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- 2018/04/02 22:53お久しぶりです。+限定記事のお知らせ
- お久しぶりです。蒼海聖奈です。気がつくと私事に追われて日々を送り、長い間ここを留守にしていました。書きかけの文字たちに思いを馳せながら、忙しなくもどかしく時間が過ぎてしまっています。少し前から空追。のこれからについて考えています、という話を前の記事でしたのですが、現在一部内容を限定公開にしております。●1 長編 大事なものは、大切に。●2 長編 私と君と、等身大の恋心。●3 長編 桜物語。 ―希望 [続きを読む]
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- 2017/12/05 23:23靴音
- 靴音Lyric by sora aomiなんもかんも嫌になって窮屈な現実なんて脱ぎ捨てたくなってガラにもない 新しい靴を買ってみた僕は僕でいたいだけなのにそもそも「僕」ってなんだっけ?吐き出す言葉さえ見つからない誰に何を叫べばいいのかもわからないんだずっと靴音を探しているんだよそれは僕だけの、今しかない靴音だ足跡じゃないよ靴音を探してるんだよ 一緒に探しておくれよ人ごみの中の誰かと目が合ってお辞儀もしないでそっと見 [続きを読む]
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- 2017/09/17 23:23さよならサウンド+お知らせ
- さよならサウンド空が暗闇に沈んでいく頃スピーカーから彼らの音が鳴る心を引っ掻き回したくなるくらいの輝きを放ちながら散らばってく音たちをああ 耳に届け 天に届け 私(さき)に届け駅前で唄う彼等コンビニ袋をさげて通りかかる私一段上でギターを掻き鳴らし唄う彼最前列で応援さえできず立ち尽くす私柵などないのに圧倒的に届かない何か 壁 すれ違う道伸びやかな声を変わっていく歌声をただ遠くから甘受するだけだったあ [続きを読む]
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- 2017/05/15 23:26エキストラ・エキストラ
- エキストラ・エキストラLyric by Sora Aomi.エキストラ エキストラみんな人生のエキストラ決められた発車時刻に決められた電車おはようございます すみません ありがとう おつかれさまです決められた台詞 脚本通りの雑踏聴こえなくなっていく音予定通りに進んでいく 列車と会話人々の笑い声 変えられない物語りそう 僕らはみな人生のエキストラ見えなくなる景色 与えられないヒント手探りで紡ぐ言葉 置いて行かれる、脇 [続きを読む]
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- 2017/04/02 22:38鳴りはじめの旋律
- 鳴りはじめの旋律 僕はひどく臆病な人間なのだ。 どこがと訊かれてもうまくは説明できない。たとえばそれは、こどもがお母さんに「虹の向こうにはなにがあるの」とたずねるような、それくらい曖昧な感覚だ。 ただ、ふとした瞬間にそんな自分を強く意識して自己嫌悪するときがある。 その日は文化祭だった。 元々自由な校風の僕の学校は一年で一番といってもいいほど音や色にあふれていて、空はそれに呼応するかのように雲 [続きを読む]
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- 2017/03/19 21:51Smiler Maker Client1-Smile 5 『アイドルスマイル』/空庭の君2
- ◆このお話は長編です。現在プロローグ、basic smile1〜3、そしてclient1編へと続いています。まずは大まかなプロローグを読んでどうぞ。お時間があったら前の話も読んでみてください!http://piecesofsky.blog3.fc2.com/blog-entry-330.html「そっか。じゃあ君が、担当の人なんだね」「はい、よろしくお願いします」 マネージャーの長嶋が担当医と話しに行っている間、ショウタはアサヒに依頼の内容確認と軽い自己紹介をした [続きを読む]
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- 2017/02/14 22:19【Revival】花言葉物語 seasonal バレンタイン スプレーカーネーション(ショコラ)
- 花言葉物語 seasonalスプレーカーネーション(ショコラ)決して愛らしく飾られた見た目ではないけれど。甘く鮮やかな、あるいは可憐な色合いは持ちあわせていないけど。それでも、そんな素朴な私を、好いてくれませんか。*「美味しそう」「え?」「それ、携帯。」「あ、ああ。お気に入り、なんだ。ガラケーなんだけど」「いいんじゃね?可愛いし」 それが、転入して初めて咲月が男の子と交わした会話だった。前の学校でも、校則が緩 [続きを読む]
