木下拓也 さん プロフィール

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木下拓也さん: 独尊への道
ハンドル名木下拓也 さん
ブログタイトル独尊への道
ブログURLhttp://dokusonn.blog.fc2.com/
サイト紹介文兵庫の大学を卒業してから、契約社員として働いています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供26回 / 365日(平均0.5回/週) - 参加 2014/05/04 19:43

木下拓也 さんのブログ記事

  • ディグニティ(尊厳)、あるいは赤い薔薇に包まれて
  •  いたるところに散らばる不協和音の欠片が、頭にまっすぐ響く。僕らが本当に議論すべき問題は、貧困であり、格差であり、環境破壊であるはずだ。どれだけ長い時間がかかろうと、そろそろこの惑星と向き合うべき瞬間がもうすぐそばにきている。 「核兵器のない世界をめざそう」なんていうきれいごとは、まだ純真という言葉が似合いそうな大学生が叫ぶ言葉のようだ。もし、大物政治家がそんなことを発言すれば、世間の嘲笑を浴びる [続きを読む]
  • 変化の芽吹き
  •  いつまでも、ここにいたってしょうがない。この時代に求められるのは、おのれを変えていくことだから、つまらないことで、くよくよするのはもう終わりにしよう。ずっと自分探しの旅をしているような気がする。そして、いつにまにか本当の自己というものを恐れてしまっていることに気付く。しどろもどろに綴る文字からは、退屈を吹き飛ばす刺激からはほど遠い、春の陽気が漂う。     ★    ★    ★ そんなにも、だ [続きを読む]
  • 月の光
  •  差別的な表現は控えるようにという概念が、社会を渦巻いている。組織の多様性を促す目標を達成するために企業が努力するのは良いことだと思う。でも、過剰なまでの反応は、漂白されきった世の中じゃないといけないという流れをつくってしまわないか。そんな世界では、ただでさえ呼吸のしにくい情況を悪化させるだけだと思う。    ★    ★    ★ もう底辺の仕事に、毎日を忙殺される日常はまっぴらごめんだと、ある [続きを読む]
  • 模倣
  •  人とは違う部分を武器にして、お金にかえる時代がきたと、一人の賢者が語る。誰だって不完全な自分を消すことなんてできない。ありのままの個性が、すでに愛されているというのは、少し呑気すぎやしないか。その他大勢に埋もれながら、私という牢獄のなかで、もがきながら生きていく人生に、辟易している。    ★     ★     ★ 才能、オリジナリティー、非凡さだけが、この社会を生き抜くために必要なんだ。そう [続きを読む]
  • ここではないどこかをめざして
  •  人生のなかでどうしても折り合いのつかないことを、笑ってやりすごすことができる。そうやってどうしようもない自分というものと、なんとか付き合っていけるのだろう。僕たちは僕たちの人生に縛りつけられている。いろんな不充分さを抱えたこの自分というものに閉じこめられて、一生を生きるのだ。   ★    ★    ★ 家庭や結婚はこうあるべきとか、女性や男性はこうあるべきだと思い込んでいて、それが、がんじがら [続きを読む]
  • 束の間のかがやき
  •  人間が、物質的存在としてあり続けてる世界においては、どのような神も永遠の生命も存在しない。僕らのさきに待っているのは、やっぱり死だという事実は隠しようがない。やがて土に還るときまでの一瞬のなかで、思考を巡らしたり、誰かを愛したりする不思議さを、僕は忘れたくない。 みんながやがて死すべき者としてここに今出会っている愛おしさは、どんな風にいえば伝わるんだろう。人間の意識も、人類の全文化もまた、永劫の [続きを読む]
  • 世界を止める
  •  かつてジョン・レノンが「イマジン」(想像してごらん)という歌をうみだした。この歌がこだましつづける当時の日本はどんな時代をむかえていたのだろう。生き方が多様化してくるこの頃、市民社会の前提をつきくずしてきたのかもしれない。でも、まだ令状がくれば戦場に行くというふうに身体の中にプログラムされ埋め込まれているのだとしたら、それは恐ろしい。   ★     ★     ★ 人は、生まれてきたときから世 [続きを読む]
  • 最後の踊り
