Book Surfer さん プロフィール

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Book Surferさん: 教育失敗学から教育創造学へ(読書編)
ハンドル名Book Surfer さん
ブログタイトル教育失敗学から教育創造学へ(読書編)
ブログURLhttp://book-surfer.blog.jp/
サイト紹介文小学校と中学校に子どもを通わせている親です。読書から得られた発見や視点を中心に書き綴っていきます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供146回 / 365日(平均2.8回/週) - 参加 2013/12/23 09:23

Book Surfer さんのブログ記事

  • 深い学びへの恐怖心〜心をつなげる
  • 心をつなげる 相手と本当の関係を築くために大切な「共感コミュニケーション」12の方法 [単行本]アンドリュー・ニューバーグ東洋出版2014-02-25 新しい中学校道徳の教科書の見本を手にとってがっかりした。  「これでは読むだけで精一杯だ」 と感じる教師は多いだろう。 「今まで本当に苦労して揃えてきた教材が無になる」 という脱力感,喪失感に悩まされる教師が増えるはずである。 「教科書を教える必要はない」と「慰め [続きを読む]
  • 戦争と農業
  • 戦争と農業 (インターナショナル新書) [新書]藤原 辰史集英社インターナショナル2017-10-06 ちょうど第一次世界大戦の内容を学習しているので,『映像の世紀』で実物は見てもらっていますが,戦車や火薬,毒ガスと農業とのつながりを改めて考えてもらう授業はできないかと考えてみました。  >農業は,人間が生きていくためのかけがえのない産業です。そのために発達させてきたはずの技術が,しかし,実は人間を大量に殺す技術 [続きを読む]
  • 当事者意識の不足〜史上最悪の英語政策
  • 史上最悪の英語政策―ウソだらけの「4技能」看板 [単行本(ソフトカバー)]阿部公彦ひつじ書房2017-12-25 私は「話す」「聴く」を重視した英語教育を受けましたが,「話せる」ようにも「聴ける」ようにもなりませんでした。「書く」など到底無理です。入試以外で必要になる場がなかったから,というのが正しい原因でしょうが。ただ,今でも「読む」ことはできます。文法学習がほとんどない学校だったので,参考書を使っての独学で [続きを読む]
  • 外国語を学ぶと創造的思考力が育まれる
  • 日本の英語、英文学 [単行本(ソフトカバー)]外山 滋比古研究社2017-10-18 言葉の切れ味がまだまだ若々しい外山先生。 >いい加減な早期教育はたいてい失敗するのである。小学校英語のおかげで,一生,「英語ぎらい」という人間がどれくらい生まれるかを考える想像力を,日本の英語,英文学に関わる者だけでなく,知識人のすべてが共有しなくてはならない。 ただ批判するだけなら,だれでもできる。外山先生が「若い」のは,> [続きを読む]
  • 「主体的に学ぶ」という幻想を排してみれば〜中動態とは
  • 中動態の世界 意志と責任の考古学 (シリーズ ケアをひらく) [単行本]國分功一郎医学書院2017-03-27談 no.111 意志と意志の外にあるもの…中動態・ナッジ・錯覚 [ムック]國分 功一郎水曜社2018-03-01 文春オンラインに掲載されている著者の説明がとてもわかりやすかった。 もし哲学研究が明らかにしようとしている自発性,主体性といった「意志」の存在への疑義を,受け止めた上で教育政策を考えるとしたら・・・。>実際に“近代 [続きを読む]
  • PDCAだけでは進まない〜5S入門
  • わかる!使える!5S入門<基礎知識><段取り><実践活動> [単行本]古谷 誠日刊工業新聞社2018-02-17 たまたま図書館の新刊コーナーにあって,タイトルの意味を調べるためにざっとめくったところ,出版社から見てもわかるように工場の経営者のための本かな,と感じたのですが,冒頭からためになる話がたくさんあって,教員の人たちにも紹介したいと思い,取り上げました。 最初は,「PDCA」だけでは進まない,という副題が入 [続きを読む]
  • 刺身と人間の教育〜哲学で何をするのか
