akira さん プロフィール

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akiraさん: 民話 語り手と聞き手が紡ぎあげる世界
ハンドル名akira さん
ブログタイトル民話 語り手と聞き手が紡ぎあげる世界
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/akira2215
サイト紹介文語り手のわたしと聞き手のあなたが 一緒の時間、空間を過ごす。まさに一期一会。
自由文2010(平成22)年に民話に出会い、そこから民俗(昔の人の暮らし)に興味を持つようになりました。ここでは民話を中心に「次世代に伝えたいもの」はなにかをさぐっていきたいと思っています。
趣味、ギター、囲碁・将棋、太極拳、朗読、エッセイ。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供180回 / 365日(平均3.5回/週) - 参加 2013/11/08 22:05

akira さんのブログ記事

  • 「本屋さんで待ちあわせ」 その14 三浦 しをん  
  •  「本屋さんで待ちあわせ」 その14 三浦 しをん  大和書房 2012年 愛と観察眼が炸裂 その1 『猫座の女の生活と意見』浅生ハルミン・著 (晶文社) P-124 本書の著者は、「もし生まれ変われるものなら猫ではなく、猫の舌に毎日舐められる猫のごはんの皿になりたい」ほどの猫好きである。猫のごはんの皿! このエッセイ集では、猫やこけしや古本などについて、著者の愛と観察眼が静かに炸裂していて、読者は思わず自問 [続きを読む]
  • 「本屋さんで待ちあわせ」 その12 三浦 しをん  
  • 「本屋さんで待ちあわせ」 その12 三浦 しをん  大和書房 2012年 言語を超えた芸の天才 その2 『人生、成り行き 談志一代記』立川談志・著/吉川潮(よしかわうしお)(新潮社) P-104 前人未到の境地を、そこには至れないものにも感じ取らせてくれるひと。人間の心の謎に迫り、まったく見たことのなかった風景を垣間見させてくれるひと。その力のあるひとこそを、天才と呼ぶのだろう。 立川談志の高座を聞くと、脳髄 [続きを読む]
  • 「本屋さんで待ちあわせ」 その11 三浦 しをん
  •  「本屋さんで待ちあわせ」 その11 三浦 しをん  大和書房 2012年 言語を超えた芸の天才 その1 『人生、成り行き 談志一代記』立川談志・著/吉川潮(よしかわうしお)(新潮社) P-104 言語を駆使して、言語による認識のくびきから跳躍してみせる。この逆説を成し遂げられるひとは、ほとんど皆無だろう。落語家・立川談志は、それを実現している稀有な存在だ。 落語に対する自負と気迫、すぐれた分析能力と表現力、 [続きを読む]
  • 「本屋さんで待ちあわせ」 その10 三浦 しをん  
  •  「本屋さんで待ちあわせ」 その10 三浦 しをん  大和書房 2012年 『植民地時代の古本屋たち』沖田信悦・著(寿郎社) P-88 日本の植民地だった場所(樺太、朝鮮半島など)に、日本人の古本屋が戦前・戦中にいかなる店を出し、どのように商いしていたかを調べた、画期的な本。 著者の着眼点が、まずすごい。そして、距離も荒波もものともしない。古本屋さんたちの情熱がものすごい。本とひとの存在するところに、古本屋 [続きを読む]
  • 「本屋さんで待ちあわせ」 その9 三浦 しをん
  •  「本屋さんで待ちあわせ」 その9 三浦 しをん  大和書房 2012年 『ミッキーかしまし』西 加奈子・著(筑摩書房) P-75 泥酔!蛾と格闘!猫にかしづく!大阪の濃ゆいおっちゃんから(頼んでもないのに)モテモテ!泥酔泥酔また泥酔! テヘラン生まれの作家が繰り広げる、愉快な毎日が綴られたエッセイ。とにかく笑える。とんがってはいるが、嫌味がない。忘れちゃいけないのは、笑いの合間に細やかな抒情がひそんでい [続きを読む]
  • 「本屋さんで待ちあわせ」 その8 三浦 しをん
  •  「本屋さんで待ちあわせ」 その8 三浦 しをん  大和書房 2012年 時に抗(あらが)った作家の生 その2 P-48 ――『星新一 1001話をつくった人』最相葉月(さいしょうはづき)・著(新潮社/新潮文庫、上下巻) 著者の最相葉月は、130名以上の関係者を丹念に取材し、「鬼気迫る」と言ってもいい、作家の壮絶な姿を浮き彫りにする。星製薬の御曹司だった新一の、実業家としての苦難と挫折。SFという新しい表現を知り、 [続きを読む]
  • 「本屋さんで待ちあわせ」 その7 三浦 しをん  
