magamin1028 さん プロフィール

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magamin1028さん: magaminの株と歴史の雑感
ハンドル名magamin1028 さん
ブログタイトルmagaminの株と歴史の雑感
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/magamin1028/
サイト紹介文株と戦前の昭和史について考えます
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供381回 / 365日(平均7.3回/週) - 参加 2014/01/20 00:20

magamin1028 さんのブログ記事

  • ヘーゲル 「歴史哲学講義」 を読む 1
  • 「歴史哲学講義」の序論まで読んだ。 読んだのはいいのだけれど、47歳にもなってヘーゲルを読んで、何なのかって思う。そもそも今、ヘーゲルなんて読んでるやついるのか。  歳をとるとエネルギーがなくなる。若い時は徹夜でゲームとかやっていたけれど、もう全くゲームなんてやる気にならない。音楽も一切聴かなくなった。ブルーハーツとか好きだったのだけれど。  ただ残ったのは、古典を読むという、これだけだ。ヘーゲル [続きを読む]
  • 邦画 「3月のライオン」 を観る 評点 3.4
  • 私たちは、現代小説や映画を、面白いとかいまいちだとか判断している。しかしいったい、私たちは、どのような基準で判断しているのだろうか。 無数の判断基準があるような評価だろうけれど、私はそうは思わない。 面白いかどうかを決定するような、価値基準のヒエラルキーがあると思う。役者の演技などというものは、このヒエラルキーの下のほうの価値基準だろう。だからこの「3月のライオン」という映画で、神木という主人公役 [続きを読む]
  • なぜ働かなくてはならないのか  
  • 現代日本では、国民は働かなくてはならないという強力なプレッシャーがある。日本国憲法には勤労の義務が明記されているし、「働かざるもの食うべからず」などということわざモドキみたいなものもある。働かないと、親や親戚や友達からも冷たくあしらわれ、全方向から半人前扱いされる。  何故なのか?  働くことは当たり前のことだと思いがちなのだけれど、実はそうではない。発展途上国などでは、食べれるだけの最低限の労働 [続きを読む]
  • 誉田哲也 「武士道エイティーン」 を読む 評点 3.5
  • 剣道を頑張る女の子達の群像劇形式の小説だった。  そもそも、目的をもって頑張れる人は、必然的に人生が充実しているわけで、剣道を頑張る女の子なんて可愛いに決まっている。読んでいて気持ちいい小説だった。  今、選挙期間中なのだけれど、候補者の中には、暇なヤツっていうのが多いのではないだろうか。それはもちろんまじめに政治をしようと考えている人もいるだろうけれど、お金があって、暇で、虚名に取り付かれている [続きを読む]
  • 無駄な競争心について  フローベール 「ボヴァリー夫人」 を読む 2
  • 300ページほど読んだ。  昨日、「ボヴァリー夫人」をけなしたのだけれど、ちょっと修正したい。尻軽女の不倫話かと思っていたのだけれど、そうでもない感じだな。  近代というのは、誠実な合理性と略奪的な競争性との相克という面がある。  詳しく話すと長くなってしまう。  簡単に言うなら、身分制社会というものが崩れた後には、誠実な合理性と略奪的な競争性とが、拡大されてその社会に現出する。日本だって、明治維 [続きを読む]
  • フローベール 「ボヴァリー夫人」 を読む
  • 150ページほど読んだ。 ユゴーの「レ・ミゼラブル」と比べてどうかと思って読み始めたのだけれど、正直、ちょっと落ちる感じだね。 「レ・ミゼラブル」は、一見ムダとも思える大量の歴史描写が、物語の骨格を支え続けていて、150年たって今でもその輝きを失っていない。 しかし、「ボヴァリー夫人」は、小説それ自体が特殊な世界観を前提としていて、当時は新しかったかもしれないが、今となれば古びてしまったという、な [続きを読む]
  • 邦画 「この世界の片隅に」 を観る 評点4.3
  • 不覚にも泣いちゃったよね。  これまでの日本の戦争映画というのは、反戦映画かもしくはその反動ということになりがちだったのだけれど、この映画は、アニメながら今までのイデオロギーの枠を破ったかのような真理を抱えている。   戦後、あの戦争について多くの事が語られてきたけれども、大概のものが、あの時ああすればよかったみたいな結果論だ。もっと早く降参していればとか、国力を比べれば戦争するべきではなかったと [続きを読む]
