こ茶子 さん プロフィール

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こ茶子さん: 君を愛するために〜花より男子二次小説
ハンドル名こ茶子 さん
ブログタイトル君を愛するために〜花より男子二次小説
ブログURLhttp://toloveyou.blog.fc2.com/
サイト紹介文花より男子の二次小説です。司×つくしメイン。他、類、あきら、総二郎のCPもあり^^!
自由文2017/08/01 で4周年になります^^
今年も一日8回更新の『こ茶子DAY』をお楽しみくださいm_ _m
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供415回 / 365日(平均8.0回/週) - 参加 2013/10/27 03:04

こ茶子 さんのブログ記事

  • 愛してる、そばにいて0968
  •  帰宅して開口一番、お前の一日のスケジュールはいったいどうなってんだと言われ、楓の秘書だという人に渡された一覧を手渡した。 着替えもせずにその用紙を片手にざっと目を通した司の目が険しくなって、すぐにどこかに電話をかけ出す。 「おいっ、どういうこった!なんであんたが、こいつの一週間の予定表なんつーもんを作成しなきゃなんねぇんだよ?はぁ?なんだそりゃ!」 さっきからこんな調子だ。 どうやら司がほとんど [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0967
  •  …そういえばあの人―――お義母さんに名前さえも呼んでもらえなかったな。 一人、部屋に戻ってそんなことをボンヤリと思う。 楓はどこまでもつくしに対して冷たく、その言葉のとおり、つくしには何も期待していないということを言動だけではなくすべてで体現していた。 それでも、曲りなりにとも夫の母親だ。 つくしにしても上手くやりたい、スタートダッシュは歪な始まりだったが、それでもできることなら嫁として認めても [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0966
  •  「あ……」 邸内に何人か雇われている庭師の一人で、いつだったかあまりの薔薇の花の見事さに、どうやって花を咲かせているのか、拙い英語を駆使して尋ねかけたのだが、チラリと彼女を見て会釈したのみで、ほとんど丸無視で通り過ぎていった老人だった。 どうやら薔薇を見るのに夢中で、パチンパチンという枝を剪定している音にさえ気がつかなかったらしい。 特に悪意ある言葉をブツけられたり、嫌がらせをされているというわ [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0965
  •  「そういえば、お前、体調とかってどうなの?」 司もパソコンで時間を潰すよりもつくしとたわいないお喋りに興じる方を選んでくれたらしい。 片手間ではなく、つくしの話を聞く体勢で、いつ眠くなってもいいようにと再びつくしを背中側から抱きしめてのお喋りだ。 やはり密着しているとどうしてもカラダが反応してしまうのは男の生理としては仕方がないことらしく、司もあえてそれを隠さなかった。 つくしにしても、もうそれ [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0964
  •  司の欲望を感じ取り、ドキドキとつくしの心臓がイヤな音を立て鳴った。 冷や汗が流れる。 先程まで犬だと思っていたものが、狼だと気がついた瞬間のようなヒヤリとした緊張感。 妙に互いの呼吸音と自身の心臓の音だけが耳について、彼女の緊張を否が応にも高めた。 …ど、どうしよう。 司も彼女が今妊娠初期で、流産の危険がもっとも高い時期にいることは承知しているはずだ。 …だけど。 心の奥底にある不信感が拭えない [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0963
  •  「起きろ、おい、起きろ、つくし」 ゆさゆさと揺すぶられて、眠い目を瞬かせ、つくしはなんとか目を開いた。 ぼんやりと常夜灯が照らす薄暗い天井の下、シャワーでも浴びていたのか真っ直ぐになっている濡れ髪の司が、彼女を心配そうな顔で覗き込んでいる。 「……あや?」 「ハァ〜あや、じゃねぇだろ」 つくしの間の抜けた呟きに、司が苦笑した。 「お前、ずいぶん魘されてたぞ?」 「え?…あたし?」 逆に驚かされて [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0962
  •  「…チッ、あきらか」 すでに時刻は23時を過ぎてはいたが、いつもの日課のつくしへの帰宅メールを送るために携帯電話を取り上げ、その着信に気がついた。 サマータイムの時差は、13時間。 東京では14時前後、会社員であれば就業中の真っ最中だが、すでにビジネスと学業の二足の草鞋を履いてしまっている司とは異なり、親友たちはまだ大学一年生。 あと数年の自由を満喫してるところだろう。 …別に少しも羨ましかねぇが。  [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0961
