青い鳥 さん プロフィール

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青い鳥さん: 美術めがね
ハンドル名青い鳥 さん
ブログタイトル美術めがね
ブログURLhttp://artscope.blog.fc2.com/
サイト紹介文絵画、版画、写真などジャンルを問わず、首都圏で今見たい展覧会をご紹介します。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供16回 / 365日(平均0.3回/週) - 参加 2013/11/08 21:32

青い鳥 さんのブログ記事

  • 琳派 俵屋宗達から田中一光へ
  • 最初に飾られているのは、戦後日本を代表するグラフィック・デザイナー田中一光(1930〜2002)のポスター「JAPAN」(1986)。オレンジの背景に1匹の鹿。その鹿は、俵屋宗達(桃山末〜江戸初期)が描いた「平家納経」見返しの鹿図(1602)が引用されています。江戸時代の初期、京都にて、本阿弥光悦(1558〜1637)の美意識を俵屋宗達が作品化することから始まったという「琳派」。その後、18世紀の尾形光琳(1658〜1716)、19世紀 [続きを読む]
  • 生誕150年 横山大観展
  • 「東の大観、西の栖鳳」と言われるように、京都の竹内栖鳳(1864〜1942)と並んで、日本画壇を代表する画家であった横山大観(1868〜1958)。その生誕150年と没後60年を記念した回顧展が、東京国立近代美術館で開催されています。<会期:2018年4月13日(金)〜5月27日(日)> みどころのひとつは、全長約40m、日本一長い一巻ものの画巻「生々流転」(1923)の一挙公開。山間の雲から生まれた一滴のしずくが、川となり、海にそそ [続きを読む]
  • プーシキン美術館展 旅するフランス絵画
  • 神話画や宗教画の背景でしかなかった風景が、風景画として独立し、花開いていく。モスクワのプーシキン美術館が所蔵する風景画65点を通して、その軌跡をたどる展覧会が東京都美術館で開催されています。17世紀から20世紀への時間の旅、そして、近代都市パリやその郊外、光あふれる南フランスから想像の世界まで、描かれた場所をめぐる旅の両方が楽しめます。<会期:2018年4月14日(土)〜7月8日(日)> クロード・ロラン(1600代 [続きを読む]
  • ヌード 英国テート・コレクションより
  • ヌードが巷に溢れている現代と異なり、19世紀においては、神話や聖書のエピソードとして、歴史画や宗教画の中でしか描かれることはありませんでした。裸体を描くことが憚られる時代だったのです。英国テートのコレクションから、芸術家が挑み続けてきた「ヌード」をテーマに、19世紀ヴィクトリア朝から200年の軌跡をたどる展覧会が、横浜美術館で開催されています。<会期:2018年3月24日(土)〜6月24日(日)> 最初に飾られてい [続きを読む]
  • 猪熊弦一郎展 猫たち
  • “いちどに1ダースの猫を飼っていた”というほど猫を愛した画家、猪熊弦一郎(1902〜1993)。東京美術学校では、荻須高徳(1901〜1986)、小磯良平(1903〜1988)と同期で学び、35歳でパリに遊学。52歳でニューヨークに魅了されてアトリエを構え、晩年にはハワイと東京を行き来しながら、生涯にわたって制作を続けました。そんな猪熊が、油彩、水彩、素描とさまざまに描いた猫の絵を集めた展覧会が、Bunkamuraザ・ミュージアムで開 [続きを読む]
  • プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光
  • ベラスケス(1599〜1660)が宮廷画家として活躍した17世紀のスペインは、国王がかつてない規模で芸術の庇護と作品の収集を行い、絵画の栄光に満ちた黄金時代であったといいます。中でもフェリペ4世(1605〜1665)は3000点を超える絵画を収集し、歴代国王のコレクションをもとにしたプラド美術館(マドリード)の所蔵する絵画の半数近くを占めています。ベラスケス作品が7点も来日し、大型絵画約60点が並ぶ話題の展覧会が、国立西洋 [続きを読む]
  • サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法
  • レイモン・サヴィニャック(1907〜2002)は、フランスを代表するポスター作家。ユーモアにあふれた明快で簡潔な表現は、パリの街の人々に愛され、広告として強いメッセージを届けました。今は、ポスターというと写真を使用したものがほとんどですが、イラストによるポスターが全盛であった時代、パリの街に掲げられたサヴィニャックのポスターの数々を、練馬区立美術館で見ることができます。<会期:2018年2月22日(木)〜4月15日 [続きを読む]
