あきつ翔 さん プロフィール

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あきつ翔さん: 月夜の猫−BL小説です
ハンドル名あきつ翔 さん
ブログタイトル月夜の猫−BL小説です
ブログURLhttps://tsukiyononeko.axlrei.com/
サイト紹介文オリジナルBL小説があります。基本的にハッピーエンドです。R18も含みますのでお気を付けください。
自由文オリジナルBL小説があります。基本的にハッピーエンドです。R18も含みますのでお気を付けください。敏腕プロデューサ社長の工藤×その部下良太、傲岸不遜男×美形、スポーツマン×美形、美形×問題児、高校同級生同士などの学園もの、メンズラブ、ボーイズラブ。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供39回 / 365日(平均0.7回/週) - 参加 2013/11/02 02:37

あきつ翔 さんのブログ記事

  • 誰にもやらない
  • 河崎、浩輔、藤堂&佐々木工藤と良太のエピソードによく出てくる、代理店プラグインの河崎と浩輔の出会いの頃からの話です。佐々木や藤堂も。かなり修正いたしましたので、しばらく置いてみます。ご覧いただければ幸いでございます。1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 6 [続きを読む]
  • 花を追い39
  • back  next  top  Novels 低層階の高級マンションは周りを樹木に囲まれ、人のいる気配さえ感じさせない。ホテルのようなエントランスの前に車を横付けして良太はエンジンを止めた。「せっかくだから、お茶でもどう?」 宇都宮はドアを開けながら良太に言った。「あ、いえ、本当に今日はごちそうさまでした」 良太は丁寧に断った。「そっかあ、良太ちゃんに振られっぱなしだな〜。良太ちゃんといると何か和むんだよねぇ。今夜 [続きを読む]
  • 花を追い38
  • back  next  top  Novels「そういうもんだよ」「俺は川崎生まれで、ほとんどこの街と変わりなく季節感もない気がするけど、やっぱ戻りたいって思うことありますよ」「まだまだだね」「そうっすか?」「季節っていえば、花の季節だけはいいよね、こないだの花見、よかったよ。また何かあったら誘ってくれよ」ちょうど青山プロダクションのビルの裏庭に見頃に育った桜の木があって、ここ数年、近しい人を呼んで花見の会をやってい [続きを読む]
  • 花を追い37
  • back  next  top  Novels 最近タイピングの速度が上がってきてると思うのは気のせいではないだろう。 いろんなスケジュールをこなすために時短できるところは良太の潜在意識が勝手に時短しようとしているのだ。 ワインの一本くらいで酔ったとは思えないが、妖し気な瞳の色が気になって、宇都宮の誘いが冗談とも何ともつかないと良太の理性の奥の方で警鐘が鳴っている気がしたからだ。「そっか、残念」「あの、よろしければお [続きを読む]
  • 花を追い36
  • back  next  top  Novels「でも、サブの脚本家もいたんですよね? 大事な記念番組なんだし」「ここだけの話、サブも二人ほど頼んでたんだけど、話がお話にもならなかったって。坂口さん情報だから割と信ぴょう性はある。あの人、人の口割らせるのうまいし」「はあ………ますます、魑魅魍魎………」「まったくだ。脅すわけじゃないけど、常識通じないし、無理難題ばっかだし、突然喚きだすし、理解不能な連中ばっか。俺も、その [続きを読む]
  • 花を追い35
  • back  next  top  Novels「しっかり人を見る目があるんだ、良太ちゃんには。だから工藤さんから一目置かれている」「とんでもない! うちは弱小事務所で万年人手不足で俺なんか工藤にあれやれこれやれって押し付けられてやってるだけで、雷落とされるのなんか怖がってたら何もできないんで、やれることやってるだけで」 はははと良太は空笑いする。「しかしあの工藤さんが、できない人間にやらせるとか、ないでしょ」「あの人 [続きを読む]
  • 花を追い34