  •  「お屋敷にまで送ってくれなくても良かったのに」 「いいじゃん。わりに病院も早く終わって時間あっから、少しでもお前の傍にいたいだけだし」 「……………」 雨霰と降り注がれる司からの愛の言葉。 記憶はなくてもごく常識的な日本人である認識のつくしには、そんな彼のストレートさがなんとも面映ゆい。 …な、なんていうか。どんな顔してればいいのか、わからないというか。 毎度のことながら、こんな広大なお屋敷を持 [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0960
  •  司からの電話は、夕刻からの時間を空けることができたという連絡で、 『病院行くぞ』どうやら、つくしの体調不良を司も気にかけていてくれたらしい。 ほっこりとした優しい温もり。 彼のこうしたところに絆される。 傲慢不遜で他人のことになど興味がなさそうな男だというのに、つくしに対する細やかな気遣いや優しさは、本当に彼が普段口にする彼女のへの気持ち、好きだとか、愛してるという言葉よりもずっと、つくしの胸に [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0959
  •  『よく、妊娠中のノイローゼ…今はマタニティーブルーっていうんだっけ?そういうのもよく聞く話だものね。それで階段で足元を踏み外しちゃったのは、本当に運が悪かったわ』 …ああ、そういう事情なんだ。 そうは思ったが、千恵子によって怒涛のように滔々と語られる内容は、つくしの耳をただ通り過ぎるだけで、なぜか少しも彼女の中に残らないでいる。 まるで寄る辺ない幼児のように、暗闇に取り残されてしまったようなこの [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0958
  •  「あ、あの…その……えっとぉ」  『………………』 「あ、あたし」 牧野、と名乗ったのだから、通話に出たのは牧野家の誰かに間違いないはずだったし、牧野家の家族構成は、父と母、娘のつくしと、弟の4人だと聞いているのだから、電話に出た女はつくしの母・牧野千恵子だろう。 それなのに、 …ど、どうしよ。 第一声をなんと呼びかければ良いのか、まるで思いつかない。 自分から電話をかけたというのに、かけること [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0957
  •  どこかの誰か……男の嘲るような声が耳元で聞こえた気がして、つくしはゾクリと背筋を震わせた。 慌てて周囲を見回すが、もちろん彼女以外の誰も部屋にいるはずもない。 使用人も司かつくしの許可がなければ、彼らが部屋にいる時には誰も無断で入室してきたりはしないのだ。 …あたしの何かが、階段から落ちた事故で壊れちゃったのかな。 そう思うことはひどく辛かった。 …あたしってどんな子だったの? 17才。 牧野つ [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0956
  •  「……連絡なんてできるはずがねぇ」 椿と同じく、タマにもまた、彼から話せることなどないのだから。 姉を信頼していないんじゃない。 ―――あの忠実な老女を信用していないわけではなかった。 彼らはたしかに何があっても司の味方だろう。 しかし、人には十人十色の正義があって、椿やタマのそれが、必ずしも司のそれと一致しないように、愛にもさまざまなカタチがあるのだ。 彼女たちの信じる‘愛’が、司が選び押し進 [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0955
  •  「いくら親子だって、なんでもかんでも話せるつーもんでもないし」 「え?」 「特にウチ場合は…つーか、ウチは特にそうだな。親子の関係なんて希薄なもんだし、干渉してくるだけ、赤の他人より厄介なんじゃねぇの?」 「……………」 言葉のとおり、投げやりな司の声音はどこまでも淡々としていて、自分の親との関係を語るにしては冷めて、寒々としている。 「そうじゃなくても、姉貴の場合、もうよそんちに嫁いでるからな [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0954
  •  「裸でいいじゃん」という司に目を白黒させながら、それでもどうしてもパジャマが着たいと頼んだつくしに、結局司が折れて、ロング丈のチュールレス・ネグリジェを着せてくれた。 …これもけっこう恥ずかしいかな。 自分では選ばないチョイスだが、司もやはり年頃の男だからか、わりにこういったヒラヒラとして、薄い生地のものをつくしに着せたがる。 ーーー司とのセックスは、激しくはあったけれど、乱暴ではなかったと思う [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0953
