ぽっぽ さん プロフィール

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ぽっぽさん: 消化器外科医の半生記
ハンドル名ぽっぽ さん
ブログタイトル消化器外科医の半生記
ブログURLhttp://onesurgeon.seesaa.net/
サイト紹介文本当に歯に衣着せていません. お年を召した先生方は読まないほうが無難です.
自由文一般病院で消化器外科医をやっています.
人生の半分を迎え,備忘録として自分の仕事観について書き留めておこうと思いブログを始めました.
このブログでは酔った席でも言えないようなことを綴っていきたいです.
あくまで「私の」仕事観ですので,お年を召した先生はお読みにならないほうがいいと思います.
週に2回,火曜日と金曜日に更新する予定です.
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供8回 / 365日(平均0.2回/週) - 参加 2014/01/03 00:29

ぽっぽ さんのブログ記事

  • あっという間の
  • 1年が過ぎようとしている。昨年の冬、覚悟を決めて就職した病院に、まだ居る。もちろん、100点満点ではない。悪しき風習も残ってるし頭の固い人もいる。老人はいるが、害などこのれっぽちもなくむしろ協力的だ。この先世代交代は避けられず私が就職した時期もタイミング的に悪くない。 毎日慌ただしくしてはおらずのんびり、きっちりできるので、患者を疎かにすることもない。大きな合併症も起こさず少しずつ患者も増え始めた。関 [続きを読む]
  • おわりに
  • いかがでしたか?今までの近所の評判がいかに不確実なものかおわかりいただけましたか?何を優先するかは、その人の自由ですが病気を治したくなくて病院に行く人はいないでしょう。もちろん、専門医資格を持っていない優秀な医者もいます。でも果たして自分でそのような医者をみつけることができるでしょうか?専門医名簿は、患者からも見つけやすい目印になってます。自分がかかっている医者が、医学的にも実力があるのかどうか、 [続きを読む]
  • 専門医の探しかた
  • 専門医資格を取得することが、いかに大変かわかったと思います。この資格のいいところは、5年に一度更新するのにもさまざまな条件が必要ということです。知識が古いままでは専門医を名乗らせません!という仕組みになってます。専門医というのは学会が認めるものなので、小さな学会の中には、会員全員専門医、なんていう胡散臭さ満点な学会もあるようです。そこのところは、自身でよく調べてください。いざ医者にかからなければい [続きを読む]
  • 専門医とは
  • 今回も日本消化器内視鏡学会を例にとります。学会に入会し、5年継続して会員でいると「専門医」の受験資格が得られます。専門医とは何か?これが、「学会が認めたその分野のプロ」ということになります。「じゃあ、どれだけプロなの?」日本語がおかしいですが、こういったことを説明します。消化器内視鏡専門医試験を受験するためには、会員期間だけではありません。めんどくさいのですが、まず認定内科医または総合内科専門医、 [続きを読む]
  • 学会とは
  • さて、前回の続きです。プロが選んだ医者はどこにいるのでしょうか?その分野を専門として道を極めたい人や、最先端の知識を共有し合う場として、「学会」というものがあります。眼科なら日本眼科学会、外科なら日本外科学会など専門分野ごとに分かれて細かく存在します。自分がかかりたい科の前に「日本」、後ろに「学会」を付けて検索すればなんとなく出てきますので、探してみてください。私は専門が消化器なので、ここでは日本 [続きを読む]
  • はじめに
  • みなさんに質問します。自分が診察を受けた医者が、以下のようなタイプだったらどうしますか?1.愛想がない2.ちゃんと話を聞いてくれない3.薬を出してくれない、たくさん出し過ぎる4.検査をしてくれない、検査ばっかりさせられるまず1,2が不満な人。みんながみんなそうとは言いませんが、こういう人たちには「構ってちゃん」が多いです。医者が必要な情報は、医者サイドから必ず聞いてきますので、自分から聞かれていないことをベ [続きを読む]
  • 勤務先決定
  • その病院は、規模的にはブラック病院とほぼ同じだった。前回と同じ轍を踏まぬよう、面接時に入職して間もない若手の医者と、サシで面談させて欲しい旨お願いした。病院側は快く承諾してくれた。彼の話によると…医者の年齢層は高いが、科の垣根は低くコンサルトもしやすい。年齢層が高いゆえに、医療レベルは少し落ちる。変な奴はいない。常識人が多い。たったこれだけだが、私にとっては十分な情報だった。次の病院でもダメなら、 [続きを読む]
