hortensia さん プロフィール

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hortensiaさん: ma petite bête
ハンドル名hortensia さん
ブログタイトルma petite bête
ブログURLhttp://mapetitebete.blog.fc2.com/
サイト紹介文花より男子の二次小説 総×つくメイン ちょい暗総二郎とエロ門さんがいます あき×つく・類×つくもあり
自由文花男にはまって幾星霜…
いつまで経っても、自分の中の花男Loveが治まりません。
コミックは類派!
二次は総二郎派!(笑)
総×つくメインですが、総×つくメインですが、類×つく、あき×つくも、ちょっとずつUPしています!
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供76回 / 365日(平均1.5回/週) - 参加 2014/04/23 10:39

hortensia さんのブログ記事

  • Call my name 9
  • 竜胆の間に戻ってみると、牧野が放心したように畳にぺたりと座り込んでいた。「牧野? 大丈夫か?」緩慢な動きで、俺を見上げた牧野。「あ、総二郎先生・・・すぐ片付けますので・・・」座卓の上の誰も手を付けなかった茶碗を片付けようと、身体を起こそうとするから、その肩をそっと押し止めた。「急がなくていい。吃驚させたろ?突然、悪かったな。」同じ目線になるように、牧野の向かいに腰を下ろす。「先生、私・・・あの人が [続きを読む]
  • 難破船 20
  • 胸騒ぎは当たっていた。牧野は泣きながらこの部屋を出て行った。もう会わないと言い置いて。牧野の気配が少しだけ残っている部屋。そこに独りきりでいる事は、身が切られるように辛い事だった。待って、待って、待って。牧野がいつか答えを出す日を待って。その時本当のさよならを告げられたら、俺は一体どうすればいいんだろう?俺は牧野を諦めることが・・・出来るんだろうか?傍にいる事も、想いを伝え続ける事も許されず、諾々 [続きを読む]
  • Call my name 8
  • 淡々と流れていく日々。毎日が同じことの繰り返し。何の刺激もない時間の中で牧野は生きていた。俺はそれを見守るだけ。どうしたらいいのか分からないまま、この閉塞している『西門』の中に閉じ込めていることに少し安心していた。そんなところに投じられた一石は大きな波紋を作る。司が何の前触れもなく西門流に現れたのは、秋も深まったある日の午後だった。「道明寺司様がお見えです。総二郎様にご面会をと仰られています。」「 [続きを読む]
  • 難破船 19
  • 美作さんがあたしを背中から抱き締めてきた。力を込めて振り解こうとしたらきっと容易く解けるほどの力でやんわりと腕が回されている。だけど狡いあたしはされるがままになっていた。その温もりは服越しにじわじわと伝わって来て、あたしはそれを思いっきり甘受する為に目を瞑る。「美作さん・・・」「これ以上は何もしないから・・・もうちょっとだけ・・・」「あたし・・・」これが最後だ。最後にこの温かさを覚えておくために、 [続きを読む]
  • コメント有り難うございます! le 26 octobre
  • 今晩はー。hortensiaです。すっかりご無沙汰してしまい申し訳ありません。それでもお立ち寄り頂いて、コメントや拍手を送って下さる方がいらしたりして・・・とっても励まされました。本当に有り難うございます。大変遅くなってしまいましたが、10月25日までに頂いたコメント、拍手コメントにこちらからお返事させて頂きます。 [続きを読む]
  • Call my name 7
  • 病院にいる時から、私を訪ねてくれる人は何人かいたけれど。男の人は弟を除けば3人いた。3人とも高校の時からの知り合いで、1学年先輩だという。そして本当は3人ではなくて4人組なのだとも聞かされた。もう1人の、写真の中の男の人は、仕事で外国にいるのだそうだ。その人が私の恋人だと教えられたけれど・・・ 写真を見ても何も思い出せなかった。そして、その人からも何のコンタクトも無かったから、きっともうその人との関係は [続きを読む]
  • 虫の声
  • 夏の日曜日の午後。転寝から目覚めて、窓の外から微かに蝉の声が聞こえていると心底ほっとした。ああ、まだ日が暮れていないんだ。寝過ごさなくて良かった。早く起こしてお邸に帰さなきゃ・・・人目を忍んで重ねる逢瀬。何処にも行き場がないあたし達は、いつもあたしの部屋の中で抱き合うばかり。誰にも言えない秘密の関係は、ただ見つめていた時よりも、融けてしまいそうに熱くて、ずっとずっと重たくて、想像していたよりも遥か [続きを読む]
  • Seasonal Conversation <台風>
