よもつひらさか さん プロフィール

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よもつひらさかさん: 黄泉比良坂  〜あの世とこの世を繋ぐ道〜
ハンドル名よもつひらさか さん
ブログタイトル黄泉比良坂  〜あの世とこの世を繋ぐ道〜
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/yomo2_hirasaka/
サイト紹介文ホラー短編・グロ・怖い話・ライトノベル
自由文ほとんどが5分程度あれば、すぐに読める短編ばかりです。待ち時間などに、気軽に読んでください。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供45回 / 365日(平均0.9回/週) - 参加 2013/11/19 09:06

よもつひらさか さんのブログ記事

  • 献本届きました
  • 私事ですが、先日もお知らせした本が届きました。収録作品は「さよちゃん」と「見られている」です。これで三冊目の書籍化(ただしアンソロジー)となり嬉しいです。本人、素直に嬉しいとこうして披露してしまいますので、日本人の美徳からすれば疎ましがられるかもしれませ... [続きを読む]
  • クロカミサマの噂
  • 「ねえ、クロカミサマって知ってる?」真雪は白い息を吐きながら振り向いた。「え?何それ」美空(みそら)と真雪(まゆき)は、小中高大一貫教育のエスカレーター式の大学二年生である。ずっと同じ学校で、幼馴染、そして群を抜いて優秀なことで、二人は大学でも一目置かれ... [続きを読む]
  • おっぱい温泉
  • 「なあこれ。おっぱい温泉だって!」 「なんだよ、おっぱい温泉って。」 馬鹿な友人にとりあえず付き合ってやろうと、何気なく雑誌を覗くと本当におっぱい温泉と書いてあった。 「効能としては、おっぱいがたくさん出るようになるって書いてあるな。」 「へー、それでお... [続きを読む]
  • ステーキの代償
  • きっかけは彼女が川向のマンションに住んでいたことだ。 彼女はいつも几帳面に洗濯物を干し、遠目に見ても美しかった。 俺が彼女の姿をベランダからいつも見ていたので彼女もいつしか気づいてしまった。普通ならここで気持ち悪い人で終わりになるものだろうが、俺達は川を... [続きを読む]
  • お白さま
  • 自転車を走らせる私の背中は、スピードを出して漕ぐことによって発する熱に反してどんどん冷たくなって行く。 まさか、こんなことになるなんて、思いもしなかった。冷たく硬くどんどん私の背中にのしかかってくるそれは、かつての温もりを忘れた。「あんれ、相変わらず仲が... [続きを読む]
  • お知らせ
  • 私ごとではありますが、この度、「エブリスタ」様のご厚意により、再度拙作を紙の本に載せていただくことになりました。アンソロジーですが・・・(小声)11月29日本日、「千人怪談」竹書房様(エブリスタ編)より発売です。今回はなんと二作も載せていただけるというこ... [続きを読む]
  • 百年の恋
  • 彼女の言葉に私は一瞬戸惑いを覚えた。「一緒に逃げましょう。誰も知らない、どこか遠くへ。」戸惑いと共に、えも言われぬ喜びを感じたことも確かだ。 身分違いの恋だった。私は、彼女の家族に長年仕えて来た使用人であり、彼女のことは幼少の頃よりお世話をしてきた。そん... [続きを読む]
  • 家出人捜索
  • 「人を探しているんです。」 ある雨の日の午後、この探偵事務所に、憔悴しきった中年女性が訪れた。聞けばその失踪人は、中学生二年生の男子で、名は加藤雄太14歳。二週間前の朝に学校に行ったきり行方不明だと言うのだ。「警察には連絡されたのですか?」「ええ。でも、警... [続きを読む]
  • 旅する本
  • 今日も失意のうちに、車窓にうつる冴えない男を見つめている。その冴えない男は、誰あろう、この俺。ハローワークに通い詰めるも、なかなか良い職はなかった。そもそも、良い職とは何だろうか?遣り甲斐のある仕事?今まで一度足りとも、そんな仕事に就いたことがない。所詮... [続きを読む]
  • スマホを拾っただけなのに
  • 死にたいと思った。私は、いろんな方法を考えた。例えば大量の睡眠薬を飲む。これには、睡眠障害を訴えて医師から睡眠薬を処方してもらい手に入れなければならない。それまでに、死ぬ決心が鈍ってしまいそうで嫌だった。毎日この朝を迎えると思うと気が狂いそう。もう一つは... [続きを読む]
  • 0と1