  • 急性期病院への執着
  • 私は勉強嫌いだ。学生時代の姿勢からわかるように、非常に不真面目な、自分に甘い人間だ。そのくせ、負けず嫌いという、最低野郎だ。プライドはあまり高くないのが、せめてもの救いか。そんな私がなぜ専門医資格にこだわったかというと…1.打算2.教授の一言があったからだ。まず1。私は10年ほど前に医局を辞めた。したがって、学位(医学博士)を持っていない。今後外科医として雇ってもらうためには、何か「武器」が必要だ。そのた [続きを読む]
  • 資格による呪縛
  • クリニックへの勤務は魅力的だった。ほぼ9時5時だし、当直もない。入院患者もいない。給料も悪くない(むしろ今までよりもいい)。ただ、相当な覚悟が必要だった。覚悟とは。これまで必死こいて取得した資格が消滅することだ。専門医、認定医、指導医。全部パーだ。ほとんどの資格が、「急性期病院で診療・手術をしていない人は更新できない」仕組みになっている。更新期間は5年。これらを失った場合、再取得は絶望的になる。失う [続きを読む]
  • アルバイト生活
  • 仕事を辞めて、ぶらぶらしていた。インテリアを改装したり、ずっとできなかった大掃除をしたり・・・貯金を食いつぶして生活していたので、見る見るお金がなくなっていった。仕方ないので、車を売却して安い車に買い替えた。そして1カ月くらいしてから、アルバイトを始めた。アルバイトは気楽だった。当直にしろ、検査(内視鏡)にしろ、その日だけ診ればいいので、責任はないに等しい。時間だけはいくらでもできたので、今後の人 [続きを読む]
  • お久しぶりでございます。
  • みなさま、大変ご無沙汰しております。前回の記事が今年の2月だなんて・・・信じられません!現在はというと、大変元気に、楽しく毎日を過ごしております。この空白の8カ月、何があったか、思い出しつつ書いていきます。3月。結局、病院全体で医者10人以上が退職した。これでは急性期病院としては機能しないだろうなぁ。詳細書くとバレそうなので・・・簡単に書くと、まともな医者は全員退職、ダメ医者のみが残った形。医局派遣も [続きを読む]
  • 小学生?
  • 久しぶりに院長と話した。私が退職を表明した数日後、病院幹部と残る外科医2人との間で話し合いがもたれたそうだ。その場で、外科系副院長から外科医2人に叱責があったとのこと。「お前ら少しは仕事しろ」「仕事しないなら外科を縮小しろ」さらにその数日後・・・1人の外科医が院長に漏らしたとのこと。「毎日仕事に来るのが楽しくない・・・」そういえば、2人とも毎日暗い顔をしていたなぁ。彼ら2人と、ここ2-3週間まったく口を利 [続きを読む]
  • 患者さんからの手紙
  • この仕事をしていると、いわゆる「袖の下」をもらうことがある。もちろん、嬉しくないと言えば嘘になるが正直なところ、別にいらない。さほどお金には困っていない。私にとってなによりも嬉しいのは、手紙だ。ここで、先週届いた一通の手紙を紹介したい。この患者さんは、一昨年のブラック病院時代に手術をした。現在勤務している病院をグレー病院とし、登場する固有名詞はアルファベットにしておく。---------------------------- [続きを読む]
  • 転職活動つづき
  • エージェントが持ってきた病院は、なんと外科医が10人以上いた。他県になるが、電車だと乗り換えを入れても1時間はかからない。給料は少し下がるが、それは構わない。先週面接に行き、今週内定をもらった。落ち着かない数日間だったが、ようやくホッとできた。と思ったら、夜に一通のメールが…3週間前に相談した大学の先生だ。「俺は4月に行くけど、お前いつ来れる?」今頃になって返事が来るとは…確かにまだ契約はしておらず、 [続きを読む]
  • ★至急★
  • アンケートです。舞台は現在と仮定してください。自分には2年前から婚約者Aがいた。結婚するするといいつつ、日取りを3回延期され、一旦反故にされた。1年前に白紙になった。自分は結婚願望が強く、半年前にもう待てないことをAに伝えた。そのうち迎えに行くと言われた。でもなかなか声がかからない。諸事情により、自分にはあとがなくなった。4月には籍を入れなければならない状況にある。「このままだったらお見合いします」と3 [続きを読む]
  • 転職活動
