Book Surfer さん プロフィール

  •  
Book Surferさん: 教育失敗学から教育創造学へ(読書編)
ハンドル名Book Surfer さん
ブログタイトル教育失敗学から教育創造学へ(読書編)
ブログURLhttp://book-surfer.blog.jp/
サイト紹介文小学校と中学校に子どもを通わせている親です。読書から得られた発見や視点を中心に書き綴っていきます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供130回 / 365日(平均2.5回/週) - 参加 2013/12/23 09:23

Book Surfer さんのブログ記事

  • 政治の授業が日本で成立しにくい理由〜未来は始められるか?
  • 未来をはじめる: 「人と一緒にいること」の政治学 [単行本]宇野 重規東京大学出版会2018-09-27 サンデル教授本の影響からかどうかは知らないが,日本では大学の先生が(なぜか大学生にやっている普通の授業ではなく)高校生を相手に授業をして,そこでの話を本にまとめるパターンのものがいくつも出版されるようになりました。  高校はかなり偏差値の高い学校に限られ,生徒はなかなかの反応を示していますが,サンデル教授の授 [続きを読む]
  • なぜ中国人は行列に割り込むのか〜スッキリ中国論
  • スッキリ中国論 スジの日本、量の中国 [単行本(ソフトカバー)]田中 信彦日経BP社2018-10-18 かつてアメリカでは,いつの間にかテレビ,ビデオ,ゲーム機,ゲームソフト,アニメなどが「日本製」になってしまっていた,という時代があった。今は,世界の工場,中国の出番となっている。 日本人をその中国人嫌いに導いているのは,日本と中国が手を結ぶと不利になる国で,知的で戦略的な手を打ってきていると考えることができる [続きを読む]
  • 前座としての修行〜落語と現代社会
  • あなたのプレゼンに「まくら」はあるか? 落語に学ぶ仕事のヒント (星海社新書) [新書]立川 志の春講談社2014-11-26 昔は教師の中に,落語に通って「話術」を磨いた,と語っている人がいたものだが,最近はどうだろうか。「話術を磨く」という範疇であるうちは,おそらく「落語」という世界には入っていない人だったと思われる。  「まくら」で観客の反応をたしかめながら,ネタを決める,という落語家の度胸というか引き出しの [続きを読む]
  • 『バカとつき合うな』は孤独と戦うための本
  • バカとつき合うな [単行本]堀江貴文徳間書店2018-10-26 amazonのカスタマーレビューは今のところ259もある。 ほとんどが☆5個だが,1個の評価を読むのが楽しいところである。 論調(口調?)が「真面目に生きる」ことを否定しているように感じるためか,「真面目な反論」が多くて書いている方が気の毒になる。なぜこの2人を本を読んでしまったのか?と。 私にあてはまってしまう「バカ」は,24個中,15個もあった。01 バカ [続きを読む]
  • 教師が自由になるとどうなるか〜バカとつき合うな
  • バカとつき合うな [単行本]堀江貴文徳間書店2018-10-26 行動しない人間は「無」に等しい。 ということは,学校というところは,「無」を大量生産する場所という意味になる。   教員がもしルールに縛られない,ということになったら,どんな「行動」をし出すだろう。   体罰をしまくるのか,暴言を吐きまくるのか,それとも『学び合い』に逃げ込むのか。 今も相変わらず,好き勝手できる学校があるようだが,「自由」の本 [続きを読む]
  • 笑いのネタに関する注意事項
  • 僕の仕事はYou Tube 日本一のYou Tuberが明かす成功秘話&必勝法則 [Kindle版]HIKAKIN主婦と生活社2013-09-13 TVのCMや視聴率が高いバラエティー番組で登場する「痛がりネタ」を想像してみてほしい。 子どもを一番簡単に笑わせる方法の一つである。 動画制作で有名な人も,「簡単に視聴者を惹きつけることがネタ」の一つとして「激辛なものを食べて苦しむこと」を例示していた。 私自身も,大学時代に野球のリーグ [続きを読む]
  • アメリカの秘密〜アメリカ文化55のキーワード
  • アメリカ文化 55のキーワード (世界文化シリーズ) [単行本]笹田 直人ミネルヴァ書房2013-11-10 極貧から大金持ちへ・・・少なくとも,今よりよい生活へ・・・  アメリカは日本とは違う意味だが「神の国」を体現しているようなところがある。 なかなか叶わない夢ではあるのに,どうしてアメリカは他国民にも「夢」を提供できるのだろう。 なぜアメリカ的な価値観が,世界中の人々にとっても「標準」になっているのだろう。 独 [続きを読む]
  • ゴーン?仮定法過去完了?攘夷運動?