  •  胸や腹を滑るほっこりと温かな感触と、ついでその感触が消えたことで感じるスーッとした寒さでつくしは覚醒した。 「ん………」 再び体の一部…今度は下肢の間、それも敏感な部分に同じ感触を感じて、ぼんやりと薄目を開けた視界に、生真面目な顔をした見慣れた美貌の少年の顔を見つけて、怪訝に眉根を寄せ呻く。 「んんん?」 「……起きたのか?」 声をかけられ、ハッと我に返って、司の手に握られた大判のタオルを呆然と [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0951
  •  「家庭教師の授業増やしてくれるの?」 「ああ」 「ホントにホント!?もっと勉強してもいいの?」  「…だから、ホントだって。さっきもそれ言おうとしてたんだし」 執拗に何度も尋ねる彼女に呆れたような顔で司が返事を返し、半信半疑だったつくしの顔が徐々に緩み出す。 「ありがとう、司!ありがとう!!」 「うおっ」 よほど嬉しかったのか、珍しくも派手なアクションでつくしがいきなり司の体に飛びつくようにして [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0950
  •  「……ダメだな」 「どうして!?」 「お前が俺の女房だから」 「っ」 忘れていたわけじゃない。 だが。 「で、でもっ」 「俺は当分こっちを離れらんねぇ。……日本に戻るのはいつのことになるかもわかんねぇし、もしかしたら数年、もっとすれば数十年のスパンで日本の地を踏むことさえねぇかもしれねぇな」 「……数、十年」。 「当然、俺の女房であるお前だけ日本に行かせるなんてできるわけねぇだろ?」 「それはっ [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0949
  •  「……え?」  「俺はマズイもんは美味いとは言えねぇし」 キョトンとしたつくしの頭を撫で、また一掬いして、今度は箸の下あたりに手を沿え、つくしの口元へと運んでくれる。 目をグルリと回してチラリと司を窺えば、顎をしゃくって口を開けろと促されてしまう。 …え。あーんってこと? 司は気が長い方じゃない。 「早く口開けろって」 危うく無理やり口の中にねじ込まれそうになって、慌てて大きく口を開けて、……パ [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0948
  •  「あ…うん」 ポンポンと脇を叩かれ、隣に座るように指示を受ける。 けれど、少しだけ逡巡し先に部屋済にあるハンガーポールに司の上着をかけ、司を振り返る。 「えっと、何か飲み物飲まない?」 「あ……ああ。じゃ、ビールある?」 「ビール?」 「うん」 珍しい注文に、つくしが首を傾げる。 アメリカでは州によって事情※がことあるが、それでも概ね21才以上にならないと飲酒ができないが、つくしが首を傾げたのはそ [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0947
  •  ―――タマさんも心配していたわよ。 そう言葉を残して、椿は帰宅していった。 彼女も未だ婚家がゴタついていて、本来なら呑気に実家に里帰りしている場合ではないのだ。 元々夫の舅夫婦とはあまりしっくりとはきていなかったようだが、最近結婚した夫の妹の妊娠がそうしたことに拍車をかけ、椿の立場を微妙なものにしていた。 …姉ちゃんとこも結婚して結構たつが、いまだにガキができねぇしな。それにしてもタマか。 椿が [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0946
  •  息巻くでもなく自身の母親を嘲る司の顔を、まるで不思議なものを見たかのように椿がマジマジと凝視する。 「なんだよ?」 「いや、相変わらず親に対してのさんざんな物言いだけど、なんかやっぱりあんたかなり変わったわよね?」 「俺が?」 「大人になった…そう言ってもいいのかわからないけど、少なくても以前みたいにむやみやたらにお母様たちに反発して、逆らって、バカなことしでかすだけのボンクラじゃなくなってきた [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0945
  •  「…そうですか?」 「ええ。なんか私に言うとイジられるとでも思ったのか、しばらく着信拒否したり避けられたりしてたことがあってね。私もたいがいブラコンっていうか、いい年した弟にべったりしすぎてる自覚もあったし……自分の方がちょっといざこざしててね、あの子に注意を払う余裕がなかったせいもあるんだけど、少しもあなたのことを聞いてなかったから」 「そう、だったんですか」 そうではないかとは思っていた。  [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0944
  •  「慣れない国を一人で出歩くのは不安かもしれないけど、つくしちゃんにはSPがついてるでしょ?」 「……あ」 困って視線を彷徨わせたつくしに、椿が首を傾げる。 「あら、もしかして外出とか好きじゃない?つくしちゃんはわりにインドアな方なのかしら?」 ***** 「え?メイドさんたち…日本語が話せるんですか?」 「ええ、そうよ。もちろん全員ってわけじゃないけど、ほら、私たちも子供の頃は日本で育ってるじゃない [続きを読む]