  • 哲学で何をするのか―文化と私の「現実」から (筑摩選書) [単行本]貫 成人筑摩書房2012-12-01 教育予算を拡大するためには何が必要だろうか。  日本は先進国に比べ,「安上がりの公教育」を長年維持してきたが,そのツケが回ってくるころには,「公教育」自体が成り立たない社会になっていることだろう。  どうしたら金持ちが自分の子だけに金をかける国ではまく,「みんなで子どもを育てる」意識を持てる国になれるだろう。 [続きを読む]
  • 教育と地域再生の失敗学〜必要なのは支援ではない
  • 地域再生の失敗学 (光文社新書) [新書]飯田 泰之光文社2016-04-19 教育改革がうまくいかないのは,「既得権益」をもっている人たちを使うからです。  たとえば自分がもっている教科・科目はもう必要ないから,それをつぶして新しい教育ができるようにする,といった「改革」らしい「改革」は起こりえません。自分やその弟子のためのポストを削るようなマネはしない。「改革」とは程遠いことをしながら「改革」と呼んでいるとこ [続きを読む]
  • 望ましい子ども・日本人像のあり方〜教職研修
  • 教職研修 2018年 05月号[雑誌] [雑誌]教育開発研究所2018-04-19 新学習指導要領に対する批判的なスタンスが伝わるコラムが2つ掲載されています。  日経新聞の和歌山論説委員兼編集委員と法政大学の児美川教授の言葉をご紹介します。>食い合わせの悪い食材を,学習指導要領というひとつの鍋に放り込んだ。そんな感じでしょうか。この融通無碍さが日本の教育行政の本質かもしれません(和歌山委員) どっちを向いているのかわ [続きを読む]
  • わが目を東門に懸けよ〜伍子胥自刃(呉越春秋・湖底の城)
  • 呉越春秋 湖底の城 第八巻 [単行本]宮城谷 昌光講談社2017-09-20 小説現代5月号の『湖底の城』(宮城谷昌光)では,とうとう伍子胥が自刃する。 後世に語り継がれる言葉(タイトル参照)に胸を打たれる。>昔,聖王あるいは名君といわれた人は,臣下が諫言をおこなわないことを怒ったが,いまの世にそれほどの君主はどこにもいない。さびしいことだな  歴史小説だが,歴史を読んでいる気がしない。教育問題・教育論 ブログラ [続きを読む]
  • 未来に残せる教育とエネルギー〜5つのD
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ [単行本(ソフトカバー)]竹内 純子日本経済新聞出版社2017-09-02 日本の社会を動かす「5つのD」という変革ドライバーは,電気事業やエネルギー政策だけでなく,ぜひ教育の分野でも活用できるものは活用していきたい。 Depopulation(人口減少) 2040年には,全国1800市区町村の半分の存続が難しくなると予想されている。 教育の世界でも,様々な市区町村の「統合」が [続きを読む]
  • 地図なしでも地理は学べる?〜世界一おもしろい地理の授業
  • 世の中のしくみが氷解する 世界一おもしろい地理の授業 [新書]鈴木 達人KADOKAWA2018-02-17 地理の本なのに,ほとんど地図が登場しない。ときどきあるのが教師が黒板に描くような略図。  受験地理がどういう仕組みで成り立っているか,地理学がどういう学問かがよくわかる。   296ページのアフリカの略図で,北回帰線らしきものに「赤道」という説明があるのは誤り。  第2版が出版されることがあれば,修正しておいてほし [続きを読む]
  • 現代に生きている戦前のポピュリズム〜週刊東洋経済
  • 週刊東洋経済 2018年4/28-5/5合併号 [雑誌](目からウロコの日本史再入門) [雑誌]東洋経済新報社2018-04-23 戦前の政党政治は,国際協調・軍縮が求められた時代における軍事費の抑制など,一定の評価をすることができる。ただ,>反対党の不正を暴き,新聞に掲載されることが相手の大きなダメージになるので,暴露合戦が熱心に行われた・・・疑獄・買収・乱闘などの政党政治の弊害は,国民に知れ渡った(筒井清忠帝京大学教授の記 [続きを読む]
  • 一人ひとりが責任を担える世界に〜Unthinking Social Science〜脱=社会科学
