宮澤 さん プロフィール

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宮澤さん: 信州読書会
ハンドル名宮澤 さん
ブログタイトル信州読書会
ブログURLhttps://ameblo.jp/123oncloudnine/
サイト紹介文長野市で毎週読書会を開催しています。
自由文長野市で毎週読書会を開催しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供57回 / 365日(平均1.1回/週) - 参加 2014/01/26 19:17

宮澤 さんのブログ記事

  • 自由と責任はセットなのか?
  • 2012年の自民党の改憲草案に (国民の責務)第十二条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力により、保持されなければならない。国民は、これを濫用してはならず、自由及び権利には責任及び義務が伴うことを自覚し、常に公益及び公の秩序に反してはならない。 とあります。 現行の日本国憲法の原文は、 第十二条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければな [続きを読む]
  • 友のなかに、自分の最善の敵を持たなければならない
  • 前々回の記事  『自分の記憶の中にのみ、友だち関係は残るんだ』  前回の記事 『「純粋ごっこ」の時期を除けば、この世はぜんぶひとりひとり』 の続きです。 ニーチェの『ツァラトゥストラはこう言った 上』 岩波文庫に『友』という章があります。 ツァラトゥストラはこう言った 上 (岩波文庫 青 639-2) Amazon 引用して解説します。 (引用はじめ)  われわれは友を愛するが、しばしばそれが友への嫉妬を飛び越えるた [続きを読む]
  • 「純粋ごっこ」の時期を除けば、この世はぜんぶひとりひとり
  • 悪人正機 (新潮文庫) Amazon 前回の記事  『自分の記憶の中にのみ、友だち関係は残るんだ』 の続きです。 (引用はじめ) (吉本隆明さんの発言)  でも本当の友だちっていうか、親友っていうか、それができる可能性がある時期が人生には一ヵ所だけあると思うんです。  青春期に入りかけた時期です。  (中略) 「純粋ごっこ」の時期を除けば、この世はぜんぶひとりひとり  で、この青春期の入りかけの時期については太 [続きを読む]
  •  『自分の記憶の中にのみ、友だち関係は残るんだ』
  • 悪人正機 (新潮文庫) Amazon (引用はじめ)  『自分の記憶の中にのみ、友だち関係は残るんだ』  小学校の時に、ものすごく仲の良い友だちがいたんです。学校の成績がいいとは言わないけれども、性格もよくて、スポーツもできて、人に対して気配りもできてってヤツデね。本当に仲が良かった。  当時小学生は、卒業したら、一般的にはなんらかの職に突いていたんです。どこかの工場とか、川向うの築地の魚河岸とかさ。結局、 [続きを読む]
  • 人間の死とは何か? 中期人工中絶について
  • 12週目から22週未満の人工中絶は、中期中絶と呼ばれ、死産届が必要だそうです。 死産届を出すと、埋葬許可証が発行され、胎児の火葬などの手続きが可能になるそうです。 12週から22週未満の胎児というのは、法律上は人間ではないということです。 この胎児は、独力で体外で生きられないので、法律上は、 人間ではなく、「生命をもった何か」であったという事になります。 22週以降の中絶は、堕胎罪になります。 『(22週以降の) [続きを読む]
  • カワウソ大将とアビシニアン
  • いつものようにカワウソ大将が食後の昼寝を楽しんでいると、 いつの間にか、そばに、アビシニアンが座っている。 まるで、昔からの知り合いのように、くつろいでいて 毛づくろいさえはじめた。 目を覚ましたカワウソ大将に、「起こしちゃったかしら?」 と猫なで声をかけた。「ごめんなさいね」 そこの声の響きは、落ちついていてツヤのある声だった。 日曜の午後にFMラジオから流れてくる 低音のハスキーボイスの女性のナレー [続きを読む]
  • 頭の中で詰将棋をやると、頭が割れそうになる
