こ茶子 さん プロフィール

  •  
こ茶子さん: 君を愛するために〜花より男子二次小説
ハンドル名こ茶子 さん
ブログタイトル君を愛するために〜花より男子二次小説
ブログURLhttp://toloveyou.blog.fc2.com/
サイト紹介文花より男子の二次小説です。司×つくしメイン。他、類、あきら、総二郎のCPもあり^^!
自由文2017/08/01 で4周年になります^^
今年も一日8回更新の『こ茶子DAY』をお楽しみくださいm_ _m
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供390回 / 365日(平均7.5回/週) - 参加 2013/10/27 03:04

こ茶子 さんのブログ記事

  • 愛してる、そばにいて0881
  •  戒が会ったのは、19年前につくし付きだったというメイド一人だけではなかった。 他にも幾人かのメイドや執事、庭師や運転手、学園での同級生―――そして、つくしを診察した医師。 もちろん、すべての人間を探し出してさらに口を割らせることなど、さすがに無理な話ではあったが、それでも関係者一同を闇から闇へと葬り去ることでもできないかぎりは、どこからでも綻びを見つけ出すことは可能だったし、すでに19年の歳月が流れ [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0880
  •  初見の驚きが過ぎ去ると、さすがに晴男と千恵子は赤の他人のようにいつまでも戒に対してテンパり続けているだけということもなく、二人とも人の良さそうな笑顔を貼り付け、嬉しそうにハシャギ出した。 「よく来たわねぇ!」 「うんうん、ずいぶん大きくなってぇ。うわぁ、背が高いなぁ。さすがは道明寺様……道明寺さんの息子だ。ウチの血じゃ、こんなに大きくはなれないないよねぇ」 「そうよお〜、それ以前に、相変わらずす [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0879
  •  道明寺家の当時の事情―――19年前に起こった出来事については、箝口令が引かれていた。 戒が使った調査会社はかなり優秀な部類だったが、それでも道明寺家が直接圧力をかけた中でも、特にそのことはトップシークレットだったらしく、皆口が堅く容易には口を開かず、そうであればどれだけ優秀な調査会社といえど太刀打ちできるはずもない。  しかし、戒の容姿が物を言った。  おそらく父なり―――祖母なりの横槍が入れば、 [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0878
  •  「え?」 「いや、泊まりに来ていないの?」 「……いえ、夏休みが終わってからは全然」 「そうなんだ」 いつまでもつくしの玄関先を覗き込んだまま、どこか納得いかげな顔をしている滋の様子に思い当たる。 「あの、ウソじゃないです」 「え?あ…いやいや、そういうんじゃないのよ。うん。ごめん、気を悪くしないで」 「もしよかったら、中でお茶でも」 戒を隠しているわけではないことを証明する意味合いであることは [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0877
  •  「あのちょっと伺ってもいいですか?」 滋の話が一段落ついたのを見計らって、今度はつくしの方が前々から尋ねたかったことを聞いてみる。 「うん、なにかな?」 「その、アメリカにいる知人から聞いた話なんですけど、戒があちらの学校で、えっと、イジメ?めいたことをしていたことがあったようだと」 「あ、ああ…あれね」 その言葉は、肯定だったか。 少なくても否定ではなく、あっさり滋が思い当たったらしいことにつ [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0876
  •  無邪気に、戒のことを教えたり相談できると滋に言われ、たしかにありがたい話ではある。 けれど、戸惑わずにいられない。 「やっぱり子育てって難しいわよね。……女の子もね、16才にもなるといろいろ考えるみたいで、昔のようには中々話してくれないの」 「……………」 母親として、我が子と身近に接してきた人間の生の声だ。 「男の子になるとなおさらね。……えっと、再婚したって言ってたけど」 ちらっと流れた滋の視 [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0875
  •  「だけど最初は、司との結婚はあくまでも愛とかそういうのじゃなくって、…私の事情と司の事情がマッチしたというか、えっと、詳しくはちょっと言えないんだけど、いわゆる政略的なものだったのよ。さっきの話と矛盾してるんだけど」 「ええ、わかります」 個人の主義主張はともかくとして、元々彼らの結婚とはそういうもので、つくしと司の場合、あるいは滋とその元夫の場合こそイレギュラーなものだったのだ。 「だけど、今 [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0874
