ちぃ。 さん プロフィール

  •  
ちぃ。さん: 僕らの軌跡
ハンドル名ちぃ。 さん
ブログタイトル僕らの軌跡
ブログURLhttp://gilgil22.blog.fc2.com/
サイト紹介文ユノとチャンミン、ふたりを主役とするホミン小説。R18有り?ぼちぼちまったり亀更新です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供14回 / 365日(平均0.3回/週) - 参加 2014/01/09 06:48

ちぃ。 さんのブログ記事

  • 全ての恋は 12
  • 君が荷物を持たずに出てきたのは見ればわかる。手ぶらだし、サンダル履きだしね。しかし、なぜ僕の手を引いて戻る必要がある?「危なかったね。間に合って良かった。」ご褒美を待っている大型犬みたいな笑顔に、僕はありがとうと言うべきなのか。キムさんとは普通に会話していただけだ。それともこれはあれか?ゲイの嫉妬というやつか?むしろ客観的に見て危ないのは盗撮ストーカーのユノさんの方だと思うが。「ありがとうございます [続きを読む]
  • 全ての恋は 11
  • ラウンジのソファで、しばし呆けていた。ため息ひとつ、ため息ふたつ。真鯛のポワレ…確かに誘うようなことを書いた。でも、彼を誘おうとしたわけではないし、いくらなんでも今日というのは無い。食材が揃わないし、ついさっき同じものを食べたばかりなのだ。作るなら、せめて他のものにしてもらいたい。…って、それもオカシイだろ!はあ〜 今日はため息が出過ぎだ。座して待つ気分でもなく、とりあえず退出することにした。「お [続きを読む]
  • 全ての恋は 9
  • 基礎から料理を習いたいと、以前から思ってはいた。そうは言っても、気恥ずかしさから実行には移せずにいたけれど。たまたま目にした折込チラシで、男性向け料理教室が隣のビルで4月から月イチで開講されることを知り、その条件の良さとタイミングから悩んだ末に申し込んだ。自分を納得させた名目は、第四次産業革命に負けない為の自分磨きだ。初回ということもあり時間に余裕を持って来店した僕の目を引いたのは、隣のフィットネ [続きを読む]
  • 全ての恋は 8
  • 「飲み物を買ってきますから、ここで待っていてもらえますか?」彼についていった先は、ビルの裏手にある公園とも呼べないほどの小さな憩いスペースだった。不等辺三角形の敷地には低木の植え込みと満開に膨らんだ桜、木製ベンチ。グレーがかった水色の空は、もうすぐやってくる夕暮れに最後の抵抗をしているようだった。ベンチの背もたれにも座面にも薄桃色の花弁がひらひら舞い落ちていた。指先で小さな花弁を摘まみ座面の端に桜の [続きを読む]
  • 全ての恋は 7
  • 尾行されているのは、直ぐにわかった。見知らぬ女性に待ち伏せされたり、家までついて来られたりの経験が過去に何度かあり、窓ガラスや鏡で不審者がいないか確認する習慣が身についていたからかもしれない。しかし、こんなギャグ漫画のような尾行はされたことが無い。物陰から物陰へ、斜めにスタタタタと走り、一旦身を潜める。そしてチラリ僕を見る。長身の彼を隠す物陰などそうは無いというのに…冗談でやっているんだろうか。男 [続きを読む]
  • 全ての恋は 6
  • 彼が入っていったのは、お洒落なキッチン雑貨を扱う店だった。こんな店このモールにあったか?あまりにも自分とは不釣り合いな店に、偶然を装おって入るのも躊躇われ、彼が出てくるのを隠れて見守ることにした。あくまでもさりげなく、けれど見失うことのないように。彼は何が面白いのか、用途がわからない小さなマシーンを興味深そうに見ている。…どこから見ても普通に男だよな。もしかして俺より背が高かったりする?…それはち [続きを読む]
  • 全ての恋は 5 更新しています。
  • おはようございます。昨夜アップしました 全ての恋は5話が、3話に続きましてブログ村の新着に反映されておりません。理由がわからないだけに、このようなことが今後もおきる可能性はあり、その都度お知らせすべきか迷うところです。(;д; )今日のところはお知らせまで。それでは皆様良い1日を! [続きを読む]
  • 全ての恋は 4
