kurazoh さん プロフィール

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kurazohさん: 教育失敗学から教育創造学へ
ハンドル名kurazoh さん
ブログタイトル教育失敗学から教育創造学へ
ブログURLhttp://f-sekiya2005.cocolog-nifty.com/novel_miyagitani/
サイト紹介文使命感をもった教師とは? 子どもの未来のために本当に必要な教育改革とは? 望ましい教師教育とは?
自由文公立学校に子どもを預け,PTA活動に参加した保護者・指導主事としての行政経験をもつ中学校の現役教師の目から,「本物の覚悟」ができる教師のあり方を考えています。本気で「本物の教師教育」のあり方を考えている人,教職について壁にぶつかっている人のうち,自分が「壊れてもよい」覚悟のある人に読んでもらえれば…
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更新頻度(1年)情報提供368回 / 365日(平均7.1回/週) - 参加 2013/09/23 23:40

kurazoh さんのブログ記事

  • 教師の成長力を奪う力
  •  教育の世界では昔から,「大学における教員養成の限界」が問題になっている。 「教育学部の学生の資質能力に課題がある」のは企業だけでなく教育現場も同じことで, 教育実習に挨拶に来るとき,「教育学部でごめんなさい」とお詫びから入ってくるのが通例になっていることが印象的である。 私は「教育学部」というところで学生の能力が潰されているのではないかと危惧している教員の1人だが,その根の深さは昔からなので,す [続きを読む]
  • 成長をとめないために
  •  先日,大学の学生さんたちに私の授業を参観していただいた。 私が免許講習講習などでお世話になった先生のご依頼を受けて,今年度2度目の参観だった。 「よい授業とは何か」を考えるのがテーマだったそうで,そんな依頼をよく受けたなと呆れられるかもしれないが,文科省とくだらない本を出している出版社以外からのお願いには全力で応えたいと思っている。今年は経済産業省と厚生労働省の方とのつながりもできて,「違法天下 [続きを読む]
  • 11月18日 十一+十八=
  •  「土木」という言葉を聞くと,私が行政にいたときのことを思い出す。  もっている予算の大小で力関係が決まるから,教育が三流だと言われたり, 中央では違法天下りが大量発生してしまったりする理由がよくわかった。  私の赴いた土地でも,災害復興の取り組みがあって,多額の予算が計上されていた。 「土木」は,おおざっぱに言うと,建築以外の建設の仕事全般を指している。 「土」+「木」というイメージから「道路」 [続きを読む]
  • 11月17日 「流れの速さ」を何で感じるか
  •  ある政党の人気の凋落ぶりが,話題になっている。 時代の流れの速さを物語るよい事例になるだろう。 敵がいなくなってしまった生物の末路はどんなものか。 肺がん撲滅デーを迎える1日前に知ったニュースは,タバコが嫌いな大多数の人にとってはがっかりするような内容である。献金がものを言う政治を,何と名付けたらよいのだろう。   世界は日本の長寿企業の歴史や人物たちに注目するようになっているらしいが, その背 [続きを読む]
  • 11月16日 お店にとって都合のいい色
  •  ある飲食店に入ると,赤や暖色系の色が目に飛び込んでくる。 食欲が刺激され,おいしく食べられるのが利点である。 ただ,店側は,もっと奥深いことを考えているらしい。 人間は闘牛ではないが,赤や暖色系は「落ち着きをなくす色」である。 ゆっくりのんびり落ち着かせてしまうと,客の回転が鈍って, 売上が下がってしまう。 落ち着いた雰囲気の喫茶店では,「長居が許されるための料金」が飲み物に含まれていると考えれ [続きを読む]
  • 11月15日 離職率の七・五・三
  •  学歴別の就職3年以内の離職率が,中卒7割,高卒5割,大卒の3割であることを,七五三現象というらしい。 実際には,1990〜95年ころの数字がこれに最も近く,2010年は六四三の割合となっている。 小中高の学習の理解度を指す場合もある。 そもそもお目出度い日を暗い現象の例えに使うことが, 少子化の進行に拍車をかけている,と主張する人はいないだろうか・・・。 離職後,たとえば1年以内に転職等に成功して,復職した人 [続きを読む]
  • 大学生に教師のコンピテンシーを育成できるか?
