Dr.シロー さん プロフィール

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Dr.シローさん: Dr.シローの覚え書き
ハンドル名Dr.シロー さん
ブログタイトルDr.シローの覚え書き
ブログURLhttp://bunkyo-kumihan.com/kumihan_blog/
サイト紹介文ベテラン校正者が、長年の経験や日々の業務で感じたことを書き留めた組版コラム。
自由文組版と校正について書いている「文京組版」内のコンテンツです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供19回 / 365日(平均0.4回/週) - 参加 2013/12/19 19:17

Dr.シロー さんのブログ記事

  • 187. 身近にある簡体字フォント
  • 中国語(簡体字)を含む組版案件の引き合いで、組版の現場で使える簡体字フォントを確認してみました。◆モリサワパスポートの簡体字フォント・UD新ゴ 簡体字 R/M/DB/B・ヒラギノ角ゴ 簡体中文 W3/W6(Hiragino Sans GB W3/W6):中華人民共和国政府の国家標準「GB18030-2000」の認証を取得している※ピンイン文字も含まれます(2009年9月のチラシPDF)。・ARPHIC 明朝体2書体・ゴシック体3書体・HANYI 明朝体3書体・ゴシック [続きを読む]
  • 186. ペンルーペで網点を見る(AMスクリーンの網点イメージ)
  • オフセット印刷物の墨網のパーセントを見分ける話をしていて、中堅・デジタル世代の印刷営業担当と、なんだか話がかみ合わない状態になりました。AMスクリーンの網点の拡大イメージを見たことがない?ようでした。ペンルーペ(製品名:ポケット マイクロスコープ 25倍)も持っていないとのこと。製版・刷版がアナログであった時代をギリギリ経験している世代とのジェネレーションギャップです。そういえば、ペンルーペを社内でまと [続きを読む]
  • 185. テキストを取り出せない(文字化けする)PDF
  • 6〜7年前に初版の語学書のPDFで、適切にテキストを取り出せない(文字コードを取得できない、文字化けする)というものに遭遇しました。後で試してみたら、文字列の検索もできませんでした。そのPDFは、フォントが埋め込まれ、原本印刷物のフォントで表示され、プリントできるもので、画面上では文字列の選択ができるにもかかわらず、コピー&ペーストやテキスト形式での保存で文字化けするというものです。ネイティブのDTPデー [続きを読む]
  • 184.「AP-OTF」とペアカーニング
  • 組版の現場で、「Pの付いたフォントが……」という会話が聞こえてきました。マイクロソフトのMS P明朝などのPは、プロポーショナルの略だったはずです。モリサワのフォント名についているPは、「ペアカーニング」の意味のようです。“ペアカーニングとは、特定の文字の組み合わせ〈ペア〉で動作する、文字詰め機能〈カーニング〉のことです。”「AP-OTF」フォントは、既存のプロポーショナルメトリクスの情報に加えて、隣合う特定 [続きを読む]
  • 183. 2019年の祝日
  • 2018年2月1日に、国立天文台から2019年の「暦要項」が発表されました。法令で月日が定められている国民の祝日および振替休日と合わせて、具体的に月日が明記されない春分の日・秋分の日(春分点・秋分点が何日の何時何分か)等についても掲載されます。しかし、2019年はいつもの年とは違うことがあります。① 天皇誕生日の祝日がない。2020年以降については、ゆくゆく発表されるのでしょうが、いまのところは、当面12月23日は平 [続きを読む]
  • 182. Excel:外部データ接続の「セキュリティの警告」が出ないように
  • 部品メーカー様の「部品スペック表」の印刷データを、Excelで納品というオーダーがありました。InDesignからテキストを書き出し、Excelにデータを取り込んだ(インポート)後、プログラムでセルの統合や、ページをまたぐ場合の繰り返しのタイトルを削除するなど整理して、仕立てました。が、納品前のチェックでExcelファイルを開くと「!セキュリティの警告;外部データ接続が無効になっています[コンテンツの有効化]」がでてし [続きを読む]
  • 181. 文字化けの一種「とうふ」(.notdefグリフ)
  • 高校で使うドリルのInDesignデータを、Wordで組み直す案件の校正をしていて、文字化けの一種「とうふ」をいくつか見かけました。これは、WebやスマホのメールやSNSでも日常的に見るものでもあります。それらには、機種依存文字的なものも含まれているのでしょう。そういえば、むかしむかしは、エンコードがあっていない日本語Webページや、アルファベットを使わない外国語(アラビア語等)のWebページは、ブラウザですべて「とうふ [続きを読む]
  • 180. Type 1フォントが壊れる原因(ファイルサイズが“0 KB”)
  • p.A{font-size:75%;}@media(min-width:380px){p.A{font-size:90%;}}支給されたフォントファイルのサイズが「0 KB」となっていて使えないという不具合は、以前から、入稿してくる支給データではたびたび見かけるものでした。しかし、今まではなぜそれが起きるのかをきちんと説明できないでいました。先日、組版の現場から外部の印刷所へ渡した、昔からよく使われているType 1フォントがInDesignで認識できないというトラブルがあり [続きを読む]
