悠 さん プロフィール

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悠さん: のんびりBL小説
ハンドル名悠 さん
ブログタイトルのんびりBL小説
ブログURLhttp://bllovers421.blog.fc2.com/
サイト紹介文年上×年下メイン。ほのぼので気持ち甘めのBL短編置き場。
自由文3000文字以内のサクっと読める小話やお題SSなど。
メインCPにも単発でいくつか書いてます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供55回 / 365日(平均1.1回/週) - 参加 2014/04/13 19:56

悠 さんのブログ記事

  • 【ただひたすらに/小細工ナシ】
  • 【ただひたすらに】俺のこの気持ちは彼にとって負担になっていたりするのだろうか。なるべく出さないよう抑えているつもりだが、どうしても出来なくなってしまう時がある。それが今。遮光カーテンを引かれてもまだ外が明るいと分かる昼間の寝室。体全体で俺を受け入れ、少しの苦しさを含んだ甘い声と熱に浮いた表情は普段聞くことも見ることも出来ない。「ごめんね、辛い?」既に一度吐精し、くたりと力の入らない体を俺に委ねる彼 [続きを読む]
  • 続【軒先からの恋】5
  • 好きな人が何の躊躇いもなく俺の作った手料理を食べ、美味しいと頬を緩めてくれる。それが俺にとってどれだけ嬉しいか、広野さんにはまだ分からないようだ。美味しい、なんていう最大の褒め言葉を何度も口にし、残さないで食後のデザートまで平らげる。「珈琲ゼリーもすごく美味しかったです。お店には出してない杉崎さんのデザートが食べられるってすごく贅沢ですよね」「そんな大袈裟ですよ。でも、ありがとうございます。広野さ [続きを読む]
  • 【関係の果てに】
  • いつもとは違う雰囲気の話です。視点や場面がよく切り替わるので分かりづらい所があるかもしれませんが少しずつ書き進めて行きたいと思ってます◆◇ 登場人物 ◇◆芦川 樹(あしがわ いつき 27) 高校1年生の時、父親が再婚。3歳の奏人の兄になる。芦川 奏人(あしがわ かなと 15) 3歳の時、母親が再婚。樹が親代わりになる事もあり、非常に懐いていた。兄の親友、和之と付き合っている。笹山 和之(ささやま かずゆき  [続きを読む]
  • 【特別な夏休み】
  • ナオさんと一緒ならどこでも良い。夏休みどこかに行こうか、と言ってくれた言葉に対して答えた僕の返事。こういう半端な答えが一番ナオさんを困らすと分かっているけれど、僕は本当にナオさんと一緒ならどこでも、なんでも良いのだ。会えるだけで嬉しい。冷房の効いた部屋で2人でゆっくり過ごすのも楽しい。月に一度の泊まりの日だったら一緒に食事の支度をして、未だに恥ずかしさが残る入浴も一緒に済まし、ナオさん特製のミルク [続きを読む]
  • 【僕のせい】
  • ナオさんが僕との関係で悩んでいるのは知っている。もし周りに知られた場合、激しく非難されるのは僕ではなくてナオさんで、いくら僕からお願いした関係だと言っても決して認められるものではない。僕が大人になったらそんなこともなくなるのだろうか。でも、それだとあと数年も待たないといけない。「ごめんね、ナオさん。僕のせいで」ナオさんが僕からの申し出を受け入れたのは、ナオさんが僕を好きになったのは、そして、僕との [続きを読む]
  • 【ゼロ距離からの恋】7
  • 珍しくもない残業確定日の夕方。今は同じ案件を抱えているチームメンバーの夜食の買い出しついでにスーパーに足を向けている途中である。昼間の余韻を残す空気は夕方になってもじっとりと汗ばむぐらい暑い上に、この尋常ではない暑さは今後しばらく続くらしく、それだけで早くも夏バテになってしまいだ。──にも関わらず、例の彼。笠羽 理は今日もコンビニの前で待ち伏せをしていた。自宅がコンビニの上のマンションだから熱中症 [続きを読む]
  • 【分かってなかった】
  • 目が覚めた時、普段はない温もりが隣にあると嬉しくて朝から幸せな気持ちになる。何か良い夢でも見ているのか、心なしかほころんで見える可愛い口元に軽く、触れる程度の口付けを落とす。昨日は随分夜更かしをしてしまったせいもあり、これぐらいのことでは起きないだろう。「よく眠ってる。無理させたかな」いくら彼が望んだとしても、年上の恋人としてもう少し加減をするべきだったのかも知れない。少年らしいあどけない寝顔を晒 [続きを読む]
  • 【特別な関係】
