悠 さん プロフィール

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悠さん: のんびりBL小説
ハンドル名悠 さん
ブログタイトルのんびりBL小説
ブログURLhttp://bllovers421.blog.fc2.com/
サイト紹介文年上×年下メイン。ほのぼので気持ち甘めのBL短編置き場。
自由文3000文字以内のサクっと読める小話やお題SSなど。
メインCPにも単発でいくつか書いてます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供53回 / 365日(平均1.0回/週) - 参加 2014/04/13 19:56

悠 さんのブログ記事

  • 【声が聞きたい】
  • ナオさんの声が聞きたい。昼間、学校にいる時から思っていたそれは部活が終わって家に帰り、食事や寝る支度を済ませ、ベッドの上でごろ寝しながらの読書中でも消えることはなく、むしろ強くなった。明日になればナオさんに会えるのに。あともう少し我慢すれば良いだけなのに。そもそも数日前には夜の図書館で数十分だけとはいえ、彼に会って話しをして手を繋いで家まで送ってもらった。「ナオさん、好き」本の間に挟まるブックマー [続きを読む]
  • 【大好きなのは】
  • ナオさんの手のひらが僕の頭をふわふわと撫でる。時々、額や唇にキスを落としながら続けているそれをやめるつもりはまだないらしい。ナオさん、と抱き込まれた腕の中から顔を上げて呼びかければ穏やかな笑みを浮かべた彼に頬を手のひらで包まれ、唇が重なった。「好きだよ、悠君」何回も――何十回も言われている言葉。宝物のように大事にしてくれる彼の首に手を回して僕からも口付けを返す。「僕も好き。僕の方が絶対大好き」「そ [続きを読む]
  • 【手繋ぎ罰ゲーム】
  • 単発の2人です。今、俺の左手にはいつもならないはずのぬくぬくとした人の手の温もりがあり、これがあと一週間も続くと思うとウンザリしてため息が出てしまう。その上、何事も明るく楽しくを信念に置いている相手は指を絡ませる、恋人繋ぎまでしてくる始末。せめて相手とクラスが違えば繋ぐ時間も大したことなかったのだろうが、運悪くこの罰ゲームを提案した奴らも俺も彼も同じクラスで逃げられない。事情を知らない周囲の人々の [続きを読む]
  • 【ハッピーハロウィン】
  • 【一目惚れ】の二人の話です。ニコニコと、何がそんなに楽しいのか分からないが満面の笑みでされた挨拶を能面のような顔で受け入れる。「ハッピーハロウィン。お菓子いらないのでイタズラしても良いですか?」「はあ……?お前、何してんの」「何って、今日はハロウィンですよ。もしかして知らなかった?もう、ダメだなぁ、お兄さんは」「知ってるに決まってるだろ。アホか」今日はハロウィン仕様らしく、上下黒でシンプルにまとめ [続きを読む]
  • 【許して欲しければ】
  • 単発CPです。いつになく神妙な顔付きの恋人に手招きをされた。そんな彼にどきりと胸がざわつき、一瞬そちらへ向かうのも躊躇ったほどだ。彼の座るソファへ一歩一歩近付く度、心の中は拭い切れない恐怖や何を言い出すか分からない不安で足が竦みそうになり、自分でもどうしてこんなに怖く思っているのか分からない。俺が好きな明るい笑顔も声なく、ただジッと俺を見つめるだけの視線を受け止めきれず、目を外しながら彼のすぐ近くへ [続きを読む]
  • 【子供じみた】
  • ナオさんのこんな表情、仕草は誰にも見せたくない。これは僕だけのもの。例え、知ってる人がいたとしてもこれからは僕以外の誰にも見せない。――見せて欲しくない。ふと沸いたひどい独占欲はあっという間に僕の心を嫉妬で満たし、胸を苦しく締め付ける。つい先ほどまで彼の腕の中で機嫌良く笑って話をしていた僕が急に黙り込んだのを不審に思ったらしい彼は、どうしたの?と心配気に顔を覗き込んできた。近付いた彼の唇に自分の唇 [続きを読む]
  • 【どうして】
  • 写真部の先輩(千紘)と園芸部の後輩(桂太)の二人です。桂太が可愛いのは分かりきってることだが、時々こちらがびっくりするほど可愛い反応をする時がある。それがまさに今。雑談を交わしつつ行っていた勉強に飽きたのもあり、参考書を押さえる桂太の手に自分の手を重ねてちゅっと頬に口付けをした。さすがにこれは押し退けるか睨み付けられるのを覚悟していたけれど、実際彼が取った態度は目元や耳を赤く染める、というもので俺 [続きを読む]
  • 【遠慮しないで】
