漢方1日1歩 さん プロフィール

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漢方1日1歩さん: 漢方1日1歩
ハンドル名漢方1日1歩 さん
ブログタイトル漢方1日1歩
ブログURLhttps://ameblo.jp/youdoutoudou/
サイト紹介文今日から臨床に役立つ漢方1日1話
自由文先哲がつないでくれた伝統医学「漢方」をより多くの悩める患者さんに役立てるための日々の研鑽備忘録です。傷寒論やその他先哲の書物から臨床に有用な文言を抜き出し応用していくことが目的です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供155回 / 365日(平均3.0回/週) - 参加 2013/10/20 21:30

漢方1日1歩 さんのブログ記事

  • 黄耆の五作用
  • 黄耆というと止汗剤でしょ!と言われるがそれだけではない。『本草綱目』には 諸虚不足を補う元気を益す脾胃を壮健にする肌熱を去る排膿・造血作用 の5つ書いている。生薬の薬能は1つではない。 応援 お願いします。 [続きを読む]
  • 山本漢方必読書
  • 山本巌の最初の師匠は西山英雄である。山本漢方を理解する上にはまず西山古方を学ばねばならない。その意味では 漢方医学の基礎と診療 (1969年) Amazonは必読書である。 この著書には山本漢方は出てこない。しかしそれに至る萌芽を随所に感じられる良書である。山本漢方に興味のある方にはぜひ読んでほしいと思う。 応援 お願いします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 不治の病の漢方薬
  • 不治の病に漢方では何をするかというと 何もしない のである。一見不親切ではあるがその方が逆に苦痛も少なく寿命も長いという。抗がん剤で命を縮めた患者を聞くと漢方ならもっと救えたのにといつも思う。 応援 お願いします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 診察の優先順位
  • 吉益東洞は 腹候>外証>脈候 の順で優先順位をつけている。腹候を重視した吉益東洞らしい。しかし実際は多くの所見から取捨選択特に捨てるという事が重要である。腹候といえども無視しなければならない時が多々ある。 応援 お願いします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 風水と皮水の違い
  • 体の表面に近い水腫を表水と言い 表証を伴わない表水を皮水 表証を伴うものを風水という しかし慢性病ではその違いはあいまいで、防己黄耆湯は皮水にも風水にも使う。 応援 お願いします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 絶対に読まざるを得ない江戸時代の2著書
  • エキス製剤を使う上で尾台榕堂の『類聚方広義』類聚方広義解説 POD版/創元社 ¥19,440 Amazon.co.jp と浅田宗伯の『勿誤薬室方函口訣』勿誤薬室「方函」「口訣」釈義 POD版/創元社 ¥19,440 Amazon.co.jp はさけられない。逆にこれを読んでなるほどと思わない人はまだ勉強が足りないのかもしれない。2著書を読むうえで大事なのは必ずエキス製剤にない方剤の箇所も飛ばさず読んで欲しいということである。エキス製剤を使用する限り [続きを読む]
  • 大柴胡湯の理解
  •  大柴胡湯は小柴胡湯から人参・甘草を去って枳実・芍薬・大黄を加えて生姜を増量したものである。この改変の中で 枳実芍薬散の加味 という意味がとても大きい。枳実芍薬散は金匱要略出典で産後の腹痛と煩滿をを主冶することになっている。大柴胡湯の方意にこの加味が与える意味をじっくりと味わってほしい。 応援 お願いします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 升麻葛根湯が効く季節
  • 岡本玄冶は 暖冬の風邪には 升麻葛根湯 と言っている。陽明症の風邪と称される升麻葛根湯にはもっと活躍の場がある。今年が暖冬なのかは知らないがもっと升麻葛根湯が有効活用されることを期待している。応援 お願いします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 体格と虚実
  • 太っている、痩せているで虚実を言うと猛反撃を食らうが『素問』には まずその人が太っているか痩せているかでその気が充実しているか虚しているかを判断する(意訳) と書いている。勿論体格が虚実の全てではないが大きな判断材料の一つであることは疑いようがない。応援 お願いします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 生薬の初心者向け解説書
  •  私のブログ内容は自分のオリジナルという事はほぼなく、すべてが本からの引用である。ただたくさん本を読みすぎてブログの内容がどの本のものだったのか正直分からない。ここに多くの参考とさせていただいた方々に感謝するとともに参考文献としてお上げできないのをご容赦いただきたい。私は古典を毎日読んでいるが実は初心者の本も読む。何故読むかというと人に伝えるときにどう伝えら良いか非常に参考になるからである。特に入 [続きを読む]
