ちゃみ己堂 さん プロフィール

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ちゃみ己堂さん: 若原正己の絵手紙日記
ハンドル名ちゃみ己堂 さん
ブログタイトル若原正己の絵手紙日記
ブログURLhttps://ameblo.jp/3491mw/
サイト紹介文自作の絵手紙に俳句をつけて、さらに思い思いのエッセイをつづる。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供45回 / 365日(平均0.9回/週) - 参加 2013/10/13 16:57

ちゃみ己堂 さんのブログ記事

  • 野暮ながら豊潤風雅八重桜
  • 八重桜は、ぼてっと重たく咲くので野暮ったい感じがする。山一帯を埋め尽くす山桜の豪華さや、お城や堀の周りを覆い尽くすソメイヨシノのような華麗さ、はかなさに欠ける。しかし、その八重桜も野暮は野暮なりによく見ると豊潤で風雅な趣だ。ヒトの感性など適当といえば適当、いい加減といえばいい加減ななものだ。 [続きを読む]
  • タンポポの意気地や後期高齢者
  • 75歳から後期高齢者といって、健康保険や介護保険の適用が変更となる。その人の健康の度合いには個人差があるので、果たして年齢だけで前期と後期を分けられるものか議論のあるところだ。日本人の寿命は男女とも少しずつ伸びて、女性は86歳、男性の寿命も80歳を超えた。多くの先進国では、平均寿命は少しずつ伸びているが、唯一アメリカ白人の平均寿命は最近低下しているという。格差社会が進行し、どんどん増加している白 [続きを読む]
  • 穀象の陽の目見たさに打たれけり
  • 穀蔵虫は、米に卵を産む昆虫で昔から知られる害虫だ。くちばし(口吻)が長く伸びていて「ゾウ」の鼻のような形をしている。カブトムシやテントウムシなどの甲虫の仲間で、飛ぶこともできるらしい。無為徒食を穀つぶしというが、その本家ともいうべき存在だ。今は精米したコメの管理がしっかりしているのでめったにお目にかかれないが、時として古いコメについていて黒い虫が孵化してくることがある。孵化した虫は黒いのですぐに [続きを読む]
  • 朝顔を蒔くべき余地を残しけり
  • 猫の額とはよく言ったもので、その狭い庭に野菜畑を作っている。とくにトマトやキュウリなどが取れるとうれしい。趣味と実益を兼ねた喜びだ。でも、いくら狭い庭とはいえ、やはり花の種もまきたい。以前はプランターに朝顔を蒔いた年もあるが、今年は庭の片隅、野菜の邪魔をしないあたりに蒔くこととした。花は食べることができないが、何事にも代えがたい楽しみがある。 [続きを読む]
  • 黒い雲重たい空気蕗の薹
  • 日本列島が暗雲に包まれ、重たい空気が漂っている。と書き出せば先週と全く同じだが、その重たい空気を打ち破って、蕗の薹が伸びてくる。蕗の薹を見ると、ようやく遅まきながら北海道の春がやってきた感じがする。蕗は花茎(蕗の薹)の上に咲く花と、はながおわってからのちに生えてくる葉の形が全く違うところが面白い。蕗の薹は春の一時期にしか味わえない旬の味だ。ほろ苦さがなんとも言えない。 [続きを読む]
  • 液晶が主役連日の万愚節
  • 「かけもり問題」が一年ぶりに復活したかのように、このところ毎日新聞・テレビをにぎわせている。公文書が改ざんされるやら、高級役人が次々と記憶喪失になるやら、国民にとっては毎日がエイプリル・フールだ。きわめつけは財務省事務次官のセクハラだ。麻生財務大臣もこれが事実なら「アウトだ」、といったほどだ。ここまで高級官僚が劣化したのは、政治の責任であることは間違いない。人事が内閣官房に握られたら、すべての役 [続きを読む]
  • ささくれし国に供へよ桜餅
  • 森友学園にまつわる財務省官僚による公文書改ざん事件、あってはならないことだということは言うまでもない。公文書が改ざんされて「あったことがなかった」ことになれば、それは戦争中の大本営発表と同じことではないか。国民のいら立ちは募るばかりだ。「こんな国に誰がした」、といっても最終的には国民の責任だから困ったものだ。 この国に桜餅を供えてもざわついた心が落ち着くわけではない。 [続きを読む]
  • 手術跡皺に紛るる彼岸明け
