TOBA さん プロフィール

  •  
TOBAさん: TOBA-BLOG
ハンドル名TOBA さん
ブログタイトルTOBA-BLOG
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/toba2000
サイト紹介文オリジナルな世界で、文章書いてます。たまに、創作イラストもvv
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供109回 / 365日(平均2.1回/週) - 参加 2014/02/21 09:24

TOBA さんのブログ記事

  • 「約束の夜」122
  • 「えーっと、・・・花?」「あら、花?」お互いの手元を見ながら。北一族の村。ちょいと夕暮れ。商いのさかんな北一族の村も、ここからはがらりと雰囲気が変わる。酒を提供する店や、なんだか、ぴかぴかした店が、オープンしだす。そんな中、5人合流。「あなた、花をもらったのね、西一族さん!」「あ、うん。チドリにもらって、」云いながら、京子は満樹をちらりと見る。「なんか、ね。とりあえず、と云うか」なぜだか、云い分け [続きを読む]
  • 「約束の夜」121
  • 遊郭を出て、京子は先程のチドリの提案を振り返る。「谷一族の村は満樹に行ってもらう?」「そう、手分けするんだ」北一族の村に残り情報を探る班と、谷一族の村に向かう班。「俺と満樹で二手に分かれたら、 戦力もちょうど良く分かれるだろ?」「それは、そうだけど」「今の谷一族の情報も、 この村で探る情報も、 どちらも同じくらい大切なはずだ」分かっている。谷一族の村に向かったと言う西一族らしき男が京子の兄だと確定 [続きを読む]
  • 「約束の夜」120
  • おねえさんが席を後にして京子とチドリは、飲みものを飲む。ワンドリンクは必須らしい。「それにしても、谷一族の村なんて・・・」京子は首を傾げる。「なぜ、谷一族の村に行くのかしら?」兄のことを思い浮かべても、谷一族の村とは、何もつながらない。「そもそも、それが京子の兄とは限らないぞ」チドリが云う。「あくまでも、情報のひとつだ」「でも・・・」何かしら、兄に繋がる情報なのかもしれない。「私、・・・」「何?」 [続きを読む]
  • 「約束の夜」119
  • 「がっかり?」「そう、がっかりした?」遊郭に通じているというチドリ。そんな自分をどう思う、と聞かれて。いや、どうかと言われると。「………普通?」「普通!!?」イエス、と頷く京子。「特に、がっかりとかは!?」「無いかなぁ。 ほら、チドリ仕入れであちこちの店に 出入りしているって言ってたし」「そうきたか〜」うーん、と苦笑するチドリ。「あ、私なにか 失礼なこと言ってしまったんじゃ」「大丈夫大丈夫。 席に [続きを読む]
  • 「約束の夜」118
  • 「いらっしゃい」受付のおねえさんが現れる。「今日はどうされるのかしら? あら、ふふふ。二人で休憩していく?」「ええっと? そうね、休憩です!!」「京子、違う。 そういう休憩ではない」チドリはため息をつきつつ、カードを出す。「今日は“おしゃべり”に来たんだ。 席を準備してくれないか」「はぁい。 2名様ご案内」京子はチドリの後に着いていきながら辺りを見回す。煌びやかな雰囲気の店内だが大騒ぎしている人は [続きを読む]
  • 「約束の夜」117
  • 「…………」「…………」北一族の通りを歩く、京子とチドリ。の、目の前には。「………遊郭」「そうだね」市場の街として栄える北一族の村。各一族があちこちから集い、時には長期に渡り滞在する場所にはこういう所もある。「こっちの遊郭は会員制。 上品なお客が多く、お値段もそれなり」建物の造りも品があり、入り口からして落ち着いた雰囲気。通路を挟んで反対側。「あちらは、まぁ、うん。 見ての通り」ギャンギャンライト [続きを読む]
  • 「約束の夜」116
  • 「ありがとう、ツイナ」「うん!」ドキドキグルグルのツイナ。本当に大丈夫なのか、それ!病み上がりなのか、毒なのか。「俺、あんまり花は詳しくないけど、喜んでもらえたのなら!」「ふふ。ジギトキシンね!」与篠がうれしそうに云う。「大切にするわ」「よかったよ〜」「あらあら。あなたにも、少し分けてあげるわね」「ええ?」「葉っぱをほんの少しね」「それは、どうなる?」「うふふふ」与篠は口元を抑える。「ミキサーにか [続きを読む]
  • 「約束の夜」115