  • back  next  top  Novels 冗談、だよな?  汗までにじみ出てきそうだ。 ややあってやっと良太は口の中のものを咀嚼して飲み込んだ。「そ、そりゃ、振られたばかりとかじゃなくても、誰だってそんなこと思うわけないじゃないですか。って、振られたんですか?」「振られるだろ、やっぱ世代の違いってか、俺の場合は、話についていけなかったから、無理だったんだろ」 やっとフォーカスを外した感じで、宇都宮がワインを飲み [続きを読む]
  • 花を追い14-33です
  • 今年はひどい災害があちこちで起きて、被災された方方には本当に大変な毎日を余儀なくされていることと思います。人だけでなくつらい目に合っているワンにゃんたちも。アメリカではまた洪水で大変なようですが、確かに人間にも余裕がなかったのかもしれませんが、せめて、ワンちゃんたちのケージのカギくらい、外して逃げてほしいです。洪水の中ワンちゃん助けた人は、一緒に連れて行けよ!と憤慨していました。手元のにゃんこらを [続きを読む]
  • 花を追い33
  • back  next  top  Novels「宇都宮さんこそ、大変ですよね、うっかり普通につきあうこともできないんじゃないですか?」「まあねー、でもいい加減この年だよ? もっと若いアイドルにターゲットを移してもらいたいよ」 ふっと笑いながら、宇都宮はワインを空けた。 さらっと前髪の落ちる髪型も胡散臭くないし、おそらくジムにも通っているに違いない細マッチョな体形にしろ、工藤と変わらない身長だから190近いだろうし、と [続きを読む]
  • 花を追い32
  • back  next  top  Novels「業界人って常識通用しませんよね〜」 ぼそっと言ってしまってから、はっと気づいて、「いえ、宇都宮さんは違いますよ、ちゃんと言葉が通じるし」と慌てて訂正する。宇都宮はくくくっと笑う。「言葉が通じないか、わかるよ、それ」 その時、良太のスマホが鳴った。 電話ではない、デザイナーの佐々木の事務所にいる直子からのメールだ。 仕事やプライベートで何かと情報交換している頼もしい友達だ [続きを読む]
  • 花を追い31
  • back  next  top  Novels「だったら俺のおススメでちゃちゃっと頼んじゃっていい?」「あ、はい」 こじんまりした空間だと宇都宮のバリトンがまたさらに心地よく響く。 いったい宇都宮のような大物俳優が相談というのは何だろうと良太は頭の中でああでもないこうでもないと考えていた。 その間に、宇都宮が頼んだトマトとチーズのカプレーゼ、シーザーサラダ、グリルチキン、和牛のタリアータなどがテーブルに並べられていく [続きを読む]
  • 花を追い30
  • back  next  top  Novels ふと視線を感じて顔を上げた良太は、竹野をじっと見つめる本谷に気づいた。 うわあ、ちょっとこれ、どうしたらいいんだよ? なんでまた絡みの中心が工藤になってんだよお!? 何やらこの先、出港したばかりのこの船に、スムースな航海とは程遠いものを感じないではいられない。 それでおそらく、そうしたあれやこれやをうまく収めるべく動くのは当然、良太であろうことも。「良太ちゃん、この後ち [続きを読む]
  • 花を追い29
  • back  next  top  Novels 都内の老舗ホテルで行われた、NBCの創設六十周年記念番組「田園」の制作発表は滞りなく行われ、陰で見守っていた良太もほっと胸を撫でおろした。 工藤がいなくても、プロデューサーの挨拶はNBC側のチーフプロデューサー担当なので、何も問題はなかったはずだが、俳優陣が控室に戻っていくその後ろをアスカと一緒に歩いていた良太に、前にいた竹野紗英が「ちょっと、何で工藤さんいないのよ!」 [続きを読む]
  • 花を追い28
  • back  next  top  Novels 良太の心の声も届かず、「あ、そういや、そういうの、いたな」「この子?」「確かにものおじしない大物感があるわね」などとテーブルの後ろの男女が口々に言い始めた。 ものおじしない大物感って、すっかり業界慣れしてるってとこからか? などと突っ込みを入れている場合ではなかった。「だーかーら、違いますって! 俺はただの南沢奈々の付き添いです!」 手にしていたリュックを降ろして、良太 [続きを読む]
  • 花を追い27