  • 脱=社会科学―19世紀パラダイムの限界 [単行本]I・ウォーラーステイン藤原書店1993-09 巻末のセミナー(「世界システム分析」をめぐって)の書き起こしがわかりやすい「入門」になっています。私は,ある分野での研究で語られていることが,他の世界にもあてはまってくるような,そういう「普遍的な価値」に重きをおく習慣をつけたいと思っています。 ウォーラーステインが当時の学生によく語っている言葉として挙げられている内 [続きを読む]
  • 教育と教師の哲学〜問い続ける教師
  • 問い続ける教師―教育の哲学×教師の哲学 [単行本(ソフトカバー)]多賀 一郎学事出版2017-10-18 私は社会科の教師なのですが,社会科教育以外の本を多く読むことを心がけています。自分の視野を広く持ち続けるためです。教師になったばかりのころは,理想の教育とは何かを求めて,教育に関する本を多く読んでいました。今は,そういう本を読む必然性をあまり感じないのですが,やはりバランスを保つことを意識するために,上記の [続きを読む]
  • 教師に問われる「責任感」とは?〜すべては導かれている
  • すべては導かれている: 逆境を越え、人生を拓く 五つの覚悟 [単行本]田坂 広志小学館2017-11-28>人生における問題,すべて,自分に原因がある こういう覚悟が教師に限らず,経営者にも,親にも必要なのですが,  人間は弱いので,「覚悟を持てる余裕がない」などといった言い訳をして,責任逃れ,他人事扱いします。 「悪いのは私じゃない」「あいつのせいで・・・」という考え方しかできない人は,教師には向いていません。しか [続きを読む]
  • イノベーションは「結果」にすぎない〜深く考える力
  • 深く考える力 (PHP新書) [新書]田坂 広志PHP研究所2018-02-17 イノベーション自体が「目的」になってしまっている組織はないだろうか。   「理念」よりも「戦略」を大事にしてしまっている組織はないだろうか。>我々は,「どうすれば,イノベーションを起こせる人材になれるか」「どうすればイノベーターになれるか」といったことを考えるよりも,「自分は,目の前の仕事に対して,どれほどの情熱を持っているか」をこそ,考 [続きを読む]
  • 小学校における英語教育の壊滅で目が覚める日〜TOEIC亡国論
  • TOEIC亡国論 (集英社新書) [新書]猪浦 道夫集英社2018-03-16 学校教育で必要なのは,「日常会話ができる英語力」をつけることなのかどうか。 英語で「日常会話」をする習慣は,ほとんどの小中学生にはない。 週刊東洋経済のインタビュー記事を読んだ。 >小学生に英語は差し迫って必要ではないのに,大人たちがグローバル化の強迫観念で子供に学ばせているだけ。  子どもたちもそれはわかっているから,「英語嫌い」の低年齢 [続きを読む]
  • ルースな統制とタイトな統制の絶妙のバランス〜日本の公教育
  • 日本の公教育 - 学力・コスト・民主主義 (中公新書) [新書]中澤 渉中央公論新社2018-03-20 日本と欧米の「いじめ」には,どのような違いがあるか? それはなぜか? 日本の「いじめ」は,学校という制度そのものが原因になっていることに気づいている人は,どのくらいいるだろうか。  欧米の教育事情も事例に引きながら,データや根拠を挙げてしっかりと日本の教育の特質を論じてくれている。 日本と欧米では,「緩い」部分と [続きを読む]
  • 成果を残せる校長〜クリエイティブな校長になろう
  • クリエイティブな校長になろう――新学習指導要領を実現する校長のマネジメント [単行本]平川理恵教育開発研究所2018-04-06 平川理恵さんという横浜市の民間人校長は,この4月から広島県教育長になられてしまった。   横浜市はとても貴重な人材を失ったことになる。 平川さんが残した成果はとても大きい。 別に「民間人の発想」ではなく,普通の教師でも「こうあってほしい」と願えることを,次々に実現してしまった。 も [続きを読む]
  • 警察は政治のためのサービス業ではない〜13・67
  • 13・67 [単行本]陳 浩基文藝春秋2017-09-30 帯が替ってから,また売上を伸ばしそうな1冊であるが,最初の話に出てくる一節がどうしても頭から離れない。>警察はもはや政府の犬と堕ち,偏った法の執行者として官衙の悪事を見逃す,政治のためのサービス業に成り果てた・・・。 日本で「不偏不党」の代表的なものは何だろう。  新聞は,自由に立場を設定できるので,ある程度偏っていた方が,読み甲斐がある。  テレビ局の [続きを読む]