  • 藤井聡太四段の通っていた将棋教室では、 指導者が詰将棋を読み上げて、頭の中で解かせるという訓練を 小学生に課していたそうだ。 子どもは、読み上げられた駒の配置を、復唱して、盤面をイメージして 頭の中で、駒を動かして、詰むまでの過程をイメージする。 この訓練が、藤井四段を鍛え上げたそうだ。 ビートたけしさんも映画の脚本を、飛行機の中で練り上げるという。 大体二時間くらいで、頭の中で完成するそうである。 [続きを読む]
  • カワウソ大将と最後のニホンカワウソ
  • (写真は、カワウソ) ある小さな池のほとりに、カワウソが住んでいました。 漁が上手なので、魚やドジョウ、サワガニをたくさん捕まえて食べます。 たくさん食べると、昼寝の時間です。 食べ残った魚やドジョウ、サワガニは石の上に並べてあります。 このカワウソはやさしいカワウソなので、 仲間のカワウソに余った魚やドジョウ、サワガニを ただで分けてやります。 そんな、気前のいいカワウソでした。 仲間たちは、このカ [続きを読む]
  • 独学する能力 そして、理想を、現実社会で表現し、表象する意志
  • 丸山眞男 人生の対話 (文春新書) Amazon (引用はじめ) 「ぼくはねえ、教師のもっとも重要な仕事のひとつは『学校を出てからも、独学でいろんなことを学ぶ習慣を、教え子に身に付けさせることだ』と思っているんです。独習能力の付与--だな」         『丸山眞男 人生の対話』 中野雄 文春新書 P.36 (引用おわり)  独学というのは、『決まった範囲を、参考書片手にさらっていく』という資格勉強みたいなもののこ [続きを読む]
  • メルマガを毎日発行すると売上が上がるね
  •   信州読書会ではメルマガをやってます。いま、250人登録あります。メルマガはじめたのは4年くらい前なのですが、週一回送るくらいでした。  メルマガを毎日発行すると売上が上がるというのは、メルマガで成功した人が言っていることなのだけれど、私は、それ程メルマガの効果を信じていなかったので、YouTubeで音声を上げるのを日課にしていました。  メルマガ送るにも、メルマガ読者がいないとお話にならないので、YouTubeで [続きを読む]
  • 自分の性格上の欠点をどうするのか?
  •    自分の持っている性格というのは、簡単には変えられない。  私の場合は、短気だったり、諦めが早かったり、我慢がきかかったり、自分でもよくないなあと思う性格上の欠点を抱えている。これを矯正しようとすると、かなりのエネルギーを費やすのと、欲求不満が貯まるので、からだに悪いのではないかと思って、それだったら、性格上の欠点を自分に対して許して生きていったほうがいいのじゃないかと思う。  それでも、人と話 [続きを読む]
  • 樽の中の聖人
  •     彼が、樽の中にすむギリシアの聖人をまねて、彼も自ら、樽の中に入ったのは、3.11のあった憂鬱なの春だった。ある日、老舗の味噌店の裏手にあったみそ樽がなくなった。ドラム缶ほどの大きなみそ樽であった。同じ日の大いなる正午には、彼は、その樽の中から、顔だけは出して、街のあちこちに現れた。神出鬼没であった。そして、1年が過ぎた。顔は吹きさらしなので、風雪と夏の日差しのおかげで、黒曜石のようであった。髪も [続きを読む]
  • 哲学的な問い 「妻と子どもを殺し火を放ちたること」
  •  昨日、ひさびさにブックオフに行ったので、ちくま学芸文庫から出ている日本人の学者の書いた倫理学とカント哲学の解説書を買いました。  学生時代に、よく新書の「〜〜入門」的な哲学入門書を買って読んでいたのですが、今は、読む力がついたというか、自分の直面している問題を整理するために哲学書を読んでいるので、「〜〜入門」というような本は、読まなくなりました。  しかし、今回あえて、哲学の解説書を買ったのは、自 [続きを読む]
  • 泉鏡花『夜叉ケ池』感想
  • 夜叉ヶ池・天守物語 (岩波文庫) Amazon 民俗学者 柳田国男の『山の人生』を読んでいると、山男やら蛇にさらわれて、そこ子どもを身ごもる女の話が出てくる。菖蒲やよもぎをいれると、蛇の子が堕胎できるという話があり、これは民間伝承として、各地に伝わるようだ。私も菖蒲湯に入ったことがある。 で、龍神伝説的なものに興味が湧いて、ネットで検索していたら、泉鏡花は、まさしく、民間伝承を幻想文学に仕立てて、作品を書い [続きを読む]
  • 中島敦『李陵』読書会のもよう(2017 9 7)