  • 夏の終わり。関東にも台風接近中。どうやら今夜から明朝にかけて風雨のピークらしい。牧野は台風来るからって、心細くて寝られない!なんてタイプのオンナじゃねえけど。俺としては『何かあった時、傍にいて守ってやるべきは俺だ!』という自負がある。「もしもし、牧野?俺、今夜そっち行くわ。」「あー、んー、分かった。晩ご飯食べる?それとも食べてくる?」「メシは要らない。つくしちゃんがいてくれりゃ、俺はそれで満足。」 [続きを読む]
  • 真夏の夜の屁理屈
  • それはたった一夜の出来事で。ほんの一夜の事なのだから、すぐに忘れられると思ったんだ。いつも通り。他の名も無き女達と同じ様に、あっという間に過去となり、何の記憶も残さずに消えていくのだと。そう思っていたから抱いたのに。それは丸っきり間違っていたのだと思い知る事になった。『司』という呪いを解くために大きな変化が必要だと言った牧野。「そんな面倒な事に巻き込まれるのはごめんだ。類かあきらのところに行けよ。 [続きを読む]
  • コメント有り難うございます! le 13 juillet
  • 今晩はー。hortensiaです。まだ完全には復調していない管理人です(^_^;)それでも苦しかった咳が減って来たよ・・・いつも読みに来て下さっている方々、沢山の拍手やコメントを下さる方々、本当に有り難うございます! 遅くなってしまいましたが、7月12日までに頂いたコメント、拍手コメントにこちらからお返事させて頂きます。 [続きを読む]
  • 庶民が最強? 5月のカラスの巻
  • 500話達成記念にバカップルを・・・と思ってたんですけど、なかなかUPする間がなくて。季節がちょっとズレてるのはご容赦下さい!__________5月。杉花粉も飛び終わって、爽やかないい季節が巡って来た。俺のオンナである牧野のご機嫌も回復中。春先は薬飲んでも目を真っ赤にして、鼻をずびずびさせ、出掛ける時は帽子にマスクに花粉症対策メガネまでして、酷い有様だった。まるでちっこい女銀行強盗を従えて歩いてるみた [続きを読む]
  • ひとつだけ 後編
  • 次に目を覚ました時、部屋の中は薄暗くなっていた。少し開けていた窓の網戸越しに涼しい風が吹き込んで、タオルケットから出ていた腕や頬っぺたを心地良く撫でていく。ああ、もう夕方だぁ。調子は・・・あんまり良くなってる気がしないけど。深く息を吸い込んだら、それが刺激になって咳が出た。身体をイモムシみたく縮めて、激しく咳き込む。少し水分を取らなきゃ・・・と、怠い身を起こして、サイドテーブルの上に置いてある水の [続きを読む]
  • ひとつだけ 中編
  • 明日は7月7日、七夕だ。手元には色紙で作った一枚の短冊。それにこっそり認めるのは・・・『あの人が幸せになりますように』子供達がお願い事をぶら下げていった笹の、空いている上の方の枝にこっそり紙縒りで結び付けた短冊。ひらひらと風に揺れている。あの人って・・・育ちが育ちなもんだから、性格すっごく捻くれてて。いっつもチョーカッコつけてて、女の子と見ればすぐ色目使うし。遊びまくってて、ホントどうしようもないん [続きを読む]
  • ひとつだけ 前編
  • 明日は7月7日。そんな一年一度の七夕の日に、星に願う事は唯一つ。『あいつが笑顔になりますように』結局さ、俺も気付かされたんだよ。類の受け売りじゃないけど、あいつが笑ってないのはイヤだって。たとえ俺のものになる事が永遠になくたって。それでもあいつは笑ってる方がいい。絶対にその方がいい。だから、司と別れてしょぼくれてるのを見ているのが嫌だった。俺じゃあいつを笑わせられないから。自分の不甲斐無さにイライラ [続きを読む]
  • 難破船 18
  • 毎日邸ではなくて、マンションに帰るようになった。淡い期待を持ってはいるけれど、なるべく考えない様にしている。ドアを開けて『やっぱり・・・』と落胆するのも最小限に留めておきたい。毎晩毎晩盛大に落ち込んでいても、自分が辛くなるだけだ。誰も待ってはくれていない部屋に帰って、ひとつだけ溜息を吐いて。それから気持ちを切り替えて、牧野の声を聞くために電話をする。牧野は・・・この部屋を見せたからなのか、俺の気持 [続きを読む]
  • Call my name 6
  • 結局、牧野を手元で見守りたいというお袋の強い意向も働いて、牧野は内弟子として西門に入る方向で話が進んでいったが、俺は牧野の気持ちを量りかねていた。内弟子になるという事は、茶の道に邁進するという事だ。その修業は厳しく、事故前にやっていたお袋の秘書みたいなものとも、今やっている手伝いともまるで違う。家に居場所がないからといって逃げ込んできたのだったら、とても続かないだろう。それを心配して牧野に何度尋ね [続きを読む]
  • 難破船 17
