芳野達司 さん プロフィール

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芳野達司さん: 究極の娯楽「古典音楽の毒と薬」
ハンドル名芳野達司 さん
ブログタイトル究極の娯楽「古典音楽の毒と薬」
ブログURLhttp://beethoven.blog.shinobi.jp/
サイト紹介文本と音楽について格調低く語る
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供122回 / 365日(平均2.3回/週) - 参加 2014/01/04 16:11

芳野達司 さんのブログ記事

  • 日生劇場、モーツァルト、"コジ・ファン・トゥッテ"
  • ニッセイ名作シリーズによる、モーツァルトの「コジ・ファン・トゥッテ」公演に足を運びました(2018年11月11日、日比谷、日生劇場にて)。まず演出が風変わりでした。フィオルディリージとドラベッラがAI(アンドロイド)という設定であり、衣装も舞台もSFの世界。それに加えてプロジェクション・マッピングを多用しており、視覚的に強い刺激のあるものでした。何年か前に「ポケモン」のテレビが問題になったけど、あれよりずっと [続きを読む]
  • 河野真有美、プッチーニ、"蝶々夫人"
  • 河野真有美さんのコレペティトールによる、プッチーニの「蝶々夫人」ハイライト公演に足を運びました(2018年11月10日、原宿、ジャルダン・ド・ルセーヌにて)。ディナー・コンサートは初めて。最初に飲み物、前菜、メインが配られ、お腹を満たしたあとに開演しました。ピンカートンは、軽やかで透き通った声がとても素敵、軽薄な雰囲気もじわりと出ていました。欲を言うならば、もう少し奥行きのある歌声ならばさらによかったかと [続きを読む]
  • シュツットガルト・バレエ団、"オネーギン"
  • シュツットガルト・バレエ団のチャイコフスキー「オネーギン」の公演に足を運びました(2018年11月4日、東京文化会館にて)。「エフゲニ・オネーギン」は昨年に新宿区民オペラの制作で視聴。チャイコフスキーならではの甘い旋律が充満した、魅力のあるオペラでした。それに対しこの「オネーギン」は、踊りやすいように恣意的に音楽を変えています。原作のオペラのなかの曲をシャッフルしたり、チャイコフスキーの他のピアノ曲など [続きを読む]
  • バーンスタイン、ウイーン国立歌劇場、"ばらの騎士"
  • チェーホフ(神西清訳)の「ワーニャ伯父さん」を読みました。「こんな天気に首をくくったら、さぞいいだろうなあ。……」ワーニャは大学教授の書生みたいなことをしていたのだけど、教授の才能に見切りをつけ、厭世的になり、周囲をドタバタに巻き込んでいく。彼は自分勝手でワガママだけど、働くことを愛している。チェーホフの作品をいくつか読んで気づいたキーワードは「労働」。それは主に、女性の口から発せられ [続きを読む]
  • グルベローヴァ、日本で最後の公演
  • エディッタ・グルベローヴァのコンサートに足を運びました(2018年10月28日、サントリーホールにて)。グルベローヴァの出番は以下の通り。その他、オーケストラがオペラの序曲を中心に5曲を演奏しました。シュトラウスⅡ世 「春の声」ロッシーニ 「セヴィリアの理髪師」より、ロジーナのアリア「今の歌声は・・・」ヴェルディ 「トラヴィアータ」より、「不思議だわ・・・花から花へ」サン=サーンス 「パリュサティス」より、「ナ [続きを読む]
  • かもめ、ケンプ、シューマン "フモレスケ"
  • チェーホフ(神西清訳)の「かもめ」を読みました。「おれはついぞ、自分の意志をもった例しがないのだ。・・・気の抜けた、しんのない、いつも従順な男・・・一体これで女にもてるものだろうか?」不勉強だから、この作品を軽やかな喜劇だと思っていました。紐解いてみると、登場人物はみな煮え切らないし、陰惨な雰囲気すらある。衝撃的なラストを読んで、ようやく悲劇だと確信した始末。作家の若者と女優との恋愛を軸に話は進み [続きを読む]
  • ブダペスト四重奏団、ベートーヴェン、13番
  • ブダペスト弦楽四重奏団の演奏で、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲13番を聴きました(1961年5月、ニューヨークでの録音)。ブダペストによる新しいほうのベートーヴェン全集、1番からゆるゆると聴き進め、ようやく後期にたどり着きました。後期の曲はどれも素晴らしいのですが、最近の気分は15,13,14。13番は「大フーガ」と差し替えられた楽章がたまらなく好きなのだけど、演奏によっては割愛されることがある。今日はCDの収録順に、 [続きを読む]
  • 新国立劇場、モーツァルト、"魔笛"
  • 新国立歌劇場の制作、ローラント・ベーア指揮 東京フィル・他の演奏で、モーツァルトの「魔笛」公演に足を運びました(2018年10月14日、新国立劇場にて)。演出はプロジェクション・マッピングをふんだんに取り入れたもの。壁一面に光陰が織りなす絵は、大きさもあって演技者よりも目を引き付けられました。それは、夜の女王の2回目のアリアのときに効果を発揮しました。それはまるで彼女に後光が差したようで、神秘的でありつつ華 [続きを読む]
  • フリッチャイ、モーツァルト、"魔笛"