  •  「本屋さんで待ちあわせ」 その7 三浦 しをん  大和書房 2012年 時に抗(あらが)った作家の生 その1 P-48 ――『星新一 1001話をつくった人』最相葉月(さいしょうはづき)・著(新潮社/新潮文庫、上下巻) なにをもって己れが生きた証(あかし)とするか。 銅像を建てる。子孫を残す。世界遺産や国宝に指定されるような建築物・芸術品を作る。手段はいろいろある。 しかし、500年も経てばと想像すると、すべて [続きを読む]
  • 「本屋さんで待ちあわせ」 その6 三浦 しをん  
  •  「本屋さんで待ちあわせ」 その6 三浦 しをん  大和書房 2012年 キュリー夫人の暖房術 その2 P-25 痛いし重い。顔面を直撃した本をなんとか払いのけようと頭を振り、そこで私はふと気づいた。痛いし重いが……、すごくあったかい! 全身になだれ落ちた本が重石(おもし)となり、いい塩梅に布団に体を密着させてくれるのだ。ふわふわした隙間がないから、体熱が逃げない。ものすごくぴったりフィットした、高性能の寝 [続きを読む]
  • 「本屋さんで待ちあわせ」 その5 三浦 しをん  
  •  「本屋さんで待ちあわせ」 その5 三浦 しをん  大和書房 2012年 キュリー夫人の暖房術 その1 P-24 子ども向けの「キュリー夫人」の伝記は、幼かった私に衝撃をもたらした。キュリー夫人の偉大さに胸打たれたのではない。 その伝記でキュリー夫人は、自分の体に椅子を載せて寝ていたのだ!貧しいなかで研究に打ち込むキュリー夫人が、寒さに耐えかねて取った苦肉の策なのだが、薄い毛布のうえに椅子を載せたからって、 [続きを読む]
  • 「本屋さんで待ちあわせ」 その4 三浦 しをん  
  •  「本屋さんで待ちあわせ」 その4 三浦 しをん  大和書房 2012年 『女工哀史』に萌える その2 P-19「女工萌え」が高じたあまり、『あゝ野麦峠』(山本茂実、角川文庫)も『日本の下層社会』(横山源之助、岩波文庫)も小学校時代に読破したというAちゃんに敬意を表し、未読だった『女工哀史』を私もさっそく購入。読んでみた。 おもしろい。たしかにこれはおもしろい!「よくこんなことを女性から聞き出せたなあ」とい [続きを読む]
  • 「本屋さんで待ちあわせ」 その3 三浦 しをん  
  •  「本屋さんで待ちあわせ」 その3 三浦 しをん  大和書房 2012年 『女工哀史』に萌える その1 P-18 友人Aちゃんと「小さいころに好きだった本」について語らっていて、度肝を抜かれた。 Aちゃんが頬を紅潮させ、「小学生のころの愛読書は、『女工哀史』でした!」 と言ったからだ。「じょじょじょ、女工哀史!?」それって小学生の女の子が読むような本かな」「いや、あれはホントにおもしろいですよ。工場での男女関 [続きを読む]
  • 「本屋さんで待ちあわせ」 その2 三浦 しをん  
  •  「本屋さんで待ちあわせ」 その2 三浦 しをん  大和書房 2012年 はじめに その2 もしかして前世は、本に棲息している虫かなんかだったのか?それとも、ひとを読書へと駆り立てることで恋や美容から遠ざけるような、悪霊に取り憑かれているのか?そうとでも考えないと、本や漫画に対するこの執着が説明つかん! 前世や悪霊が原因だとしたら、もうしょうがないですね(思考の放置)。思うぞんぶん、読書に勤(いそ)しみ [続きを読む]
  • 「本屋さんで待ちあわせ」 その1 三浦 しをん
  •  「本屋さんで待ちあわせ」 その1 三浦 しをん  大和書房 2012年 はじめに その1 1日の大半を本や漫画を読んで過ごしております。こんにちは。 いまも、この「はじめに」を書こうとして、「いや、そのまえに景気づけに本を読もう」と思い立ち、『江戸東京の地名散歩』(中江克己、ベスト新書)を手に取ったらそのまま夢中になってしまい、気づくと夜になっていた。本日の仕事が全然終わってないのに……。 というわけ [続きを読む]
  • 「カギ紛失」 マイ・エッセイ 31
  •    カギ紛失                                                 小西 章 寒くなって手袋をするようになったある日、いつものように自転車に乗って中央生涯学習センターに午前の講義を受けに行った。帰りに二荒山神社の前にあるディスカウントストアーに寄って買い物をしたら、そこで自転車のカギを失くしてしまった。 近所の自転車屋まで、後輪を持ち上げ、押して行こうと [続きを読む]
  • 「大放言」 その27 百田尚樹