  • 千紘と桂太の二人です。俺と桂太は特別な関係だ。同性で付き合っているのだからそれは間違いないが、もっと踏み込んだ関係になりたい、なんてのは俺のワガママで身勝手な考えだろうか。こうして抱き締めさせてくれてキスもさせてくれる。しつこく拝み倒せば嫌々ながらも桂太からキスだってしてくれる。だから、本当はそれで満足しなければならないのだ。互いの都合が合った日曜日の夕方。昼間に彼と食事や買い物へ行き、帰る頃にな [続きを読む]
  • 続【軒先からの恋】4
  • キッチンから漂ういい匂いに釣られ、一人で寛いでいたソファから立ち上がってそちらへと向かう。今日は残業もなく定時に帰れる俺のために、休日だった杉崎さんが夕食をご馳走してくれるのだ。「いい匂いですね」「お腹空きましたよね。もうすぐ出来ますよ」「すみません。何も手伝いもせず、一人で寛いでしまって」ここへ来ると食事もコーヒーの仕度も全部彼がしてくれるのもあってつい甘えてしまう。元より家事は必要最低限しか出 [続きを読む]
  • 【慣れるまで】
  • 僕の心臓は何度も壊れそうになっている。現に今だって息が詰まるほど胸が激しく鼓動し、これがずっと続いたら本当にどうにかなってしまう、という恐怖感が広がる。しかし、何度も壊れそうになっているにも関わらず、こうやって体が震えるぐらい脈打つのだから、僕の心臓は案外図太くて強いのかも知れない。「……まだ慣れない?」体を這うナオさんの唇や舌、手のひらから感じるいつもの温もりとは違う熱さにキュッと目を閉じて、頷 [続きを読む]
  • 【ゼロ距離からの恋】6
  • これ読んでくださいね。俺からの恋文です、と昨日の朝、手紙を渡された。真っ白な封筒とセットの便箋は良く良く見ると隅っこにレース模様が描かれたやたらと可愛らしいもので、その便箋に負けず劣らず手紙の内容も文字以外は大変可愛らしい。要約すると自分はお兄さんのことが大好きです。付き合ってください、なのだが、それよりもお手本の文字を少しだけ崩したような、それでいてとても整って読みやすい綺麗な字に思わず見入って [続きを読む]
  • 【生きた心地】
  • 彼の機嫌を損ねることでもしただろうか。俺の腕で大人しく抱きかかえられているが、しようとしたキスは拒まれてしまった。いつもなら何も言わなくても目を閉じて受け入れてくれるのに、今回は顔を背けられただけでなく、俯かれた。悠君、と名前を呼び、頬に手をかけながら上を向かそうとしてもやはり視線と共に顔までも背けられてしまう。言いようのない不安に駆られ、ぎゅっと彼を抱き締める。──もう、その時が来た?遅かれ早か [続きを読む]
  • 【余計な壁】
  • 単発CPです。直接的な描写はないですがベッド上での話なのでR-15とさせていただきます。閲覧には注意してください。たった1ミリもないくせに。そのくせ思いがけない程の存在感を発揮し、忌々しく感じてしまうぐらいだ。「何でそれしてんの?」「今日はゴムの日なんだって。だから付けようかと思って」「別にいらなくない?いつも付けてないじゃん」「そうだけどさ」使い終わってきゅっと結ばれたコンドームに視線を向ける。小さな [続きを読む]
  • 【幸せとありがとう】
  • 共通テーマは幸せとありがとう。伝えたい、ものです。もし、彼がいなくなっても俺は幸せでいられるのだろうか。知ってしまった彼の温もりもずっと見ていたい笑顔も、聞いているとこちらまで楽しくなってくる明るい声も、それらを全部失ったら──「……きっと無理だな」ポツリと呟き、膝の上に頭を預けたまま寝入ってしまった彼の髪に指を絡ませる。いつその時が来ても良いように、彼の手を離せる覚悟は出来ているつもりだが、いざ [続きを読む]
  • 【諦め】
  • 単発CPです。俺の恋人は優しい。あまりに優しいものだからついワガママを言って困らせ、挙句には怒らせる、なんて事はしょっちゅうだ。それでも部屋を出て行ったり、俺に対して乱暴な言葉を吐いたりもしない恋人に俺はまた性懲りなく甘えてしまう。現に今も俺のくだらないワガママが発端で彼の機嫌を悪くしてしまったけれど、俺が名前を呼んで手招きすればため息を吐きながらも来てくれた。そんなとても優しい恋人をそっと抱きしめ [続きを読む]
  • 【あと何年】
  • 千紘と桂太の話。 朝っぱらに先輩に連れ出され、新幹線まで使って向かった先は雑誌やテレビなどでは宣伝していないという藤の花の名所。 事前にここに行くよ、と写真を見せられていたけれど、実際目にした光景は想像を遥かに上回るほどの素晴らしさで圧倒された。 紫や白、ピンクがかった薄紫の花の天井から垂れ下がる見事な藤のトンネル。 脇を流れる小川と聞こえるせせらぎ。 それを色とりどりの花びらで染める散り藤。 そして、 [続きを読む]
  • 【もっと、勘違い】
