castblog さん プロフィール

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castblogさん: 国際弁護士 村尾龍雄の「今がわかる!!アジア情報」
ハンドル名castblog さん
ブログタイトル国際弁護士 村尾龍雄の「今がわかる!!アジア情報」
ブログURLhttp://cast-murao.jugem.jp/
サイト紹介文法務・労務・税務を知り尽くしたプロ目線で中国、ミャンマー、ベトナム等、アジアの今を先取り配信!!
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供86回 / 365日(平均1.6回/週) - 参加 2014/01/22 11:46

castblog さんのブログ記事

  • 中国ビジネス法研究は新しい時代に突入した
  • 中国ビジネス法は、尖閣諸島の国有化問題で日中関係が悪化して、1999年下半期から継続する第三次対中直接投資ブームが終焉する2012年9月までは、メーカー(生産型外商投資企業)を中心とする法律研究が中心でした。 具体的には、現地法人の設立に始まり、M&A、債権管理・回収、労務管理、知的財産権の保護、消費者権益保護(消費者権益保護法、製品品質法、反不正当競争法)、税務、税関、企業撤退といった法律群について、研究し [続きを読む]
  • 現在は国交正常化後、最善の日中関係構築の機会かもしれない
  • 日中の国交正常化は1972年9月29日ですが、その時は文化大革命(1966年〜1976年)の真っただ中でしたから、日中友好を叫んでも、それを裏付ける経済活動は限定的にならざるを得ず、スローガン中心で、実を伴うものにはなりませんでした。 しっかりとした実を伴うものになり得る両国関係は、今年40周年を迎える改革開放政策(1978年12月)の開始により、公有制経済(国有、農民集団所有)が独占する中国に非公有経済(当初は外資のみ [続きを読む]
  • 中国の法制度の急速な法制度の発展ぶりに驚愕
  • 私が上海に赴任した1996年といえば、民事保全の申立ての関係で通された裁判官室で、外国人の私が面前にいるにもかかわらず、別案件の関係で押し入ってきた明らかに原告側か被告側の代理人と面談し、たばこを堂々ともらったうえで、「今度さあ、例の案件について話したいのだけれど、晩御飯でもどう?」と聞かれて、「じゃあ、次の土曜日の夜で」とか約束しているというとんでもない状況が日常茶飯事に行われていました。 西欧型民 [続きを読む]
  • 中国が大胆な外資開放を一層進める根拠とは?
  • 中国は最近ネガティブリストを改訂し、大幅な外資開放を進める姿勢を打ち出しています。 ネガティブリストというのは、外資プロジェクトのうち、制限するか、禁止するかの類型を示す中央政府が作成するリストで、そこに掲載される類型が減少すればするほど、外資開放が一層進むことになります。 今夏に公表されたこのリストでは22にも及ぶ規制緩和が公表されたほか、近い将来に自動車や保険という中国企業との合弁プロジェクトの強 [続きを読む]
  • 中国−今日が七夕で、男性が女性に花を贈るとは?
  • 中国では、今日が七夕節だと聞くと、日本の皆さんからは「あれっ、7月7日って、既に1月半も前に終わっているのですけど?」という反応が返ってくるだろうと思われます。 しかし、旧暦(農暦)を今なお重んじる中国では(なので、毎年春節の期間が異なります)、農暦基準で計算すると(*)、今日8月17日が農暦の7月7日に該当しますから、本日が七夕節になる、というわけです。 続きを読む >> [続きを読む]
  • 小室圭さんを断固として応援する
  • 奥野総合法律事務所にパラリーガルとして勤める小室圭さんに対するマスコミの容赦ないマイナス報道が続いています。 しかし、政府要人でもない彼に対するマスコミの報道のあり方を見ていますと、本来的には選良の資格、資質、能力、識見に関する自由な情報流通を担保するための手段として高度な保障が付与されるべき表現の自由、そしてその内実である報道の自由の濫用との誹りを免れない思いに駆られます(刑法犯でもなんでもない [続きを読む]
  • 中国で表現の自由を完全開放すると、何が起きるのか?
