木下拓也 さん プロフィール

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木下拓也さん: 独尊への道
ハンドル名木下拓也 さん
ブログタイトル独尊への道
ブログURLhttp://dokusonn.blog.fc2.com/
サイト紹介文兵庫の大学を卒業してから、契約社員として働いています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供22回 / 365日(平均0.4回/週) - 参加 2014/05/04 19:43

木下拓也 さんのブログ記事

  • リアルの空洞化
  •  生まれるに前に、もうすでにルールはそこにあった。グローバル化する経済の前に、個人のなす力は、もはや無力だ。社会にとけ込もうと努める姿勢は、認めようと誰かが言う。でも、そんな口車にはもうのせられない。資本主義が席巻する世の中に、風穴をあけようとすることは、現代に生きる者に課せられた使命なのだろうか。そんな役割は、いっそのこと放棄したいのに、なかなか突破口をみいだせずにもがき苦しんでいる。   ★  [続きを読む]
  • 僕の”未来への”思考(2)、あるいはカタストロフについて
  •  大切な人の死に、何度立ち会えば、僕らはなにげない日常の輝きをかみしめることができるんだろう。もう年の瀬が近いというのに、砂粒のようにこぼれ落ちていくみたいに流れる時間が、ただただ過ぎていく。   ★   ★   ★ 「貿易戦争」という言葉をニュースで耳にする。そのとき、なにか分からないけど”戦争”という言葉をむやみに使うのはやめたほうがいいんじゃないかと思った。大国としての威厳を保つことが、そこ [続きを読む]
  • 僕の思考(1)、あるいはルサンチマンについて
  •  死んでしまった者への思いは、ただ募るばかりだ。たまに夢に出てくる死者の実像は、年をとることなく、現実の僕だけがどんどん、老いていく。   ★   ★   ★ 日本は、比較的、はやくから資本主義のシステムに順応していく。西洋を起源とする資本主義が、遠い島国で、これほどの経済体制を構築できたのかを議論することは、たぶん価値がある。世界が工業化していく過程で、日本人がいちはやくニーズを読み取り、まさに [続きを読む]
  • ニヒリズムとアイデンティタリアニズム
  •  「核実験も軍縮もベルリン問題も、半熟卵や焼き林檎や乾葡萄入りパンなどと一緒に論じるべきなのだ。」 とある小説の一節が僕に、途方もない悲しみと、そこの尽きない想像を呼び覚ました。社会という枠組みに割り当てられた思考でしか、物事を考えることができないならば、それはもう、スケールの小ささを露呈しているにすぎない。宇宙からしてみたら、頭を悩ますどんなに大きな問題も、朝食のメニューを考えることと、じつはな [続きを読む]
  • あけびの蔓
  •  東京で、暮らしたい気持ちが薄れつつある。あえて上京しなくても、僕が今生きている大阪にも良いところがあるんだなと気づかされる。大人になって膨れ上がっていく地元愛。このまま、ここで骨を埋める覚悟が、できつつある。まだ年をとっていく過程でどう変わっていくか分からないけど、今はそんな感じ。はたして、僕はどんなおじいちゃんになるんだろう。 仕事を、かえました。この年で、新しいことに挑戦するのは、勇気がいる [続きを読む]
  • 画餅に帰す
  •  夕日の映える横顔が、綺麗だと相手に伝えたいと思った。だけど会話の話題が、次々と変わる君の話し方に合わせているうちに、僕はもうそんなことは忘れさっていた。でも、それで別に構わない。もし、本当に君の横顔が、美しいと口にしたところで、少しの間、沈黙が続いたあと、「ありがとう」といって照れるのだろう。2人の関係性が継続されるなら、機会はいくらでもある。ただ今回は、タイミングが悪かっただけなのだ。気持ちを [続きを読む]
  • 誤謬
  •  空白の時間が、孤独という怪物を呼び覚ましていく。自分の死に、一体どれだけの意味があるのかを問い続ける日々は、空虚に等しい。最終的に、国家や宗教や社会に、死の意味付けを求めるようになれば、僕らは簡単に、偽物の思想に身を滅ぼすことになる。結局は、最期の瞬間まで、僕は僕でいたいという欲求が収まることはないのだ。     ★     ★     ★    新潮45の休刊という報せを、ネットニュースで知る [続きを読む]
  • 静謐なひととき
  •  季節の移り変わりを意味する静寂によって、あるいは、その美しさによって、僕の感覚は研ぎすまされる。あいまいな、いつまでたっても安定しない、たよりなく揺れ動く自我が、どこまでいっても出口のない迷路をさまよっている。それは大人になりきれない魂の叫びを帯びている。いつになれば、不完全という枠組みを越えて、卓越した精神を手に入れることができるのだろう。迷いがひしめく夜に、書き綴る文章は、どこか危なっかしい [続きを読む]