  • どうも「ガン体質」というものがあるらしく、次から次へとガンになる人がいる。ガンは細胞のDNAが変異して生じるが、すでに変異した遺伝子を親から受け告いだ場合、がんを発症しやすい体質、つまりガン体質になるのだろう。 私も膀胱がん、大腸がん、そして甲状腺腫とこの7年間に3度ものがん摘出手術を受けた。しかし、ありがたいことに近年のがん治療の進歩は目覚ましく、早期に発見され適当な治療を受けさえすれば、比較的 [続きを読む]
  • 夕べにはごま塩のひげ春の雪
  • 朝剃った髭も夕方になると、うっすらと生えてくる。以前は髪の毛と同様に黒ぐろとしたものだったが、時とともに白いものが混じりだし、老年に至ると白黒のごま塩から白勝ちとなった。体毛の中で、髪の毛と髭は同じようなパターンで白くなる。若い時は黒く年とともに白くなる。しかし、眉毛とまつ毛は少し違ったふるまいをするようだ。髪の毛や髭は白くなっても、眉毛やまつ毛が白くならないヒトの方が多い。 髪の毛はどんどん薄く [続きを読む]
  • 抽籤の新規講座や木の芽時
  • 3月になり、新年度を迎える時期になると、様々な文化センターの講座の案内が届く。従来の延長のような講座もあれば、新しく開設される講座もある。それぞれの講座には定員があるので、人気の講座は抽選によって受講できるか否かが決まる。「さあやるぞ」、という気になって申し込んでみると抽選で外れてがっかりすることもある。 [続きを読む]
  • 野良猫になりたい気分春きざす
  • 春になると、いろいろなものが動き出す。木の芽が膨らみ猫の恋も始まる。春になるとトリを含め多くの動物が生殖時期を迎える。それは夏に向かって植物が繁茂し、それを食べる昆虫が一斉に大発生するのを見越して、この時期に生殖するように仕組まれているからだ。 長日になるに従い、その刺激が目から脳に伝わり、間脳の視床下部から生殖腺刺激ホルモン放出ホルモンがだされ、その結果脳下垂体から生殖腺刺激ホルモンが放出され、 [続きを読む]
  • 雪ダルマ天気予報のオセロかな
  • 天気予報の句では  台風の目つついてをりぬ予報官/中原道夫が圧倒的に有名だが、北国の冬のテレビの天気予報には雪ダルマのマークが並ぶことが多い。 雪ダルママークの間に曇りのマークが挟まるとオセロゲームの気分になる。 今年は、地域によって例年の積雪をおおいに上回るところもあった。九州・四国などの南国でも積雪があり、福井などでは除雪・排雪がうまくいかず、国道の渋滞や交通障害がおこった。大雪が続くときは、 [続きを読む]
  • 信号機音澄みわたる悴めり
  • 街の信号機、音つきの信号が増えている。視覚障碍者にとって青信号、赤信号を知るにはとても重要なもので音響式信号機というらしい。「カッコー」とか「ぴよぴよ」というトリの声で知らせるもの(擬音式)と、「とおりゃんせ」とか「故郷の空」のうたによるメロディ式があり、擬音式のほうが設置数が多い。 どちらでも信号の変わり目がわかるが、視覚障碍者にとってはメロディ式のほうがわかりやすいという。 [続きを読む]
  • あらん限りの餌を撒く厄落とし
  • 冬になると狭い庭にトリの餌台を出して、稗、粟、キビ、ひまわりの種などの餌を撒く。リンゴを切って釘にさしておくと、ヒヨドリなどがやってきてつついて食べていく。もともとヒヨドリは渡り鳥のはずだが、最近は暖冬のせいか冬になってもも南にわたらず北海道にとどまっている個体がいる。我が家の餌台にはさまざまな鳥がやってくるが、面白いのはその力関係だ。やってくる鳥のなかではヒヨドリは大きいほうで、その名の通り「 [続きを読む]
  • 払暁の風林火山寒鴉
  • 早朝の散歩時に大木の枝にとまったカラスに出会うことがある。まだ明けきらぬ払暁、何を狙うわけでもなく、鳴くわけでもない。無言のままうずくまるようにとまってている存在感に圧倒される。武田信玄の旗ざしものに書かれたという「疾(はや)きこと風の如く徐(しず)かなること林のごとく侵掠(しんりゃく)すること火の如く動かざること山の如し」をなぜか思い出してしまった。 [続きを読む]
  • 極寒期ちびた鉛筆たまりけり
  • やはり大寒に入ると寒さが募る。乱雑な机の上を整理したらちびた鉛筆が溜まっていた。 昔はものがない時代だっから短くなった鉛筆に「鞘」というか延長用のサックをつけて使用したものだが、今の子供たちはどうしているだろうか。 高度経済成長期を経て日本は使い捨ての時代となった。有限の資源を考えると、その生活パターンを変える必要があるだろう。ものはともかく、ヒトの使い捨てはあってはならないことだ。 [続きを読む]