  •  私がある学会で教師のコンピテンシーについて発表したとき,ある大学の先生から「どうやってこういう能力を育成できるのか」と質問された記憶がある。 人の能力というのは,大学の先生などという立場では簡単に育成できるものではない,とは当時は言わなかったが,同じようなニュアンスが伝わったせいか,不機嫌そうな表情をしていた。 コンピテンシーとは,そもそも,仕事で優秀な成績を継続的に残している人がもっている,普 [続きを読む]
  • 11月14日 いいとしのとり方
  •  これからの日本は,「いい年」をした人たちにも頑張ってもらわなければならない。 「いい年」のとり方とは,どういうものだろう。 アンチエイジングと表現すると,「若さを保ちたい」「加齢は敵だ」というニュアンスが入ってくるような気もする。 「グッドエイジング」という表現はどうかと思ったら,商標登録されてしまっているようだ。 ここでは,幸福感のある生活を送りながら「いい年」をとっていくというイメージを,今 [続きを読む]
  • 11月13日 うるしとJapan
  •  漆のことを英語でJapanというのは,江戸時代に日本の漆器がヨーロッパに輸出されていたため,と言われている。Chinaと呼ばれるのは,陶磁器である。 11月13日は,漆関係者の間で,親方が職人に酒や菓子などを配って労をねぎらう日とされているらしい。 そんな日は,漆業界以外にも広まっていいのではないか。 ただ,尊敬もされていない上司が菓子を配り始めるのは逆効果になるかもしれない。もらった方は,圧力しか感じないか [続きを読む]
  • 11月12日 日本では洋服,アメリカでは和服
  •  「欧米のモノ真似をする」ことを国家の方針としていた明治初期,「礼服ニハ洋服ヲ採用ス」という太政官布告が出された。 服装について,興味深いポリシーを持っていたのが岡倉天心である。 日本国内では洋服を着用していたが,アメリカでは羽織袴だったという。 来年は明治元年から満150年になり,「明治の精神に学ぶ」取り組みが学校現場でも行われるだろう。 「能力本位の人材登用」「チャレンジ精神の涵養」に光があてら [続きを読む]
  • 11月11日 おそろいの日と黒髪指導
  •  11月11日も記念日の「特異日」である。 漢字も含めて,文字の形状をもとに決まった日が圧倒的に多い。 「十一」で「電池」,「磁石」,「鮭」,「1111」で「鏡日」,「もやし」,「煙突」,「チンアナゴ」,「箸」,「きりたんぽ」など。 「始まり記念日」としては「チーズの日」「西陣の日」,「終わり記念日」としては「第一次世界大戦停戦記念日」=「平和記念日」がある。 私が「いい日」として記憶にとどめておきた [続きを読む]
  • 大切な人だから殴る
  •  昭和時代には,まだ通用した親や教師の「指導観」かもしれない。 先生に叱られ,殴られたことを家で離せば,父親からそれを上回る勢いで叱られ,激しく殴られる。 そういう時代がかつて存在したことは確かだろう。 インターネットが普及する以前の話である。 「父親の威厳」とは何か,ということを,人々はそれぞれの勝手な想像の中で形作っていた。 「子どもを殴るのは,憎いからじゃない。愛しているからこそ殴れるのだ」 [続きを読む]
  • かえってくるブーメランが見えない人たち
  •  面白い本を読んでいる。 翻訳の本なのだが,訳者のコラムがたくさん入っている。 この訳者は,ブーメランを投げるのが好きな人である。 もしかしたらこの訳者の場合には,自分がブーメランを投げている自覚を持っているかもしれない。 ただ,かえってきたブーメランはたたき落とす習性をもっているようだ。 自分が投げたものとは別のものになっていると判断している。 主張を読んでいると,それは自分が批判していることと [続きを読む]
  • 11月10日 いいトイレを維持する力
  •  荒れた学校のすさまじいトイレを直接目にしたことがある人は,どのくらいいるだろう。 ある学校では,トイレの修理費だけで大事な予算を使い切る,なんて事態に陥り,だれも「大」ができなくなった,という話まである。 使って気分のよいトイレを維持するために,どのような教育をするべきだろうか。 荒んだ家庭生活を送っている生徒の割合が多い学校では,「理想の家族との家庭生活」を模擬体験できる空間を作るために,生活 [続きを読む]
  • 普遍性,汎用性があると誤解する「研究者」たち
  •  「ある場面」で身に付けた能力が,別の場面でも生かされた,と気づくとき,「ある場面」で能力を身に付けておいてよかったと思う・・・こういう経験ができるのは,ごく狭い世界で生きている人たち・・・わかりやすく言えば,研究だけしていれば,実践をしなくても給料がもらえる人たちに限ったことかもしれません。 小中学校のレベルだと,子どもたちは,授業で勉強したことが,そのまま試験に出されて「できた」と言える,そん [続きを読む]
  • 11月9日 救急車の思い出
  •  大学時代,野球の公式戦に出場し,1回裏の攻撃で,打席に立っていた私は,3ボール2ストライクからファールで何球か粘っていた。相手の投手はブルペンから制球が定まらない様子だったのだが,私は四球ねらいはせず,打つ気満々で,ボール気味の球もカットしながらチャンスを待っていた。 「インコース高めからのカーブが来た」と私は判断しようとしたのだが,「インコ」くらいのタイミングで,速球がそのまま私の左のこめかみ [続きを読む]
