河合ひさとし さん プロフィール

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河合ひさとしさん: 書きなぐり小説館
ハンドル名河合ひさとし さん
ブログタイトル書きなぐり小説館
ブログURLhttp://kakinaguri2837.blog.fc2.com/
サイト紹介文気が向いたときにオリジナルの小説を上げていくブログです
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供13回 / 365日(平均0.2回/週) - 参加 2014/04/11 20:38

河合ひさとし さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 島と豆
  •  青年が1人、小さな島を歩いています。一周するのに、半日くらいでした。 どうやら無人島のようでした。 島の外側は砂浜、内側は森になっています。暑いですが、きれいな水が湧いているところは、たくさんありました。 海を見ると、ヨットが1隻あります。青年が乗ってきたヨットで、あちこちに穴が開いています。 青年はヨットから袋を取り出しました。中には、水を入れると食べれるお米、缶詰がありました。 青年は困って [続きを読む]
  • 葬儀の後
  •  葬儀場の駐車場が満杯だ。 建設会社社長の父の、1人娘として私は生まれた。 父は、会社を興し、一代で大量の従業員を雇う大企業に育てた。政治家とも付き合っていた。あちこちに寄付もしていた。 父は、立派だった。外から見たら。 内側から見たら、家にいる父を見たら、立派なんて言えない。 父は何人の愛人を持ったのか。お母さんが泣いていた日は、どれほど多かったか。 父は何度暴れまわり、家の中をめちゃくちゃにし [続きを読む]
  • barにて
  •  僕は、お店に入る。 カウンターがある。マスター、と言うには、かけ離れた感じの、居酒屋のおっさんみたいな人がいる。 僕は座る。 おっさん:「何にします?」 何を注文すればいいのか、こういうところに初めてくるのでわからない。 僕:「ビールを」 とりあえず言っておいた。 ピーナッツも頼んだ。 ビールを飲み、ピーナッツをかじる。 笑い声が聞こえる。お店の雰囲気が、大笑いする雰囲気ではなく、静かに飲む雰囲 [続きを読む]
  • 仮面
  •  マスクがある。かぶると他人そっくりになる。 俺:「俺が行く。3時間後にここで会おう」 女:「うん。気をつけて」 口づけをして、任務に向かう。 マスクをかぶる。俺の顔は別人のものになる。潜入するアジトを仕切るボスの腹心の顔だ。身長や体系は、俺とその腹心で似ているので、マスクと服装だけで変装完了だ。 その腹心は、俺の家の地下で拘束されている。もう息を引き取っているだろう。血まみれになっても失禁しても [続きを読む]
  • 朝の日課(後編)
  •  テレビをつける。朝の日課だ。菓子パンを食べながらニュースを見る。 今日はどうだろうか。いつも通り交通事故、芸能人がどうのこうの、殺人事件、スポーツの結果、そんなところで終わるだろうか。 ……ここまでは普通だ。ここからは。 「……新型細菌兵器の惨事は拡大を続け、人類の半数にあたる35億人以上が亡くなったとみられ……」 「はあ!?」デカい声で叫んでしまった。 このニュースの前に交通事故とかスポーツの結 [続きを読む]
  • 朝の日課(前編)
  •  テレビをつける。朝の日課だ。菓子パンを食べながらニュースを見る。 いつも通りだ。交通事故、芸能人がどうのこうの、殺人事件、スポーツの結果、そんなところ。 食べ終わったら出かける。 帰ってきたら、晩飯食って寝る。毎日こう。  テレビをつける。朝の日課だ。菓子パンを食べながらニュースを見る。 いつも通りだ。交通事故、芸能人がどうのこうの、殺人事件、スポーツの結果、そんなところ。 「……500人の男たち [続きを読む]
  • 恐怖教師11(最終回)
  •  何が起こっている。海藤は思った。 体の上に輝が乗っている。 自分の腹には刃物が刺さっている。輝がさらに刃物を刺してくる。 ずぶずぶという感触。 痛みは、よくわからない。 血の臭いなのか、それだけではない気がするが、とにかく臭い。内臓の臭いか? ガキが! ぶん殴る。 輝は吹き飛んでいった。こんな力が自分にあるとは思わなかった。 「おい……誰か、誰かよべ」声がなかなか出ない。 一部の生徒が、輝に声を [続きを読む]
  • 恐怖教師10
  •  海藤は教室に入った。生徒たちが緊張した顔で海藤を見た。 素晴らしい。ここまでもってきた。この目を、他のどの教師が引き出せるだろうか。 この教室では、自分が最高権力者だ。自分が命じれば、生徒は従う。 少し、試してみるか。自分がどれほどになったか。 授業をやりながら、教室を見渡し、使う生徒を探す。 目についた生徒がいた。美帆。かわいらしい子だ。男子たちからも女子からも人気があるようだ。 海藤。夜。学 [続きを読む]
  • 恐怖教師9
  •  何か、悪い何かが進んでいる。朝、教室で安藤は思った。 教室はいつも静かだ。みんな、やたらと真面目だ。 それは、ここ最近ではいつものことだ。でも、今日は何か、怖い。 海藤が教室に入ってくる。クラス中に緊張が走っている。 海藤が話し出す。みんな必死に話を聞く。 これが正しいのだろうか。いや、話を聞くのは普通なんだ。今までの他の先生の時のように、聞いてなかった、と笑っているのはダメだというのはわかる。 [続きを読む]
  • 恐怖教師8
