Book Surfer さん プロフィール

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Book Surferさん: 教育失敗学から教育創造学へ(読書編)
ハンドル名Book Surfer さん
ブログタイトル教育失敗学から教育創造学へ(読書編)
ブログURLhttp://book-surfer.blog.jp/
サイト紹介文小学校と中学校に子どもを通わせている親です。読書から得られた発見や視点を中心に書き綴っていきます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供146回 / 365日(平均2.8回/週) - 参加 2013/12/23 09:23

Book Surfer さんのブログ記事

  • 学校が「主体的に学べ」なんていうな!〜職業としての小説家
  • 職業としての小説家 (新潮文庫) [文庫]村上 春樹新潮社2016-09-28 村上春樹の学校観は,多くの人の共感を得ることができるでしょう。  小説と同じです。大嫌いな印象をもっている人もいるでしょうが,グローバル・スタンダードの学校観といっても過言ではないでしょう。 村上春樹自身は,学校が性に合わなかったといいます。  学校が性に合っている人がものを書いて面白いと思わせることができたら,ぜひとも教師になってほ [続きを読む]
  • 論理と修辞が子どもを救う〜知の技法・出世の作法
  • 【新書版】知的人生のための考え方 わたしの人生観・歴史観 (PHP新書) [新書]渡部 昇一PHP研究所2017-06-16 紹介したのは,週刊東洋経済の佐藤優さんのコラムで引用されていた本です。  私は教師として現場に二十数年過ごしてきましたが,子どもたちは論理と修辞のバランスがとれる先生のことを好きになる,ということがよくわかってきました。 理屈っぽい教師は,嫌われます。 渡部氏の本によれば,>ローマ時代も,論理学の [続きを読む]
  • 歴史上の「胸キュン」に学ぶ〜生涯現役の人生学
  • 週刊東洋経済 2017年10/21号 [雑誌] [Kindle版]週刊東洋経済編集部東洋経済新報社2017-10-16 童門冬二さんは「同じ(歴史上の)人物を何度でも書く理由を,コラムでいくつか紹介しています。   書き手の年齢によって,見方が変わってくる,というのであれば,童門冬二さん自身の人物像がこれまでの著作に示されている,とも言えるでしょう。 行政経験も生かして,これまでも,「望ましい上司像」を書いてきていると思いますが [続きを読む]
  • コンパクトシティに賛同できない理由〜アジア辺境論
  • アジア辺境論 これが日本の生きる道 (集英社新書) [新書]内田 樹集英社2017-08-19 機動性重視の政治が弱者切り捨てに向かう,その典型の一つとして語られているのが「コンパクトシティ構想」です。 コンパクトシティがもし成功しているとしたら,その裏にあるのは何か,現地を訪れるまでもなく,はっきりしていることでしょう。 中学校の社会科の公民的分野では,「効率」と「公正」という2つの尺度を使いながら,どのような「 [続きを読む]
  • 学び直し国語の基礎〜週刊東洋経済
  • 週刊東洋経済 2017年10/7号 [雑誌](学び直し国語力 ビジネスに効く! 「書き方」「話し方」) [雑誌]東洋経済新報社2017-10-02 文章を書くこと,文書をつくることが仕事の中で重要な位置を占めている私にとって,活用すべき内容がたくさん示されている1冊だった。   私が悪文を書く癖があることに気づいたのは,研究授業の指導案や研究発表用の資料を先輩教師たちと揉んでいるときだった。原稿が真っ赤になる。そしてすぐに,悪 [続きを読む]
  • 教育と小説〜もういちど村上春樹にご用心
  • もういちど村上春樹にご用心 (文春文庫) [文庫]内田 樹文藝春秋2014-12-04 本書の中に,エルサレム賞授賞スピーチの一節が引用されています。  村上春樹ファンに限らず,多くの人が知っている部分かもしれません。>私が小説を書く目的はただ一つです。それはひとつひとつの命をすくい上げ,それに光を当てることです。物語の目的は警鐘を鳴らすことです。『システム』にサーチライトを向けることです。『システム』が私たちの [続きを読む]
  • 希望の党と絶望の党〜劇場型デモクラシーの相克
  • 劇場型デモクラシーの超克 [単行本]藤井裕久中央公論新社2013-06-24 「何のための解散か?」などと風当たりの強かった自民党に,思わぬ追い風が吹いている。  一つは北朝鮮情勢。  もう一つは某政党のドタバタ騒ぎである。 解党状態にあるかのように見える某政党の「絶望」者たちが,「希望」にすがろうとしているのだが,国民の側からすると,こういうシナリオが成立する。 次の選挙は,「リベラルを抹殺する」ためのもの [続きを読む]
  • 成長できる人とできない人の違い〜1Q84
  • 1Q84 BOOK 3 [ハードカバー]村上 春樹新潮社2010-04-16 スポーツ選手の場合は,さすがのイチローにも,体力の限界が訪れる日が来るだろう。 小説家のような仕事の場合はどうだろうか。 有名な作家の新作に対する評価を読むと,ファンの喜びやがっかり感がよく伝わってくる。  1q84の場合,私なりの感想を述べれば,このBOOK3については  B0OK3とかBO0K3が生まれていてもおかしくないと思われる。 ストーリーの流れが全く異 [続きを読む]
  • 道徳の教科書の「危険な内容」とは?
