kurazoh さん プロフィール

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kurazohさん: 教育失敗学から教育創造学へ
ハンドル名kurazoh さん
ブログタイトル教育失敗学から教育創造学へ
ブログURLhttp://f-sekiya2005.cocolog-nifty.com/novel_miyagitani/
サイト紹介文使命感をもった教師とは? 子どもの未来のために本当に必要な教育改革とは? 望ましい教師教育とは?
自由文公立学校に子どもを預け,PTA活動に参加した保護者・指導主事としての行政経験をもつ中学校の現役教師の目から,「本物の覚悟」ができる教師のあり方を考えています。本気で「本物の教師教育」のあり方を考えている人,教職について壁にぶつかっている人のうち,自分が「壊れてもよい」覚悟のある人に読んでもらえれば…
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供336回 / 365日(平均6.4回/週) - 参加 2013/09/23 23:40

kurazoh さんのブログ記事

  • 総裁選に見る危機管理
  •  かつての「いじめ」に対する教育現場や教育委員会の危機管理とは,「なかったことにする」「いじめとは認めない」というもので,「危機を増幅するための体制」「爆弾の上でくつろぐ組織」の多くが「自滅」という形で砕け散った。 総裁選で「敵を応援するのなら,閣僚を辞職しろ」という言葉はある議員から発せられたものらしいが,受けた人がこれを「圧力」と感じたということは,それなりに相手の立場が高い人なのだろう。 し [続きを読む]
  • 苦しいときほど笑って「感情の錯覚」を生み出す
  •  体罰防止のための研修で,「アンガーマネジメント」を習得できている教員もたくさんいると思われる。 私の場合は,高校,大学時代,野球というスポーツで,「リラックス」より「怒り」による集中力の向上を個人的には武器にしていたので,ピンチのときや敵に逆転されたときにニヤニヤしている選手を見ると非常にイライラしてしまう。 しかし,逆境のときの「にやけ」が,しっかりとした心理学の理論に基づく「冷静になる手段」 [続きを読む]
  • 教科独自の見方・考え方の意味や意義がわかるためには
  •  その内容,私の教科でやるから,あなたの教科ではやらなくてよい,というものは,現実問題として滅多にない。 教科は,内容によって切り分けられている。 だから,教科独自の見方・考え方があると言ってみたところで,内容が独自なのだから,どんな扱い方をしようが,その教科を学んだことになってしまう。 ハンガリーの首都ブダペストで開かれた世界科学会議には,世界中から2000人以上の科学者,国会議員,ジャーナリストな [続きを読む]
  • 大坂なおみ選手のインタビューへの非難・抗議
  •  日本にはまだ,「グローバル人材」という存在や意義が広く浸透していない(それなのに,グローバル,グローバルと何とかの一つ覚えのように連呼されている)。 大坂なおみ選手にとって,不慣れな日本語で,しかもやや高度な質問を投げかけていたNHKのインタビュアーに対しては,私も少々不信感を抱いた。眠たそうに,というより,無愛想に,面倒臭そうにインタビューに応じていた大坂選手を責める気持ちにはならなかった。>予 [続きを読む]
  • 教員の「多忙さ」への遠慮がもたらす「多忙さ」
  •  教員は,どんなに忙しくても,傍から(子どもや親から)「忙しそう」と思われないようにする努力が必要な職業である。 学校=ブラックという印象によって,「先生は忙しい」という固定観念が定着しつつあるが,「忙しい」と思う暇があり,そういうオーラを発している教員には,子どもも保護者も相談しにくいだろう。 「忙しいのにすみません」と断って相談を持ちかけるのは通常の社会人の礼儀だろうが,教員の立場からすると, [続きを読む]
  • ゼロリスクを求める動きが最大のリスク要因になっている
  •  「一人も仕事で倒れないようにする」ことを目的にやっている仕事のおかげで,倒れて死んでいく。 これと似たようなことが起こっている会社はないだろうか。 「少しでも負担を減らそう」という意気込みはわかるが,その取り組みのために超多忙になり,急激な負担増に見舞われている人はどうすればいいのか。 ゼロリスクは理想だが,世の中は理想を理想通りに叶えなければならない現実が山ほどある。 災害対策を例にとるまでも [続きを読む]
  • 近づきにくい人に近づく方法