  • 苗字が泣いている!
  • 本日先哲豆知識初めてこのブログをご訪問の方は是非日常診療カテゴリーもご覧下さい。  曲直瀬道三を始祖とする曲直瀬家は、徳川時代になっても重用され、代々世襲され徳川家の侍医典薬を務めた。その当主は全員医師としての最高位法印に叙せられている。しかし時代が下るにつれその医術は地に落ち、1750年ごろには正月に屠蘇を献上する以外に仕事がないとまで揶揄されている。曲直瀬の名前の由来は中国の詩「上流直にして清く、 [続きを読む]
  • 病気の治し方・薬方の使い方
  • 西山英雄は 病気の治し方を学ぶのではなく薬方の使い方 を学びなさいと教えた。漢方の研究会に行っても○○病には△△湯がほとんどである。確かにそれは使い勝手が良いがそれから少し外れると何の役にも立たなくなる。しかし薬方を学べば病人の変化に臨機応変に対処できると伝えている。まさにその通りだと思う。 応援 お願いします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 川芎茶調散の頭痛
  • 川芎茶調散は 川芎(側頭部、頭頂部)羌活(後頭部)白芷(前頭部) の作用によりすべての部位の頭痛に効くというしかし忘れてはならなにのはこのエキス製剤は香附子を最も多く含むことである。香附子の理気止痛作用なくして川芎茶調散は成り立たない。 応援 お願いします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 人参養栄湯の使い方
  • 日本漢方は口訣漢方と揶揄されることもありますが、口訣は臨床に非常に役立ちます。先哲から現代の口訣まで漢方1日1歩が現代語訳し一部わかりやすように改編してお伝えします。 人参養栄湯の目標は①毛髪脱落②顔色無澤(顔につやがない)③忽々健忘(物忘れが多い)④只淡不食(無気力で食欲なし)⑤心悸不眠⑥周身枯渋(全身乾燥)⑦爪枯筋涸(爪がもろく、筋委縮)(津田玄仙)人参養栄湯というと呼吸器疾患とすぐに想起する [続きを読む]
  • 漢方は万能ではない
  • 「学会に行くと全ての発表は漢方を投与して治ったという症例で治らなかったという症例は当たり前だが発表されない。これでは漢方は万能と誤解される」 西山英雄 の格言である。そのとおりである。かく言う私もかなり学会発表したがその何倍も治らなかった症例を抱えている。ちなみに西山英雄は山本巌の最初の師匠である。 応援 お願いします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • オールマイティー処方
  • 中国は5という数字が非常に好まれ5という数字という意味と共に 全て という意味を持たせる時がある。 五淋散五積散 等は5種類のという意味よりも全ての淋疾、全ての積(病邪の塊のようなもの)などと解した方が理解しやすいかもしれない。 応援 お願いします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 温病を学ぶ
  • 温病は傷寒論のように直截的ではない。故に傷寒論を賞美するものにはとっつきにくい。私もほとんど知識はないのだがちょこちょこ読んでいる。入門書の1段階前として 寝ころんで読む傷寒論・温熱論 Amazon が最適であると思う。もちろんこれで臨床はできないが・・・。 応援 お願いします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 香蘇散のコツ
  • 花輪壽彦先生は香蘇散の患者の訴えは あいまいで自分自身でもなんと表現してよいかわからない時がある とまとめている。外来でなんとなく話がまとまりがなくしっくりいかない患者に香蘇散証が紛れているのだろう。 応援 お願い致します。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 関節の痛みと麻黄
  • 変形性膝関節症で防己黄耆湯を投与して痛みがあと一歩引かない時は 麻黄 を加味すると良い場合がある。『傷寒論』にも麻黄湯の条文に 骨節疼痛 の文字がある。私は防己黄耆湯に病態により麻杏薏甘湯をを足したり麻黄附子細辛湯などを足したりしている。 応援 お願いします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • この処方はありですか?
  • 漢方医をしていると他医で治らなかった患者がまわってくる。中には前医で漢方を出されて改善せず受診される方もいる。当院でよくなることもあるし、また勿論改善せず違う医療機関に行かれる方もいると思われる。しかし中には前医で理解不能な処方がされいることがある。例えばめまい患者に 竜胆瀉肝湯+補中益気湯+人参湯 私の勉強不足なのかもしれないがこんな複雑な処方をしなくてもいい気がする。和田東郭が「方剤使用が単純な [続きを読む]
  • 地獄の7日間
  •  江戸時代出産は命がけであった。しかし産後はさらなる試練があり産椅という椅子に7日間睡眠を犠牲にして座らされた。これは勿論いじめられていたわけではなくそうすることが産後の肥立ちをよくすると考えられていたためである。しかしこれを迷信と切り捨てたのが近代産科の鼻祖と言われる 賀川玄悦 である。彼の英断により賀川流では産椅は禁止となった。賀川玄悦は諸子であり十分な教育が受けられず薄学であったがその観察眼は [続きを読む]