谷脇終生 さん プロフィール

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谷脇終生さん: 不埒
ハンドル名谷脇終生 さん
ブログタイトル不埒
ブログURLhttp://huhuhurati.blog.fc2.com/
サイト紹介文BL。18禁エロ小説。短編。淫乱傾向にある受けが卑猥な言葉で喘いでいます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供55回 / 365日(平均1.1回/週) - 参加 2014/02/19 21:01

谷脇終生 さんのブログ記事

  • 面倒臭い二人(1/1)
  • <「宙ぶらりん」→「愛で殴る」> 金曜の夜、塾に行った帰り友達の家に泊まる、と親に嘘をついて先生の家に泊まることが当たり前になった。 最初の頃は親に悪いと先生はかなり渋っていたけど、じゃー俺が卒業するまで清く正しい交際をしましょうって言ったら、俺の服の裾を掴んで「悪かった」って。先生はしっかり大人なんだけど、たまにすっごくかわいくなる。 今日も塾終わり、先生の車に乗り込むや否や、「ちゃんと勉強して [続きを読む]
  • 愛で殴る(2/2)
  • <前話>「一緒に気持ちよくなろうよ、先生」「う、わ、お前、なに擦りつけてんだっ」 尻に固いものが当たる。「優しくするから」「ちが、そういう問題じゃ」「だから、早く、俺のこと好きだって言ってよ」 言えるか。言ったらもう俺、超絶うっとうしい男になる。毎日だってキスしたいし、好きだって言いたいし言って欲しいし、おはようからおやすみまでメールとか電話したいし、休みの日はずっと一緒にいたいし、異性だろうが同 [続きを読む]
  • 愛で殴る(1/2)
  • <前話「宙ぶらりん」>「先生!」 階段を降りていたら呼び止める声。振り返らずとも誰だかわかる。うちのクラスの水沢。 水沢は俺の隣に並ぶと、「土曜日、先生んち行っていい?」と囁いた。「だめ」「いっつもだめじゃん。いつならいいの」「来てどうする」「先生とキスしたり」「ばか」「それ以上のこともしたいし」「男同士だぞ」「昨日、先生思ってマスかいた」「そんな報告しなくていいから」「だって先生のこと好きだし」 [続きを読む]
  • 宙ぶらりん(2/2)
  • <前話>「何時に帰る?」 そろそろ日が沈むころ先生が時計を見て言った。「晩飯食って行っていい?」「俺はいいけど、親御さんは心配しないか?」「早く帰ったら逆に心配される」「どんな家庭だ」 期待するなよ、と先生がキッチンに立って手料理を振るまってくれた。野菜炒めと味噌汁と豆と白米。家の食卓に並んだら文句言ってるメニューだけど、先生んちだから何も言わない。食べてみると意外とうまい。味付けがうちと違うせい [続きを読む]
  • 宙ぶらりん(1/2)
  • ※キス止まり 先生と、授業中に目が合った。一瞬俺の目に留まる視線。生々しいっつーか。 大胆にも微かに笑ってみせて、視線が逸らされた。誰かに気付かれたらどうすんだ。 案外先生、俺にもうメロメロなんじゃない? ? ? ? 二週間前、塾の帰りに雨が降ってきて、コンビニで雨宿りしてたらたまたま先生が店に買い物にきた。俺を見つけると、こんな時間までウロつくなって頭をガシガシ撫でられた。 いつも学校で見る服装 [続きを読む]
  • とどめを刺されたい(3/3)
  • <前話> 男から解放されて、シャワーも浴びずホテルを出た。どこへ行こう。どこへ帰ろう。店? どこの? レンタル店は潰れた。隼人がいる店? あそこにはもう行きたくない。俺の負けでいい。逃げたい。隼人から逃げたい。 スマホを出した。迷ったけれど五木に電話した。もうあの仕事は辞める。隼人が店長やりたいって言ってるんだから、あいつがやればいい。この結果を招いたのは五木の責任でもあるんだから、また人手不足に [続きを読む]
  • とどめを刺されたい(2/3)
  • <前話> 翌日、隼人は遅れずちゃんとやってきた。あいかわらず俺への態度は悪い。でも女の子への言葉使いは柔らかくなった。それを心がけて自制しているのが見てるこっちにも伝わってくる。 その不器用さが女の子にはウケているようで、意外に可愛がられていたりする。話しかけられると顔を赤くするところも、ウブな感じで「かわいい」らしい。 今日も隼人と一緒に車に乗って女の子の送迎をした。客の対応は隼人に全部任せた。 [続きを読む]
  • とどめを刺されたい(1/3)
  • <「ちょろい」→「やっぱちょろい」→「ちょろくない」→「生温い」>※無理矢理モブ姦、暴力描写あり「じゃ、水樹さん、行きましょうか」「ハーイ」 って気のない返事の女の子を車に乗せて指定の場所へ進路を取る。 五木からデリヘルの店長という名の雑用係を任されて早三ヶ月。最初の一カ月は一日一件オーダーが入ればいいようなほど暇だったが、今では毎日コンスタントに依頼がきて俺一人ではそこそこ忙しい。 そろそろドラ [続きを読む]