  •  「大放言」 その27 百田尚樹  新潮新書 2015年 囚人さえも壊れる仕事 P-56 今にして思えば。、父は決して仕事が嫌いではなかったと思う。仕事や職場の愚痴をこぼすのは聞いたことがないし、毎朝、機嫌よく家を出ていった。母も父が転職したいと言ったのを聞いたことがないと言っていた。 父はおそらく仕事をする喜びを感じていたと思う。壊れた水道管を直すことにより、その地域に住む人々の役に立つという喜びがきっと [続きを読む]
  • 「大放言」 その26 百田尚樹
  •  「大放言」 その26 百田尚樹  新潮新書 2015年 好きなことは金を払ってするもの P-53  前略 私の亡くなった父は大正13年生まれだが、家が貧しかったため、高等小学校を卒業してすぐに働きに出た。当時の仕事がどんなものだったか聞き忘れたが、好きなことなんか仕事にできなかったのは間違いない。父は働きながら夜間中学を出たが、20歳の時に徴兵で軍隊に入った。戦後、いろいろな職を転々とし、30歳くらいのときに大 [続きを読む]
  • 「大放言」 その25 百田尚樹
  •  「大放言」 その25 百田尚樹  新潮新書 2015年 好きな仕事が見つからないバカ  好きなことをして生きられるのか P-49 これはテレビ業界に限らないらしい。大手企業でも新入社員が3年以内に離職する率は3割を超えている。中小企業ならもっと高いだろう。なぜ辞めるのかと聞くと、「もっと他にやりたいことがある」と答えるらしい。ところが、さらに突っ込んで聞くと、具体的にやりたいものがあるわけではないのだ。要す [続きを読む]
  • 「大放言」 その24 百田尚樹
  •  「大放言」 その24 百田尚樹  新潮新書 2015年 ブログで食べたものを書くバカ その2 P-46 しかし、これははたして書くべき内容なのか。料理研究家でもなく、タレントでもなく、有名人でもない、あなたの日々の食事に関心を持っている人が世の中にどれほどいるのだろうか。いったい世の中の誰があなたのデザートの中身を知りたいと思って、あなたのブログを覗くのだ?おそらく、母親でさえ興味はないだろう。 しかしそ [続きを読む]
  • 「大放言」 その23 百田尚樹
  •  「大放言」 その23 百田尚樹  新潮新書 2015年 ブロガーたちの苦悩 その1 P-45 しかしどのブログも最初からこんなものではない。ブログ開設当初の書き込みを見ると、少しはかっこいい知的なものにしようという気持ちは見える。最初の頃は、読んだ本の感想などをなかなか頑張って書いていたりもする。あるいは人生についての哲学的な考察みたいなものが書かれていたりする。  しかしたいていの人が3日もすると、書くこ [続きを読む]
  • 「大放言」 その22 百田尚樹
  •  「大放言」 その22 百田尚樹  新潮新書 2015年 ブログで食べたものを書くバカ P-44 他人に日記を見せたい日本人 その2 今はそれがSNSに取って代わった。かつてはミクシィが人気だったが、次にツイッター、フェイスブックが流行し、今はインスタグラムというのも出てきた。いずれ、また新しいSNSができるだろう。もちろんブログの人気はかつてほどではないが、今も盛んである。フェイスブックにもブログ的な機能がある [続きを読む]
  • 「大放言」 その21 百田尚樹
  •  「大放言」 その21 百田尚樹  新潮新書 2015年 ブログで食べたものを書くバカ P-43 他人に日記を見せたい日本人 その1 かつて日本ではブログが大流行した。まさに猫も杓子もといった具合だ。 2006年には驚くべきニュースが流れた。何とインターネットの世界で、ブログで最も使われている言語として日本語が英語を抜いて世界一になったのだ。60億人の世界の人口のうちわずか1億2000万人にしか使われていない言語が、世 [続きを読む]
  • 「虚勢を張る」 マイ・エッセイ 30 
  •  「虚勢を張る」    中央生涯学習センターでの午前の講座を終え、図書館で借りた本でパンパンになったバッグを自転車のカゴに入れて家に帰る途中、老眼鏡を買おうと二荒山神社の前にあるディスカウントストアへ寄った。 あやふやな記憶で二階の売り場を探してみたが見つからない。三階だったのかと、エスカレーターに乗ろうと通路を歩いているときだった。ツルッと左足の雪駄が滑って大きく後ろにのけぞった。 ふだんから太 [続きを読む]
  • 「江戸っ子はなぜこんなに遊び上手なのか」 その11 
  •  「江戸っ子はなぜこんなに遊び上手なのか」 その11 中江 克己 青春出版社 2016年 歌舞伎から生まれた流行色 その3 粋な色とされ、流行した色に「江戸茶」がある。歌舞伎18番の『助六由縁江戸桜』で、市川団十郎が侠客の助六を演じたとき、紫色の鉢巻を締めたことから、鉢巻の紫色を「江戸紫」と呼ばれるようになった。 さらに『八百屋お七』で、お七役が黄八丈の衣装を着たことから、江戸の女性に黄八丈が人気を博した [続きを読む]