  • 11月8日 いい歯,いい肌,いい刃物
  •  「は」から始まる言葉なら何でもよい,ということなら, 「いい話(噺)」=落語の日(実際には6月5日)とか, 「いい履き物」=靴の日(3月15日)もありではないか。 「箸」や「鋏」,「はちみつ」だと「8月4日」や「8月3日」になってしまうから難しい。 語呂で記念日ができてしまうのは日本語の特色と言ってよいが, 昔,道徳公開講座で「家族の記念日づくりの楽しさ」を紹介したことがあった。 ただ,地域によっては「 [続きを読む]
  • 小学校の授業を参考にする高校教師
  •  小学校の授業を参観したいと思う高校の教師がいたとしたら,極めて有望な人材だと思われる。 大学の教育学部などには,元小学校教師だった先生がけっこうたくさんいる。 とても立派な指導案や板書計画をつくれる人が多いので,こういう先生に習うと,「実践的」な力がつけられることが期待できる。 大学の先生の専門性は非常に狭い世界に限ったものだから,一人に多くのことを期待してはならないのだが,教師になろうとする人 [続きを読む]
  • 11月7日 山の日
  •  今年,たまたま中部,近畿,四国と3か所の山村を訪れる機会があった。 なぜか台風の後に訪れる機会が多く,木の葉や枝が道路に散らばっており,運転していて眠くならなかった。 日本は自然に恵まれている国だといわれるが,雨量も多いことから,木々の豊かさも大いに誇れる。 ある自治体では,間伐材を圧縮して木質ペレットにして,固形燃料として使用できるようにしている。木質ペレットは猫のトイレ用にも使われていること [続きを読む]
  • 優秀な大学生と使えない大学院生
  •  教育の世界に限らず,大学院が「入社試験・採用試験の負け組の避難所」になっている日本では,大学院生の評判が決してよくはない。 私のところにやって来た学生がそうだったからといって,全国どこにでも当てはまることはもちろんないだろうが,大学院への入試が大学入試よりもはるかに難しいのであれば,私も真剣に別の原因を考えてみたいものである。  本を読みすぎれば,頭でっかちになり,融通がきかなくなる。 大学院に [続きを読む]
  • 11月6日 お見合い結婚
  •  終戦から2年がたった1947年の11月6日,ある場所で集団お見合いが実施された。 雑誌が主催したこのお見合いに参加したのは,男女合わせて386人だったという。 お見合いが実施された様子が映像で残っていて,歴史の授業で映像を紹介するときは, 「この人たちはここに何しに集まったか?」とたずね,映像を使わないときは, 「お見合いが実施された場所はどこか?」とたずねている。 70年を経た今は, AI が結婚相手を見つ [続きを読む]
  • 最低限の教育の場の確保を!
  •  ある東京の小学校が,学級崩壊をきっかけに騒然としている。 「保護者はだれでも教室に入ってよい」という段階から,さらに 近隣の小学校から教員を派遣してもらって,正常化に向けた努力がなされているらしい。 小学校は女性教員の割合が高く,産休代替の担任の先生に習う確率が高い。 嘘みたいな本当の話で,小学校の6年間で半分以上,産休代替の担任の先生に習った子どももいる。 東京都では,低倍率のもとの小学校教員 [続きを読む]
  • 11月5日 『稲むらの火』と津波防災
  •  東日本大震災を受けて2011年6月に制定された「津波対策の推進に関する法律」だが,「津波防災の日」は安政南海地震が起こった11月5日(1854年12月24日)の方とされた。 小学校の教科書にも採用されている小泉八雲の『稲むらの火』は,津波の襲来を必死に知らせた濱口梧陵の知恵と行動を教訓として残してくれる話である。 濱口梧陵は,災害の後に,破損した橋を修理したり,堤防をつくったりして,地域の復興と防災に力を尽くし [続きを読む]
  • 11月4日 中韓との歴史戦争の敗北と勝利 
  •  11月4日はユネスコ憲章記念日である。 トランプ大統領はTPPやパリ協定に続き,ユネスコからの脱退も宣言している。議会ではどのような結論が下されるだろうか。 アメリカは,パレスチナのユネスコ加盟後,分担金の支払いを停止しており,脱退は時間の問題だったとも言われる。 日本とユネスコとの関係と言えば,2015年に中国によって「南京大虐殺」が「世界の記憶」に登録されてしまった。「30万人大虐殺」という主張を証明す [続きを読む]
  • 11月3日 明治天皇と手塚治虫の共通点
  •  戦前は,11月3日は「天長節」「明治節」であった。戦後は「自由と平和を愛し,文化をすすめる」ことを趣旨とした国民の祝日となった。部活動の大会で丸一日つぶれてしまったが,プレーにもオフィシャルの仕事にも熱心に臨んだ生徒の姿を見られて,気持ち的には充実感が残っている。 祝日とされる日は,「消費の拡大」を目指すために様々な業界が販売促進策をとっていくためか, みかんの日,サンドウィッチの日,ちゃんぽん麺 [続きを読む]