  • 少し緊張しながら渡した彼への誕生日プレゼントは取り外して使えるネックストラップがセットになった黒い本革のIDホルダー。会社で使ってるものが古くなって来たからそろそろ買わないと、と聞いてこそれにしようと思ったのだが、探しているうちにデザインや色、彼が首から下げていて恥ずかしくない相応の値段などで悩みに悩み、直接本人に決めてもらった方が良いとまで思ってしまった程だ。その話を聞いてから大分時間が経っている [続きを読む]
  • 【優しいキス】
  • ナオさんは時々意地悪になる。僕の指定席――彼の両脚の間に座って後ろから抱き締められている時、顔を上げればいつもなら何も言わずにキスを落としてくれるのに今回はどういう風にして欲しい?と聞いて来たのだ。今まで彼任せにしていた僕が悪いのかも知れないけれど、急にそんな事を言われてすぐに答えられる訳もなく無駄な時間を過ごしてしまっている。「いつも俺ばかりしてるからね。今日は悠君のしたいキスをするよ」正直、彼 [続きを読む]
  • 【最初で最後の】
  • 悠一が高校生になってます。短くて温い描写ですが背後に注意してください彼と出会ってから数年が経ち、中学生だった僕も今では高校生。当時よりも近くなった彼との目線の高さを嬉しく思う反面、抱き締められた時の包み込まれる感覚は僕の成長に伴って減ってしまい、ホンの少しだけ寂しく思う。――電気を消した薄闇の部屋に響くのはベッドが軋む音と僕の蕩けた声。これだけは未だに慣れない、深くて苦しい熱は僕の胸を甘く締め付け [続きを読む]
  • 【今日も明日も】
  • 単発CPです。恋人を好きで何が悪いのだろうか。俺と彼の気持ちの温度差に多少開きがあるのは仕方ないにしろ、格好良くて優しくて笑顔も素敵な恋人を自慢に思えば引っ付きたくなるのは至極当然のこと。しかし、そう何度言っても彼には理解出来ないらしく、俺からしてみればどうして分からないのかが分からない。――まあ、それは彼にとって俺がそこまでの存在になれていない証拠なのかも知れないけれど……。「好き」自分で言って [続きを読む]
  • 【軒先からの恋】19(終)
  • 喫茶店店員(杉崎)とサラリーマン(広野)の二人です。広野さんに俺を諦めないで好きでいてください、と言われても特別変わりはなく、これまで通りの関係がしばらく――もしかしたらずっと続いて行くのかもしれないと思っていた。だが、真冬の寒さもようやく和らぎ、枝についた桜の蕾が膨らみ始めた今、ゆっくりながらも少しずつ変化を遂げていたそれは次第に確実なものとなりつつある。「広野さん。お疲れ様でした」玄関のチャイ [続きを読む]
  • 【ズルい】
  • 視界がぐらりと揺れ、最初は何事かと思った戸惑いも僕を見下ろすナオさんを見て、ソファに押し倒されたのだと理解する。頬から首筋へと滑り落ちた、いつもより熱く感じるナオさんの手のひらに淡い期待で胸が高鳴ったけれど、いくら待ってもそれ以上何もしないし何も言わない。キスすらされない事に再び戸惑いの視線を向けても彼は口元を緩ませ、軽く首を傾げながらただ僕を見つめるだけ。多分、彼はそういうつもりなのだろうと思い [続きを読む]
  • 【先輩でも】
  • 写真部の先輩(千紘)と園芸部の後輩(桂太)の二人です。本当ならば買い物に行くつもりだった予定を思った以上の酷暑を理由にしてやめにし、冷房を効かせた先輩の部屋に引きこもっていくらか経った頃。先輩はキスなんてものをねだってきた。俺が素直にする訳ないと分かっているはずなのに毎度毎度懲りないものである。「先輩も懲りないですね」「だって桂太からはしてくれないじゃん」まあ、確かにそれはそうだ。俺からするのは皆 [続きを読む]
  • 【流れ星の代わりに】
  • 浴衣姿のナオさんと並んで歩くのは少しだけ照れくさい。深い藍色の生地によく見ると細いストライプ模様が描かれた浴衣、同じ色の巾着も持って雪駄を履いた姿はとても似合っていて、チラチラと盗み見る度に頬が緩んでしまう。僕もナオさんに着付けをしてもらい、お互い着慣れぬものを身に付けて出掛けた先はサマーイルミネーションを催している遊園地。冬に来た時もイルミネーションの美しさに吐息を洩らしたが、夏もまた冬に負けず [続きを読む]
  • 【叱ってほしい】
  • 僕はナオさんに甘え過ぎているから叱ってほしい。そう告げられた言葉の意味が理解できず、思わず彼の髪を撫でる手が止まってしまった。甘え過ぎている、と言ってもこうして両足の間に座らせているのもミルクティーを作っているのも、抱き締めてキスをしているのも全部俺が望んでいる事で彼は俺の要求を飲んでくれているだけなのだ。もちろん彼から甘えて来る事もあるが、それだってささやかな可愛いもので甘え過ぎ、という程ではな [続きを読む]
  • 【軒先からの恋】18
