マーキュリー2世 さん プロフィール

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マーキュリー2世さん: 心と脳の探求-心理学、神経科学の面白い研究
ハンドル名マーキュリー2世 さん
ブログタイトル心と脳の探求-心理学、神経科学の面白い研究
ブログURLhttp://neuropsychology.seesaa.net/
サイト紹介文心理学、神経科学(脳科学)などに関する面白い研究情報を掲載するブログです。
自由文「癌になりにくい統合失調症、ダウン症候群、アルツハイマー病、パーキンソン病、多発性硬化症、ハンチントン舞踏病」や「誕生日に死亡するリスクは通常より高い」など面白い研究に関する記事ばかりですよ。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供48回 / 365日(平均0.9回/週) - 参加 2013/11/21 15:06

マーキュリー2世 さんのブログ記事

  • 協力と認知は共進化可能
  • 協力と認知は共進化できるという研究があります。つまり、協力と認知(機能)はともに高めあう関係になり得るのです。dos Santos, M., & West, S. A. (2018). The coevolution of cooperation and cognition in humans. Proceedings of the Royal Society B: Biological Sciences, 285:20180723. DOI: 10.1098/rspb.20.. [続きを読む]
  • 非倫理的行動は2人の社会的絆を強める手段となる
  • 1人だけよりも、互いに社会的絆を共有していない2者による共同意思決定の方が倫理性が低い、という研究があります。論文によれば、2者での共同的な倫理違反が、相手と社会的絆を形成する手段になっているとのこと。「赤信号みんなで渡れば怖くない」といわれますが、そもそもなぜみんなで赤信号を渡る必要があるのか?その背景には、みんなとの社会的絆を形成、強化したいという願いがあるのかもしれません。Nikolova, H., Lambert [続きを読む]
  • タイピング速度が自動車事故死亡率を予測する
  • 地域住民がネット検索を行う際のコンピュータキーボードのタイピング速度が自動車事故死亡率を予測する、という研究があります。また、少なくともカリフォルニア州の5大都では、普通なら寝ているはずの時間帯でタイピングが遅くなりやすく、交通事故も多い傾向にあるとのことです。Althoff, T., Horvitz, E., & White, R. W. (2018). Psychomotor function measured via online activity predicts m.. [続きを読む]
  • 初産年齢は母親だけでなく、父親からも遺伝する
  • 女性の初産年齢は母親からだけでなく、父親からも遺伝するという研究があります。母親による遺伝効果だけだと、初めて赤ちゃんを産む年齢の遺伝率は13%と推定されますが、父親からの間接的遺伝効果を考慮すると、総遺伝率は25%に上昇します。なお、夫=父親とは限りませんが、本論文では初産の父親を夫としています。Evans, S. R., Waldvogel, D., Vasiljevic, N., & Postma, E.(2018). Heritable spouse effects .. [続きを読む]
  • 顔が大学の成績を予測する
  • 顔が大学の成績を予測する、という研究があります。もっと細かいことを書くと、顔の横幅と高さの比率が高いほど経済学商学部の学生で数学が少ない科目の成績が高いという結果が得られました。数学を使う科目では顔で成績の予測ができませんでした。Kausel, E. E., Ventura, S.,“Pacha”Vargas, M., Díaz, D., & Vicencio, F.(2018). Does facial structure predict academic performa.. [続きを読む]
  • 怒りは反すうを弱める
  • 情動制御には認知的制御が必要な方法があります。しかし、認知的制御は前頭前野からのトップダウン制御が必要で、ストレス状況では困難になるとされます。つまり、情動制御が必要なストレス状況でこそ、認知的制御が難しくなるというパラドックスがあるのです。この限界を克服する方法として、「情動による情動制御」が提案されています。情動による情動制御方略は中国哲学(中哲)や中国医学(東洋医学・中国伝統医学)に基づくもので [続きを読む]
  • たとえ不快な情動でもそれを感じたいのならハッピー
  • 伝統的な主観的ウェルビーイング研究によれば、経験する情動が快なほど幸せだとされます。一方、アリストテレスによると、経験したい情動が強いほど幸せだとされます。いったいどっちが正しいのでしょうか?それとも(文脈によっては)両方とも正しいといえるのでしょうか?今回はこの問題に取り組んだ研究をご紹介します。Tamir, M., Schwartz, S. H., Oishi, S., & Kim, M. Y. (2017). The secret to happiness: Feeli.. [続きを読む]
  • 心理学の博士論文、どこへ行く?
  • 博士論文の内容が査読付きジャーナルに掲載されることがあります。今回は心理学分野において、どれだけの博士論文が査読付きジャーナルに掲載されたか、掲載されるまでにどれだけの時間がかかったか?その被引用数は?掲載ジャーナルのインパクトは?を下位分野ごとに調べた調査を取り上げます。Evans, S. C., Amaro, C. M., Herbert, R., Blossom, J. B., & Roberts, M. C. (2018). "Are you gonna publis.. [続きを読む]
  • 共感は感情が先か?認知が先か?
  • 共感には感情的側面と認知的側面がありますが、いったいどちらが先なのでしょうか?この疑問
    に挑んだ研究を取り上げます。Israelashvili, J., & Karniol, R. (2018). Testing alternative models of dispositional empa
    thy: The Affect-to-Cognition (ACM) versus the Cognition-to-Affect (CAM) model. Personality & I.. [続きを読む]
  • 相貌失認チェックリスト&病識を持った年齢は?
  • 相貌失認の人やその重要他者、相貌失認の子供を育てる親に対する質問紙調査、面接調査で、「こういう言動等があったら相貌失認の可能性を疑うべきだ」というチェックリストを作成した研究があります。このチェックリストは専門家でなくても使え、支援機関や医療機関にかかる前に確認しておくといいでしょう(チェックリストは本記事の最後に掲載しています)。合わせて、何かがおかしいぞと気づき始めた年齢についても調査しています [続きを読む]
  • 悲しみでストレス下でも攻撃行動の抑制ができるようになる
  • ストレス下では情動制御は上手くいかないものです。これはストレスで情動制御に必要な認知制御が難しくなることが一因だと考えられます。まさに、情動制御が要求されるストレス下でこそ、トップダウン式の情動制御ができなくなるわけです。そこで、認知制御に頼らない「情動による情動制御」ができるという研究を以前、私の別のブログ『緘黙ブログー不安の心理学、脳科学的知見からー』の記事「恐怖は怒り感情の低下を抑えるが、攻 [続きを読む]