漢方1日1歩 さん プロフィール

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漢方1日1歩さん: 漢方1日1歩
ハンドル名漢方1日1歩 さん
ブログタイトル漢方1日1歩
ブログURLhttps://ameblo.jp/youdoutoudou/
サイト紹介文今日から臨床に役立つ漢方1日1話
自由文先哲がつないでくれた伝統医学「漢方」をより多くの悩める患者さんに役立てるための日々の研鑽備忘録です。傷寒論やその他先哲の書物から臨床に有用な文言を抜き出し応用していくことが目的です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供156回 / 365日(平均3.0回/週) - 参加 2013/10/20 21:30

漢方1日1歩 さんのブログ記事

  • 竜胆瀉肝湯と六味丸
  • 森道伯を始祖とする一貫堂の流れを組む漢方医として異彩を放っているのが、中島紀一(1898〜1985)である。矢数格の弟子というよりは、山本巌の師匠と言った方がイメージが湧きやすいかもしれない。一貫堂の流れをくむ中島が最も愛用した方剤が竜胆瀉肝湯(一貫堂)であった。中島の名言に 竜胆瀉肝湯(一貫堂)は六味丸ですから。 がある。初めてこの名言を知った時にはなぞなぞにしか聞こえなかった名言が今は味のある名言として [続きを読む]
  • 駆瘀血生薬いろいろ!
  • 駆瘀血生薬にもいろいろある。 活血薬 温性 当帰 川芎 延胡索涼性 赤芍 益母草 化瘀薬温性 田七涼性 牡丹皮 赤芍     破血薬温性 紅花 莪朮平性 桃仁 蘇木 牛膝 涼性 赤芍 牡丹皮 こう見ると赤芍はオールマイティで桂枝茯苓丸が多様な疾患に効くのがうなづける。 応援 お願いします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • ロバと漢方
  •  効果の割に軽んじられている生薬に阿膠があり 止血・不眠・煩躁・補陰 等に用いロバの膠である。私の祖父は戦前無医村にいた頃ロバで往診に行っていたらしい。時の流れも今と違ってゆったりとしていたのだろう。 応援 お願いします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 漢方学びのステップへ
  • 初学者に最もお勧めの漢方図書は、以前記事でも書いた。Dr浅岡の本当にわかる漢方薬である。http://ameblo.jp/youdoutoudou/entry-11666462658.html これを何度か熟読し理解できるようになった次のステップとしてお勧めの本が 続 これであなたも漢方通 長坂和彦 医歯薬出版株式会社 である。この本を読むと方剤が生薬の複合体であるという更なる理解になるし、方剤を生薬単位で分解して理解することもできる。例えば 女神散に [続きを読む]
  • 丹波哲郎と漢方
  •  現存する日本最古の医書は、『医心方』であり国宝に指定されている。作者は丹波康頼でその直系の子孫は2006年に亡くなった俳優の丹波哲郎である。丹波哲郎の若き日の写真には少しだけ丹波康頼(912-995)の面影を見ることが出来る。 応援 お願いします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 1800と85と漢方
  •  本草綱目には約1800種類の生薬が掲載されている。しかし傷寒論の薬方に使われている生薬数はわずかに85種類である。 これだけの少ない生薬の組み合わせでよくあれだけの幅広い病態に応用できると驚嘆するとともにやはり万病に対応するのは無理がある。後世方をうまく利用し西洋医学や中医学のスパイスを加えれば古方派はもっとよくなると思う。 応援 お願いします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 甘草湯の生きる道
  •  クラシエ甘草湯は甘草8.0gのみをエキス化した単純な処方である。はっきり言ってこれ単剤では殆ど使い道がない。しかし私の診療にこの方剤はなくてはならない。それは半夏瀉心湯に加味して甘草瀉心湯として使うからである。その時は1日量の1/6(甘草量として1.5g)分3で半夏瀉心湯に加味して投与している。甘草瀉心湯は非常に応用範囲が広く、即効性がある。甘草湯がなければ甘麦大棗湯合半夏瀉心湯でも代用できる。 応援クリッ [続きを読む]
  • 豚と猪と芍薬
  • 山本巌は 白芍は豚・赤芍は猪 と表現している。なかなか霊妙な表現である。白芍と赤芍の違いは異論があるが、エキスはほとんどが白芍的作用と言われている。 応援 お願いします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 半分の夏