  • カルロス・ゴーン 国境、組織、すべての枠を超える生き方 (私の履歴書) [単行本]カルロス・ゴーン日本経済新聞出版社2018-03-24 どこがどうなっていたら,逮捕は避けられたのか?  まだ世界で起こっている大きな自国民(の政権支持者)優先主義の流れを傍観しているのが日本だが,いずれ,相変わらずの「攘夷運動」が沸き起こってしまう危険性を感じている。日本が売られる (幻冬舎新書) [新書]堤 未果幻冬舎2018-10-04 公営事 [続きを読む]
  • エビデンス重視の教育政策が生むモノ
  • フランス文化55のキーワード (世界文化シリーズ) [単行本]朝比奈 美知子ミネルヴァ書房2011-04-01 エビデンス,エビデンス,と何とかの一つ覚えの大合唱が始まった。 学校における儀式的行事が大切であることを示すデータ=エビデンスがなければ,いずれフランスのような学校になる。>入学式や卒業式などの儀式的な行事,制服や校歌,また生徒会活動やクラブ活動がないことである。フランスでは学校は何よりも学科を教えるとこ [続きを読む]
  • 公教育の成果をビジネスの道具にしている教員への疑問
  • ビジネスモデル2.0図鑑 [単行本]近藤 哲朗KADOKAWA2018-09-29 週刊東洋経済の記事で知ったのだが,この本は発売2週間以上前に,全文がインターネットで公開されたそうだ。発売前にすべての内容を公開してしまったのに,発売2日後には重版出来が決まったという。 2600円というのは,少し高めの価格設定だと思うが,人は「全文公開しても,その内容が優れており,1冊の本として手元に置いて起きたい,という気持ちになるような [続きを読む]
  • 統計的差別と統計への恐怖〜女性管理職は増えるか
  • 週刊東洋経済 2018年11/24号[雑誌] [雑誌]東洋経済新報社2018-11-19 統計に基づく合理的な判断が,女性に不利な結果になる「差別」も問題だが,「現状」や「過去の動向」を示す統計を見て,女性の側も思い切った行動がとれなくなる,という問題もあるだろう。 リチャード・カッツ記者が雑誌に引用したデータは,>課長以上の女性管理職は約6割が独身で,既婚者でも3人に2人は子どもがいない (旧労働省の1990年調査) 現在 [続きを読む]
  • かぶった書評〜週刊ダイヤモンド
  • 記者、ラストベルトに住む ―― トランプ王国、冷めぬ熱狂 [単行本]金成隆一朝日新聞出版2018-10-19週刊ダイヤモンド 2018年 11/24 号 [雑誌] (米中戦争 日系メーカー 危険度ランキング) [雑誌]ダイヤモンド社2018-11-19 同じ雑誌の同じ号の書評で,本がかぶるというのはちょっと珍しいことかもしれない。 ただ,評者の関心の向きや気づきには,違いがあるのは当然のことであり,「読み比べ」をする楽しさがある。  昼間匠氏は [続きを読む]
  • お金が腐る時代へ〜「未来の年表」書き換えは間に合うか
  • 2019年の論点100 (文春MOOK) [ムック]文藝春秋2018-11-07未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること (講談社現代新書) [新書]河合 雅司講談社2018-05-16  ジャーナリスト・河合雅司さんの『未来の年表2』を授業で取り上げた。 中学生の多くが「絶対に避けるべきこと」の№1に選んだのは,「民主主義の崩壊」だった。 超高齢化社会=高齢者が高齢化する時代では,投票制度を見直す必要がある。 また,小規模な自治体で議 [続きを読む]
  • 目くらましで見えなくなっていたこと〜売られる日本
  • 日本が売られる (幻冬舎新書) [新書]堤 未果幻冬舎2018-10-04 「目くらまし」を使っている人間の立場は異なっていても,日本やアメリカでは・・・あるいは他の多くの国々でも,国民が知るべき情報を流れにくくする仕掛けが功を奏しているのかもしれない。 遠くの場所の下らないニュースを嘲っているうちに,足もとで起こっている危機が見過ごされる。  与党にも野党にも都合の悪いことは,隠され続けるかもしれない。 火が付 [続きを読む]
  • パターン通りにはいかない〜対話のことば
  • 対話のことば オープンダイアローグに学ぶ問題解消のための対話の心得 [単行本(ソフトカバー)]井庭 崇丸善出版2018-07-20 パターン通りの対話で解決するような問題なら,苦労はない。  成功者たちの行動特性を示す「コンピテンシー」のモデルが定着しないのも,「パターン通り」ではうまくいかない決定的な要因があることがわかる。  個人の問題かもしれないし,関係性の問題かもしれない。  「経験則」「実践知」「セン [続きを読む]
  • 問いを磨く習慣をつける
