古書店 月映書房 さん プロフィール

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古書店 月映書房さん: 小松駅前れんが通り 古書店月映書房だより
ハンドル名古書店 月映書房 さん
ブログタイトル小松駅前れんが通り 古書店月映書房だより
ブログURLhttps://blogs.yahoo.co.jp/art_komatsu
サイト紹介文古書店「月映書房」日誌  さまざまな本の紹介もします
自由文古書店「月映書房」は、アニメーション企画制作とウエブデザインのparaparaart.comが運営しています。 
美術専門古書店としてスタートして3年目になります、美術関係書籍は充実しています。小説やエッセイ、歴史関係などを含めて、さまざまな本の紹介もいきたい。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供24回 / 365日(平均0.5回/週) - 参加 2013/10/13 17:52

古書店 月映書房 さんのブログ記事

  • ジョルジュ・サンドの『スピリディオン(Spiridion)』
  • 「男装の麗人」「ショパンの恋人」で知られるジョルジュ・サンド(George.Sand)、この人の書簡を若い頃によく読んでいたことをFBに載せたことがあります。70年代、この人の飜訳本が少なく仏日事典を傍らに置いて、かなり苦労して読んでいました。考えてみれば、19世紀フランスを縦軸に西欧文化を視ることの意味をその苦労を通して知ったのです。時代の推移に安易に流されないように『視点』の基準をどこに置くか・・・。ジョル [続きを読む]
  • 絵本『ひとりぼっちのこねこ』を紹介します
  • もう一冊、猫を扱った絵本『ひとりぼっちのこねこ』を紹介します。猫は最も身近な動物です、我が家でも三匹の猫がいます。そのしぐさが話題になりやすい生き物です・・・しかしながら、よく知っているかというとそうでもありません。絵本『ひとりぼっちのこねこ』は、ハッピーエンドでは終わりません・・・子どもを対象にした絵本では極めて珍しいのです。野原に捨てられたこねこ、夜が明けます、すぐに母猫を探しますが・・・。子 [続きを読む]
  • わたしにとっての『いたずらこねこ』は完璧な『絵本』です
  • 絵本『いたずらこねこ』(その2) こねことカメが最も近づいた地点までにそれぞれ歩いた距離が違う、警戒心の差をこのように描いている。こねこがカメにちょっかいしている、手先に全神経を集中させることで尻尾がたれている、こういた微細な表現がしぐさをより可愛く見せている。堅い甲羅で全身を守っているカメもかなり特異な生きものですが、首や手足が隠れて(消えて)しまうなんて、初対面のこねこにとっては、小さな『怪獣 [続きを読む]
  • 福音館書店で数冊の絵本を買いました
  • 旧金沢美術工芸大学(現歴史博物館)から香林坊へと坂を下りて行くと、しばらくして福音館書店がありました。学生の頃、この書店で数冊の絵本を買いました。その一冊が、この『いたずらこねこ』です。卒業して地元の教員になりましたが・・・この職業はわたしには向いていないことを知り、1年で辞表を出してしまったのです・・・4年あまりの放浪記を経て、教育現場に戻ることになるのですが・・・。 美術教師のわたしが最初の授 [続きを読む]
  • 中日新聞社からの取材がありました
  • 芸術文化誌『QEDART』創刊号が3月1日に発刊されました。 昨日、中日新聞社からの取材があり・・・発刊までの経緯と内容についての詳細な説明をしたのですが、充分に伝わったかどうか少し心配でしたが・・・本日朝刊を見て、大筋が正確に書かれていることに安堵しました。 『QEDART』創刊号発刊記念に、扱った書籍を展示すること(3月企画)を考えています。 『QEDART』創刊号はyahoo!ストア『月映書房』から [続きを読む]
  • 金沢美術工芸大学卒業展(21世紀美術館)
  • 昨々日、金沢美術工芸大学卒業展(21世紀美術館)を観てきました。わたしたちの時代にない発想に頷きながら、多岐にわたる表現と素材の魅力を楽しく味わってきました。加えて思うことは『若さと可能性の確かさ』であり、これからの『道程の厳しさ』です。  わたしの視点は個人的興味に委ねられますが、芸術学の各レポート、その中で、古川あかりさんの『ヴィクトリア朝時代の挿絵画家リチャード・ドイルと妖精』がいい、着眼も [続きを読む]
  • George Sand(1804-1876)ジョルジュ・サンドの書簡集
  • George Sand(1804-1876)ジョルジュ・サンドの書簡集・・・わたしがジェノバの古書店で購入した書簡集です。ジョルジュ・サンドの書簡(手紙)は多く、2万通以上あるとも言われています。自立した女性の代表でもあるジョルジュ・サンドは、恋多き女性でもあり、小説以上に手紙を書いていたのです・・・むろん、詩人や音楽家の友人も多く、芸術について書かれた手紙もありますが・・・。ジョルジュ・サンドの死後、再評価されたこと [続きを読む]
  • 『QEFDART Vol.1(創刊号)』を3月1日に発行することになりました
  • 雑誌『QEFDART Vol.1(創刊号)』を、3月1日に発行することになりました。Yahoo!ストア『月映書房』から(送料込みで500円)にて販売しております。内容(テーマ)は「美しい本へのこだわり・19世紀末〜出版文化の起点」で、わたしの手許にある書籍を軸にまとめました。FBで話した内容とあまり変わりませんし、いずれ『月映書房HP』にて公開いたします。これを機会に、ビジュアル冊子を出版していきたいと思っています。 [続きを読む]
  • スタンランの二色刷り挿絵入り「猫とじゃれる女」