  •  自分の死をみる見方は個人の問題だ。肉体は滅びても、魂は残るという人もいるし、死んだ後は何も残らない、ただずっと無が永遠に続くという人もいる。その答えは、たぶんこれからも解明されることはないと思うんだけど、どちらにしろ、死はうつろな目をして、鳥にも、光にも、人間にも、小石にも、同等にやってくる。 例えば、スラム街における貧困だとか、LGBTの人権問題なんかは、自分には関係のないことだからと言って、思考 [続きを読む]
  • 沈黙のことば
  •  自分は世界で一番大事なものだなぞと思っとるかぎり、まわりの世界を本当に理解することはできない。世界は、いつも個人を隔離しようとする。あらゆるものから切り離された僕は、まるで目かくしをされた馬みたいに、真っ暗闇のなかをただ、暴れ回っているだけなのだ。   ★    ★    ★ 資本主義が席巻する社会で、誰しもがいかにして収益を絞り出していくかというメカニズムについて知ろうとする。例えば、10時間か [続きを読む]
  • 道化師の衣
  •  いつも見つけようとして、それでもなかなか発見できない<別の世界>への魂の通路は、いったいどこに存在しているんだろう。それは、出口のない現実からの逃避であるかもしれない。目に見えない階級の壁が、道を塞ぎ行く手を阻む。だかろこそ僕らは、魂を存在から遊離させるような感覚を忘れることができない。忙しない社会で、騒然としている都会のなかで、蓄積された否定のエネルギーは押しとどめようもない。     ★   [続きを読む]
  • ポリフォニーを奏でて
  •  誰もが自分を正しいと信じて疑わない。それじゃあ、まるで「正義」と「正義」の闘いじゃないか。いつまでたっても、向かっている方向がひとつに定まらない。 飽きもせずだれかの不祥事を騒ぎ立てる。不倫、失言、セクハラ、お金の問題を取り上げて、本当に支援が必要なひとの声を届けようとしないマス・メディア。テレビの中で起きることが全てじゃないのは分かる。でも、あまりにもくだらなさが際立って、チャンネルをかえるス [続きを読む]
  • 反転する世界
  •  私は、非正規労働者だ。あるいは、同性愛者だ。いろいろなアイデンティティが、僕を浸食していく。何層にも重なって存在する個人の属性を、一つずつはがしていったその先に残る自分は、はたして何者なんだろう。もう本当の自分を探すのはやめにしないかと、誰かが語りかけてくる。でも、そうしないと、安心して夜を過ごせないんだと、僕は答えるだろう。     ★     ★     ★ 言葉や暴力や妄想が、ときに暴発す [続きを読む]
  • 毛玉くらいの真実
  •  これまでの歴史のなかで、取り上げなければならないことはきっと、人間の悪行だろう。どれをとっても目をつむりたくなるような真実が、みごとに軒を連ねている。人が人を殺すという、まぎれもなく悪であると断定できる行いを人はしてきたのだ。戦時下という特殊な状況で、人がたくさん死んでいくことに慣れていく人がいた。それを「不幸のルーチン化」と一昔の学者はいった。    ★    ★    ★ 大人になって初めて [続きを読む]
  • 予感のごときもの
  •  この世界は、全部、空想なんじゃないかなって思う時がある。つまり目に見えているすべてが、じつは偽物で、その中で四苦八苦しながらもがいている人間の不安定な自我というのも、偽物のがらくたでできている。でも、やっぱり変わらずに朝がきて、この社会に意味を持たせるかのように、ありとあらゆる事象に光を降り注ぐ。   ★     ★     ★ 僕は、本との巡り合わせを信じている。あまり興味の引かないものだとし [続きを読む]
  • 扉の風穴
  •  神の存在を身近に感じるのは、物語の中だけである。もちろん、ひとつの神話とも言える。僕たちは、それを信じることもできるし、また信じないでいることもできる。けれども神話とは、真理の語られる様式でもある。さまざまな科学的、あるいは非科学的な見地から、真理の影をつかみとることが、ここでは問題なのだ。     ★    ★    ★ 僕たちが他者との関係において、かたちづくってきたものとは、個我をひとつの [続きを読む]
  • 遍在する光の中
  •  もし、消滅することによってしか正しく存在することができないとすれば、それは美しいかもしれないけど、不吉な帰結だ。他の生命を殺してしか、生きることができない僕らは、自己の存在を原的な罪と把握してしまう。けれど、無理にニヒリズムの方へ向かう必要はない。    ★    ★    ★ 消失という観念の核が、虚無へと向かうものとは異質のものであることが明確であるならば、自己の消去が新しい存在の輝きを点火 [続きを読む]
