずである。 しかし,日本政府は法律に基づいて,「愛国心を育てる」ことを学校に求めている。 あるニュースで,「昭和の体育会」と呼ばれる大学病院をもつ大学の不適切入試の事情が紹介されていた。  「卒業生の子どもなら,長時間労働に文句は言わないだろう,経営に文句は言わないだろう」という,「愛校心の利用」の具体的な例 [続きを読む]
  • 電子黒板が使い物にならないことを知っていた人たち
  •  電子黒板や電子教科書など,学校現場で使い物にならなそうなものはたくさんある。 学校ほど,「ハイテク」が機能しない場所はない。 地方の国立大学に行くと,本当に困る。HDMIの端子がない。私立の大学なら,大丈夫か?というと,学生が使う机には携帯やパソコンを充電するためのコンセントがあるが,プロジェクターも古いし,操作性がよくない。 大学の大教室や学校の講堂のようなところならまだしも,40人しか入らない教 [続きを読む]
  • 私でなくてもいい,私ではない方がいい
  •  教員の多くは,ちょっとやそっとのことでは心が折れません。 いちいち生徒がしでかしてくれることに怒ったり落胆したりしていては,きっとストレスですぐに病休に入ってしまうでしょう。 ただ,こういう「心の強さ」は,別の角度から見れば「鈍感すぎる」という嫌悪感すら抱かれる「短所」にもなります。 生徒の表情や心の中を読めず,直接は言われないかもしれませんが「空気が読めない教師」と陰口をたたかれても,そんなこ [続きを読む]
  • なぜ360度評価が役に立つのか
  •  人物に対する評価というものが,いかにあてにならないものであるかは,360度評価を実施している企業ならしっかりとわかっているのだろう。 ダメな人の評価はたいていダメなものであるし,仕事ができる人が,他の人の評価を正しくできるとも限らない。 360度評価を実施すると,評価能力の高さを人事部は把握することができるので,将来の管理職候補が見えやすくなるという利点がある。 10人が低い評価をつけているのに,1人 [続きを読む]
  • PRで墓穴を掘る人たち
  •  一般的な学校では理解されることのない特殊な「考え方」に基づく教育が,「理解されない理由」を「未来がわかっていない人だから」とするのは傲慢以外の何物でもない。 「今を犠牲にして未来での可能性に懸ける」という選択肢をとれるほど,公教育は甘くはない。 公教育の現場から去ったはずなのに,仕事がら,その現場に関わり続けなければならない人たちがいる。 先日,ある集まりで,開催の趣旨とは全く関係のない話をし出 [続きを読む]
  • 130位でも選出された「高輪ゲートウェイ」
  •  横文字を入れれば「国際感覚がある都市」というイメージUPにつながる,と考えるのが今の日本人である。 投票が最も多かった「高輪」は,地理的な理由から見送られた,とされているが,山手線の「大塚駅」があるのは,文京区大塚ではなく,豊島区である。豊島区には北大塚と南大塚があるが,大塚はない。あるのは「大塚駅」である。 どうせなら,今ある山手線の駅に,全部「ゲートウェイ」などの横文字をつけたらどうか。 上 [続きを読む]
  • 当たりすぎる占い師の助言が鍵か
  •  最近は占いがブームになることはないのかもしれないが, 政界や芸能界,経済界でも占い師の言葉を先の方針への参考にしている人がいるという。 継続的な信用?というか信仰?が続くには,それなりの理由が考えられる。 占い師には,四柱推命などの「基本技」がある。 例えば,ある皇族の方は,2年間ほど「天中殺」の時期にあたる。 だから,占い師が近くにいたら,絶対にこの時期の結婚は避けるはずである。 「3年後がい [続きを読む]
  • 平成最後の年賀状
  •  年賀状の(当初)発行枚数は毎年減少している。 2017年 26億枚 2016年 31億枚 2015年 32億枚 2014年 33億枚 2013年 34億枚 2012年 36億枚 2011年 37億枚 2010年 38億枚 2009年 39億枚 2008年 41億枚 毎年1億枚のペースで減ってきたが,今年の減少率は非常に大きなものになった。 それでも国民1人あたり20枚分と聞くと,全く出していない人は驚くかもしれない。 今売り出している年賀状の発行枚数は,24 [続きを読む]
  • 元横綱の離婚と復縁までの時間
  •  元横綱のH氏は「何を考えているのかよくわからない人」というイメージをテレビは伝えているが,一貫した部分があることでも知られている。 メディアは離婚の理由を掘り下げようとしているが,職を失った夫と事業家である妻が別れる理由を「元横綱」「元親方」の「メンツ」「プライド」という視点から考えれば,答えは自明ではないだろうか。 「相撲」の世界は古い日本の体質の塊のようなところである。 それはつまり,元横綱 [続きを読む]
  • 現場感覚のない人が社会感覚のない人にアドバイスを送る教育の世界の不思議
  •  放射線に関する知識を小学生,中高生が身につければ,風評被害や原発避難者へのいじめをなくすことができるだろうか。 現場感覚的に言えば,「無理」「難しい」である。教員ではない方に聞いても,感想は同じだった。 「放射能の性質を学べば,いじめはなくなる」という考え方は,「被差別部落の歴史を学べば,部落差別はなくなる」というものと同じである。LGBTの日常生活を詳しく知ることで,LGBTへの偏見がむしろ強 [続きを読む]
  • 皇族への言論弾圧
  •  日本文化の良さの一つに「曖昧さ」の美がある。 「白黒つけない」という生き方は,自然の理に叶っているのだが, 「自然」=「神のわざ」と考える宗教では,はじめから「白」や「黒」が決められているという「思考停止」状態が当たり前である。 「白黒つけない」「曖昧」な態度というのは,「思考継続」状態を示す。 では,「はっきりとモノを言う」という態度はダメなのか。 もちろんそんなことはない。ただ,日本ではこれ [続きを読む]
  • 鬱陶しくない上司の存在価値
  •  企業が生き残る上で,「社員を辞めさせずにすむ努力」も必要とされる時代になっているらしい。 こういう時代,「厳しい上司」はとても「危ない存在」となる。 「育ててあげる気持ち」で強い叱責を行う。 「フォローをしっかりしてあげるつもり」だったのに,社員に辞められてしまう。 これでは企業がもたなくなってしまうという。 離職率の低いある企業の経営者が語っていた, 社員一人一人の「会社に求めること」をすべて [続きを読む]
  • 幻のノーベル賞〜山極勝三郎の言葉
  •  湯川秀樹よりも前にノーベル賞候補になるも,落選してしまった山極勝三郎博士の話が,歴史秘話ヒストリアで放送されていた。後に,競っていた受賞者の業績が誤りであったことが分かったらしいので,日本でのノーベル賞受賞第1号になり,紙幣に肖像画が使われていたかもしれない人物である。 番組では,人工癌発生までの実験の地道な努力が描かれていたが,これがまさに研究者のお手本である。 コンピュータのシミュレーション [続きを読む]
  • LIVEの生命感がわからない教員の寝言
  •  アクティブ・ラーニングの大切さを,大量の字で埋め尽くされたプレゼン画面を出しながら,一方的に説明し続ける人の神経を私は理解できない。何をすれば「任務を果たしたことになる」のかは,よくわかっていると思われるが,そもそも「任務」が発生した意味はわかっていないに違いない。 一方で,自分の話は面白い,内容が濃い,意味がある,とうぬぼれている人間もいる。調子に乗って映像を垂れ流していたりもするが,なぜ自分 [続きを読む]