  • 生温い(2/2)
  • <前話> 2、3時間って言ったくせに、実際五木から電話がかかってきたのは4時間も経ってからだった。わかってたけどむかつく。しかも五木は一旦家に帰ったのか、スーツに着替えていた。俺、パーカーにジャケットって学生みたいな格好なんだけど。 五木の車でホテルに乗りつけて、いつの間に予約取ってたのか五木の名前で席に案内された。ディナータイムなので静かで上品な雰囲気、ドレスアップした客も多い。ますます俺が浮く [続きを読む]
  • 生温い(1/2)
  • <「ちょろい」→「やっぱちょろい」→「ちょろくない」>※男女性描写あり 仕事終わりにスマホ見たら誕生日オメってメールが何通が来てた。すっかり忘れてたけど、今日って俺の誕生日じゃね? 気付いたらケーキが食べたくなった。1人で食べるのも寂しいし、コンビニ寄ったあと五木のマンションに向かった。 刑務所から出所後に借りたマンションも相変らずオートロック。あいつは人を信用してないから。っていうか、被害者から [続きを読む]
  • お久しぶりです
  • 広告が表示されるようになっていたので出て参りました。更新じゃなくて申し訳ないです。現在鋭意執筆中というとこです。まだまだ序盤なので時間はかかりそうです。スピードアップ心がけて早くて8月、遅くても9月には更新したい!です!!この一カ月は個人的なことでなかなか不運続きでした。嫌なことが続いた後は良いことがあるはず!と宝くじ買いましたw こんな時くらい当たって欲しい。八月までは不運を諦めてるんです。9月 [続きを読む]
  • 続・盲目の狼(2/2)
  • <前話>「どーせ要のことだから、俺のこと好きだって思ってても、プラトニックでいいとか思ってたんでしょ。俺を穢すような真似はしない!とか決意しちゃってさ。そうやって我慢ばっかし続けるから俺の挑発でいきなり爆発しちゃうんだよ。要のことだから男同士でどうやるかなんて、なーんも調べてないだろ。調べることも悪だとか決めつけちゃってさ。おかげで俺、すっげえ痛かったんだかんね。初めてが強/姦とか。拷問じゃん。せ [続きを読む]
  • 続・盲目の狼(1/2)
  • <前「盲目の狼」>※リバ注意「古瀬透です」 と、教壇の横で自己紹介した転校生を見た瞬間、要の心臓は爆発した。不明な動悸に顔が熱くなり、目は古瀬から離せなくなった。古瀬は教壇の廊下側一番後ろの席を用意された。隣になったクラスメートに激しい嫉妬を感じた。 転校初日の緊張もあって、古瀬はぜんぜん笑わなかった。誰かに話しかけられても「うん」か「ううん」と首を少し動かすだけ。人見知りなのだな、と要は庇護欲を [続きを読む]
  • 盲目の狼(2/2)
  • <前話> 要は買った食材を所定の場所へ仕舞うと、一旦自分の部屋へ着替えに行った。もちろんついていく古瀬である。友達の立場を利用して、要の生着替えを見つめる。集中しすぎて勃起しそうになるが見るのを止められない。「今度どっか遊びにいかない?」 話しかけたのをきっかけに要に抱きつく。要はTシャツ一枚。下はボクサーパンツ。薄い生地からソレを確かめるために腰を押しつけた。「どっかって?」 古瀬のスキンシップ [続きを読む]
  • 盲目の狼(1/2)
  •  俺は、自分が羊の皮をかぶった狼である自覚があった。※ ※ ※ 古瀬が油断をさせてそののど元に噛みついてやろうと虎視眈眈と狙うのは親友の上村要。小学五年に要の隣家へ引っ越してきて以来の付き合いだ。 要は面倒みがよく、たまたま同じクラスになった古瀬の世話を頼まれもしないのに買って出た。「いじめられたら俺に言えよ」 要は失礼なことに古瀬の見た目だけで弱っちそうだと決めつけて兄貴風を吹かせてきた。一応親 [続きを読む]
  • 往時渺茫としてすべて夢に似たり(15/15) 
  • <1→2→3→4→5→6→7→8→9→10→11→12→13→14> 翌日、現地スタッフが運転する車に乗せてもらい、国見さんとマネージャーの林田さんと一緒に撮影場所へ向かった。 中国の俳優と国見さんが談笑している。片言の中国語と英語と日本語。あとは身振り手振りでなんとかなるらしい。 監督らしき男がやってきて二人に指示をした。通訳がその言葉を国見さんに伝える。国見さんの表情は真剣そのものだ。彼の仕事風景を見ら [続きを読む]
  • 往時渺茫としてすべて夢に似たり(14/15)