  • 前回の記事から2週間か…「辞める」と決めてまだ2週間ちょっとしか経ってないなんて、信じられない。今回もエージェントに頼んだ。というか、それしか方法はない。こっちの医局に入る選択肢はあるっちゃあるが…昨年、今年の病院の共通点を探してみた。そして東京にいた頃の病院との違いは?また同じ轍を踏まないようにするために、何に気を付けて病院を選べばいいのか?共通点はひとつしかなかった。「外科医の人数」だ。去年は私 [続きを読む]
  • 誰か教えて
  • もう訳がわからない。前回の記事が1/12。ということは、たかだか10日の間の出来事なのか…まず、今後の外科の方針について、病院幹部と話し合いの場が持たれた。私以外の医者のやる気がゼロだということがわかった。私が変にやる気をみせたのがいけなかったのか、部長からの連絡が院内メールになった。毎日顔を合わせてるのにもかかわらず。直接話しかけてこないのだ。変わり者は、とにかくヨイショしかしない。見てて、キモくて痛 [続きを読む]
  • 近況(2)
  • 外科にも変わり者がいる。もう50間近だというのに、機嫌で態度がガラリと変わる。彼も、看護師や他科の医者にはいつも笑顔だ。それがストレスで、外科は2人退職する。となると、病院の戦力的には今年の半分になってしまうのだ。当然、医者一人当たりの負担が増加する訳だが文句を言う医者はいない。言えないのだ。今後の私の進む道は・・・1.看護部にヘイコラしてでも残る。2.大学医局に入局する。3.他の病院に移る。1はな [続きを読む]
  • 近況(1)
  • 現在の職場について。以前の職場同様、外科、内科、整形外科がメインとなっている病院だ。ここではわかりやすく、各科5人ずつの合計15人の医者がいるとする。そのうち、副院長は外科内科それぞれ1人ずついる。外科の副院長は人格者。問題は内科の副院長だ。ここの病院は、看護部の力が非常に強い。医者の言い分は聞いてもらえず、看護師の言うことだけで判断されることがある。なので、トラブルを起こさないように、ビクビクしなが [続きを読む]
  • バイト生活と二度目の国家試験
  • 日中は塾講師と日通の仕分けのバイトにした。これを3か月ほど続けたら、手元に50万円以上残った。このお金で残り3か月遊んでやろう。どうせなら、何かの免許を取ってやろうと考えた。医師免許の代わりに・・・国試に落ちた同級生の一人と一緒に、伊豆大島でダイビングの免許をとった。日通バイトで仲良くなった友人と、海外旅行にも行った。国試に落ちた同級生と、沖縄旅行にも行った。あっという間に半年が過ぎた。10月1日が来た [続きを読む]
  • 周囲の反応
  • 国家試験に落ちたとわかっても、大学病院の医者の反応は特になかった。「また来年来いよ」これだけだった。大学の同級生に言われた内容は、だいたい以下のとおり。「卒業できただけでもありがたいと思え」「お前は絶対留年すると思ってた」「でも留年はしなかったから、国試には落ちると思ってた」「お前みたいに遊んでばっかりいて医者になれるなら、みんな苦労しない」ごもっともである。反論の余地なし。医学部を卒業しても、医 [続きを読む]
  • 大学病院初勤務
  • 国家試験の発表は4月4日か5日だった。ところが、大学病院の勤務は4月1日からだった。つまり、結果が出るまでは無免許のため医療はなにもできず、勤務時間はオリエンテーションに充てられた。当時は大学医局への入局が主流の時代だった。基本的にはどこの大学でも快く入局させてもらえた。私のように地方大学を卒業しても、東大に入局することができるのだ。患者は「東大出の医者」だと勝手に勘違いするが「医局」が東大なだけで、 [続きを読む]
  • 国家試験
  • 国家試験は、各都道府県で行われるわけではない。例えば東北地方では、宮城県でしか開催されないため秋田の人も、青森の人も、宮城に出向かなければならないのだ。となると、自動的に試験地に前日入りすることになり、同級生ほぼ全員が同じホテルに宿泊することになる。全国の医学部6年生には「国家試験対策委員」が存在した。だいたい優秀な人が進んで担ってくれるので、非常に助かった。言うまでもなく、私は選出されなかった。 [続きを読む]
  • バイト生活と二度目の国家試験
  • 日中は塾講師と日通の仕分けのバイトにした。これを3か月ほど続けたら、手元に50万円以上残った。このお金で残り3か月遊んでやろう。どうせなら、何かの免許を取ってやろうと考えた。医師免許の代わりに・・・国試に落ちた同級生の一人と一緒に、伊豆大島でダイビングの免許をとった。日通バイトで仲良くなった友人と、海外旅行にも行った。国試に落ちた同級生と、沖縄旅行にも行った。あっという間に半年が過ぎた。10月1日が来た [続きを読む]