  • 半夏は 夏至から11日目(7月2日ごろ)によく生ずるので 半夏と呼ばれるようになった。ある学生が半夏をかじる実習がありあまりのえぐみに「僕の夏も半分終わってしまった」(確か飯塚病院)との名言を残したと伝え聞いた。彼は良い漢方医になると思う。 応援 お願いします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • ミステリアス処方
  • 柴胡桂枝乾姜湯は奇妙な薬方である。それはその構成生薬がつぎはぎのつなぎ合わせだからである。柴胡桂枝乾姜湯構成生薬(柴胡 黄芩 桂枝 甘草 乾姜 括呂根 牡蠣)は 柴胡 黄芩(柴胡剤の基本骨格)桂枝 甘草(傷寒論桂枝甘草湯)甘草 乾姜(傷寒論甘草乾姜湯)括呂根 牡蠣(金匱要略括呂牡蠣散) と分解でき、4つの基本骨格を組み合わせた方剤構成という事になる。柴胡桂枝乾姜湯がこれらの基本骨格の方意の合算であっ [続きを読む]
  • 季節を感じる漢方処方
  • 来院する患者によって季節を感じることがある。チャドクガ皮膚炎の患者も季節を知らせてくれる。チャドクガ皮膚炎は4〜5月および8〜9月に発生し、本格的な春の到来と夏の終わりを告げてくれる。チャドクガというと田舎の山の中で刺されるイメージがあるが、ツバキやさざんかなどに多くいて、近年の園芸ブームで都会での発生も問題になっている。事実世田谷区のホームページにはチャドクガQ & Aが掲載されている。チャドクガ [続きを読む]
  • その疾患の治し方は知っている!
  • 山本巌は病気に対し漢方の有用性を認識したうえで 病気の治し方は知っている。しかし漢方医学の広める方法を知らない。 と言って嘆いたという。現在は山本医学としてその医学は確実に医療の有用なツールとして認識され少しづつではあるが広まっている。 応援 お願いします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 実は最大は越婢加朮湯です!
  • 麻黄には ①解表②宣肺・止咳平喘③利水消腫 の各作用がある。特に利水には麻黄は欠かせない重要生薬である。麻黄の感受性には個人差があり、少量で副作用が出る人もいるがその予測は困難である。麻黄の医療用漢方製剤含有量は麻黄湯(6g)が最も多そうだが、越婢加朮湯(8g)が最も多い。 応援 お願いします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 桃核承気湯と桂枝湯
  • 桃核承気湯と桂枝湯。この似ても似つかない方剤だが千金翼方の傷寒上には宋本傷寒論の桃核承気湯の条文の処方欄に 桂枝湯に宜し と結んでいる。一般的には錯誤と言われているが私はうまく説明できないがこれも一理あると思う。桂枝湯の宇宙的包容力の中に桃核承気湯も包まれている気がする。 応援 お願いします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 過小評価生薬
  • 大黄や麻黄などの華やかさに比べて、過小評価されている生薬がある。その最たるものは 薏苡仁 だと思う。疼痛性疾患に去湿除痹の作用を有する薏苡仁は欠かせない。麻杏薏甘湯や薏苡仁湯で時に驚くほど効くのはこの薏苡仁ためだと思う。パワーアップするには朮附を足せばよい。あまりスポットライトを浴びることのない生薬だが薏苡仁が活躍しているのは爽健美茶だけではない。 応援 お願いします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 傷寒論とチャート式の違い
  •  現在日本漢方には多くの漢方流派が存在する。現在の流派の区別は主に使う方剤がいつ作られたかにより決められてるが、私は使い方で流派を分けるべきだと考えている。純粋な古方派と思われている吉益東洞は、梅毒症例のほとんどに水銀剤を併用している。尾台榕堂はかなり古方の方剤が多いがそれでも六物解毒湯、柴胡清燥湯、柴胡養栄湯、石膏湯などをたびたび使用しており、尿閉に対してはカテーテルにて導尿している。昭和の古方 [続きを読む]
  • 激動の時代に生きた杉原千畝と大塚敬節
  •  大塚敬節は、1900年に高知に生まれ熊本大学医学部を卒業し、新宿で開業し1980年に亡くなっている。漢方復興の立役者であり昭和漢方の父ともよばれている。日本のシンドラーと言われる杉原千畝も1900年生まれ。活躍した場は違うがお互い激動の時代を生きたことがうかがえる。 応援 お願いします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 寒い時も暑い時も人参湯
  • 尾台榕堂は寒暑の候の下痢には 人参湯 が良いと書いている。寒ければ当然だが暑い時も冷たい水を多飲するから腸管が冷えるのだろう。腸管が冷えた下痢には真武湯と早合点してしまいがちだが人参湯も大切な選択肢である。 応援 お願いします。にほんブログ村 [続きを読む]