  • 図解 マッキンゼー流入社1年目問題解決の教科書 [単行本]大嶋 祥誉SBクリエイティブ2017-09-21 「空・雨・傘」という3語で行動規範を共有できる組織は強いですね。 事実を捉え,的確にその意味を解釈し,行動を決めるといった単純で当たり前の流れです。 ただ,今は「事実」を捉えること自体が難しく,見た目でどうなっているかを解釈するのは簡単ですが,その原因になるものは多様すぎて,想像するしかない場面も多い。だから [続きを読む]
  • 集活で「孤独」「孤立」を防ぐ
  • 週刊東洋経済 2018年11/3号 [雑誌] [Kindle版]週刊東洋経済編集部東洋経済新報社2018-10-29 ソーシャルキャピタルランキングは149か国中,101位・・・。   地縁,血縁によるセーフティネットが消滅しつつある日本では,これから「孤独」「孤立」が大きな課題となっていく(すでになっている?)。 日中関係は「競争」から「協調」へ。   日本の人間関係は「会社・肩書・家庭」(3K)から,どこへ行けばよいのか。 「シュ [続きを読む]
  • そもそも「市民」を育てる気のない国で
  • #リパブリック: インターネットは民主主義になにをもたらすのか [単行本]キャス サンスティーン勁草書房2018-08-31 AIの技術によって,人々は膨大な量の情報から,自動的に関心の高い情報だけに接して生きていける世の中になった。このことに対して「便利で良い」という脳天気な反応ではなく,「市民」であるための改革案を提示する人もいる。>選ぶつもりもなかった情報に触れる機会を増やすために,「反対意見ボタン」や「セレ [続きを読む]
  • 「お客様」的発想の教育研究者の言葉
  • 授業改善8つのアクション [単行本]東洋館出版社2018-08-03 教育研究者と学校の関係は,どうしても「お客」と「従業員」のようなものになってしまう。 「従業員」は「お客様」に対して失礼な態度をとってはいけない。 「お客」の方は,「従業員」がみんな「お客様である自分を大切に扱ってくれる人」であってほしい。ちなみに「子どもたち」は,「商品」または「売りものにするための道具」扱いである。 「アクション」によって [続きを読む]
  • ホーキング氏が考えていたこと
  • ホーキング 未来を拓く101の言葉 [単行本]桝本 誠二KADOKAWA2018-07-06 21歳の春にALS(筋萎縮性側索硬化症)の診断を受け,余命2,3年という宣告を受けたホーキング氏だが,亡くなったのは今年の3月,76歳だった。>私の目標は簡単だ。それは,宇宙のすべてを理解し,なぜこのようになるのか,なぜ生まれたのかを知ることだ。 大きな目標の実現に向かって生きてきたホーキング氏の言葉の多くは,至って「普通」のものである。 [続きを読む]
  • 教育勅語復活派の人間不信
  • 逆にしたらよくわかる教育勅語 -ほんとうは危険思想なんかじゃなかった [単行本(ソフトカバー)]倉山 満ハート出版2014-10-28 「教育勅語」とは,大日本帝国憲法下での明治天皇の言葉=「勅」である。 『危ない「道徳教科書」』で寺脇研氏も述べているが,1980年代にある私立高校が教育勅語を生徒に朗読させていた件が問題になったとき,タカ派で知られた当時の文部大臣ですら,>教育勅語そのものの内容については今日でも人間 [続きを読む]
  • 実質的な国定教科書が生まれた背景がよくわかる
  • 危ない「道徳教科書」 [単行本]寺脇 研宝島社2018-09-01 すでに小学校では教科としての道徳が始まっているが,私の娘の学校では,「9月から一回も道徳はやっていない」という状況で,微笑ましい限りである。 前期の通知表には,道徳の所見が記載されていた。  「自由とは人に迷惑をかけないことが大切だということに気づいた」という,本当に自由や責任の意味がわかったのかどうかが怪しい評価だった。こんなことを「気づかせ [続きを読む]
  • ツリー型とリゾーム型〜教育課程のかたち
  • 世界の見方が変わる50の概念 [単行本]齋藤 孝草思社2017-06-23 研究大会などに出かけると,大きな目標が掲げられていて,その実現に向けての取り組みが「構造図」としてまとめられているのをよく見る。基本的に,「ツリー構造」である。物事は,整然と示されていることで,理解しやすくなる。あるものはAの仲間,別のこっちはBの仲間,などと,違いによって区別されている=「分けられていること」が,「分かりやすさ」と連動して [続きを読む]
  • 国後島で考えたこと〜地震に備えるとは
  • 北方四島・千島・樺太―地図で語る戦前・戦中・戦後 [単行本]籠瀬 良明古今書院1995-03北方四島・千島列島紀行 [単行本]NHK取材班日本放送出版協会1993-06 先週,私は国後島を訪れたのだが,ここ数年の間でも,大きく変化してきているのだろう。  子どもの数もかなり増えているらしい。古釜布(この地名は,中学校の地図帳=帝国書院にも記載がある)の学校では,小学生から高校生まで,600人以上が学んでいる。 私が上陸して [続きを読む]