  •  「え?」 「だからかなり意外で、…それでちょっと心配になっちゃったかな」 「……………」 沈黙が落ちる。 いや、口にした滋の方は何のわだかまりも感じてはいなさそうだったが、つくしの衝撃は激しかった。 ドキドキという心臓がたてる鼓動の音がうるさいくらいに耳について、じっとりと流れだした汗が目に滲む。 「あのっ、…それ」 「夫婦のことだから、実際にはどんなことがあったのかなんて、私には窺いしれないこ [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0873
  •  「ふ〜ん、なんていうか、イメージ違っちゃったな」 能天気そうだった笑顔を引っ込め、滋が小さく首を傾げ、先ほどとは違った顔でつくしの顔をジッと見る。 だが、つくしが居た堪れなさを感じ出す前に、すっと視線を反らせて、再び明るくクスッと笑って、メニュー表を広げ出す。 「ねね、あなた、夕食まだでしょ?」 「ええ、まあ」 何を言い出すのかと思えば、‘夕食’。 いきなりの話題のすっ飛ばしに戸惑わされてしまう [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0872
  •  「うっひゃ―――ッ!」 「ごほっ、げへっ、ごほごほっ!ご、ごめんなさいっ、えほっ!」 あまりの衝撃的なセリフに、思いっきり紅茶を噴き出してしまった。 対面側にいた滋は危うくモロに浴びせかけられるところだったが、見た目どおり反射神経がいいのか、とっさに避けてることができたらしく難を逃れていた。 「あはははは、こっちこそごめん、ごめん。そんなに驚いちゃった?」 まさか司のことをそんな風に形容する人間 [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0871
  •  現在の司は既婚者だ。 それが妻ではない女と抱き合っていたとなれば、スキャンルにもなり得るし、その相手にも迷惑がかかるのは必定。 「よくもこんな撮り方ができたもんだな」 けっして、自分はつくしを抱きしめてなどいなかったし、もちろん疚しいことなど何一つない。 心の内を除けば、不倫などと言い立てられる筋合いではなかったが、それでも芋づる式につくしの過去―――彼の妻であった前歴までも明るみに出されること [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0870
  •  …そういえば、あいつと二人っきりでもあんがい平気だったな。 もしかしたら、約10年前、高校生の時の自分に戻ってしまって時のような、司のあまりの変わりように彼だという実感が沸かなかっただけかも知れない。 わずかに混じる白髪は彼の年齢にしては落ち着いた印象を与えてはいたけれど、それでも渋味を増した美貌は貫禄を持ち、彼の魅力になりこそすれ決してネガティヴな評価を他人に抱かせることはないだろう。 だが…。 [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0869
  •  思わぬ礼の言葉に驚いて、ポカンとした間抜けヅラを司の前で晒してしまう。 そんな彼女の子供じみた顔がよほどおかしたかったのか、冷たい一方だった司の顔がわずかに緩み、笑った気がした。 気のせいだったかもしれなかったが。 しかし、さすがにそれで一気に気まずさが解消されるというはずもない。 「あ、…えっと、まさか、お礼を言われるとは思っていなくて」 首を傾げて、言葉なく先を促すような司の待ちの姿勢に、な [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0868
  •  落ち着いているようだし、特に問題もない。 それならば帰宅も可能だという医師の言葉に、つくしは帰宅を選んだ。 とはいえ、時間が時間だ。 公共の交通機関もほとんどが最終を終えていたから、タクシーを呼ぶつもりだったのに、なぜか今、つくしは司と道明寺家のリムジンに同乗していた。 気まずい。 戒にほとんど10年ぶりに再会し、再会以来初めて二人っきりで食事をした時の比ではなかった。 …ど、どうしてこんなことに [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0867
  •  その女は、父と母が高校生当時、世田谷でメイドをやっていただけではなく、つくし付きとして、特に近しい位置にいたらしい。 だが、女の顔はつくしへと嫉妬もあらわに、彼女の主観によるものではあっても、二人の過去を戒へと暴き立てた。 『たしか、牧野つくしも英徳だったはずだよな?』 司の英徳での権威を知っていたはずだ。 英徳の王者、誰もが敬い崇めることはあっても、厭うことなどありえない絶対的な権力者。 『詳 [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0866
  •  まさか、と思った。 こんなところに司がいるはずがないのだから。 けれど、半信半疑に尋ねかけた問いかけに、司が頷き肯定した。 「ああ、久しぶりだな」 「な、なんであんたがここにっ?!」 慌てて飛び起きかけて、クラリと目眩を誘発しかけて、そのまま枕へと逆戻りしてしまう。 「急に起き上がるな。…さっきまで鎮静剤の効果で眠っていたんだ。急に起き上がれば立ち眩みもする」 「……私?」 状況がわからない。  [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0865