  •  歴史の授業で,第二次世界大戦中,ルーズベルトがスターリンに近づいた方法を紹介した。 ドイツへの攻撃要請を受けなかったチャーチルを嫌っていたスターリンに,ルーズベルトはある方法を使って「わかり合える仲間」となった。 その話をしたら,米大統領が北朝鮮最高指導者に近づけたのも,公にはなっていないが,同じ方法をとったのではないか,と生徒がつぶやいていた。 私はその発言を引き出すためにルーズベルトの戦略を [続きを読む]
  • 「知らない」ことが持っている大きなパワー
  •  教員に求められる資質能力に際限はない。 子どもの学力低下が問題になれば,教員の教え方が悪い,となる。 子ども同士の「いじめ合い」が増えると,人間愛が足りない,となる。 教員養成系大学の教員の嘆きも深刻である。 「そんなことまで大学で教えないといけないのか?小中高で何を学んできたのだ?」 教員研修担当の指導主事や学校管理職の嘆きもある。 「こんなのでどうして採用試験に合格できたのか?」 現場教師の [続きを読む]
  • 都合の悪いことに目を向けさせなくする教育
  •  我々一般の教師,保護者の立場からすると,自分の研究で改竄,捏造,盗用しているセンセイの教育は受けさせたくない,と思う。「不正が犯せる人間になってしまう」などの悪影響が子どもに及ぶ,と予想するから。 ただ,広く教育の世界を見ていると,そういう「都合の悪いことには目を向けさせない」という空気は広く存在している。 こういう方法をとれば,いい教育,少しはましな教育ができると「よいことだけ」書いている本は [続きを読む]
  • 金で人格を判断するようになる社会の仕組み
  •  ある大学のセンセイは,謝礼の額が多いところと少ないところを明確に区別して,講演する価値があるのは謝礼が多い方だとし,金を出さない人間たちからの誘いを断っているという。 また,「ただ働きになる大学の仕事」は嫌だという。 ギャラが少ない仕事を依頼する人間の人格攻撃も行っている。 こういう大学のセンセイが生まれてくるのはなぜだろうか。 国立大学が法人化されて,運営交付金が削られてくると,学長は「金儲け [続きを読む]
  • 日本に安全な場所はあるか?
  •  今日の地震の震源地を見て,急いで確認したいことがあった。 泊原発は電源喪失していないか。 「高レベル放射性廃棄物」を安定した岩盤に埋設する(=地層処分する)ために,危険な科学的特性があるとは判断できない場所で地震が起こっていないか。 泊原発の方は,朝日新聞デジタルの情報によれば,外部電源は喪失したが,非常用ディーゼル発電機によって,燃料プールにある使用済み核燃料の冷却は継続されているとのこと。デ [続きを読む]
  • 博士号をとるまでは結婚してはいけない
  •  ある女子大の近くを歩いていたら,たまたまタイトルの言葉が耳に入ってきた。 「え〜そんなことあるの?」と一緒に歩いていた女性が聞き返している。 今時,立派な職について,立派な社会人になってから所帯をもとう,と言えない時代になってきているが,もしこういう話が特定の女子大のルール(というか,しきたり?)だったとしたら,まずいだろう,と感じた。 家庭と博士号をとるための研究が両立できるわけがない!と主張 [続きを読む]
  • 「感動ビジネス」「感動の押し売り」への批判
  •  「決まったパターンの感動もの」が好きな人がいる一方で,「やらせ」「プログラム」にすぎない「感動もの」を毛嫌いする人もいる。 優勝チームがほとんど無視される報道は,「感動の対象になるもの」と「そうではないもの」の線引きをあまりにも綺麗に分けていて嫌だ,という人もいる。 別に鑑賞することも感動することも押しつけられているわけではないTV番組を批判する意味はないという考え方もあろうが,教師の立場からする [続きを読む]
  • 部活動の追い風と向かい風
  •  国内やアジア,世界大会でのスポーツ選手の活躍は,子どもたちに大きな夢を与えてくれる。 自らのスポーツ活動への大きな励みになってくれている。 これが「追い風」である。 しかし,今は強力な「向かい風」も吹いている。 「働き方改革路線」「やる気のない教員」「練習日制限」の話ではなく,  「協会関係者」「指導者」のあり方に関する問題である。 私の関係していたスポーツは,やたらと大きな金額の「上納」が求め [続きを読む]
  • 日曜日の河川敷
  •  日曜日の猛暑の昼の時間,河川敷の近くにある大きな図書館に予約図書を取りに行った。 受け取り場所の指定を間違えてしまったため,直接取りに行く必要があった。 河川敷では,強い日差しが照りつけるもとで,大人から子ども(小学生)まで,すべての面が使用されていた。 女子野球も徐々に広がっているのか,野球チームで活躍する女子の人数が増えている気がした。 学校なら,「活動停止」を決定するレベルの暑さだった(河 [続きを読む]
  • 「大局」を語れる器
