芳野達司 さん プロフィール

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芳野達司さん: 究極の娯楽「古典音楽の毒と薬」
ハンドル名芳野達司 さん
ブログタイトル究極の娯楽「古典音楽の毒と薬」
ブログURLhttp://beethoven.blog.shinobi.jp/
サイト紹介文本と音楽について格調低く語る
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供155回 / 365日(平均3.0回/週) - 参加 2014/01/04 16:11

芳野達司 さんのブログ記事

  • マイナルディ、ゼッキ、ベートーヴェン"3番"
  • マイナルディのチェロ、ゼッキのピアノによるベートーヴェンのチェロ・ソナタ3番を聴きました(1956年、ハノーファー,ベートーヴェンザールでの録音)。これは、気に入りました。冒頭から魅せられます。なんというなめらかさ。この曲をこんなに優しく、愛しいペットのひよこを持ち上げるかのように扱うチェリストを、寡聞にして知りません。もうここで勝負あったという感じ。この曲は、ベートーヴェンの中期の典型との印象があり [続きを読む]
  • ガヴァッツェーニ、ヴェルディ、"仮面舞踏会"
  • ガヴァッツェーニ指揮ミラノ・スカラ座、他の演奏で、ヴェルディの「仮面舞踏会」を聴きました(1960年、ミラノ・スカラ座での録音)。歌手、合唱、オーケストラのバランスがとてもいい演奏だと感じました。このオペラにはあまり馴染みがないのですが、数年前にショルティ盤(ニルソン、シミオナート、ベルゴンティなど凄いメンツ)を聴いて「ずいぶんと賑やかな曲だなあ」との印象を持ちました。このディスクを聴いて、ますますそ [続きを読む]
  • フランチェスカッティ、バッハ、"ヴァイオリン協奏曲2番"
  • フランチェスカッティのヴァイオリン、バウムガルトナー指揮ルツェルン祝祭弦楽合奏団の演奏で、バッハのヴァイオリン協奏曲2番を聴きました(1971年7月、ルツェルンでの録音)。フランチェスカッティによるバッハのコンチェルトが存在するとは、寡聞にして知りませんでした。なので、先週に高田の馬場のディスク・ユニオンで見かけて迷わず入手。この曲はシェリングとグリュミオーのヴァイオリンで愛聴しています。前者の厚みと風 [続きを読む]
  • "オペラのひととき"、遠藤紗千、松岡幸太、河野真有美
  • 「オペラのひととき」に足を運びました(2018年5月12日、百人町、スタジオ・ヴィルトゥオージにて)。遠藤紗千(ソプラノ)松岡幸太(テノール)河野真有美(ピアノ)ソプラノの遠藤さんは、風邪をこじらせて歌を歌えない、というハプニングがありました。でも、それを残りのふたりは、彼女の不在を補って余りあるパフォーマンスをしました。当初のプログラムは、「愛の妙薬」、「仮面舞踏会」、「蝶々夫人」から、それぞれアリア [続きを読む]
  • シューリヒト、ブルックナー、"7番"
  • シューリヒト指揮ハーグ・フィルの演奏で、ブルックナーの交響曲7番を聴きました(1964年9月、デン・ハーグでの録音)。なぜか7番をむしょうに聴きたくなり、ディスク・ユニオン神保町店に足を運んで入手した1枚。シューリヒトのは聴いたことがなかったし、彼の8番や9番はなかなかよかったので迷いなし。果たして、これは素晴らしい。比較的速めのテンポで進んでいきますが、せかせかした感じは微塵もない。大河のようにたっぷりと [続きを読む]
  • スコット、ヴォットー、"トラヴィアータ"
  • アントニーノ・ヴォットー指揮ミラノ・スカラ座、他の演奏で、ヴェルディの「トラヴィアータ」を聴きました(1962年7月、ミラノ・スカラ座での録音)。スコットのヴィオレッタがとても華やか。声そのものにコクと艶があるし、いくぶん線が細いところはこの役柄に合っているようで好み。「花から花へ」のラストは慣例通り、高音をおしみなく披露していて気持ちがいい。ヴィオレッタのひとつの模範的な歌だと言えるかもしれません。 [続きを読む]
  • 藤原歌劇団、ロッシーニ、"チェネレントラ"
  • 藤原歌劇団によるロッシーニ「チェネレントラ」公演に足を運びました(2018年4月28日、新百合ヶ丘、テアトロ・ジーリオ・ショウワにて)。この劇場に来るのは初めて。馬蹄型の意匠と容量は日比谷の日生劇場に似ているけど、こちらのほうがずっと新しい。変な言い方だけど、まだ手垢がついていない感じ。実際に聴くと、残響は適度にあるし、歌手・ピットのオケともども満遍なく届いていた感じ。舞台の奥行きもなかなか深い。二階や [続きを読む]
  • アラウ、ベートーヴェン、"テンペスト"