  • <1→2→3→4→5→6→7→8→9→10→11→12→13> 19時過ぎ、中国に到着した。タクシーに乗って国見さんが宿泊しているとされるホテルへ向かう。国見さんに会わせて欲しいとフロントへ言っても相手にされないだろう。 駄目元で国見さんの携帯へ電話をかけてみた。呼び出し音が続く。 国見さんのマネージャーを思い出して、今度はそっちへかけてみた。事件のあと必要があって連絡先を交換しておいたのが役に立った。呼び [続きを読む]
  • 往時渺茫としてすべて夢に似たり(13/15)
  • <1→2→3→4→5→6→7→8→9→10→11→12> エリア巡回のあと、オーナーに呼び出されていたので指定された店へ向かった。黒い壁に囲まれた、一見するとなんの建物なのかもわからない店だ。 内装も黒で統一されていて照明も薄暗く、通路を歩くことも覚束ないほどだ。右手にカウンター、左手は全て個室。店員の出入りでチラリと見えた客層は若い。 奥の部屋で広田が待っていた。「先にやってる」 とグラスを傾ける。「 [続きを読む]
  • 往時渺茫としてすべて夢に似たり(12/15)
  • <1→2→3→4→5→6→7→8→9→10→11> 豪華なブレックファーストを前に、国見さんはまだ眠そうな顔であくびをした。 彼と共に寝て、共に起きる。同じ空間で同じものを食べることの幸せはなにものにも代えがたい。この時間が永遠に続けばと願ってしまう。「ぐっすり眠れたの、久し振り」 パンに手を伸ばして国見さんが言った。「そんなに眠れてないんですか?」「色々あったし、片付けなきゃいけない仕事があったりね [続きを読む]
  • 往時渺茫としてすべて夢に似たり(11/15)
  • <1→2→3→4→5→6→7→8→9→10> 事件から一週間、ワイドショーでは連日トップニュース扱いで報道されていたが、二週目になると他の芸能人が起こした追突事故がトップニュースに入れ替わり、三週目はこの事件をきっかけにうちがなかなか予約の取れない店になっているというどうでもいい情報をわざわざテレビで流していた。 最初の一週間はマスコミが店に押しかけて来て大変だった。食事に来た客からも「国見さんを助 [続きを読む]
  • 往時渺茫としてすべて夢に似たり(10/15)
  • <1→2→3→4→5→6→7→8→9> 翌日、出勤したスタッフ全員を休憩室に集めた。寝不足と、ゆうべ女にもらった頭突きと、複数のひっかき傷のせいで酷い顔の私を、みんなが興味津々に見つめる。「私はしばらくホールには出られません。皆さんには迷惑をかけて申し訳ありません」 頭を下げて謝罪する。この先のことを考えると、気が重い。「どういうことですか。その傷も、何があったんですか?」 からかいと詰問が混じっ [続きを読む]
  • 往時渺茫としてすべて夢に似たり(9/15)
  • <1→2→3→4→5→6→7→8> 私と国見さんの交際は驚くほど順調だった。喧嘩も口論もない。干支一回り違う私が甘やかしているのもあるが、彼の言動すべてが愛おしくて気に触ることがひとつもないのだ。 簡単に言ってベタ惚れしている。 彼もあれこれ私に気を遣ってくれる。会えない日、私の手すきの時間を見計らって連絡をくれるし、会いに来るときは事前に予定を聞いてくれる。マスコミから守ると宣言した通り、会いに [続きを読む]
  • 往時渺茫としてすべて夢に似たり(8/15)
  • <1→2→3→4→5→6→7> 季節はすっかり夏になり、うだるような暑さが続くことが天気予報を見るまでもなく予想された。今日も高くて青い空がどこまでも続いている。素晴らしい快晴。こんな日に休みだと、いま働いている店のスタッフに申し訳なく思ってしまう。 今日は国見さんのオフに合わせて休みをもらっていた。 いつも私の家では悪いからと国見さんの部屋に招かれている。見上げた高層マンション。ドアマンに迎え入 [続きを読む]
  • 往時渺茫としてすべて夢に似たり(7/15)
  • <1→2→3→4→5→6> シフトの相談のために休憩室に顔を出した。今週からホールスタッフの制服ではなく、スーツに身を包んだ木原さんが、テレビを見ながらみんなと談笑中だった。 彼女なら支配人になった時も、こうしてみんなとの和を大事にしてうまくやれるだろう。「あっ、支配人、どうしたんですか」 私に気付いて木原さんが立ちあがる。「時田さんからさっき電話があって、ご家族が事故に遭ってしばらく休みたいそう [続きを読む]
  • 往時渺茫としてすべて夢に似たり(6/15)
  • <1→2→3→4→5>「誕生日、おめでとうございまーす!」 支配人室で雑務をこなしていたら突然扉が開いて、小さなケーキがたくさん乗ったワゴンを押す木原さんと、グラスと飲み物を持った他の従業員たちがやってきた。「……あっ、そうか、今日は私の誕生日でしたね」「自分の誕生日を忘れないでくださいよ。47歳、おめでとうございます!」「ありがとう」 ケーキに刺さったロウソクを吹き消した。「これ、みんなからです」 [続きを読む]