  • 日本を含む西側メディアには、中国で表現の自由規制が厳しく、それが香港にまで波及をしている現状を糾弾しようという風潮が常に存在しています。 確かに西欧型民主主義を採用する日本を含む西側諸国では、為政者の資格、資質、能力、識見に関する自由な情報流通が保障されなければ、長い歴史的闘争の末に勝ち取った普通選挙権を国民が適正に行使して、全国民の代表であるべき選良を選択するのに支障が生じますから、個人の人権と [続きを読む]
  • 中国の貧富の差は何時から拡大したのか?
  • 中国の貧富の差は、日本どころの騒ぎではありません。例えば上海市では上は世界を代表する大富豪から、下は家を持てずに、高騰する一方の家賃に喘ぎ、段々と生活水準を下げざるを得ない地方出身者まで様々です。 しかし、中国の貧富の差は、何時から拡大したのでしょうか?先週の上海滞在中にお茶をご一緒した古くからの友人との会話を紹介します。 村尾:あなたは上海人ですから、ご自宅を持っていていいですね。というのも、地方 [続きを読む]
  • 中国の富裕層はなぜ日本に憧れるのか?
  • 今週上海で面談した中国の富裕層がやたらと日本の良さを強調するのに圧倒されました。その理由はなぜなのか?その理由とこうした富裕層を日本に取り込むための工夫について、会話を紹介することでお伝えできればと思います。 富裕層:私は1998年に会社を興して、現在まで20年間、不動産開発を中心にビジネスをけん引してきましたが、4年前にこのビジネスをやめてしまいました。 村尾:それは最早、中国で不動産開発ビジネスでは儲 [続きを読む]
  • 中国−一旦隠した爪を再度隠せるのか?
  • 「能ある鷹は爪を隠す」を意味する「?光?晦(tāo guāng yǎng huì)」は、?小平が文化大革命後の中国を改革開放政策の成功により現在までの地位に導くために重視した重要な指導方針でした。 しかし、2001年12月11日の中国WTO加盟を契機として、現在までに個人名目GDPが10倍水準になるという世界のどこでも見ることができない「千年に一度」の経済大発展を遂げた中国は、2012年11月15日に習近平が共産党総書記に就任した後 [続きを読む]
  • 弁護士にとっての営業とは何なのか?(その3)
  • 4、クライアントの求めるクオリティとは何かを知る 営業が得意ではない弁護士は「クライアントの求めるクオリティ」と聞くと、徹底的な調査を重ねた緻密な意見を述べることばかりがクオリティの内容である、と誤解している傾向が顕著なように見えます。 しかし、決してそうではありません。それは「予算」と「対応時間」と共に広義のクオリティを形成する要素の1つにすぎないのです。続きを読む >> [続きを読む]
  • 弁護士にとっての営業とは何なのか?(その2)
  • 3、営業は必ずしも1人きりで行う必要はない 弁護士の中には勉強は得意だけれども、営業は得意ではないと思い込んでいる人の比率が相対的に高いような気がします。 こうした場合、「自分は営業に向かないから、独立はできない」という判断が生じます。 その結果、大手法律事務所は極めて優秀だけれども、「自分は営業に向かないから、独立はできない」と判断する人々の比率が相対的に高い事務所構造となっている可能性があると思い [続きを読む]
  • 弁護士にとっての営業とは何なのか?(その1)
  • 弁護士にとって自分を信用してくれるクライアントを持つことができるか否かは、その職業人生が幸せであるか否かを区別する非常に重要な要素です。 しかし、その肝心のクライアントを持つためにはどうすればよいのか−この根源的な営業に関する課題をどう克服すればよいのかに悩む弁護士は少なくありません。 それは他の専門家にとっても同様の課題でしょう。 続きを読む >> [続きを読む]
  • 映画「マルクス・エンゲルス」を見て