  • 饒舌か寡黙かいずれ今朝の雪
  • 地球温暖化のせいか、近年は世界的に変な気候が続き、今年は普段はあまり降らない西日本・南日本でも大雪が降り、様々な交通事故や交通障害や、転倒事故など生活上の不便を招いている。北国では、雪が降ると朝の雪かきが恒例の行事だ。特に大雪の朝は大変な作業だ。隣人とあれこれしゃべりながら、もしくは一人ごちて天を呪いながら作業する者もあり、昔のサッポロビールのコマーシャルのように「男は黙って」雪を掻く者もいる。 [続きを読む]
  • 言霊の国木霊の地初詣
  • 毎年、NHKのゆく年くる年を見た後夫婦で初詣に出かけるが、今年は妻が年末に骨折をしたので、一人で初詣に出かけ、家族の健康と孫の合格祈願をして、二人分の御神籤を引いてきた。普段から不信心な生活をしているが、正月の御神籤だけは引くことにしている。 今年は大吉だったので、それなりにうれしい。一年間財布にしまっておいた去年の御神籤を神社の所定の場所に括り付け、今年の分は財布に入れておくことにしている。 [続きを読む]
  • はみ出しの生き様悔いず筆初め
  • 明けましておめでとうございます。 このところ例年行事になっているが、二人の孫が学校の課題で提出する書初めにやってきた。以前はお年玉をもらうのが主で書初めが従だったが、今や真剣に打ち込んでいる。学年によって課題の文字が異なり、中3は6文字「無限の可能性」、中1は4文字「不言実行」だ。それぞれ含蓄のある言葉で、この年齢になっても座右に置きたいものだ。 [続きを読む]
  • 犬二匹低血圧の冬帽子
  • 早朝の散歩ではいろいろな人に出会う。グループでおしゃべりに花を咲かせる人、一人で黙々と歩く人。一番多いのが犬を連れて歩く人だ。多くは一匹の愛犬のリードをひきながら散歩するが、場合によっては二匹、3匹と連れ立って歩く。 前にも書いたが、以前飼っていたシェルティ(シェットランド・シープドッグ)犬は、散歩のときにはくるくる回りながら歩くのが常だった。多分、羊の群れの周りを駆け回ってヒツジを集めるシープド [続きを読む]
  • 初雪や道なき道を二年生
  • 子供と犬は雪が降ると大喜びだ。小学生は登下校の道筋で、わざわざ雪のたまった道を、除雪されていない道を好んで歩く。観察していると、すべてといってもいいほどの子供が、「道なき道」をゆく。とはいっても一年生はまだ通学に慣れていないこともあり、通りやすい道を行くが、二年生にもなると、わざわざ雪の上を得意げに、勇んで並んで歩く。男の子にとっても女の子にとっても、道なき道に挑戦するのは、ヒトとしての本能なの [続きを読む]
  • 手術跡五年日記を買ふ気分
  • 以前は日記をつける習慣はなく、手帳に予定などを書き込むだけだったが、5年前から「五年日記」を使用している。5年分が一頁に収まるので、二年前の今日はこんなことがあったのかなど、と過去を振り返るのに適している。 6年前の膀胱がんの記録はないが、一年前の大腸がん、今年の甲状腺腫の手術などが書いてある。先のことはよくわからないが、まああと5年は持つだろうという気分で、五年日記を買い求めた。 [続きを読む]
  • 早朝のもこもこ散歩冬囲
  • 数年前のがんの大手術の後、体調維持のために早朝の散歩を続けている。30分程度、万歩計によれば3500歩くらいだ。昔は一日一万歩が目標といったが、最近は一日合計で8000歩程度でよいという。朝の散歩でこれだけ歩けば、日中の作業や買い物、外出などで8000歩は難しくない。 気候の良い時の散歩は気持ちが良いが、冬に入り雪がちらつくようになと寒さが募る。ダウン入りのヤッケを着て、もこもこ状態で歩くことにな [続きを読む]
  • ジグソーの決まらぬピース木の葉髪
  • 最近のジグソーパズルは、「世界最小ピース」とか「マイクロピース」と銘打って、ごく小さなピースのパズルが流行っている。個々のピースが小さいので、1000ピースといっても仕上がりの大きさがきわめて小さく、狭い場所でも作れるのが特徴だ。しかし、ピースがきわめて小さいので、図柄を判定して場所を決めるのが難しい。 極め付きは、全く図柄のない黒一色(暗黒地獄)や白一色(純白地獄)というジグソーパズルも売ってい [続きを読む]