  • 職場のフィットネスクラブと系列のカルチャースクールを結ぶ大通路に、両会員と職員が撮影した写真を飾る企画が、4月半ばからスタートすることになった。「ユノヒョンはどんな感じの写真出します? 社員はひとり最低5枚は出せって、さっきオレ店長に言われたんだけど。テーマ春っすよね。これ、昨日の休みに撮ったやつなんだけどどうすか?」ふーん、どれどれ、俺は3枚って聞いてるけどな。店長保険かけたな。後輩のスマホを覗きこ [続きを読む]
  • 全ての恋は 10
  • メンズクッキングスクールには、そういうお約束があるのかと思うほど…皆、僕と同様にひとり参加で、それが先ずほっとした。入り口で配布された紙には、講師の自己紹介、そして今日の料理の作業手順が書いてある。印刷されたQRコードにアクセスすれば、ネットでも見れるらしい。4月の献立は、新じゃがのポタージュ、真鯛のポワレに付け合わせ野菜、ブール。真鯛は既に切り身になっていたし、パンは発酵を済ませ成形までなされてい [続きを読む]
  • 全ての恋は 2
  • 「ねぇ、ねぇ、」……ハッ!いかん、思考にワープしていた…「はい、何でしょう?」ベルトに伸ばしかけた手をさりげなく戻し、近すぎる距離を是正する為に一歩を引きながら、初対面の相手にはこう接すべきという見本のような丁寧さと親切さで応える。「あのさ、写真撮ってもらいたいんだけど…なんかこの空いいじゃん? で、キミ?の写真もすごく良かったから!こう全体に空が写るみたいにして、でさ、この辺に俺を入れて…」写真を撮っ [続きを読む]
  • 全ての恋は 1
  • 恋の始まりは晴れたり曇ったりの4月のようだ。なんて言葉が思い浮かんだのは、移動性高気圧がもたらす春特有の周期変化を今まさに実感しているからであり、恋の予感に身も心も浮かれているから…などという理由では断じてない。ついさっき、スクールの申込みをする為にこのビルを訪れた時には、麗らかな春の日差しだったのだ。折り畳みの傘は持っているが…使うとなるとその後の処理に手がかかる。早く、雨が降り出す前に、家に帰 [続きを読む]
  • 全ての恋は 5
  • 「お先に失礼します!」シャワールームで汗を流した後、退社の挨拶をするために事務所に顔を出すと、パソコンの前で腕を組んでいた店長が眼鏡をはずし、こっちへ来いと片手をヒラヒラさせた。「どうだ?キッズテコンドーのクラスは?」「武道の基本は礼儀ですから。そこからみっちり教えてますよ。」小学生の子どもというのを久しぶりに見たが、真っ直ぐに向かってくる瞳が純真で、かなりやりがいを感じている。「おいおい…ここは [続きを読む]
  • 再開のお知らせ。
  • 前作を書き終えてから1年ほどお休みしておりました。ホミンを愛する皆様、元気でお過ごしでしょうか。私の生活にも少しばかりの変化がありました。歳月は優しくもあり、残酷でもあり。←うっ、痛い(泣)ホミン小説書きなどもういい加減やめようという気持ちと、まだ書いていたいという未練がたまに有り、実際は、ほぼ日常に埋没する日々でした。なのにまた、ここ最近の出演ラッシュからあらぬ妄想が溢れ出て。最初から最後まで形に [続きを読む]
  • ご近所物語 29
  • 「チャンミーン 珈琲淹れようか?」一晩寝ても腰は痛いし股関節はギシギシするけれど、奮起してモゾモゾと起き上がった。自宅で淹れる道具が揃っているなら、僕も教わりたくて。「生まれたての小鹿みたい…」・・・・・盛りのついた生き物に言われたくはないです。道具がいいのか、豆がいいのか、基本に忠実な僕がいいのか、きっと全部だと思うけど、初めて淹れた珈琲は満足のいく出来だった。「いい香り。」珈琲もだけど、家のキ [続きを読む]
  • 全ての恋は 3
  • 「あれ?先生、今日はお弁当じゃないんですか?」皆が出払った隙に出かけようとしたのに、まだ一人居残っていた助手の杉田さんに見つかった。昼休みに外出することくらい見られてもどうということはないが、単にそれに伴う会話が面倒なのだ。彼女の方も僕の性格をわかってか、それ以上は訊いてこない。「うん、まあ…」これで通じる。楽だ。だが、取り立てて面白くもない。うちの夫にも見習わせたいとか何とかの呟きを素通りしてスタッ [続きを読む]
  • ご近所物語 23
  • 待ち合わせの時間と場所の連絡が来た。20時に《Café Cojica》 ユノさんの家の近くだし…有り得る選択だと思う。なんとなく気が進まなかったけれど、ノーと言うほどの理由は無くて。約束の10分前に家を出た。このまま店の外で待っていようかな。駅の方から来る人波にユノさんを探したけれど、彼が先に着いている可能性もあるわけで。それをするならもっと早い時間から待たなければならなかったことに今更ながら気がついた。 ソー [続きを読む]