  • 美作さんに「好きだ。」と言われた。「一緒に暮らそう。」とまで言ってくれた。その為のお部屋まで用意してくれて、一体どこまで美作さんは優しいんだろう?あたしは自分の寂しさを埋める為に美作さんの優しさに甘えている、どうしようもなくずるくて酷い女だっていうのに。東京に梅雨明け宣言が出された金曜の夕方、桜子から連絡があった。「先輩、今晩夕食でもご一緒しませんか?素敵なお店があるので予約しました。」まだ行くと [続きを読む]
  • コメント有り難うございます! le 28 juin
  • 丑三つ時に今晩はー。hortensiaです。とうとう湿気のベタベタと気温の高さに降参して、エアコンのスイッチONしてしまいましたよ!そして1か月前に修理に出した携帯電話、直ってなかったらしくとうとう壊れて、今回は買い換えました!高い、高いな、iPhone!いつも読みに来て下さっている方々、沢山の拍手やコメントを下さる方々、本当に有り難うございます! 遅くなってしまいましたが、6月27日までに頂いたコメント、拍手コメント [続きを読む]
  • Call my name 5
  • リハビリに懸命に取り組んだ甲斐もあり、日常生活に支障がない程度まで回復した牧野には退院の許可が出た。自宅に戻って生活をすることも、記憶を取り戻すきっかけになるかも知れないという期待もある。牧野はお袋さんと進との3人で、元々住んでいたアパートの部屋で生活を始めた。牧野の治療費は、事故の時借りていた車のレンタカー会社の補償制度で賄われる事になったけれど・・・これまで牧野家の生活費の一部を稼いでいた親父 [続きを読む]
  • 難破船 16
  • いつもそうだ。少しでも牧野に触れた途端、自分の中から気持ちが溢れ出す。それはどんな事をしようとも止められない。この想いを牧野に注いで・・・牧野の孤独と哀しみで満たされている心に、俺の想いを惜しみなく注ぎ続けたら、何かが変わるんじゃないか?いつの日か俺の想いでその孤独や哀しみを押し流してしまえたらいいのに。そう思いながら、柔く牧野を抱き締め、そっと唇を重ねた筈だったのに。すっかり俺に身体を預けて来た [続きを読む]
  • チャットルーム開放のお知らせ!
  • 今晩はー! (日付変わってるけど)金曜夜は疲れのピーク!寝落ち寸前のhortensiaです。皆様、火曜日の「花晴れ」ドラマ・第10回、ご覧になりました?そう!動く総二郎が来ましたよ!!!弓道する背筋がピーンと伸びてて美しかった・・・片肌脱いでるとこもオイシイ・・・俺、カッコいいから!って言ったー!!!!!壁ドンなんかしやがってー!といった感じにチャットしながらOA観てるの、楽しかったです♪また来週の最終回の予告 [続きを読む]
  • Call my name 4
  • 「牧野さんの場合、『高次脳機能障害』というより、『全生活史健忘』という症状に近いと思われます。」『高次脳機能障害』は聞いたことがあった。だが、『全生活史健忘』という言葉は初めてだ。「『全生活史健忘』というのは、今迄の自分の人生を全て忘れてしまう病気です。自分の名前、家族の事、友人、仕事など、生活に纏わる全ての記憶が欠落している症状を指します。事故による脳挫傷が関係していると思われますが、原因ははっ [続きを読む]
  • チャットルーム開放のお知らせ!<6月13日更新>
  • 今晩は! hortensiaです。今日はお知らせをひとつ!昨晩の花晴れドラマの予告をTVに齧り付きで観てたんですけど。そうなんです!来週放映の第10話に、西門総二郎出演決定!なんです\(^o^)/番組HPによれば・・・『音(杉咲花)をめぐり、愛とプライドを賭けた武道対決に挑むことになった晴(平野紫耀)と天馬(中川大志)。 圧倒的に不利な晴に、F4の西門(松田翔太)が弓道の極意を指南することに。 晴との稽古中、練習場にやっ [続きを読む]
  • 難破船 15
  • 仕事に行っている間はいい。やらなきゃいけない事が沢山あって、立ち止まっている余裕が無いから。でも独りきりでいると、寂しさで気が遠くなりそうになってしまう。身体が爪先や指先からしんしんと冷えてくるような感覚に苛まれた。時間が経つのがとても長く感じられて、息をすることさえ怠くなる。遥か遠くの国から時折電話をくれる類には、とても弱音を吐いたり出来なかった。いつもあたしを過剰に心配してくれる類は、あたしが [続きを読む]
  • 難破船 14
  • 涙が一滴も出ないと言っていた牧野が泣いている。かちんこちんで石みたいだった筈の心が解け始めたのだろうか。俺の腕の中でしゃくりあげ、肩を震わせ、小さく声を上げて涙を零している。牧野の震えが、背後に立っている俺の身体にも伝わって来た。その震えを感じつつ、泣いている牧野を自分の腕の中で護っていると、こちらの胸にも切ない感情が漣のように広がるけれど・・・牧野が独りきりの時ではなくて、俺が傍にいられる時に涙 [続きを読む]