  • 179. 文字をアウトライン化する習慣
  • rt{font-size:10px;}今でも、書籍のカバー・表紙・帯の書名・著者名・コピー文書や、学習参考書などで貼り込む図版等の支給aiデータのネームの文字がアウトライン化されていることがあります。使われるフォントが通常の明朝やゴシック等の普通に使われるフォントで作られているのにもかかわらず、文字をアウトライン化するという行為は、もはや今までの習慣のまま“なんとなく”行っている、というものも中にはあるように感じます [続きを読む]
  • 178. ローマ数字の大きい数
  • ノーベル賞のメダルの写真に刻まれた、“ローマ数字”に目が留まりましたが、読むことができませんでした。以前「21.ローマ数字のノンブル」というコラムで、50までの表記の仕方を一覧にしましたが、その時に大きい数字のM, D, Cは取り上げていませんでした。答え:1833〜1896(ノーベル氏の生誕年〜没年)M:千D:五百C:百今年、2017年は“MMXVII”。前の東京オリンピックの開催年は、“MCMLXIV”。次の東京オリンピックの開催 [続きを読む]
  • 177. 原稿どおりの字形とするためNフォントを指定
  • p.A{font-size:75%;}@media(min-width:380px){p.A{font-size:90%;}}再度、「Nフォント」の話です。出版の界隈では、まだまだ、認知度が上がっているとは言えない状況なのでしょうか(一部でのみ、当たりまえとなっている?)。書籍・雑誌のエディトリアルデザイナーの方、字形にこだわり*1がある専門書・雑誌等を編集・校正されている方には、ぜひ知っておいていただきたい事案です。*1:“正字”にする規定がある、指示をして [続きを読む]
  • 176. 付属欧文gの形は変わりました
  • 語学書の案件で、指定のとおりに組んだはずの見本組について、指定フォントと違うのでは?という問い合わせをいただきました。アルファベットのgや、pの形が違うとのことでした。組版担当に聞いてみると、組版指定では一部のフォント名が、今では使うことのない古いフォント名(CIDフォント)のものも含まれていた、とのことでした。指定された方の見ていた書体見本を取り寄せると、確かに英文字gが丸が1つの(メガネのではない) [続きを読む]
  • 175. ベタ組に見えないカタカナの並び
  • 伝統的な明朝体で、横組みのベタで組んだはずの「スペクトル」が、片仮名の「ク」と「ト」の間に“四分アキ”でも入っていて、「スペク」と「トル」に分断されているように見えてしまいました。すぐ前の「ペ」の横幅が長く、「ク」とくっついて見えることも、アキが広く見える要因になっているように感じました(この原稿を作る時に使うMS明朝でも同じように見えています)。気にしなければ(あるいは、分かっていれば)、どうと [続きを読む]
  • 174. ベンゼン環の描き方(2パターン)
  • 高校「化学」の学参もので、手書きの原稿等から、正六角形のベンゼン環かんを含む構造式を作図する仕事を一部お手伝いしました。このベンゼン環の略記には2パターンあり、出版社によって流儀が異なることをきちんと認識せず、原稿の見た目に合わせて描いてしまい、初校の戻りの訂正指示で修正を求められました。手元にある学参や専門書の印刷サンプルを見る限りでは、Aのくっつけないパターンを使っているのは、東京書籍、東京化 [続きを読む]
  • 173. Unicodeテキスト
  • 「Unicodeテキスト」という用語を見かけました。“テキストはシフトJIS”が一般的であった世代には、新鮮な響きです。いまどきのWebやDTPの現場の詳しい方々にとっては、「何をいまさら、、、、、、」な話でしょう。「Unicodeテキスト」は、Excel 2013から書き出すファイル形式の1つとしてあります(この「Unicodeテキスト」は、「UTF-16」のことのようです)。身近なところにあったこの用語を見て、やっとUnicodeのエンコード方式 [続きを読む]
  • 172. 小学生向け算数教材のルビふり
  • 小学生向け算数教材の文章にルビ(ふりがな)をふる依頼がありました。小学生用の教科書や学習参考書では、学年別の配当漢字表に基づき使う漢字が決められます。一般的な書籍では、ルビを付ける漢字の範囲は、読むことに慣れていない方が多いと思われる「常用漢字外、」等ですが、小学生用の学習参考書等では、以下のようにすることがあるようです。① ルビを付ける漢字は、主にその学年で習う漢字② 後の学年で習う予定の、まだ [続きを読む]
  • 171. 行間を広くして場面転換
  • 美術にまつわるミステリで、改頁したところで突然行間が広く、、、、、なっていて、これは何!!と、前後のページの行間がどうなっているのかを、つい見返してしまいました(組版業者には、昔みたことがある不具合のような、心臓によくない変化です)。そこは、1つの事件が終わった後の、各章のエピローグ的な場面を、組版により演出、、、、、、、しているもののようでした。ポイント表とピッチ(歯送り)表をあててみると、以下 [続きを読む]
  • 170. MO入稿、まだできますか?