  • ベーシックインカムについて
  • 普通に考えたら、ベーシックインカムというのは自由主義的な政策だろう。社会保障を個別現金給付にするというのだから。給付された現金を自由に使えるというのであれば、これは自由主義政策だ。多くのベーシックインカム論というのは、ここまでの論理だ。「ひろゆき」なる人物が語るベーシックインカム論も自由主義の枠内での話しだ。これは、社会保障をベーシックインカムに置き換えて、これを縮小するという前提があるなら成り立 [続きを読む]
  • ソースティン・ヴェブレン 「有閑階級の理論」 を読む 5
  • 12章「信心深い儀式」まで読んだ。 明確に理解してきた。 略奪的性向である有閑階級の観念と、平和的性向である産業階級の観念。近代に入って、産業階級の観念というのが徐々に優位になってきたという。なぜかというと、産業階級の観念の方が、有閑階級の観念より合理性において上回るからだ。  たとえば、葬式を派手にやる国と地味にやる国があったとする。他の条件は全て同じだとして、産業的には葬式を地味にやる国の方が [続きを読む]
  • ソースティン・ヴェブレン 「有閑階級の理論」 を読む 4
  • 11章 「幸運を信じる心」 まで読んだ。  略奪的性向である有閑階級の観念と、平和的性向である産業階級の観念。近代は、この2つの観念の相克だという。産業階級の観念というのは、全体の合理性を尊重するというものだ。 もう一つの有閑階級の観念というのを、ヴェブレンは大きく問題にしている。略奪的性向というのは、世界を自分にひきつけて判断する。例えば、人類の進歩には目的があるはずだとか、自分には生まれてきた [続きを読む]
  • ソースティン・ヴェブレン 「有閑階級の理論」 を読む 3
  • 10章まで読んだ。  論理の筋道がだいぶ分かってきた。  1899年の時点での話なのだけれど、人類の歴史というのは、略奪的性向と平和的性向との相克だ、という。しかしこの相克具合の論理が錯綜していて、普通に読んだのでは理解しにくいレベルだと思う。  略奪的性向は有閑階級の観念で、平和的性向は産業階級の観念だとする。この二つの観念が一つの社会に共存しているとして、互いがどのように影響しあっているか?  [続きを読む]
  • 小池新党の支持層
  • 小池新党が自由主義右派だとするなら、政策は「自助努力」ということになるだろうと思う。頑張った人が報われる、という主張を支持する層はいったいどこだろうか。  普通に考えると「団塊世代」ということになるだろう。  団塊世代とは、現在68歳から70歳。もう少し広く取るなら、上はさかのぼれないから、65歳から70歳ということになる。 常識的に考えて、年金を貰っている身分で、頑張った人が報われるという主張に同 [続きを読む]
  • ソースティン・ヴェブレン 「有閑階級の理論」 を読む 2
  • 8章まで読んだ。 かなりハイレベルの哲学を展開していると思った。 第6章で、ヴェブレンはこのように主張する。「経済的な関心が美の組成の中に入ってくるとすれば、まず単純で飾りのないものが審美的に最も優れたものになる」はずだ。にもかかわらず、現代(1899年)においてそのようになっていないのは、社会的なバイアスがかかっているからだという。例えば、腰の細い女性が美しいとされるのは、それだけ腰が細ければ、実 [続きを読む]
  • ソースティン・ヴェブレン 「有閑階級の理論」 を読む 1
  • ソースティン・ヴェブレンはアメリカ人。 「有閑階級の理論」は1899年出版。  社会における価値や美意識というのは、社会の構成員同志の金持ちアピールの結果として生じる、みたいな論理を展開している。  人からどう評価されるかというのは、自尊心を維持するためには大事なことだったりするけれど、人生ってそれだけじゃないだろうと、自分なんかは考える。 でもね、他の人は私なんかより体裁を気にしているのではない [続きを読む]
  • リベラルとは何だったのか
  • 自由主義というものがあって、リベラルとは自由主義左派のことだね。小池の新政党は自由主義右派ということになる。そもそも自由主義とは何か? 例えば江戸時代には自由主義はない。自由主義とは近代的な概念で、分かりやすくいうなら、この世界で頑張ろうとする人を応援するイデオロギーだ。自由主義右派は、頑張る人を邪魔しないというスタンスだ。自由主義左派、すなわちリベラルは、頑張るためには教育も必要でしょう、職場の [続きを読む]