  • 喫茶店店員(杉崎)とサラリーマン(広野)の二人です。杉崎さんから告げられた言葉に返事を返せないまま年が明けて、早三週間。年末年始の余韻をかすかに残した世間はいつもの生活に戻り、それは俺も彼も同じだった。毎朝ほぼ同じ時間、軒先の花壇に水を撒く彼と顔を合わせる度に挨拶をし、偶然にも帰宅時間が重なった時は軽く世間話をしながらそれぞれの帰路に着く。返事を催促される訳でもなく、今までと何ら変わりない態度の彼 [続きを読む]
  • 【初心な恋人】
  • 【睨めっこ】の二人です。好き。大好き。普段は整った綺麗な顔が笑うと子供みたいに無邪気で、可愛い顔になるから好き。いつも優しくて、それでいて俺が悪かったらちゃんと怒ってくれるところも大好き。「なあ、ちゃんと聞いてるのか?」恋人に俺のどこが好き?と問われ、一つずつ丁寧に答えている途中だというのに、それを言ってきた当の本人は両手で耳を塞いでいるではないか。しかも、俺の顔すら見ないで目を瞑っている始末。自 [続きを読む]
  • 【納得いかない】
  • 【睨めっこ】の二人です。好き。大好き。普段は整った綺麗な顔が笑うと子供みたいに無邪気で、可愛い顔になるから好き。いつも優しくて、それでいて俺が悪かったらちゃんと怒ってくれるところも大好き。「なあ、ちゃんと聞いてるのか?」恋人に俺のどこが好き?と問われ、一つずつ丁寧に答えている途中だというのに、それを言ってきた当の本人は両手で耳を塞いでいるではないか。しかも、俺の顔すら見ないで目を瞑っている始末。自 [続きを読む]
  • 【先輩の世界】
  • 写真部の先輩(千紘)と園芸部の後輩(桂太)の二人です。電車とバスを乗り継いだ後、徒歩で向かった先は県内でも有数なあじさい寺といわれる大きなお寺。広い敷地には様々な種類の紫陽花が色とりどりに咲き誇り、上がったばかりの雨の雫を静かに輝かせている。雨上がりのムシムシとした暑さも木陰に入ればいくらか和らぎ、風景を写真に収めながら歩く先輩を少し離れた場所から眺める。カメラを持ち、レンズ越しに被写体と向き合う [続きを読む]
  • 【失敗】
  • 梅雨特有の湿り気のある空気がじっとりと肌に纏わりつく雨の夜。俺の持つ傘の下にはもう一人――夜の図書館で数十分にも満たない短いデートに付き合ってくれた彼もいる。一日中、いつ降り出してもおかしくないどんよりとした空模様を保っていたが、ついに先ほどから大きな雨粒を落とし始めた。そして、今は短い時間だし大丈夫だと思い、傘を持たずにやって来た彼を自宅へと送り届ける途中である。「ごめんね、ナオさん。僕も傘持っ [続きを読む]
  • 【――心許ない】
  • 天気も良いから少し歩こうか、と彼を連れて緑地公園へやって来た日曜日のなだらかな昼下がり。春は桜、秋は紅葉で綺麗な公園の木々も今は緑の葉を付け、風が吹くたび気持ち良さそうになびいている。――悠君。自分より一回り小さな背中に声を掛ける。いつもなら俺のすぐ隣を歩く彼が今日は何故か少し先に居て、その空いたスペースが妙に心許なく感じていた。そして、そんな俺の気持ちを知ってか知らずか、屈託のない笑顔の彼にどう [続きを読む]
  • 【置いていかない】
  • 単発CPです。恋人が怪我をして帰って来た。理由は運転操作を誤った車にぶつけられた際に転倒した、なのだが、その第一報を受け取った時は目の前が真っ暗になり、足元から崩れ落ちる感覚に陥った。それから彼が帰って来るまでの間、落ち着かない気分を紛らわすため部屋内をうろうろして、他に連絡が来てないか頻繁に携帯画面もチェックし――ようやく帰宅した彼の姿を見て生きた心地を取り戻したのだ。聞いていた通り、幸いにも怪我 [続きを読む]
  • 【指きり】
  • 単発CPです。恋愛関係にある同性が共に生きていくのは思っていたよりもずっと大変であると実感している。結婚や子供という誰の目からも分かる形が取れないのはもちろん、周りからの理解、何よりお互いの気持ちでしか繋がりが保てず、時折胸が詰まるような苦しさを生む。 ――今日は彼と付き合い始めて一年が過ぎ、二年目に入る記念日。本当ならばお揃いの何かをプレゼントしたかったのだが、形に残るのは嫌だと言って買わせてくれ [続きを読む]
  • 【くだらない嫉妬/撫でて】
  • 【くだらない嫉妬】 とんでもなくくだらない事で抱くこの嫉妬の感情に一人で苦笑いを浮かべ、ソファに寄りかかってうたた寝をする彼の額へそっと口付けを落とす。数分前からうつらうつらし始めた彼に俺が普段着ている薄いパーカーを掛けたところ、それを俺だと思ったのか、ぎゅっと抱き込んで微笑んだ。本物はここにいる、と示したくてパーカーを引っ張っても眉間に皺を寄せて離そうとせず、結局服は今も彼の腕の中。もちろん寝て [続きを読む]