  • 至上の印象派展 ビュールレ・コレクション
  • ドイツに生まれ、スイスに移住したエミール・ゲオルク・ビュールレ(1890〜1956)。生涯をかけて収集した個人コレクションは奇跡のコレクションといわれ、あまりにも名品ぞろい。没後は1960年より個人美術館として公開されましたが、2008年にセザンヌ(1839〜1906)の「赤いチョッキの少年」(1888-90)を含む4点が盗まれるという悲劇に。セキュリティの事情から閉館し、全コレクションが2020年に、チューリヒ美術館に移管されるこ [続きを読む]
  • ルドン 秘密の花園
  • 三菱一号館美術館が所蔵するルドン(1840〜1916)「グラン・ブーケ」(1901)は、ブルーの花瓶に色とりどりの花々があふれる、明るく壮麗なパステル画。高さは250?に及びます。もともとは、ドムシー男爵(1862〜1946)の城館の大食堂の壁面を飾る装飾画のひとつとして描かれました。「グラン・ブーケ」を含むその装飾画16点が一堂に会する展覧会が、三菱一号館美術館で開催されています。<会期:2018年2月8日(木)〜5月20日(日 [続きを読む]
  • 生誕100年 ユージン・スミス写真展
  • 両脇に木々の生い茂る1本の道。木々の洞窟を抜けたかのように、光に向かって歩く男の子と女の子。光に包まれた2人の後ろ姿が印象的な「楽園への歩み」(1946)は、ドキュメンタリー写真家、ユージン・スミス(1918〜1978)の作品です。TV番組「なんでも鑑定団」で紹介された本作品のプリントが、数百万円と鑑定されたのをご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。写真はプリントによっても価値が異なるとのことですが、スミ [続きを読む]
  • 没後40年 熊谷守一 生きるよろこび
  • 明治、大正、昭和を生きた画家、熊谷守一(1880〜1977)。関東大震災、日中戦争、太平洋戦争、東京オリンピック、大阪万国博覧会…激動の時代を生きながら、一貫して「絵を描く」ことを突き詰めた生涯でした。守一の70年以上に及ぶ画業を約200点の作品で振り返る展覧会が、東京国立近代美術館で開催されています。<会期:2017年12月1日(金)〜2018年3月21日(水)> 熊谷守一というと、シンプルな線と色面で、身近な植物や昆虫、 [続きを読む]
  • 北斎とジャポニスム
  • 19世紀後半、日本の工芸品等の文物がヨーロッパに大量に輸出され、人気を博しました。インテリアとして飾られただけでなく、西洋の芸術家に刺激を与え、新たな表現を生みだすきっかけとなったといいます。モネの「ラ・ジャポネーズ」(1876)には、うちわが飾られた壁の前に着物をまとった妻カミーユが描かれていますが、そのままのかたちで絵画に描かれただけでなく、人物のポーズや絵画の構図にも影響を与えています。中でも最も [続きを読む]
  • ピカソとシャガール 愛と平和の賛歌
  • スペイン出身のピカソ(1881〜1973)と、白ロシア(現ベラルーシ共和国)出身のシャガール(1887〜1985)は、どちらもパリを拠点に活躍したエコール・ド・パリの画家。ポーラ美術館開館15周年を記念して、二人の作品約80点を並べて展示するというユニークな展覧会が開催されています。<会期:2017年3月18日(土)〜9月24日(日)> シャガールといえば、空に浮かぶ恋人たちのモチーフが思い浮かびます。妻ベラへの愛が感じられま [続きを読む]
  • ブリューゲル「バベルの塔」展
  • かつて人類は同じ言葉を話し、一致団結して天まで届く塔を作ろうとした。神の領域を侵そうとするその野心は神の怒りに触れ、神は、人々の言葉をバラバラにして意思の疎通をできなくし、塔の建築を阻止したー。人間の思い上がりを戒めるとともに、さまざまな言語がなぜ存在するのかも示す、旧約聖書「バベルの塔」の逸話です。バベルの塔を描いた絵画は数多く存在しますが、ピーテル・ブリューゲル1世(1526/30〜69)の「バベルの塔 [続きを読む]
  • 大エルミタージュ美術館展
  • 帝政ロシアの都、サンクトペテルブルクにあるエルミタージュ美術館は、約310万点の美術品を所蔵し、絵画作品だけでも17000点に及ぶ世界有数の美術館。1764年にエカテリーナ2世が取得した317点の絵画が基礎となっており、当時、鑑賞できるのは親しい人に限られていたとか。「エルミタージュ」が、フランス語で「隠れ家」という意味であることもうなずけますね。今回、森アーツセンターギャラリーで開催されている展覧会は、特に充実 [続きを読む]
