宮澤 さん プロフィール

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宮澤さん: 信州読書会
ハンドル名宮澤 さん
ブログタイトル信州読書会
ブログURLhttp://bookclub.tokyo/
サイト紹介文長野市にて毎週土曜日に読書会を行っています。
自由文長野市にて毎週土曜日に読書会を開催しています。主に国内の純文学、海外古典作品を、読んでいきます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供56回 / 365日(平均1.1回/週) - 参加 2014/01/27 20:51

宮澤 さんのブログ記事

  • 三島由紀夫『午後の曳航』読書会のもよう(2018 3 23)
  • 2018.3.23に行った三島由紀夫『午後の曳航』読書会のもようです。メルマガ読者さんの感想文はこちら私も書きました。「国体の見張り人兼執行人」 僕たちの義務はわかっているね。ころがり落ちた歯車は、又もとのところへ、無理矢理はめこまなくちゃいけない。そうしなくちゃ世界の秩序が保てない。僕たちは世界が空っぽだということを知っているんだから、大切なのは、その空っぽの秩序をなんとか保っていくことしかない。僕たちは [続きを読む]
  • ヘルマン・ヘッセ『車輪の下』読書会のもよう(2018 3 16)
  • 2018.3.16に行ったヘルマン・ヘッセ『車輪の下』読書会のもようです。メルマガ読者さんの感想文はこちら私も書きました。「帝国と教育」(引用はじめ)そしてうたい終ったか終らないうちに、何かが、かれの心の奥底で、きりりと痛んだ。そしておぼろげな観念と追憶、羞恥と自責との、にごった流れが、かれのうちにおちかかってきた。 P226(引用おわり)材木屋の次男だった『赤と黒』のジュリアン・ソレルも神学校から出世の糸口 [続きを読む]
  • ヘミングウェイ『老人と海』読書会もよう(2018 3 9)
  • 2018.3.9に行ったヘミングウェイ『老人と海』読書会のもようです。メルマガ読者さんの感想文はこちら私も書きました。「貪欲な鮫」帰港後、マストを肩に担ぐ姿が、十字架を担ぎゴルゴタの丘を登るイエス・キリストの姿にだぶった。サンチャゴは、聖ヤコブのことで十二使徒のひとり、兄弟で漁師だった。少年はその弟のヨハネ。そんなことを思った。 「ティブロン」給仕はそういって、今度は訛のある英語でいいなおした。「さめが、 [続きを読む]
  • アンドレ・ジイド『狭き門』読書会のもよう(2018 3 2)
  • 2018.3.2に行ったアンドレ・ジイド『狭き門』読書会のもようです。メルマガ読者さんの感想文はこちら私も書きました。「聖なる心 Sacré-Cœur」光源氏は、中宮(父親である桐壺帝の后)である藤壺と密通し、不義の子をもうける。私は、『狭き門』を再読して、光源氏と藤壺の関係は、ジェロームとアリサの関係にそっくりだと思った。光源氏が藤壺に思い焦がれるのは、母親である桐壷の女御の面影を彼女に中に探し求めているからだ [続きを読む]
  • 夏目漱石『坊っちゃん』読書会のもよう(2018 2 16)
  • 2018.2.16に行った夏目漱石『坊っちゃん』読書会のもようです。メルマガ読者さんの感想文はこちら私も書きました。「まっすぐでよい御気性」(引用はじめ)死ぬ前日おれを呼んで坊っちゃん後生だから清が死んだら、坊っちゃんのお寺へ埋めて下さい。お墓のなかで坊っちゃんの来るのを楽しみに待っておりますと云った。だから清の墓は小日向の養源寺にある。(引用終わり)清は、坊っちゃんを「あなたはまっすぐでよい御気性だ」と [続きを読む]
  • 村上春樹『ノルウェイの森』読書会のもよう(2018 2 9)
  • 2018.2.9に行った村上春樹『ノルウェイの森』読書会のもようです。メルマガ読者さんから頂いた感想文はこちら私も書きました。「おいキズキ、ここはひどい世界だよ」いままで、レイコが、嘘つきで、レズビアン中学生は彼女が自分で信じている創作話だというだという仮説で読んでいたが、今回、読み直して思ったのは、直子がレイコにとり憑いているのではないか? ということだ。もしかしたらキズキと直子の姉は何か関係があり、二 [続きを読む]
  • G・ガルシア=マルケス『予告された殺人の記録』読書会のもよう(2018 2 2)
  • 2018.2.2に行ったG・ガルシア=マルケス『予告された殺人の記録』読書会のもようです。メルマガ読者さんに頂いた感想文はこちら私も書きました。「ビクトリア・グスマンが兎の蔵物を犬に投げた時、すべてがはじまった。それは、まさしく神のお告げだった。」この村の人達は、心の奥底で、バヤルド・サン・ロマンをよく思っていなかった。政治的には保守的な背景を持つバヤルド一家を、左派のこの村の住人はどこかで恨んでいる。 [続きを読む]
  • 深沢七郎『楢山節考』読書会のもよう(2018 1 19)
  • 2018.1.19に行った深沢七郎『楢山節考』読書会のもようです。メルマガ読者さんの感想文はこちら私も書きました。 『楢山まいりに雪も降らない』この村は、食料が限られている。これが所与の条件である。その中で、どうやって家を存続していくのか。その究極の解決法として、「楢山まいり」とよばれる、棄老の習慣が存続している。あとは、赤ちゃんを裏山に捨てる間引きである。後妻である玉やんの食料は、おりんの楢山まいりでカ [続きを読む]
  • 夏目漱石『門』読書会のもよう(2017.12.29)