  • 「ふぅん。 その格好、やっぱり司祭様なのね」「見習いだけどね。 山一族の司祭はどんな感じ」「うちの方は、 司祭の一族が決まっているの。 あら、知っているんじゃないの?」「いいや」ふふふ、あはは、と前を歩く2人の後を付いていく満樹。海一族のツイナ。山一族の与篠。水辺を囲む、八つの大きな一族。生活様式や考え方も違えばもちろん敵対する一族も出てくる。西一族と東一族が相容れないように、山一族と海一族も、同 [続きを読む]
  • 「約束の夜」114
  • 京子とチドリを見送り、満樹は、ツイナのいる部屋に戻る。いや、もう一度、ホテルの入口の方に行く。京子とチドリの姿は、もはやない。満樹は首を傾げ、またホテルの中へ。けれども、もっかい入口へ。また、戻る。「・・・変だな?」「落ち着かないわねぇ!」あはは、と、与篠が笑う。「気になるのねぇ、あの子が!」「いや、う。・・・そうなんだけど、」京子が心配だ。チドリと一緒にいる京子が心配だ。が、「それ・・・」何か液 [続きを読む]
  • 「約束の夜」113
  • 「落ち着いたみたいよ」と、上からも下からも止まらなくなったツイナは現在ホテルのお部屋で寝ております。「こういう時は とりあえず出してしまえば解決よ」上からも、下からも。「とりあえずは助かったわ ありがとう」京子は山一族の女性にお礼を言う。「でも!!」「いきなり毒を飲ませるなんて、 説明をきちんとして貰わないと」ちょっと涙目の京子。「京子、必死でツイナに 牛乳飲ませようとしていたものな」これを飲んで [続きを読む]
  • 「約束の夜」112
  • 「満樹は真面目だなぁ」ははは と、チドリが笑う。「各一族で云われているよ、それ」飲み直し、ならぬ食べ直しをしながら、ツイナが云う。「細い体でよくまあ入るもんだ」満樹は感心する。「ほっふぁいなひからさ!!」「飲み込んでから話せ」改めての席で、各自これまでのことを振り返る。えーっと、と、満樹はチドリを見る。告るのか告るのか、今から!?京子、京子は、食後のティータイム。ツイナ、MOTTAINAI。いや、 [続きを読む]
  • 「約束の夜」111
  • 「………ちょっと、 状況がよく分からないわ」「そうだね、 俺達はお昼を食べていた訳だけど」「えぇ、えびピラフ美味しかったわ」それが、いったいどうして、「満樹が席を外し」「なかなか、 帰ってこないなぁと思っていたら」と、2人はお店の外に出る。そこには集まったギャラリー達と彼らに囲まれるように距離を取り満樹とチドリが立っている。「東一族の武術は有名だからな。 お手柔らかにお願いしたい」「そちらこそ。  [続きを読む]
  • 「約束の夜」110
  • 「妹を守るお兄ちゃん・・・」「おっと!」満樹がチドリの言葉を繰り返したので、チドリは、自身の口を手で覆う。「ひょっとして、傷付いた?」そして、にやりと笑う。満樹の様子をうかがう。満樹は、口元に手をやる。「いや、その方が、都合がいい、か?」「ん?」あれ? と、チドリは口元がゆがむ。東一族と西一族の、そもそも仲間問題。↓でも、兄妹のように見えていた?↓なら、自身の一族に見られても大丈夫(何が?)↓恋人 [続きを読む]
  • 「約束の夜」109
  • 北一族の村に着いて数日。昼食を取りながら今後について話し合う3人。「あれから、色々探りを入れているけど」「裏一族からの接触はみられないな」「………」「裏通りに範囲を広げてみる? 裏だけに」「面白くないぞツイナ。 京子、どうだ?」「………」「京子??」「あ、ええ!?なにて!?」「ええっと、京子」ツイナが声をかける。「なんだか、ぼーっとしているけど 大丈夫??」「え?」「具合悪いのか!?」いやいや、と [続きを読む]
  • 「約束の夜」108
  • 「京子の兄が?」「今はないが、貼り紙と同じ顔だったから」同一人物だろう、と店主が云う。「お兄ちゃん・・・」京子は店主を見る。「お兄ちゃんは今どこに?」「それは判らないよ」「・・・ですよね」「ああ、でも、」店主は京子の姿をまじまじと見る。「西一族、だったよな」「え? ええ、まあ」「そのときは、北一族の格好をしていたよ」「北の?」「ああ、それで違和感が」ふむふむと、店主は納得するように頷く。「京子の兄 [続きを読む]
  • 「約束の夜」107
  • 「これは、最高の合言葉が決まったわね」どこか高揚した顔で京子が言う。「自分で言うのもなんだけど ひねりに捻って 良いところに着地出来たというか」そうだろう、そうだろう、と満樹。「俺、合言葉を使いたくて うずうずしているよ」まぁまぁ、落ち着くんだ、と2人から諭されるツイナ。「あとは、裏一族を 誘い出すだけ、と」「よし、それじゃあ」「はじめますか」「すみません」京子が人の集まりやすい店に立ち寄る。「私 [続きを読む]
  • 「約束の夜」106