  • シンプルの正体 ディック・ブルーナのデザイン展
  • 誰もが知っている「ミッフィー(うさこちゃん)」シリーズを手がけた絵本作家、ディック・ブルーナ(1927〜2017)。オランダ・ユトレヒト生まれのブルーナは、グラフィックデザイナーとしても活躍していました。シンプルでありながら、あたたかく、ユーモアのある作品のかずかずを、松屋銀座で見ることができます。<会期:2017年4月19日(水)〜5月8日(月)> ブルーナの家は代々、出版社を経営しており、ブルーナは1951年、父親 [続きを読む]
  • シャセリオー展
  • シャセリオー(1819〜1856)とは耳慣れない画家ですが、展覧会のメインビジュアル「カバリュス嬢の肖像」(1848)には、ひとめで心惹かれる魅力があります。金髪でばら色の頬を持つふくよかな女性像とは異なり、青白くも見える透明感のある肌と澄んだ瞳、どこか憂いのある知的な印象が漂います。真珠色のドレスと水仙の髪飾りが美しさを引きたてて。カリブ海のイスパニョーラ島に生まれたシャセリオーは、11歳で新古典主義の巨匠ア [続きを読む]
  • ミュシャ展
  • 1860年、オーストリア領モラヴィア(現チェコ東部)に生まれたミュシャ(1860〜1939)は、34歳のとき、女優サラ・ベルナールの舞台「ジスモンダ」のポスターが大評判となり、時代の寵児として活躍します。私たちがミュシャときいて思い浮かべるのも、流れるような長い髪をなびかせ、花とともにほほえむ、流麗な女性のポスターなのではないでしょうか。アール・ヌーヴォーの代名詞ともなっているミュシャが、歴史画の大作を遺してい [続きを読む]
  • 花森安治の仕事 デザインする手、編集長の眼
  • 花森安治(1911〜1978)が1948年に創刊した雑誌「暮しの手帖」は、公正な記事を掲載するため、一切広告を入れずに発行されたといいます。終戦まもない時代に、工夫とアイディアによる豊かな暮しを提案。リンゴ箱から作った子ども机や、着物の仕立て方「直線裁ち」で作ったワンピースなど、工夫次第で驚くほどモダンに仕上がること、そして、それを大切に使えばよいことを教えてくれました。電化製品が普及すると、トースターやアイ [続きを読む]
  • これぞ暁斎!世界が認めたその画力
  • 伊藤若冲(1716〜1800)、曾我蕭白(1730〜1781)など江戸時代の絵師が注目されていますが、幕末から明治に活躍した河鍋暁斎(1831〜1889)の経歴はユニーク。6歳から2年ほど歌川国芳(1798〜1861)のもとで浮世絵を学び、その後、狩野派に師事して伝統的な日本画を学びます。通常は何十年もかかる修業を19歳で終え、さらにあらゆる流派を研究。仏画から戯画までさまざまな画題を、さまざまな技法で描き上げ、ひとりの絵師の作品と [続きを読む]
  • マティスとルオー展
  • 20世紀最大の宗教画家と呼ばれるルオー(1871〜1958)と、色彩の魔術師と呼ばれるマティス(1869〜1954)。それぞれに個性を際立たせるふたりの画家は、パリの国立美術学校でともに学んでいました。指導にあたったのは、聖書や神話を題材とした幻想的な作風のギュスターヴ・モロー(1826〜1898)。ふたりの個性を巧みに引き出したといいます。卒業後もマティスとルオーは、1906年からマティスが亡くなる前年の1953年まで、手紙のや [続きを読む]
  • N・S・ハルシャ展 −チャーミングな旅−
  • 力強い色彩で水玉や網目が無限に増殖する草間彌生(1929〜)の世界に対し、インド現代美術界で活躍するN・S・ハルシャ(1969〜)は、やわらかな色彩でモチーフを反復して描きます。画面いっぱいにたくさんの人を描いても、同じ人は二人といません。表情、しぐさ、衣服など全て異なる人々が、世界の縮図のように描かれます。故郷である南インドのマイスールを拠点に、人物や動物、宇宙などのモチーフをユーモラスに、またシニカルに反 [続きを読む]
  • 田沼武能肖像写真展 時代を刻んだ貌
  • 写真家田沼武能(1929〜)は、東京・浅草生まれ。小学3年の時に中国と戦争が始まり、中学2年になると軍需工場に駆り出され、教室での勉強など無きに等しかったといいます。私の青春は、戦争と敗戦の混乱で埋まっているとも。サンニュース社に入社した田沼が「藝術新潮」の嘱託として、日本画の巨匠横山大観の撮影をすることになったのは、21歳のとき。以降、フリーランスになってからも、数えきれないほどの人物写真を撮り続けてき [続きを読む]