  • 2017.9.7に行った中島敦『李陵』読書会のもようです。メルマガ読者さんから頂いた感想文です。私も書きました。「李陵には、天命を知ることが与えられていない」 古代中国において、天命は王朝の正統性(legitimacy=レジティマシー)の根拠である。天は、己に代わって、地上を統治するものを探している。天命は下り、前漢第七代皇帝の武帝が誕生した。彼が天の代理人となって、漢は帝国の最盛期を迎えた。いかに、武帝が気まぐれ [続きを読む]
  • トルストイ『人はなんで生きるか』読書会のもよう(2017 9 1)
  • 2017.9.1に行ったトルストイ『人はなんで生きるか』読書会のもようです。メルマガ読者さんに頂いた感想文はこちら私も書きました。「なくてはならないもの」 2017年8月に、生まれたばかりの赤ちゃんを河川敷に生き埋めにした母親が逮捕される事件があった。  土の中で泣いていた赤ちゃんは、通りすがりに人に発見され保護され、奇跡的に無事だったそうだ。 ミハエルは、長靴を注文しにきたお金持ちの大男が、死の天使に取り憑 [続きを読む]
  • スタンダール『赤と黒』読書会のもよう(2017 8 25)
  • 2017.8.25に行ったスタンダール『赤と黒』読書会のもようです。メルマガ読者さんに感想をいただきました。私も書きました。『書いた 愛した 生きた』 マチルドは、彼女のご先祖様であるボニファス・ド・ラ・モール公が、政変で殺され、その生首を受け取りに行ったマルグリット・ド・ナヴァールの物語に憧れ続けていた。彼女の名前マチルドは、マルグリットに由来する。 家柄のいい人にも、深い悩みがあるもので、彼らは、ご先 [続きを読む]
  • 森鴎外『山椒大夫』読書会のもよう(2017 8 17)
  • 2017.8.17におこなった森鷗外の『山椒大夫』の読書会のもようです。皆さんから頂いた感想文は、こちら私も書きました。パチンコパーラー『SANSHO』 父親が事業に失敗して失踪したあと、母と安寿姉さんと、僕(ずしお)と3人は、福島から新潟の上越まで夜逃げしてきた。姉さんと私は、金融業者の山岡さん車に乗せられ、舞鶴へ。母は、友人を頼って、直江津港からフェリーで佐渡に渡った。私たちは、舞鶴市にたどり着き、山岡さんの [続きを読む]
  • 井伏鱒二『黒い雨』読書会のもよう(2017 8 11)
  • 2017.8.11に行った井伏鱒二先生の『黒い雨』読書会のもようです。メルマガ読者さんから頂いた感想文はこちらです。私も書きました。『帰らざる故郷』(引用はじめ) 僕も食堂を出ると、もう一度鰻の子の遡上を見るために非常口から裏庭に出た。今度は慎重に足音を殺して用水溝に近づいたが、鰻の子は一匹も見えないで透き徹った水だけ流れていた。(引用おわり) 八月十五日正午、玉音放送の前に、閑間重松は、鰻の稚魚が、勤務 [続きを読む]
  • ドストエフスキー『罪と罰』読書会(2017 8 4) のもよう
  • 2017.8.4に行ったドストエフスキー『罪と罰』読書会のもようです。メルマガ読者さんから頂いた感想文はこちら私も書きました。『新しい旋毛虫』(引用はじめ) それは、人体にとりつく微生物で、新しい旋毛虫のようなものだった。しかもこれらの微生物は知恵と意志を与えられた魔性だった。これらにとりつかれた人々は、たちまち凶暴な狂人になった。しかも感染すると、かつて人々が一度も決して抱いたことがないほどの強烈な自信 [続きを読む]
  • カーソン・マッカラーズ『結婚式のメンバー』読書会のもよう(2017 7 28)
  • 2017.7.28に行ったカーソン・マッカラーズ『結婚式のメンバー』読書会のもようです。メルマガ読者さんから頂いた感想文はこちら私も書きました。『気の触れた夏を、生きのびて』「あたしたちはみんな、多かれ少なかれ閉じ込められているんだ。あたしたちはそれぞれいろんな具合に生まれてくるんだが、それがどうしてなのかはわからない。でもいずれにせよ、あたしたちは閉じ込められている。(中略)そしておそらくあたしたちはみ [続きを読む]
  • 武者小路実篤『愛と死』読書会もよう(2017 7 21)
  • 2017.7.21に行った武者小路実篤の『愛と死』読書会もようです。メルマガ読者さんの感想文はこちら私も書きました。『見ることと描くこと』私は、この小説を読んで、印象派の画家ルノアールとモデルの話を思い出した。ルノアールは近所のある少女をモデルにして、絵を描いた。彼女が少女でなくなった後も、晩年まで何作も彼女をモデルにして絵を描いたという。モデルと画家の間にスパークするものがなければ、作品は生命を得ない。 [続きを読む]