  • 私たちの道徳 小学校5・6年 [単行本]文部科学省廣済堂あかつき2014-06-27 道徳の教科書の採択が進められている。  ある教科書会社の小4の教科書には,授業中の発言でからかわれた子どもの事例が掲載されているそうだ(3月25日の日本経済新聞の記事より)。  『いじめ』の事例を教科書に掲載し,それをもとに考えさせるような授業を行うときに,怖いことは何か。 「私たちのクラスでは,もう,すでに,実行されてしまった『 [続きを読む]
  • 「入試が変われば教育が変わる」は単なる幻想か〜週刊東洋経済
  • 週刊東洋経済 2017年9/23号 [雑誌](流通新大陸の覇者 メルカリ&ZOZOTOWN) [雑誌]東洋経済新報社2017-09-19 苅谷剛彦教授によれば,「大学を出ても英語は話せないばかりか,読めるようになっていない」とのことである。大学では,英語を英語のまま理解できるように,たくさん英語を読ませることが必要だ,と主張している。   英語を読む機会がほとんどない人たちにとっては,「どうせ読む必要がないんだから・・・」という感想 [続きを読む]
  • 5次元の世界の経済学〜世界と日本の未来
  • 「歴史×経済」で読み解く世界と日本の未来 [単行本(ソフトカバー)]井沢 元彦PHP研究所2017-08-22 経済学では「人は合理的な選択ができる」ことを大前提としているらしい。  前提が間違っている学問だから,役に立たなくなってきてるのだろう。 >合理的な選択というのは,現代のような経済状況においてはもはや成り立ちようがない。モノの数や種類が膨大になってしまった現代では,選択肢の数があまりに多すぎて,合理的な [続きを読む]
  • 聞くべき人は聞かず,聞かなくてもよい人ほど聞く〜逆説の法則
  • 逆説の法則 (新潮選書) [単行本]西成 活裕新潮社2017-05-26 教師をしていると,よく経験できることである。 校長先生がなさっているこの話,今,集中して聞いている子どもには実は大事なことではなく, 聞いていない子どもが聞くべき内容なのだけど・・・。 「この子のため」によかれ,と思ってやっていることが, 実は「その子のため」には全くなっていなかった,ということが学校ではよく起こる。  より利他的であるべき [続きを読む]
  • 志望校研究の方法〜週刊ダイヤモンド
  • 週刊ダイヤモンド 2017年 9/16 号 [雑誌] (1982~2017 大学序列) [雑誌]ダイヤモンド社2017-09-11 特集・大学序列の「志望理由書作りの虎の巻」に,「大学案内」の見方・活用の仕方が紹介されているので参考になる。  まず,志望していない大学の「大学案内」で参考になるのは,日大と東大だという。  日大は,16学部87学科を擁するマンモス大学で,大学の辞書代わりになるらしい。 東大は,入学するまでに学んでおくべき [続きを読む]
  • 稲は弱い植物・人間も弱い動物〜非常時の組織論
  • 週刊東洋経済 2017年9/16号 [雑誌](学校が壊れる 学校は完全なブラック職場だ) [雑誌]東洋経済新報社2017-09-11 田植えのとき,稲は,苗代から引き抜く力加減が大事なのだそうだ。 あまり雑に抜くと根が傷みすぎて枯れてしまう一方,  丁寧すぎると弱い稲になり,田に生えている雑草にやられて実をつけなくなってしまうという。  >ある程度,根が傷つくように抜くのがコツなんだ 何のためにこの話を引用したかは,・・・。 [続きを読む]