  • いつもと同じ朝、それは突然始まった。 いつものように、目覚ましに起こされ、眠い目を擦りながら二階の自室から階段を降り、顔を洗う。台所をあけると、フワっと甘い卵焼きの匂いが漂ってくるはずだ。我が家の卵焼きは、甘みが強く、砂糖のせいか、少し焦げ目がついている... [続きを読む]
  • コインロッカーベイビー
  •  正直、誰の子供かわからなかった。 その頃の私は、複数の男性と付き合っていて、しかも普段からの生理不順もあり、妊娠に気付くのが遅すぎた。気付いた時には、まだ堕胎もできたのだが、堕胎する費用を捻出するのにも、誰に請求して良いのかもわからず、とうとう4か月とい... [続きを読む]
  • ポイ捨て禁止
  •  まさか、何気なくした自分の行動が、こんな事態を招くとは思わなかった。俺は、大雨の中、急いで車に乗り込んで、ワイパーをフル回転させ、ある場所へと向かっている。 ことの始まりは、ほんの些細なことだった。その日は、先日久しぶりに連絡があった竜二から誘われて、... [続きを読む]
  • マリッジブルー
  • 結婚式を一週間後に控えた私は、ウエディングドレスの前でため息をついている。それは、一か月前のことだった。結婚式の招待状を送っていた友人の南海からの、一本の電話。「結婚するんだって?おめでとう!」南海とは、さほど親友というほどではないが、友人の少ない私は、... [続きを読む]
  • ポチ
  •  夏休みは、実家に帰る予定ではなかった。大学に進学して、すぐに彼女ができて、昨年も一昨年も彼女と過ごしていたが、今年の夏休みになる前に振られてしまった。 元々、地元は田舎で何も無いところだからあまり好きではなかった。今まで親に何と言われようとも帰郷しなか... [続きを読む]
  • 真夜中の社畜
  • 窓の外、先ほどまでの雨風が嘘のように、月明かりがぼんやりと彼女の顔を照らしていた。台風の目に入ったのか。僕はそんな疑問を抱いて、窓の傍に寄り月を見つめた。真面目な彼女は、明日の交通機関の麻痺を見越して、こうして真っ暗なオフィスに泊まることにしたようだ。先... [続きを読む]
  • さよとカナと私
  • 田舎の車窓は、酷く緩慢に流れているように見えた。佳代子の逸る心をまるで焦らすかのように、ゆっくりと流れていく。早く、あの子に会いに行かなくちゃ。あの子が、架空の友達のさよちゃんと旅立ってしまってもう一年経った。その間、どれだけ佳代子が加奈子を探しても見つ... [続きを読む]
  • さよちゃん
  • 今、私は、窓の外の青い空と白い雲を追いかけるように飛び交う緑の中で揺れている。新幹線の中よりは、緩やかな流れではあるが、確実に色濃い夏に向かって、その電車は走り続けた。その景色は、私を郷愁に誘い、そして、小さな痛みを与える。こんな時にしか、帰郷しない自分... [続きを読む]
  • 合鍵
  • 休憩室の机の上には、無防備なピンクの可愛いバッグが口をぽっかりと開けて置いてある。俺は、その持ち主が誰なのかを知っているので、ドキドキしながらあたりを見回した。誰も居ない。俺は、恐る恐る、そのバッグの口から手を入れて、彼女の私物を出してみる。小さな手鏡、... [続きを読む]
  • ギフト
  • 「ピンポーン」設置したばかりの、インターホンが鳴った。この中古住宅に越してきて一週間。ようやく、業者にインターホンを設置してもらい、今日初めての来客である。画面を覗くと、どうやら宅配業者らしい。何か頼んだっけ?いや、そんなはずはない。だとしたら、実家から... [続きを読む]
  • 俺たちの夏
  • 夏が来た!夏は俺たちのためにあるような季節。海、花火大会、夏祭り、そして、恋!若者にとって、大いに謳歌すべき季節。ああ、それなのに。今年の俺たちの夏はバイトから始まる。先輩の言うことには逆らえねえ。先輩は俺たちにとって、恐怖の存在。逆らおうものなら、どん... [続きを読む]
  • 人魚の骨
  • 久しぶりに会ったK君は、ほぼ昔のままで、びっくりしてしまった。K君とは、実に10年ぶりくらいの再会。彼とは、バイト先の先輩と後輩という間柄だった。俺は当時、いわゆるニートというやつで、彼はまだ大学生だった。「先輩、突然呼び出してすみません。先輩に聞いてほしい... [続きを読む]
  • 赤い傘
  •  晴れの日の夕暮れに、赤い傘の女に声をかけてはない。声をかけると、魅入られて黄泉の国に連れて行かれるとか、取り憑かれるだとか噂されているが、本当のところは定かではない。 いわゆる、都市伝説というやつだ。俺は、今、オカルト記事ばかりをネットサーフィンしてい... [続きを読む]