  •  ポトン、ポトン、ポトン―――。 規則正しい点滴の雫の落ちる音が、妙に響き、時間の間隔を失ってしまっている司の意識をなんとか留めていた。 ーーーいつかもこうして青白い顔色をした彼女の顔を眺め、自分の無力と………罪に打ちさがれていた憶えがある。 …あれは。 つくしが記憶を失う原因となった階段からの転落の直後、つくしが彷徨っていた生死の境から生還を果たした時のことだったか、あるいは? 現実のはずなのに [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0864
  •  カツカツカツカツカツカツカツ。 革靴の音高く、司と総二郎がその病院に到着したのは、すでに23時も大きく回り、それこそ午前様の時間帯へと突入しようという時間帯だった。 病院の救急窓口へと回り込み、探すより前、受付のすぐそばの待合に目的の人物が俯き加減に座っている。 真夜中のこと。 それほど待合に人がいたわけではなかったが、それでも二人が入ってきたことで微妙に空気が変わったのだろう。 二人が声をかける [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0863
  •  「きゃあああああっ!いや、いやっ、いやああああああっ」 完全にパニック状態になって、羽交い締めにしてくる少年の顎をツッパリ、手を鉤爪にして相手の胸を掻きむしり、死に物狂いで暴れ続ける。 だが、どんなに逃れようとしても逃げられない。 あの時と同じで、女の細腕では大きな男の力に抗うことなどできなくて。 …助けて、助けて、助けてっ! 恐怖に埋め尽くされた頭が沸騰しそうな熱で爆発してしまいそうになる。  [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0862
  •  「あ〜あ、…帰っちゃったぁ」 長く続くことではないとわかっていて、それでもそう呟かずにはいられなくて。 鍵を開け、玄関に足を踏み入れたまま、三和土を上がる気力さえ湧かずに、つくしはヘナヘナと上がり框に腰を下ろして項垂れた。 だが、肩からかけたショルダーバックから鍵を取り出す際にファスナーを開けっ放しにしていたせいで、ゴロンと中から財布や携帯電話が飛び出してしまう。 ぼんやりと散らばってしまってい [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0861
  •  それが総二郎なりの幼馴染みへの友情であることは司にもわかっている。 …名前のない関係は余計だけどな。 ズバリと言い当てた言葉に、司の顔にもホロ苦い苦笑が浮かぶ。 「しかし、お前も因果なヤツだよな」 「……………」 黙って総二郎の言葉の先を待つ司へと、同情とも憐れみともつかない複雑な顔を向ける。 「類のヤツが牧野と婚約してる時には絶縁しなくて、ヤツがあいつの手を離したら縁を切るのかよ?普通逆だろう [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0860
  •  「牽制?あいつがいまさら、お前につくしのことで何を言ってきたって?」 「……本気じゃないのなら、手を出すな。下手なマネをするつもりなら、自分を敵に回すことになるから承知しておけ、とさ。いくら今は無関係とはいえ、この俺が類や…お前の女だったヤツに、下手なちょっかいなんかかけるかつーんだよな」  だが、司は総二郎の皮肉げなボヤきはスルーして、彼が類から受けたという忠告に、思わず握り締めていたグラスを [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0859
  •  水族館のあとはプラネタリウムに行く予定だったのだが、さすがに時間的に難しく、戒にもそれほど興味がないと淡白に言われてしまい、結局メインの展望台へ。 ガッカリして萎れているつくしに、戒が呆れたように窘めてくる。 「別に、今日行かなきゃ、もう二度と来れないってわけでもないだろ?」 「…まあね」 そうは答えたものの、本当に次回があるかどうか、つくしにはわからないのだ。 …また来ることがあっても、もうあ [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0858
  •  「それが理由か?…お前らしくねぇな」 「そうか?俺だって、鬼じゃねぇよ」 たしかにクールなのは半ば総二郎のポーズで、実際にはその心のうちには熱い魂が宿っている。 少年の頃はF4中でも司についで喧嘩っ早く、頭に血が上りやすかった。 ただそんな自分を自覚して、斜に構えてちゃらんぽらんを装うことで他人や自分を欺きく姑息さも持ち合わせていただけのことだ。 「はっ、はははは」 突然笑い出した司に、総二郎が [続きを読む]
  • 愛してる、そばにいて0857
  •  「ふわぁ、可愛い」 それほどペンギンやアザラシが好きだというわけではないが、やはりこうして間近で見れば可愛くて、ついつい水槽にべったりと張り付いて見入ってしまう。 「…ふ」 つくしと同じく水槽の向こうの海獣たちに見入っていた戒が、そんなつくしの声に小さく笑う。 「なによ?」 「いや、マキさんの方がよほど可愛いじゃんって思っただけ」 「はぁ?なに、生意気なこと言ってんのよ」 憮然と、戒の背中をドつ [続きを読む]