  • カビ一つない綺麗な浴室。いつ来ても清潔な部屋と美味しい食事。そして、僕に安心感を誘う温もり。当たり前のように与えてくれるそれらはきっと当たり前ではなく、時には大変だったりもするはずだ。残業や休日出勤が続き、やっと取れた休みを僕に費やす彼は今がその時だろうに、そんなことおくびにも出さない。「温かいね」後ろから僕を抱きかかえ、ホッと息を吐き出す。未だに慣れない恥ずかしさはあるけれど、一緒に過ごせる日は [続きを読む]
  • 続【軒先からの恋】3
  • ふと不思議に思う。どうして俺は広野さんを好きになったのだろう。毎朝店の前を通り過ぎる、単なる通行人に過ぎない彼を恋愛対象として見ることになんて当時は思ってもみなかった。大雨の日に初めて彼に話しかけた際、嫌な顔せず付き合ってくれたのが好感を持つキッカケとなり、朝の挨拶以外でも話すようになった。俺よりも年上の彼が時々茶目っ気のある笑顔を浮かべたり、落ち着いた性格と同じく、物腰柔らかい表情と口調であるの [続きを読む]
  • 【ゼロ距離からの恋】5
  • 薄い桃色に色づいた花びらが風に乗ってひらひらと舞い落ちる。満開の時期を終えた桜は早いものでもう半分以上が散り、新緑の葉をつける葉桜となっている。今日は会社からの帰宅ルートを変え、駅までの道のりを少し遠回りして大きな用水路沿いを歩くことにした。所々にある街灯に照らされた桜の木々は葉桜となった今も、思わず見入ってしまうほどに美しい。静かで、満開時の昼間でも混雑しない、隠れた名所。「あれ、お兄さん?」気 [続きを読む]
  • 【真似】
  • 好き、格好良い、大好き。何度言葉にしても足らないこの想いをどうやって伝えるかそればかりを考え、必要もないのに気持ちばかりが焦る。──ナオさんはいつもどうしてる?僕にどう伝えてくれてる?あれ程の愛情を注いでもらってるくせに何一つ思い出せないなんて、我ながら呆れ果ててしまう。だから結局、今まで幾度も口にしてる言葉を言う選択肢しか浮ばないのだ。「ナオさん、好き」「ありがとう。俺も悠君が好きだよ」ううん。 [続きを読む]
  • 【知らなかった】
  • 【睨めっこ】/【初心な恋人】の二人です。恋人がソファの上で猫のように体を丸めながら眠っている。規則正しい寝息と安心しきったあどけない寝顔はいつ見ても可愛くてつい見入ってしまう。普段は恥ずかしさもあってなかなか恋人の顔を見つめ続けることが出来ず、未だに睨めっこに勝てる見込みもない。だけど、今のこの時間だけは別。指の間をすり抜けていく柔らかい髪をそっと掬い撫で、晒された恋人の白い頬に唇が触れるか触れな [続きを読む]
  • 【今日も大好き】
  • 僕は今日もナオさんが大好きだ。それは出会った頃よりも、先週顔を合わせた時よりも、昨日の夜、電話で話した時よりも今の方が好きで底が知れない。自分でも持て余すぐらいのナオさんへの気持ちを試しに口に出してみてもちっとも伝えきれない。むしろそうじゃない、もっと良い伝え方があるはずだ、と考えてしまって一人で悩んでしまう。そして、そんな僕の小さな──けれども、僕にとっては決して小さくない悩み事で唸っていれば必 [続きを読む]
  • 【3倍返し】
  • 千紘と桂太のホワイトデーのお話です。先輩は物好きで変わり者。それでないと俺みたいな奴を相手にこんなになったりしないはすだ。「桂太。大好き」重なり合った手のひらから──唇からいつもとは違う先輩の熱と心なしか早く感じる心音が伝わり、俺までも釣られてしまいそうになる。「しつこいですよ」「だって大好きなんだもん。桂太は言いたくならない?」「さあ、俺には分かりません」「言ってよ。ねえ」そう言われても、再び唇 [続きを読む]
  • 【平常心】
  • 部屋着であるジャージを脱ぎ、制服に手を掛けた朝の着替え途中、胸の真ん中辺りに小さな赤い痕が残されているのに気が付いた。「いつ付けたんだろう」虫刺されではないその赤い痕は昨日、肌を合わせた際に彼の唇によって付けられたものだけれど、僕はハッキリとは覚えていない。全身を優しく解かれ、与えられる熱と刺激を受け入れるだけで精一杯。僕の意識がまだちゃんとある時に付けて欲しい、とお願いをすればその通りにしてくれ [続きを読む]
  • 【追い付くまで】
  • 分かりきっていることだが、こうしてナオさんと肩を並べて歩き、買い物をしていると身長差や年の差はもちろん、そこから来る立ち振る舞いなどの違いをまざまざと思い知らされる。しかし、それは当たり前のことで社会人の彼と中学生の僕が同等であるはずがない。僕もいつかナオさんみたいな大人になれるのかな。知らない人に道を訪ねられ、聞かれた場所までの行き方を丁寧な言葉と共に説明する彼の姿を見上げながら、ふとそんなこと [続きを読む]