  • back  next  top  Novels バレエができる女子大生というのが、オーディションの条件となっていたが、幸いにも奈々は小学校の頃からバレエをやっていたので、立ち居振る舞いや歩き方もきれいだ。「頑張って」 会場に入っていく奈々を見送ったところで、谷川から連絡が入り、やはり予防接種を受けてない型のインフルエンザなので、ちょうど奈々のオフに合わせて休むということだった。 ようやく一つため息をついて、エレベータ [続きを読む]
  • 花を追い26
  • back  next  top  Novels スタジオから出てきた奈々は良太を見つけて驚いた。「え、やっぱり! 谷川さん、何か、顔色悪いなって思ってたんだけど」 後部座席で奈々は泣きそうな声で言った。「二人とも最近ちょっとハードだったからな。休みもなかったし」「私は今日のオーディションが終われば、二日はオフなんだけど、谷川さん、ずっと私のことばっか気にかけてて、自分はあんまり寝てなかったみたいなんだよね……」「イン [続きを読む]
  • 花を追い25
  • back  next  top  Novels 当然のことながら、その奈々を送り迎えし、疲れを残さないように奈々をいたわりながら行動を共にしていたのは谷川だ。「谷川さん、具合悪いんですか?」「おう、どうも、今朝から頭熱い気がして薬適当に飲んだんだが、よくならねぇどころかかなり熱上がった気がしてな。今、奈々、CMの撮影中なんだが、六本木のMスタジオ、インフルかもしれねんで、タレントにうつすわけにいかねぇから、ほんと、す [続きを読む]
  • 花を追い24
  • back  next  top  Novels 蓋を開けてみたら、キャスティングはほとんど俺の口にした面々、もっともそれは坂口と宇都宮と工藤と良太の間でのオフレコなわけだが、にしても、幾度か行われた会議ではNBCのメインプロデューサーはまるで司会進行係、たまに若いサブプロデューサーが意見を言うのだが、坂口の、ああ、それいいやね、で終わり。 ほとんど問題もなく明日の制作発表となってしまった。 すったもんだしたのは、俺だ [続きを読む]
  • 花を追い23
  • back  next  top  Novels それでもようやく明日には工藤が帰ってくるため、知らずいじけた心も浮上して成田に迎えに行く時間を確認していた良太に当の工藤から電話が入ったのは昼を過ぎた頃だった。「俺だ。明日の制作発表、俺の代わりにお前が行ってくれ」 端的な指令はジェットコースターのように良太の心をダウンさせた。「え、でももう撮影は終わったんじゃ……」「藤田に付き合わされて今シドニーだ。二、三日したら戻る [続きを読む]
  • 花を追い22
  • back  next  top  Novels 下柳が軽く口にしていた、あちらこちらで春だな、なんて言葉が、その時、良太の脳裏に舞い戻った。「てなわけだから、良太ちゃん、よろしくね」 電話の向こうで常日頃から、軽く柔らかく、いつのまにか人を懐柔することにたけている海千山千の主が明るく言った。 良太の頭に住み込んでいた厄介ごとの一つが、とりあえず解決したことは、既に昨夜、遠征先の広島からハイテンションでかかってきた関西 [続きを読む]
  • 花を追い21
  • back  next  top  Novels しかし、坂口からまたぞろ良太に演技をやれなどという、トンデモ発言が出たのを拒否りたいばかりに、つい、頭の中に引っかかっていた本谷の名前などを出してしまったことに、今更ながらに後悔しないではなかった。 だが一方で、工藤にその印象を変えさせたという本谷和正に、何となくこの先また変わっていきそうな気配を感じたのも事実だ。 ひょっとして大化けしたりして。 右肩上がりの人気に実力 [続きを読む]
  • 花を追い20
  • back  next  top  Novels「そうだな〜、あれ、最近ちょい売れくらいの、下手でもこう何か存在感ある、みたいな子いねぇかな〜」 坂口は煙状のものを吐き出すが、蒸気だから、ニコチンやタールのような害はないし、臭いも悪くはない。 工藤もこれにしてくれたらまだいいのに、などと意識を飛ばしていた良太に、坂口がにやっと笑う。「な、な、どうせなら、良太ちゃん、やってみねぇ? ちょうど俺のイメージにピッタリなんだよ [続きを読む]