  • ご近所物語 22
  • 帰り際、玄関のドアノブに手をかけ「次は金曜日ね。」と言ったら、「了解です!」予測してましたよというようにチャンミンは笑った。土曜は チャンミンの誕生日だから。せっかくの日曜、夜までまったりしたかったけど、まだ覚えることがいっぱいで。エスプレッソの抽出だとかミルクのスチーム…チャンミンの誕生日にラテアート習得を間に合わせるには時間が足りない。「はあ?シムさんの顔なんて無理です!披露するのたしか17日で [続きを読む]
  • ご近所物語 21
  • 「ぁあ…ユノさ…いい…」眉をしかめながら喘ぐチャンミンは壮絶にエロくて。予感通り長くは保たなかった。それでも深く充たされた。したいことは山ほどあるが、俺たちはまだ始まったばかり。それに…思い出すだけでヤバイ…チャンミンが…初々しくて…「腹減りました。ケーキ食べたいです。」シャワーを浴びて服を着たらいつものチャンミンだった。パンイチで余韻に浸る俺とは大違い。「うん。この間のキャンドルもお願い!」しか [続きを読む]
  • ご近所物語 20
  • 下半身の衣類を奪われたチャンミンは、咄嗟にトップスの裾を下に引っ張った。大事なものを隠しながら羞恥に頬を染め、俺を睨みつけるチャンミンのなんという可愛さ!そしてエロさ!はあ…チャンミナ…もったいないから教えてあげないけどね、大事なものはひとつじゃないんだよ。可愛いいモノたちが見えてるし…ヤッバ、すっげー来る…早く肌を重ねたい、その一心で全ての服を脱ぎ、チャンミンの上に覆い被さった。首に吸い付き鎖骨 [続きを読む]
  • ご近所物語 19
  • 「もうっ…無理っ…」キスの合間に体勢を変えようとして 逃げられた。チャンミンは這ったまま部屋の隅へ移動して三角座り。膝の間に顔を埋めてしまった。「嫌だった?」多少強引でも合意の上だと思っていた。本気で嫌だと言うならショックだけど、これ以上進むわけには行かない。チャンミンは踞ったままイエスもノーも無く。ちゃんと向き合って欲しいのに…その反応の無さに焦れた。「俺、帰った方がいいかな?」顔を伏せたままコ [続きを読む]
  • ご近所物語 18
  • 「美味かった〜。」チャンミンと鍋を囲む状況自体が嬉しくて。勧められるままにおかわりをして食べ過ぎた。それでも鍋の中の大半は、ビールと共にチャンミンの胃袋に消えたけどね。「洗い物しちゃうのでユノさんは休んでてください。」「は〜い。」お言葉に甘えてクッションを枕に床に転がった。「ケーキ、すぐに食べれます?」「しばらく無理〜。腹いっぱ〜い。」「りょうか〜い。」あと何時間かは無理なんだ。だって明日は俺たち [続きを読む]
  • ご近所物語 17
  • 次の週末も会いたいと言ったら、鉄板焼の礼に鍋をご馳走してくれるという。鍋!いいよな〜♪初の手料理!そして家にあげてもらえることが確実 v(^o^)v『ユノさん、お口アーンして。』『アーン…』『美味しい?』『美味しいよ。』『もっと食べて。』ドキ…からの……『チャンミンも口開けて…』『…アーン』『もっと開けて…』『…あ…や…ング…』…なんて……夜が待ち遠しくてたまらない。本当は毎晩でも会いたかったけれど、残業 [続きを読む]
  • ご近所物語 16
  • 《ユノside》初恋が実るってどのくらいの確率だと思う?俺はそんなこと 考えたこともなかった。あれが初恋だったと 気がついた時には終わっていたから…おとなしい性格なのか人見知りなのか、喋りかけたら一歩後ろに下がるような子だったけれど、ふとした時に見せる笑顔は抜群に可愛かった。その笑顔見たさにどれだけ頑張ったことか。いつも菓子を持ち歩いたり、面白いことを言ってみたり…自分で言うのもなんだけど、俺は一途な性 [続きを読む]
  • ご近所物語 15
  • 0時ちょうどに部屋の照明を落とし手拍子と共にHappy birthday to you を口ずさんだ。シャンパンと苺、炎が揺れるキャンドルを トレーに載せてユノさんの前に。「おめでとう!ユノさん。」約束が昨日の夜と決まってから考えていた。この時間まで一緒にいるかどうかは賭けだったけど、そんな賭けならハズレたっていい。「…チャンミン…」ふふ…ユノさん 固まって動けないでいる。サプライズは成功したみたいだ。その効果に満足し、 [続きを読む]