  • 泉鏡花 「外科室・海城発電」(岩波文庫) を読む
  • 「外科室・海城発電」は、言文一致の近代小説形式とは異なって、会話は口語、それ以外は文語という、言文不一致で書かれている。 最初は読みにくいと感じるのだけれど、だんだん慣れてくる。慣れてはくるのだけれど、言文不一致の物語というのは、小説を読むような感じではないね。  だから、「外科室・海城発電」というものは、私がいつも小説や映画を評論するようには評論できない。価値のあり方というのが異なっている。   [続きを読む]
  • 邦画 「愚行録」 を観る 評点 3.4
  • 観た感想を率直に言うと、整合性の取れたまとまった映画だろうけど、その整合性の根拠というのが説明不足だと思った。 この映画では、日本は階級社会だといっていたけれど、実際は違うよ。 日本は、明治維新と太平洋戦争の敗戦という2度の革命で、階級社会なるものはほとんど存在していないと思う。  だから私は、この「愚行録」という映画を、階級社会が存在していないのに、あたかも存在しているかのように錯覚している愚者 [続きを読む]
  • 小池百合子はヒトラーには似ていない
  • ヒトラーとは何者か、ということを、多くの人は知らないのだろう。ポピュリズムをすぐヒトラーと結びつける人が多い。一度「わが闘争」を熟読してみたらいい。  ヒトラーの思想とは総力戦だ。日本で言えば、高杉晋作や北一輝のようなものだ。高杉晋作は、幕末、長州が絶体絶命の状態になったときに、奇兵隊という制度を導入した。奇兵隊とは農民以下の階層を武士階級に繰り入れるものであって、江戸時代の身分制度を否定する革新 [続きを読む]
  • 村上春樹はノーベル文学賞をもらえるか?
  • 虫の声が、リンリンすごいよ。秋ですなー。日本の秋。  ノーベル文学賞の受賞基準というのも、実はよく知らない。小説が面白いだけなら、東野圭吾もノーベル文学賞候補に挙がっていもいいわけだよね。 そんな話も聞かないし、おそらくノーベル文学賞には、西洋人が喜ぶような哲学的なハードルがあるのだと思う。大江健三郎の場合は、そのハードルをクリアーしたのだろう。 大江健三郎の初期の短編の主人公は、あらゆる価値観を [続きを読む]
  • 小池新党の本質について
  • 小池百合子の過去の政治経歴や人脈、その支持層から考えて、過去の日本の政党の中から小池新党と思想的に同じものを探すとするなら、戦前の憲政会ということになると思う。 憲政会を知らない人は、ウィキででもちょっと調べてみて欲しい。 大正末から満州事変が起こる昭和6年末までの7年間は、ほぼ憲政会の時代だった。例外は政友会の田中儀一内閣なのだけれど、田中儀一は「張作霖爆殺事件」で天皇の直接の叱責を受けるという [続きを読む]
  • 小池新党に民進党が合流することについて
  • 安倍総理は、明確に総力戦政治を展開している。やっぱり岸の孫だけある。 総力戦思想とは何かというと、一つの結論を言えば、下層階民を持ち上げ、上層階層の頭を押さえつけて、貧富その他の格差を縮小し、日本の一体性を強化しようという政治思想だ。  日本は戦中にその経験がある。  安倍総理の祖父である岸信介は、東条内閣の商工大臣だった。岸は、満州国でソ連の5カ年計画をまねた経済政策を遂行する責任者だった。満州 [続きを読む]
  • 邦画 「予告犯」 を観る 評点 3.6
  • 平均点以上の映画だろうとは思った。 まず、全体の整合性が取れている。さらに、事件は実は知り合いのフィリピン人の父親を探すためだったという告白で、映画自体の統一性が補強されている。 さらにこの映画の優秀な点は、なぜ統一性が必要なのかという説明のためのセリフが存在するところだ。例えば、主人公の「誇りがなければ、この世界はただ生きるだけになってしまう」 とか、女刑事の「この世界は、生きる価値があるのに」 [続きを読む]
  • 自由主義の本質  暗黒日記 1944 清沢 洌(きよさわ きよし) を読む 2 
  • 自由主義やリベラルという立場は、物事を合理的に判断しようとする。これは別に悪いことでもなんでもなくて、合理的に判断できる能力があるのなら、その能力を生かして何の問題もない。  しかし一歩踏み出して、この世界は合理的であるはずだとか、自分が合理的であるから他人も合理的であるべきだ、とか考えるようになると、これは政治的立場ということになる。  この世界は合理的であるはずだ、というのは合理的な推論だと考 [続きを読む]