  • フリッチャイ指揮RIAS交響楽団・他の演奏で、モーツァルトの「魔笛」を再び聴きました(1954年6月の録音)。このボックスは12年前に購入したもので、モーツァルトの4大オペラが収録されています。当時SNSで紹介したところ、千円台という価格もあり、ブログ仲間に喜ばれた記憶があります。演奏は、とても堅実で造形がしっかりしていると感じます。それはフリッチャイのリードの確かさによるものでしょう。しなやかでコクのあるオー [続きを読む]
  • 井上道義、読売日響、マーラー、"一千人の交響曲"
  • 井上道義指揮、読売日本交響楽団・他の演奏による、マーラーの交響曲第8番『千人の交響曲』公演に足を運びました(2018年10月3日、東京芸術劇場大ホールにて)。オーケストラは第1ヴァイオリンが6プルト、コントラバスが8名と、この曲にしてはさほど大きな編成ではありませんでした。3年ほど前に聴いたハーディングのときより少し小ぶり。でも、たくさんの音が出ていた。ときには大合唱をかき消すくらいに。ただ、第1部においては [続きを読む]
  • ド・ビリー、ウイーン放送交響楽団、"一千人の交響曲"
  • ド・ビリー指揮ウイーン放送交響楽団・他の演奏で、マーラーの交響曲8番を聴きました(2010年3月27日、ウィーン、コンツェルトハウス・大ホールでのライヴ録音)。ビリーの演奏は、先月の二期会でプッチーニの「三部作」を聴いたり、あるいはCDでモーツァルトのダ・ポンテ・オペラをたびたび取り出すものの、交響曲はベートーヴェンのいくつかしか聴いていなかったような。だから、彼が「これまでの私の交響曲は、すべてこの曲の序 [続きを読む]
  • マゼール、ミラノ・スカラ座、プッチーニ "マノン・レスコー"
  • マゼール指揮ミラノ・スカラ座・他による演奏で、プッチーニの「マノン・レスコー」を再び聴きました(1992年2月、ミラノでの録音)。この物語を一言で言えば、女が男と駆け落ちしようとしているところを捕らえられ、アメリカに売り飛ばされて絶望して死んでしまう、といった話。歌手はそれぞれ持ち味を出しているように感じます。エドモンドは学生なだけに軽薄調、デ・グリューは勢いはいいがヤサ男風。レスコーは力強く頼り甲斐 [続きを読む]
  • 森麻季、ソプラノ・リサイタル
  • 森麻季さんのソプラノ、山岸茂人さんのピアノによるリサイタルに足を運びました(2018年9月16日、東京オペラ・シティ・タケミツ・メモリアル・ホールにて)。当代きっての人気歌手をこれまで聴いたことがなかった。正直言って過大な期待はしなかったのですが、じつに素晴らしかった。曲が始まる前に、森さんが歌詞を詠んでくれたのも嬉しかった。演目は、前半はイタリア歌曲、後半はドイツ、フランスものを中心に組み立てられてい [続きを読む]
  • アシュケナージ、ショルティ、ベートーヴェン"4番"
  • アシュケナージのピアノ、ショルティ指揮シカゴ交響楽団による演奏で、ベートーヴェンのピアノ協奏曲4番を聴きました(1972年5月、シカゴ、クランナート・センターでの録音)。このコンビによるベートーヴェンのコンチェルトを、1,3,4と聴き進めてきました。どれも持ち味を発揮した演奏だと感じます。アシュケナージのピアノは柔らかく、かつコシがあり煌びやか。ショルティのオーケストラは筋肉質でありつつ、隅々まで気を配った [続きを読む]
  • 二期会公演、ビリー指揮、プッチーニ、"三部作"
  • ベルトラン・ド・ビリー指揮 東京フィル・他の演奏、二期会によるプッチーニの「三部作」公演に足を運びました(2018年9月9日、新国立劇場にて)。陰惨な不倫劇である「外套」、過去の不実を悔いるために修道院に入った女の悲劇を描いた「修道女アンジェリカ」、「ジャンニ・スキッキ」は相続をめぐるドタバタ喜劇。暗いトーンの2作とスキッキとを休憩で隔てたことで、プッチーニが書いた音世界の多彩さを一層感じることができまし [続きを読む]
  • 豊島区オペラソリストの会、ヴェルディ、"トロヴァトーレ"
  • 豊島区オペラソリストの会主催による、ヴェルディの「トロヴァトーレ」公演に足を運びました(2018年9月2日、南大塚ホールにて)。稽古ピアニストを務めた河野真有美さんのご案内によるものです。公演は2日間に渡り3公演行われますが、昨年同じ場所で「カルメン」のタイトル・ロールを妖艶に演じた里まりさんがアズチェーナを歌う2日目昼の部にしました。このオペラは1953年にローマで初演された、ヴェルディ中期の傑作とされてい [続きを読む]
  • 新宿区民オペラ、ヴェルディ、"ナブッコ"
  • 新宿区民オペラの制作による、ヴェルディの「ナブッコ」公演に足を運びました(2018年9月1日、新宿文化センター大ホールにて)。稽古ピアニストを務めた河野真有美さんのご案内によるものです。公演は2日間行われますが、テノールの松岡さんがイズマエーレを歌う1日目にしました。彼の歌を今年5月に、やはり河野さんのピアノで聴く機会があり、感銘を受けたからです。このオペラはヴェルディ3作目のもの。中後期の「ドン・カルロ」 [続きを読む]
  • ケンプ、シューマン、"謝肉祭"
  • ウィルヘルム・ケンプのピアノで、シューマンの「謝肉祭」を聴きました(1971年3月、ハノーファー、ベートーヴェン・ザールでの録音)。ケンプを最初に聴いたのは、40年近く前のことで、確かステレオのベートーヴェンの協奏曲。切れ味に乏しいと感じ、あまりいい印象を受けませんでした。少しあとに聴いたベートーヴェンのソナタもそう。そんなことがあり、しばらく彼から遠ざかっていましたが、数年前にたまたまモノラル録音のベ [続きを読む]