  • 1879年創刊の大衆文芸雑誌『ジル・ブラスGIL BLAS illustre』1896年2月第7号です。紙質がよくありませんので、これは希少なものと想います。どうしても手に入れたかった スタンランの挿絵が、ここに使われています。表紙がシャ・ノワールのポスターで有名なスタンランの二色刷り「猫とじゃれる女」、裏表紙もスタンランの二色刷り図版「シャンソン楽譜」の挿絵が載っています。他には、ジャン・テストヴィッド、バリュリオーの二色 [続きを読む]
  • 1863年に創刊された老舗男性誌『La Vie Parisienne ラ・ヴィ・パリジェンヌ』
  • 『La Vie Parisienne ラ・ヴィ・パリジェンヌ』、1863年に創刊された老舗男性誌、ジョルジュ・バルビエ、ファビアーノ、ブリュネル、エルアールなど著名なイラストレーターたちが挿絵を描いたことでも知られますが・・・わたしがこの雑誌で注目したのは、時々の時代背景(状況)に添うようにその内容が微妙に変化することです。中流、いやその少し上の階層狙った編集内容は、知的でセンスあふれる誌面でした・・・それが次第に政治 [続きを読む]
  • 『EVANGILE SELON SAINT JEAN』は四つ折り版(A2)ですから
  • フランス人挿絵画家Edy-Legrand(1892-1970)の超特大挿絵本、しかも、版元製本無綴じ本です。この本にはフルページ大3点+半ページ大28点の挿絵が掲載されています。大きな1枚の紙(全紙)に、裏表8ページ分(紙葉)を印刷したものを二回折りたたみ、それらを重ねた『版元製本無綴じ本』になります、裁断されていない製本前の書籍です。二つ折り版・四つ折り版と折りたたみ数で書籍の大きさが決まります。『EVANGILE SELON SAI [続きを読む]
  • 『Elize Polko(エリーゼポルコ)』
  • 海外の古書店を訪れながら・・・その空気感に浸りながら『美しい本』を探していると・・・あるのです、わたしが見つけないといつまでも隠れている本が・・・。『Elize Polko(エリーゼポルコ)』初版は1890年ですから、かなり古い本です。メルヘンチックな音楽の本ですが、装幀や書体も凝った作りで、しかも三方金で見た目も美しく、2冊揃った姿はまさにファンタジーです。 [続きを読む]
  • 『Le Roman de La Rose(薔薇物語)』の紹介
  • 『美しい本』を手にする至福の時・・・ふりかえって想うことも多いものです。懸命に探してもなかなか出会えなかったりするのですが、とんでもないところで、偶然に出会うこともあります。硝子越し(公的資料館)で見かけた時が、最も哀しいときです。FBやブログで『本の紹介』をしているのですが、わたしの企画で紹介することもあります。中でも、繰り返し紹介している『美しい本』があります、わたしの『お気に入り』です。『Le R [続きを読む]
  • WALTER CRANE(ウォルター・クレイン)
  • WALTER CRANE(ウォルター・クレイン)ILLUSTRATIONS TO SHAKESPEARE'S TEMPEST(シェイクスピア作テンペスト;J. M. Dent & Co.1893年刊 )ILLUSTRATIONS TO SHAKESPEARE'S TWO GENTLEMEN OF VERONA(シェイクスピア作ヴェローナの二紳士;J. M. Dent & Co.1894年刊 )  19世紀末には、優れたイラストレーターが活躍したのですが、ウォルター・クレインもそのひとりです。クレインは、ダラスタイプ写真製版の技術を開発したダ [続きを読む]
  • お気に入りの作家・司修さん『水上勉・マンダラ展』(9月5日〜17日)
  • 『ヒルゲート』はよく訪れるギャラリーです・・・お気に入りの作家・司修さん『水上勉・マンダラ展』(9月5日〜17日)、司修さんの講演「画家と詩人の生きたふたつの道」(9月8日18時30分〜)、ちょっとお知らせまで…。若狭の一滴文庫、水上勉さんと司修さん、そして女優・佐々木愛さん、詳細は佐々木愛さんの著書「愛・夢ばなし」を読んでください…。人と人のつながりから知りえることも多い、創作にかかわる人の会話は [続きを読む]
  • 日本画家・西久松綾さんの「風土の記憶」
  • 昨日、京都に途中下車したのですが、暑い暑いの連続で、早々に目的地に急ぐことにしました。それでもいくつかのギャラリーを見てきました。そのひとつが『ヒルゲート』、日本画家・西久松綾さんの「風土の記憶」、潜むナマズが作者に似ている?かもしれない・・・緻密な表現に刻々と漂っては消える陰影が・・・若い作家特有の何かが、魅力として伝わってきます。 [続きを読む]
  • 上村松園さんの『焰』
  • 以前、上村松園さんの『花筐』をFBで紹介しましたが、今回は『焰』を紹介します。松園さんは、金剛巌さんから謡曲を習っていたこともあり、能楽から画題を得て優れた作品を数枚遺しています、『焰』もその1枚です。『焰』は、能楽『葵上』から画題を得たものですが、言うまでもなく『源氏物語・葵上』を題材に、世阿弥が脚色したと伝えられていますが、詳細はともかく『世阿弥風』です。『花筐』も『葵上』も、生死の境目を綱渡り [続きを読む]
  • 継体天皇と照日の前の姿に世阿弥の本意が垣間見えるのです
  • わたしが世阿弥を気がかりに想うようになったのは、ふと手にした野上豊一郎さんの『精解・風姿花伝』『観阿弥・世阿弥』を読んでからのことですが・・・それまでは、上村松園さんが謡曲『花筐(はながたみ)』を画題にして描いた作品を通して『世阿弥』を知っていたに過ぎません。『狂気の女』が舞う姿の妖しいまでの美しさに心を奪われた人はわたしだけではないと想います。謡曲『花筐』が演じられているところを観た人も少なくな [続きを読む]