  • 2017.12.29に行った夏目漱石『門』読書会のもようです。メルマガ読者さんの感想文はこちら私も書きました。「互いの底まで喰い合う」共依存状態宗助と御米の間に子供がいたら、彼らは「互いの底まで喰い合」わず済んだのだろうか? 大学時代の同級生で、御米の婚約者であった安井を裏切ったために、宗助御米夫妻は、徳義上の罪を背負って生きていた。そして、吹き溜まりのような、崖の下の家にたどりついた。  交合は主として男 [続きを読む]
  • 樋口一葉『たけくらべ』読書会のもよう(2017 12 15)
  • 2017.12 .5に行った樋口一葉『たけくらべ』読書会のもようです。メルマガ読者さんの感想文はこちら私も書きました。 「紅入りの友仙の切れ端」『たけくらべ』の子どもたちは、この街で家業をつぎ、労働力を商品として再生産する賃労働者として成長する。廓を中心に資本が回転し、表町と横町の生活が維持されて、彼らは、無邪気な子どもの世界から没落していく。『意志とは没落する現象の核心である』とショウペンハウエルはいう登 [続きを読む]
  • スタンダール『赤と黒』読書会のもよう(2017 12 8)
  • 2017.12.8に行ったスタンダール『赤と黒』読書会のもようです。メルマガ読者さんに頂いた感想文はこちら。私も書きました。「恋愛レボリューション21」実のところ、この二人がひたった恍惚境には多少意識的なところがあった。情熱的な恋も現実というよりむしろあるモデルの模倣であった。 『赤と黒』下 岩波文庫 P189 ナポレオンは、コルシカ島の出身であった。彼は、ジョゼフィーヌと恋に落ちるまで、コルシカ人としての矜持が [続きを読む]
  • フォークナー『熊』読書会のもよう(2017 12 1)
  • 2017.12.1に行ったフォークナー『熊』読書会のもようです。メルマガ読者さんの感想文はこちら。私も書きました。「私たちの国も敗けたのであり、私も敗戦の味を知るものです……」 両者が時間のはじまる以前の暗い影の中にいるのだ、死を越えた存在である大熊と不死の存在を少し知りだした彼とがいるのだ。 この意志は、時間がはじまる以前の暗い影の中に、力(スカラー)としてあった。この森は、意志の表象としてある。誰の意志 [続きを読む]
  • 魯迅『阿Q正伝』読書会のもよう(2017 11 24)
  • 2017.11.24におこなった魯迅『阿Q正伝』読書会のもようです。メルマガ読者さんの感想文はこちら私も書きました。「中国の近代化」1911年辛亥革命によって、近代化を目指していた清王朝が崩壊した。中国の歴史は皇帝に天命が下るという易姓革命論である。今までの中国なら、清の宣統帝が天命から見放されたということであった。しかし辛亥革命は、天命そのものを否定する、人民主権の革命であった。満州人の王朝体制から、アジア初 [続きを読む]
  • 志賀直哉『和解』読書会もよう(2017 11 17)
  • 2017.11.17に行った志賀直哉『和解』読書会のもようです。メルマガ読者さんに頂いた感想文はこちら私も書きました。「川の流れのように」無縁仏というのがある。供養する親戚縁者のいなく成った死者や霊魂のことを指す。父と長男が仲違いしたままであると、家系が途切れてしまう。これは、二人だけの問題でなく、末代までに因果をなす。もし、「和解」しなければ、麻布の家と、順吉の家は、やがて疎遠になっていくだろう。 かつて [続きを読む]
  • ゲーテ『親和力』読書会のもよう(2017 10 27)
  • 2017.10.27に行ったゲーテ『親和力』読書会のもようです。メルマガ読者さんに頂いた感想文はこちら私も書きました。「ゲーテはデーモンを描いた」ゲーテの『親和力』を読んで伊勢物語の 6 段『芥川』を思い出した。昔、男ありけり。女のえ得まじかりけるを、年を経て呼ばひわたりけるを、からうじて盗み出でて、いと暗きに来けり。芥 川といふ川を率て行きければ、草の上に置きたりける露を、「かれは何ぞ」となむ男に問ひける。行 [続きを読む]
  • 夏目漱石『それから』読書会のもよう(2017 11 3)
  • 2017.11.3に行った夏目漱石『それから』読書会のもようです。メルマガ読者さんから頂いた感想文です。私も書きました。「情に棹させば」代助は、自分の必然性については、自覚している。親の仕送りで働かずに一軒家を構えて暮らしていることについて、どういいわけしているかというと、『親父も兄貴も、支配階級にいて、濡れ手に粟で儲けているだけで、決して実力で儲けているのではない。』ということだ。うしろめたさはない。一 [続きを読む]
  • イプセン『人形の家』読書会のもよう(2017 10 12)
  • 2017.10.22にイプセン『人形の家』でツイキャス読書会を開催しました。メルマガ読者さんから頂いた感想文はこちら私も書きました。「自由からの逃走」「イブセンの人物に似ているのは里見のお嬢さんばかりじゃない。今の一般の女性(にょしょう)はみんな似ている。女性ばかりじゃない。いやしくも新しい空気に触れた男はみんなイブセンの人物に似たところがある。ただ男も女もイブセンのように自由行動を取らないだけだ。腹のなか [続きを読む]
  • 柳田国男『山の人生』読書会のもよう(2017 10 6)
  • 2017.10.6に行った柳田国男『山の人生』読書会のもようです。青空文庫版 山の人生メルマガ読者さんに頂いた感想文はこちら私も書きました。「山の人生」長野県の北の方、新潟との県境に妙高市がある。『山の人生』にも触れられているが、ここに山男が出るという。私も、勤め人だった頃よく先輩に誘われて、アパグループのやっている妙高のゴルフ場に行った。ゴルフの帰りに、ミューミサというラーメン屋が連れてってもらった。ド [続きを読む]