  • マルクス生誕200周年、岩波ホール創立50周年記念作品である「マルクス・エンゲルス」を先日岩波ホールに見に行きました。 1800年代の前半、労働者(プロレタリアート)の労働を通じて得られるべき正当な利益を搾取する資本家(ブルジョアジー)は産業革命の成熟期にあった当時、ヨーロッパを不定期に襲った恐慌への恐怖もあり、幼い子供や妊婦を過酷な労働環境化で長時間、最低賃金保障もないままに酷使し、労働過程で大けがをして [続きを読む]
  • 願望を実現する唯一の道
  • 人生を53年間も生きていると、「将来はあれをやりたい」、「これをやりたい」と話をする数多くの人々に出会います。 しかし、実際に「あれ」や「これ」を実現できている人はとても少ないようです。 それはそうでしょう。 その言葉では、「将来」とは何時なのか、「あれ」や「これ」を実現するための手段と資金をどうするのか、一向に具体的な計画が見えないからです。続きを読む >> [続きを読む]
  • 今後、日本の本当に良いところを知る中国人は増えると思う
  • 中国では今、日本と日本人の良さを指摘するフェアな情報が確実に増えています。 中国でこの種の情報が増えているということは、中共中央及び中央政府がこの種の情報を削除することなく、その流通を許しているということであり、日本と日本人の良さを中国人民が認識してよいと判断していることを意味します。 その背景として、近視眼的観点から見ればアメリカとの貿易戦争を契機に米中関係が険悪化する懸念に鑑みて、バランサーとし [続きを読む]
  • 日本移住組の中国人は本当に負け組なのか?
  • 6月3日付けのPRESIDENT Onlineで読んだ「中国人の大後悔『日本移住は失敗だった』」(*)は、なかなか面白い内容でした。 要するに1989年6月4日の天安門事件に失望した当時の知的エリートは、中国の非民主的な一党独裁体制に失望し、バブル経済最後の絶頂期にあった日本への憧憬から日本に移住したけれども、2001年12月11日の中国WTO加盟直前からの急速な経済発展、そして日本の経済力の漸減と未来の展望のなさの双方を目の当たり [続きを読む]
  • 次の世界的金融危機から日本は脱出できるのだろうか・・・?
  • 経営者は経営がどんなに良いときでも、嵐が来たときにどう生き残るのかを必死になって考えます。 私の場合も、組織の中で、自分で自分のクライアントを増やしていける「社内独立人材」を増やす努力をする一方で(順調に増えており、嬉しい限りです。)、財テクに興味があるわけではありませんが、結局、私の組織は今のところ私が守るしかないので、保守的手段で(たいしたレベルではありませんが)自らの資産を増やそうとしたり、 [続きを読む]
  • 改革開放40周年の歴史を法制度面から簡単に振り返る(その1−外資利用)
  • 1978年12月の三中全会で決定された改革開放は?小平理論の中核で、今年12月で40周年を迎えます。その40周年の歴史を法制度面から簡単に振り返ってみましょう。 まず、そもそも改革開放は何を目指したかですか、それは国富です。とはいえ、1980年の個人名目GDPが300米ドル程度(現在のミャンマーやバングラデシュの4分の1程度)と赤貧洗うが如き状態を人々がややゆとりのある生活水準を営める「小康水平」を目指すという謙虚な目標で [続きを読む]
  • 明治政府成立から150年目は歴史的大転換の節目?
  • 明治政府が1868年に誕生してから今年は節目となる150年です。 日中間でも改革開放政策40周年、日中平和友好条約締結40周年であり、中国国内でも競争を内実とする社会主義市場経済が憲法改正による法的レベルで導入され、配給制に依存をしない消費者が最初に誕生してから25周年であるなど、何かと節目になることの多い年です。 しかし、何と言っても、明治政府成立から150周年という年月には、個人的に特段の重みがあると確信します [続きを読む]