  • 印刷・組版・デザインの世界に長くいるベテランの方は、MO(エム・オー)は過去に大変お世話になったメディアです。ここ7・8年は、忘れたころにときどき見かける程度のものになっているのでしょうか。今時の方々は、FD(フロッピー・ディスク)、MD(エム・ディー)という名称はなんとなく聞いたことがあるとしても、MOは見たことも、聞いたこともないというのが普通なのでしょう。かつては、印刷物や広告の入稿といえばMOが主流 [続きを読む]
  • 169. G2サンセリフ-U(旧リョービフォント)
  • rt{font-size: 13px;}改訂再版の修正で、文字がアウトライン化されたDTPデータのフォント名を調べることがあります。普段から能動的にフォントを選ぶことをしていないDTP作業者には、世の中に沢山あるデザイン書体の、どれが使われているのかを見つけるのは、簡単なことではありません。そんな時は、書体やフォントに詳しいベテランの担当者のところに相談がきます。社内にあるフォントかどうかがわからないと、データ作成元に修正 [続きを読む]
  • 132. 赤字を後ろから直す
  • ページ物のDTPの作業で、校正戻りの赤字をきっちり直すことは、集中力が必要で時間のかかる作業です。いかに、丁寧に、間違いなく正確に直していくかを考えた先人のノウハウのひとつに、「赤字を後ろから直していく」というものがあります。赤字を後ろから直していくと、赤字を直すことで文字や行の増減があっても、それが影響するのは、その直した箇所の後ろのみとなります。後ろから順番に赤字を直していくときに、次(前)の修 [続きを読む]
  • 131. 書籍でのQRコードのサイズ
  • 専門書や学習参考書の書籍に、QRコードを掲載する案件がいくつかありました。書籍のQRコードは、文章や写真では足りないものを、Web上の動画や音声で補完するためのものです。QRコードを作るツールは色々ありますが、組版・DTPではビットマップ画像・RGBになるものではなく、パス・墨単色になるものの方が、解像度やカラーモードの心配をしなくていいので便利です。組版の現場では、「バーコードROBO4」という、Adobe Illustrator [続きを読む]
  • 130. 新しいRIPと古いRIP、どちらを使うか
  • 印刷所に渡した印刷用PDF(PDF 1.3指定)で、一部の線が消えてしまうトラブルがありました(印刷前の校正で発見されました)。社内の出力の現場のRIPでテストをしてみたら、以下のような結果になりました。◆《古いRIP》「従来PS/PDF 処理」(S社) →同じように線の一部が消える◆《新しいRIP》Adobe PDF Print Engine の「最新PDF 処理」(S社、K社) →印刷用PDFと同じように出力される(消えない!)消えた線は、InDesignで [続きを読む]
  • 129. 原点はO(オー)
  • 中学数学や高校数学(大学受験用)の学習参考書の校正をしているときに、グラフの原点O(オー)であるべきところが、0(ゼロ)になっているものを時々みかけます。原点Oは、原点:origin(オリジン)の頭文字をとったものです。数学のことがよく分かっている著者の方は、校正をみる際に、フォントにより形が微妙に異なるOと0との違いには、それほど敏感でなく、たとえ0(ゼロ)となっていても、O(オー)と読んでしまうこともある [続きを読む]
  • 128. 「挙」と「拳」
  • “拳”を“挙”と直す修正指示を何回か見かけました。校正を専門の仕事としている方も見ているはずの出版物でも、こういう見落としはあるものです。見た目がすごく似ている(手書きだとなおさら)ので、間違うことの多い文字として認識しておく必要のあるセットです。パソコンを使って文字を入力するのに慣れてしまうと、だんだんとその字の細かい成り立ちに意識がいかなくなり、打ち間違えたり、手で書けなくなってしまいます。一 [続きを読む]
  • 127. 小さく見える「あ」(太ミンA101)
  • 2000年に初版が出版されたA5判の書籍をQuarkXPressからInDesignに変換する際に、本文書体“太ミンA101”の「あ」が、なんだか小さく見えてしまいました(見慣れていないだけ!?)。使用フォントは原本がCIDで、変換後はOpenTypeとしましたが、CIDでも小さく見えていたようで、フォントのフォーマットの違いではなさそうです。上下にくる文字にもよりますが、「お」や「に」や「の」等のひらがなと並ぶと、一回り小さいサイズに見え [続きを読む]