  • 気を取り直して。3人は北一族の村を歩く。満樹と京子はそれぞれの目的で、何度か来ているこの村。通りは人であふれている。周りに人さえいれば、裏一族は大きく動かないだろう。突然襲われることもない。とりあえずは、安心と云うわけだ。「でも、」自分が云っておいてなんだけど、と、京子が云う。「西一族の美和子さん知っていますかって、聞いたところで」はい。知っています。と云う答えが返ってくるかどうかは「あんまり期待 [続きを読む]
  • 「約束の夜」105
  • 「かの、」「かの?」「かのかのかの彼女!!」なんだか、がぁああん、の京子。「満樹って、彼女がいたの!?」「・・・・・・?」京子は焦る。「だって、ほら! 私もいないし」「京子は京子だろ?」「そうだよ、京子」「満樹ぃいい」「どうした京子」京子は、これまでを回想する。敵対している東一族。ある日突然出会い、ともに旅をすることになった仲間。周りから見ると、西と東。しかも男女。どう云う風に見えていたのだろう。 [続きを読む]
  • 「約束の夜」104
  • 「探そう、マーケッツ!」気持ち切り替え、ツイナが云う。「そうね、マーケッツ!」海一族の司祭様情報。裏一族は、マーケッツに。「まあ、でも、確認なんだが」満樹が云う。「マーケッツとは、市場のこと」まごうとなき、和訳。マーケッツ=市場=ほぼ北一族全体。「その単語だけでは、北一族の村、と云うことしか判らないぞ」満樹が首を傾げる。「ほかに情報はないのか?」「・・・えっ」「ツイナ、情報は!?」「えーっと、」「 [続きを読む]
  • 「約束の夜」103
  • 「えっと、なんでこんな所で?」北一族のホテルの入り口で京子は驚いて声を上げる。「仕事だよ。 色々と物を納めているんだ」北一族の青年は運んでいた荷物を指差す。「そう、 あ。この前は本当に助かったわ」「お礼は充分してもらったから 気にしないでくれ」そうだ、と京子は後ろを振り返り青年を満樹とツイナに紹介する。「2人とも、この人は 先日私が荷物泥棒にあったときに 助けてくれた人で」「また!!泥棒にあったの [続きを読む]
  • 「約束の夜」102
  • 「司祭様の話によると」と、ツイナ。「俺の母親は、 父親の名前を 明かさないまま死んだそうで」「「…………」」「つまりそれは 言えない相手だったのではという」朝からヘビーな話し。「それが、他一族なのかもって事よね」「そうそう、 もしくは一族内の禁じられた相手とか」朝と言ってももう10時。連泊とは言えそろそろチェックアウトしなければいけない時間。まだ食堂で朝食バイキング中の3人。「って、満樹。 ちゃん [続きを読む]
  • 「約束の夜」101
  • 「いやぁ、食べたね!!」満腹満腹、とツイナ。「暫くは、お肉遠慮してよいかも」うぷっと、京子。「西一族の京子がそれ程まで」「ほら、バイキングで 元を取り戻すぞってついつい お皿に盛り過ぎちゃうやつに似ている」「次は食べられるだけって 思いつつも繰り返す」「バイキングあるある」「そうだな、腹は八分で止めるべきだな」「え?」「え?」「え??」食べてない満樹がそれ言う、という目線を京子とツイナが送る。「い [続きを読む]
  • 「約束の夜」100
  • 「と、云うわけで〜」口の中いっぱいに肉をほお張り、ツイナはもごもごする。「まひふぁひふぁひふぉむらふぇひそがふぃかったんだお〜」「ほぼほぼ判らないんだけど」「ほぼほぼ判らないな」ごっくん、と、ツイナは肉を飲み込む。「だから満樹は忙しかったんだって!」ツイナが云う。「なんか、東のツトメ、とか。川遊び、とか」「川遊びですって!?」「ほぼほぼ寝てないよね?」「まあ」息を吐き、満樹は京子を見る。「実家に帰 [続きを読む]
  • 「約束の夜」99
  • 「あれ、かな」「………あれ、だよね」北一族の大通りの広場に辿り着く満樹とツイナ。北一族で待ち合わせと言えばここという地点。その、広場に隣接するオープンテラスのカフェに空になったカップを3っつ程並べて座っている、京子。「………」「………」どこか遠くを見つめ、コーヒーのおかわりいります?と話しかける店員に首を横に振る形で断っている。「虚無の目をしている」「俺でも分かる。 あれは、なんか、いかんやつ」「 [続きを読む]
  • 「約束の夜」98
  • 満樹とツイナは、東一族の村を出る。「やっと約束を果たせるね!」「そうだな」「京子待ってろよ!」「ところで」満樹が一応の確認。「忘れ物はないか?」「えっ」「忘れ物」「それなら、大丈夫!」北一族の村へ向かう道中。ここから、また長い旅がはじまるのだ。いつ、自身の村へ帰られるのか、判らない。自分たちも無事にはたまた、この先、命あるかどうかも判らない。「ねえ満樹」「何だ?」「ちょっと地の文がぽくないよな」「 [続きを読む]