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- 2017/01/30 22:42さよならサウンド
- さよならサウンド空が暗闇に沈んでいく頃スピーカーから彼らの音が鳴る心を引っ掻き回したくなるくらいの輝きを放ちながら散らばってく音たちをああ 耳に届け 天に届け 私(さき)に届け駅前で唄う彼等コンビニ袋をさげて通りかかる私一段上でギターを掻き鳴らし唄う彼最前列で応援さえできず立ち尽くす私柵などないのに圧倒的に届かない何か 壁 すれ違う道伸びやかな声を変わっていく歌声をただ遠くから甘受するだけだったあ [続きを読む]
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- 2016/12/25 20:30≪期間限定≫花言葉物語 Reupdate:Seasonal ポインセチア
- 花言葉物語 Seasonalポインセチア知っているだろうか。きっと、誰も知らない。本当はこのために咲いているのではなくて、ひとが勝手にそうと決めてしまったのだと。わたしは、この日のためでなくて、ただあなたを見守るために咲いたのです。※※※「あ、」外れてる。ブックマークをいつも通り開いた瞬間、思わず独りごちてしまった。いつもならあまり気にならないはずの数が目に入ってしまったのは、偶然だったのだろうか。周りの [続きを読む]
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- 2016/11/06 21:02セプテンバー・レイン
- セプテンバー・レイン 雨が、降っている。 私というファインダー越しに、バスの窓枠がきりとった世界に。緩やかに動く景色は、しっとりと涙に塗れている。 手元に置いた参考書は、いつも読んでいる漫画と違って中々次の世界へ進まない。私はただぼんやりと枠取られた涙する世界を見やっているばかりだ。学校からの長い帰路で多佳子が想いを馳せるのはいつも、現実にある外国のおとぎ話よりもその綺麗に切りとられた世界 [続きを読む]
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- 2016/10/02 21:37たったひと箱のやわらかさ
- たったひと箱の柔らかさ幼いころ、精神的に不安定だった母に包丁を向けられたことがある。あんまりうるさくすると刺すからな、と。それ以来、広はどうにもナイフの類を見るとそれが思い出されて怖くなる。触るどころか視界に入れるのも怖い。これはもう恐怖症の域だと思う。そんなわけで、広はこの歳になってろくに料理をしたことがない。「秦野さんって、いつもコンビニ弁当なんですか?」 とある日の昼食時、ななめ向かいのデス [続きを読む]
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- 2016/10/02 21:30お知らせ
- 皆さまお久しぶりです。蒼海聖奈です。いつものことながら、ずいぶんとここを空けてしまっております。不在中にコメントもいただき(ありがとうございました本当に…!)例年の更新もついぞ出来ず不甲斐ない限りです。私的事情など諸々によりままならずにおりますが、数日中にひとつお話をあげる予定です。あとがきで手短にですがまた近況を述べさせていただきます。それでは、こんな場所ですが今後も「空の追憶の果て。」をよろし [続きを読む]
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- 2016/08/13 17:00よるのうた
- よるのうたlittle poem by Sora.ふわり ふわりと 浮いた心がつれていってくれる あなたはオツキサマしっているよ きみが人一倍 わらうことしっているよ きみが人一倍 ないていることゆらり ゆらり 欠けたキミにのってラブソングを唄おう 猫みたいにからだをゆらしだれもみてないよ きみが余裕のないときだれもみてないよ きみがきみを隠したがるときくるり くるり せかいはまわるよきらり きらり オホシサマは君の [続きを読む]
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- 2016/07/03 15:31Short-short 雨粒の先
- 雨粒の先 ひどく、雨が降りしきる、ある夜だった。「あー…確実に濡れるなぁ」 駅前で思わずそう一人ごちるほど、雨が降っていた。どうやら、明日台風が東京近辺に最接近するらしい。直撃も有り得る、ということで今日の晩から降る確率が高いとのことだった。かさばるのも面倒くさかったが、濡れそぼるのもごめんなので鞄の底にいれた折り畳み傘が役に立った。少々小ぶりの傘ではあるが、差さないよりはましだろう。 濃紺のそれ [続きを読む]
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