  •  それから数日後。海藤は夜道を歩いている。家に帰る途中だ。 どうしたことだ。ここ数日、あの手を挙げてしまった日から、瞬は今までと打って変わった真面目な態度を見せている。 それが表面だけだということはわかる。俺が見ると、明らかに怯えている。だが、それでも真面目になっている。今日も熱心にノートをとっていた。 迷っている。これでいいのか。暴力で従わせていいのか。 ……瞬を観察しよう。卑屈になってしまって [続きを読む]
  • 恐怖教師7
  •  自分には信念がある。 筋肉を鍛えるにはトレーニングが必要なように、人格を鍛えるためには何もしていないで良いわけはない。 生徒たちは俺を恨むかもしれない。だが、今の我慢が社会に出たときの力になる。今わからなくていい。あとで感謝などいらない。トレーニングは、大変で当たり前なのだ。 教室に行く。ドアを開ける。生徒が緊張しているのがわかる。教室は静まり返っている。 いや、ただ1人小さな声で話し続けている [続きを読む]
  • 恐怖教師6
  •  掃除の時間。みんな静かに教室を掃除している。このクラスになるまで、みんな笑いながら遊びながらやっていたのに。 海藤は少しの声も気に入らないらしいから。 掃除のできにもうるさい。 終わったら点検し、汚いとやり直しをさせられる。 それぞれの場所の当番が決まっていて、その担当の人が1人でもやり直しをさせられると、全員が終わるまで何もせずに待たされる。 てきとうにやる人は、どのクラスにもいる。海藤のいる [続きを読む]
  • 恐怖教師5
  •  大声で言わなければならない。 「国語の教科書忘れました! 家に置いてきてしまいました! 当たり前のことができませんでした!」 何度も。 静かな教室で、自分1人だけ叫んでいる。 涙目になる。声が上ずる。それでも叫んでいる。 たぶん、他の教室にも聞こえているんだろう。 「声が小せえぞ!」海藤が言った。 授業後。 「……災難だったな」瞬が話しかけてきた。 「……」イライラして、黙っていた。放っておいて [続きを読む]
  • 恐怖教師4
  •  朝。今日も今日とて、嫌な朝が来た。 リュックに今日の教科書類をつめる。これが緊張の始まりだ。 何度も確認する。 「ちょっとー、遅刻するよー」何か聞こえる。 もう一度確認する。 行かなければ。部屋を出るとき、あと5分いたいと思ってしまう。ダメだ。行かなければ。 部屋を出る。外に出る。 さっき話しかけてきた母親が心配そうにしている。 学校まで半分くらい来たとき、絵具セットが必要だったことに気づいた。 [続きを読む]
  • 恐怖教師3
  •  明日は入学式の日。学校に向かう。 正直、気が重い。 なんでかと言うと、昨日、歓迎の文書を海藤に見せに職員室に行ったら、床にぶちまけられたからだ。そりゃ、参考にともらった去年のやつを丸写しして出したから仕方ないけどさ。 怒られるのは慣れてる俺だ。宿題をやってこないなんてしょっちゅうだ。でも、それでもびびった。 海藤は、最初ゆっくり話していた。穏やかで、のんびりしていた。あ、これはたいした説教になら [続きを読む]
  • 恐怖教師2
  •  家に帰る。 「ただいまー」と玄関を開ける。 「あ、おかえり」母親が出てきた。「どうだった? 6年生最初の日」 「特に何も、あ、入学式で挨拶することになったよ」 両親と仲は悪くないほうだ。くじ引きの話をした。母親はくじ運を笑った。 自分の部屋に入る。 まずは、遊ぼう。 輝の家にでも行ってみよう。無口で無愛想なやつだ。こっちから行かないと何も返してこない。 「もう出かけるの?」玄関に行くと母親が言っ [続きを読む]
  • 恐怖教師1
  •  進級初日はいつも、走って学校に行く。 なにかありそうだから。 新しいって、それだけでいい。 新しいクラスだ。クラス分けはもうわかってる。瞬と輝がいる、あいつらと同じクラスなのは楽しみだ。 ……あと美帆もいる。 新しさと、他にも感じるものがある。この小学校で6年間過ごして、最後の1年だ。惜しい気がする。楽しんで過ごしたい。 教室に入る。いつもと違う。みんなどこか暗い。どうしたんだ? 普通の初日はも [続きを読む]
  • 帰り道のゴング
  •  帰り道だった。 突然、うおおおおおー! と歓声が聞こえてきた。1人2人ではなく、そうとうな人数の声だった。 催し物をやっているようだ。そういえば、すれ違う人の数もいつもより多い。 人の集まるほうに、行ってみた。 周囲にロープをはったリングの上で、男が2人、殴り合いをしている。周りには観客がたくさん。ボクシングだろうか? とりあえず足は使っていない。 観客席はパイプ椅子で、リングは3時間もあればで [続きを読む]
  • 旅人男
  •  「東に向かおうと思っている」男は言った。 「東? ってどこだよ」俺は言った。 「電車に乗ったり、山に登ったり、船で海を渡ったり、とにかく遠くに行きたい」 「たまには必要だよな、そういう放浪の旅って。のんびりできるし」 方向はどうでもいいのだな、と思った。気ままな旅がいいのだろう。 「仕事はいいのか?」俺は、現実的なことをきいた。ちょっと夢から離れすぎた言葉かもしれない。 「辞めようと思っている… [続きを読む]
  • ウンコ係
  •  ウンコを運ぶのが、俺の仕事になった。 右のやつが、茶色のアレが入ったバケツを渡してくる。俺は受け取り、次のやつに渡す。次のやつは、その次のやつに渡す。毎日毎日コレが俺の仕事だ。 前はもっと楽な仕事だった。似たようなものだが、書類を渡す仕事だった。 前のやつが、文字が書いてある書類を渡してくる。俺は受け取り、ちょっと文字を書き足し、次のやつに渡す。書き足す文字を考えるのは簡単で、好きな言葉を1文字 [続きを読む]
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