  • 哀しき国立大学の事務方〜アジア辺境論
  • アジア辺境論 これが日本の生きる道 (集英社新書) [新書]内田 樹集英社2017-08-19 国立大学では,附属の学校でも,せっかく取ってきた外部資金は大学の金庫にしまい込まれてしまいます。 不正防止のためなのでしょうが,このせいで,買いたいものがすぐに手に入らない,というか,買えない,値段が高くなるなどの不便が続いています。 みんなに憎まれる「悪役」になってしまうのが事務方。  紹介した本では,内田樹が「督戦隊 [続きを読む]
  • 創造性を育てるのに必要な「成功体験」〜脳と創造性
  • 脳と創造性 「この私」というクオリアへ [Kindle版]茂木健一郎PHP研究所2010-06-04 寄ってたかって「できる子ども」が「できない子ども」に「答えがわかっている問い」の「答え」への近道を教えようとする場面を増やそうとしている連中がいる。   そういう場面を増やすことで,「全国学力調査の結果がよくなりますよ」と宣伝している輩がいる。 この「宣伝」は手段に過ぎないことはわかっているが,「どうしても達成しなけれ [続きを読む]
  • 国語教師の覚醒〜日本の覚醒のために
  • 日本の覚醒のために──内田樹講演集 (犀の教室) [単行本]内田樹晶文社2017-06-16 この本の中に,もう4年前の講演だが,文科省の人を内田樹がボロクソに貶した言葉が収録されている。  講演は,全国の高校の国語教育の研究会でのことで,冒頭では,入試問題によく採用してもらっていることへの謝意も表明されている。 国語教師たちが内田樹の書いた本をたくさん読んでいるということでもあろうが,おそらく大学入試の指導のた [続きを読む]
  • 遣隋使の派遣と冠位十二階の制,どっちが先?〜5W1H思考
  • シンプルに結果を出す人の 5W1H思考 [単行本]渡邉 光太郎すばる舎2017-07-20 もし新しい学習指導要領で「見方・考え方」ではなく,「5W1H」を基本に考える,というシンプルな路線ができていれば,「無理矢理」感のない,自然な「教科の特性」が浮き彫りになったのではないか。   「教科の特性が言えないんなら,その教科はなくてもいいということだ」なんていう「恫喝戦略」を通して生まれたものが,成功に至るわけがない [続きを読む]
  • 大分県立高校入試問題の「問題」について〜全国高校入試問題正解
  • 2018年受験用 全国高校入試問題正解 社会 [単行本]旺文社2017-06-21 一昨日の社会科の学習会で取り上げた話題である。   今年行われた大分県立高校入試問題を題材の一つとした。   大問3の(5)で,藤原氏と平氏の系図が資料として示され,以下の内容が問われていた。>藤原氏が政治の実権を握った方法と,のちに平清盛が政治の実権を握った方法の共通点について,(系図を参考にして)20字以上30字以内で答えなさい。  [続きを読む]
  • スケジューリングの罠〜原発の倫理学
  • 原発の倫理学 [単行本(ソフトカバー)]古賀 茂明講談社2013-11-29 どこかで聞いたことがある話が紹介されていた。 様々な組織で似たような「手口」があるかもしれない。 「怪しい話」「危ない話」にどの段階でどのような手が打てるかが問題だが,まずは, 「こういう手口だな」と気づくチャンスを持っていたい。>官僚が,自分たちに都合の良いように物事を進めるために使う手段で最も重要なのが,スケジューリングだ。スケジ [続きを読む]