  • アラウのピアノで、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ17番「テンペスト」を聴きました(1965年5月、アムステルダム、コンセルトヘボウでの録音)。ベートーヴェンのピアノ・ソナタは、ここ何年か後期の作品ばかりに気を取られていて、中期の曲をいささか低くみていました(←不遜もここまでくると我ながら愉快)。で、久しぶりに「テンペスト」を聴きました。いや、もう素晴らしい。格別です。この曲の良さを再認識できたのは、 [続きを読む]
  • 河野真有美、"Rainbow Concert"
  • 第21回「Rainbow Concert」に足を運びました(2018年4月22日、彩の国さいたま芸術劇場音楽ホールにて)。「音楽サークルレインボー」の発表会、今回はメンバー29名が出演しました。友達の河野真有美さんが、スクリャービンの「ソナタ3番」をひっさげるというので駆けつけた次第。手の不調をおしての出演とのこと。この曲は、1898年頃に書かれた作品。全4楽章を通して非常にロマンティックでありつつ、後年の「神秘主義」の足音を感 [続きを読む]
  • 江東オペラ、ジョルダーノ、"アンドレア・シェニエ"
  • タイトル・ロールは熱演だとは思いましたが、ヴィブラートが多くかかった歌唱があまり好みではありませんでした。しかも時々声が裏返っていた。不調だったのかもしれません。それとは対照的に、ジェラールはよかった。ずっしりと落ち着いた声と佇まいは厚く、劇全体をしっかり支える役割をも果たしていたように感じました。マッダレーナは極めて安定していた。彼女は高音の伸びのよさが特長なのですが、ここでも惜しみなく披露して [続きを読む]
  • ブロドスキー四重奏団、ショスタコーヴィチ、"2番"
  • ブロドスキー四重奏団の演奏で、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲2番を聴きました(1988年、ベルリン、テルデック・スタジオでの録音)。ショスタコーヴィッチの交響曲は、音の多さがなんとも虚無的な感じを受けるので苦手。ベルリオーズやマーラーとはなにか違う印象があります。一時期は、ショスタコーヴィッチしか演奏しないアマチュアの精鋭集団「オーケストラ・ダスビダーニャ」のコンサートに通ったものですが、最近諦めま [続きを読む]
  • 新国立劇場、カリニャーニ、"アイーダ"
  • 新国立劇場によるヴェルディ「アイーダ」公演に足を運びました(2018年4月8日、初台、新国立劇場にて)。カリニャーニさんの指揮は、昨年の同じ新国での「オテロ」以来。歌手たちとの呼吸の合わせ方の妙味と、はっきりとメリハリのついた音楽作りに唸りましたが、それは今回も同様。自然なテンポは、うららかな気持ちで身を委ねることができました。東京フィルも好調。輝かしい金管にドスの効いた打楽器、そしてなんといっても弦楽 [続きを読む]
  • アバド、ヴェルディ、"アイーダ"
  • リッチャレッリのタイトル・ロール、アバド指揮ミラノ・スカラ座、他の演奏で、ヴェルディの「アイーダ」を再び聴きました(1981年、ミラノ、スカラ座での録音)。これを聴くのは、高校生のときに図書館で借りたレコードで以来。じつに懐かしい。このオペラは、往々にしてアイーダよりもアムネリスの存在感が目立つことが多いように思いますが、この録音ではリッチャレッリの可憐な歌が光っています。オブラスツォワとは違うタイプ [続きを読む]
  • 薮田翔一、歌曲の世界、"かささぎの"
  • 作曲家・薮田翔一さんによる「かささぎの」コンサートに足を運びました(2018年3月30日、赤坂グローバル・サロンにて)。彼の歌を聴いて、たんに「美しい」と片付けてはならない何かを感じました。それは、甘いメロディーを駆使して聴き手に媚びることがないところだったり、少々とっつきづらいところであったり、むやみに斬新さを強調していない点であったり。クラシック音楽には1度だけ聴いて面白さがわかるものもあれば、そうで [続きを読む]
  • 準・メルクル、音楽大学フェスティバル・オーケストラ
  • 準・メルクル指揮 音楽大学フェスティバル・オーケストラの演奏会に足を運びました(2018年3月24日、東京芸術劇場にて)。演奏家のレヴェルは高く、技術的にとても安定していました。とりわけ、シューマン4楽章におけるフルート・ソロ、春祭でのファゴット、トランペット、ホルンには舌を巻きました。ファゴットの女の子は天才なのではないかしら。そして、全体を通して弦楽セクション。きめ細やかでしっとりとした潤いのある音色 [続きを読む]
  • ミケランジェリ、初期録音集
  • ミケランジェリの初期録音集を聴きました(1939-42年、ミラノ、ジェノヴァでの録音)。このCDには、リストやヴィヴァルディのコンチェルト、グリーグやグラナドスなどが収録されており、後年のミケランジェリのレパートリーとは一風変わっていて、それが魅力のひとつです。とはいえ、コンチェルトは他のグリーグや「皇帝」を含めて抜粋。まずは多くの曲をといったCD制作者の意気込みよろしく、小品が聴きごたえありました。抒情小 [続きを読む]