  •  「大局」を語ることができる人間になりたい,と思う人は,どのくらいいるだろう。 どのように身に付いていくのかよくわからないのだが,日本には,美徳とされている行動原理があり,たとえば,プロ野球の采配に難癖をつける酔っ払いに真面目に反論する人はいない。ちょっと意地悪で,本当に監督としてベンチに座ってみて困っている姿を見てみたい,と思う人はいるかもしれないが。 「尊大な人間だと思われないように謙虚に生き [続きを読む]
  • センカクの14億円とカナノウの2億円
  •  金足農業高校旋風が吹き荒れた甲子園だった。 横浜高校戦と近江高校戦での大逆転劇が,多額の寄付金が集まるきっかけだったのだろう。  他の高校は,どのくらいの寄付で今回の甲子園出場が可能になっているのだろうか。 また,もし地味な勝ち方が続いて,決勝まで宿泊するお金がなくなってしまったら,どうするのだろう。 千葉県の先生にそのあたりの事情をお聞きしたことがあるが,確かに全国大会優勝を目指している部活動 [続きを読む]
  • アジア大会で日本が見せるべきもの
  •  アジア大会では3回連続の「不祥事」が続いている。 世界大会ではない,ローカルな世界で,日本のトップ選手の「気の緩み」による問題が続発している状況である。 スポーツの世界では,「ただ強いだけ」の国やチームは尊敬されないことは,よい素材を寄せ集めている高校野球のチームを見ていればよくわかる。 アスリートにとって,たとえばオリンピック出場を狙っている選手にとって,たとえば卓球の世界では,インドではなく [続きを読む]
  • 「不同意することに同意する」余地は,教育現場にはない
  •  抽象的な道徳的議論の場合・・・もっと広く言えば,学術全般の世界の場合,「不同意することに同意する」余地がある。だから,私が特に公開の場で選んで実践しているような,だれも受けたことがないような授業も,「研究のため」「議論のため」という理由では許される。しかし,一般の教育現場では,そんな余地は一切ない。 ところが,教師の指導力不足と子どもの「自由さ」が災いして,どうしようもなくなっている現場はたくさ [続きを読む]
  • 感情と理性を別物と考える感性
  •  理性的に怒ることと,感情的に怒ることは別物である・・・目に見えて分かる,文字を読んで分かる表面的な現象だけで判断してしまうと,そういうことになります。 しかし,人間の思考が純粋に感情的なだけであること,理性的なだけであるということはないでしょう。 相手が感情を押し殺して理性で勝負しようとしている,と見えるかどうかは,人間への感性があれば分かるはずです。 感情を押し殺さずに,それを前面に出して・・ [続きを読む]
  • 300社でも2割そこそこの国と全部で100社もない国
  •  アメリカの新聞300社が一斉にトランプ大統領への抗議を社説で掲載したという。 そんなに新聞社があったのかと思ったら,全米では1300社くらいあるそうだ。 日本の新聞・通信社数は,2012年以降,100社を割って現在は98社。 アメリカでは「民主主義の危機」という言葉が踊っているが, 日本にはそもそも「民主主義」は根付いているのだろうか? 日本に「民主主義の危機」などと言える資格があるだろうか? 行方不明の子ども [続きを読む]
  • 失敗原因を意図的に伝えないという選択肢
  •  今月参加した研究大会や学会で,珍しい場面に出会った。 的を射た厳しい指摘を発表者にした講師や助言者がいたことである。 場が凍るような指摘ができる人が,まだ存在できる場所があったことが嬉しい。 人の成長のために,ダメなところをはっきりとダメと伝えることは, 最近の教育界ではタブーとされてきているような気がする。 せっかく発表したのに欠点を指摘されるなんて・・・ と尻込みするような人が増えているから [続きを読む]
  • 縄文女子と飯盛山のさざえ堂
  •  飯盛山と言えば白虎隊・・・だったのが,今では「さざえ堂」の方だけを知っている,という人が多いかもしれない。 六角形でらせん状の廊下がある通称「さざえ堂」は,18世紀末に建設されたものだが,新聞やTV等で最近紹介されたことで,これを目当てに飯盛山に向かう人が増えているようだ。 「歴女」という言葉が登場してから,最近では「刀女子」などのバリエーションが増え,「土偶」に魅せられる「縄文女子」という呼び方も [続きを読む]
  • 飯盛山に残るドイツとイタリアからの贈り物
  •  福島県会津若松市の飯盛山と言えば,白虎隊の若者たちが自刃した場所として有名である。 甲子園で熱戦を繰り広げている高校球児と,命を絶つ決意を固めることができた同年代の少年たちの姿に「重なるもの」があるのを感じるのは私だけだろうか。 今でも墓を訪れる人が多い。階段の横に動く歩道(大人250円)が設置されていて,高齢者でも山の上に上がることができる。 墓のある場所には,日本のものではないことが明らかな碑 [続きを読む]