  • 雲をつかむ
  •  いつまでも纏わりつき、けっして離れようとしない自己は、なんてあやふやなものなんだろう。自我というものは、実体のないひとつの現象であると、昔、とある詩人が語っていた。きっと彼は、はやばやと明確に意識していたのだろう。今や、それは現代哲学のテーゼと呼ばれている。      ★     ★     ★ そっと夢は、語りかける。日常の風景を、デザインし直して、頭のなかにある映写機で再生しているみたい。夢 [続きを読む]
  • 空に群れをなす鳥たちは
  •  みんなが、おのおの自分の神様がほんとうの神様だと言う。けれどもお互い、他の神様を信じる人たちのしたことでも涙がこぼれる。それから僕たちは心がいいとか、わるいとかの議論を始めるだろう。そして勝負がつかないことを知る。だって答えなんて、そうそう見つかるものじゃないから。    ★   ★   ★ 結局、僕らはただの恋愛ごっこをしていたにすぎないのだと、過去を振り返って思う。いつから人を好きになったり [続きを読む]
  • 変化
  •  今続けている仕事は、やりたくてやっている訳じゃない。たまたま派遣のバイトとして就労した後に、出向いている会社の人に、契約社員として働かないかと声をかけられたのでそのままそこで働くことになった。それも、大学を卒業してニートになって何もしない訳にはいかず、とりあえず仕事に就いた感じ。それでなにも不満もなく、このままの生活がずっと続けばいいと考えてた。けど、最近、アルバイトから正社員になった人から、い [続きを読む]
  • 自然な事実、あるいは懐疑的
  •  トラブルという言葉は、一般的には事故や失敗を意味する負の側面を意味すること多い。けれど既成の階層秩序や、異性愛を強制的に押し付ける主義、主張に物言いをつけることは、別の意味でトラブルを起こすことなのかもしれない。だとしたら、正しいトラブルを起こすのに最良の方法を模索することが、抑圧された側が求められることなのだ。決して暴力的なものではなく。    ★     ★     ★ 社会を円滑にまわすた [続きを読む]
  • 鎮魂とは
  •  鎮魂とは、魂を鎮め、落ち着かせ、傷を癒すことだ。いつも願う。思わぬ事故によって散ってしまった命が安らかに眠ることを。たとえその行為が意味をもたないと馬鹿にされても続ける。もしそれが正しい行いではないとしたら、いったいこの世界の何に救済を求めればよいのか分からない。そもそもまったく正しいこととか、まったく正しくないことなんて、果たして存在するものだろうか。その境界はあいまいだということを忘れ、白黒 [続きを読む]
  • 言語化、あるいはナンセンス
  •  どうして文章を綴ろうとするのか。あるいは自分を表現しようとするのか。それは淡々と流れる日常の中で感じる疑問や、自分の居場所を見つけることができない焦燥感に向き合うことで見えてくる生温い現実と、少し距離を置きたいからだ。 うまく社会に適応できない不器用な自分を慰める権利くらいは、僕にだってあるはずだ。他人からどう見られているかを気にしないでおこうと決めた瞬間に、既に誰かに好かれようとしている自己本 [続きを読む]
  • 小さな世界で生きる
  •  僕は自由なのか?そのような問いかけは何の意味ももたない。人はときとして覚えていたはずのことを忘れ、忘れていたはずのことを思い出す。とくにせわしない日常におわれているようなときには。今、求めているのはそんなあやふやな記憶なんかではなく、手に取ることのできる確実な現実なのだ。   ★    ★    ★ きっと今もどこかの国で、空爆によって多くの人が死んだり傷ついたりしている。株価の乱高下と国会議員 [続きを読む]
  • 心の動き、あるいは流動的
  •  テレビは相変わらず世の中の動きを鮮明に映し出している。それをリビングで眺めながら黙り込む。たれ流しになっている情報が、どれだけの人の脳に刷り込まれて、そこから派生した感情はどこに向かうのだろう。  ★    ★    ★ せっかく過去の記事で自分のセクシャリティーについて語ったのだから、それについて何か書こうと思っても特に思いつかない。それはゲイというアイデンティティーが、僕のほんの一部分にすぎ [続きを読む]