  • 瀉血のごとく
  •  夏の暑い、うなだれるような日差しを目の前に、部屋で寝そべりながら、蝉の鳴き声が耳に響く。もうそろそろ、言い争いはやめにしないかと虫が教えてくれているみたい。誰かの意見を、批判することは構わない。相手の見方を尊重しないで、自分の見解をただただ繰り返すだけじゃあ、議論とは呼べない。誰かのもやもやとした気持ちを言語化できる識者が、僕らには必要なようだ。夏は、刻一刻と終わっていく。だけど、まだ暑さは続く [続きを読む]
  • 茘枝(ライチー)の皮
  •  どうしてこんなにも、息苦しくて、生きづらくて、決して居心地のいいものではない場所で、だれも認めてはくれない我慢を強いられているのだろう。別に、理解して欲しいなんて思ってない。ただ、成熟(してるのか?)している社会で、たぶん一昔前のような勢いはない、経済が伸び悩んでいる状況において、気持ちよく生きているやつって、既得権益に保護された世代だろう。そんな奴らは、自分とは利害の関係ない人権論なんかに、耳 [続きを読む]
  • 逡巡
  •  内輪で持ち上がる三角関係や、カップルの痴話喧嘩、TVドラマやワイドショーの中で繰り返される陳腐なトラブルやゴシップ。それをくだらない、関係ないと信じていた頃があった。それはやや傲慢であったかもしれない。今になって、自分の内側に膨れ上がる感情の激しさに戸惑いを隠せない。     ★     ★     ★ 「死は、生のひとつだ。」と小説の一節が語る。たしかにそうだと、ふと考え込む。僕たちは、数ある選 [続きを読む]
  • 祈りが届かないとき
  •  僕は、ただ生きたいと思っている。社会に貢献できているのか、あるいは生産的な仕事に従事しているのかとは、関係なく、ただ単に生きたいのだ。そして、それはある程度達成できている。命の保証がされている。今のところ。細かく言うと、他人にどう思われようが、殺してしまいたいほど憎いと思われようが、それによって人の生き死にが左右されることは、許しがたい。あたりまえのことかもしれないけど。    ★    ★   [続きを読む]
  • 時間を持たない天使
  •  連日、世間を賑わすゴシップが、僕の感覚を鈍らせる。議論すべき大切なことのようで、よくよく考えてみればそんなに長く時間をかけてやるネタでもないんじゃないと、ふと気付いてしまえば、テレビはあっさりと必要のない粗大ゴミに変化する。誰かの不幸をもてはやしたり、失敗してしまった人を、くだらない正義感をたてにして、批判を繰り返す民衆は愚かだ。なのに、マスメディアによって、今日もかたよった世論が形成されていく [続きを読む]
  • 恩の流れ
  •  僕らの歴史をちょっとでも振り返れば、残虐と恨みは無尽蔵に見出される。それらの類いの感情は、簡単にすべてを呑み込み尽くす。ときに暴発した情念は、暴力となって他人に襲いかかる。言葉や芸術でも処理できない、なにかをもてあましながら、人間はこれまでをどうにか過ごしてきたといって過言ではない。 じゃあどうしたら、他者を傷つけず、おとしどころを見つければよいのか。いじめは悪だ。ない方がよい。なくしなさい、な [続きを読む]
  • 欲望に花を見つけよ
  •  試験の問題には、必ず答えがあるし、迷路には出口がある。でも、人生や世界も同じだという保証はどこにもない。途方もない貧しさのなかで、明日を生きることも困難なとき、迫られる選択肢に正解なんてあるのだろうか。豊かな国に密入国するとか、犯罪に手をそめるみたいな、全てが間違った解答であるかもしれない。でも、恵まれた人生を歩んできた人には分からないんだろうけど、現実なんてそんなもんだ。神様がいまいがいてよう [続きを読む]
  • 憎悪の河
  •  誰かが不祥事をおこせば、メディアはいっせいに渦中の人を吊るし上げる。地位も、名誉も、信頼も、全てを失ってしまった彼をたたくことが、これ以上必要なのだろうか。悪いことをしたんだから、仕方ないというかもしれない。ただ、誰にでも、内なる欲望が暴走をするサイのように、自分では制御できなくなる体験は、ないだろうか。それって男だけの生理的現象だとしたら、今回失態を犯した彼から学ぶことは多いはずだ。 ゴミ箱に [続きを読む]
  • 僕の中に内在化する死者たち
  •  それは、予告することなく突然にやってくる。仕方なく、ドアをあけて迎える。きっと、そうだ。絶望を追い返すことなど、誰にもできないのだ。 「死は、悲しいことではないのよ」という一節に、なんとなく気が楽になる。死ぬ前と後では、ただ魂の在り方が違うのだ。亡くなった後も、死者たちは、人の心に存在し続ける。ときに生前よりも、もっと深く、濃く、そして大胆に。そして、ふいに、それはもう僕の中に内在化してしまった [続きを読む]
  • ディグニティ(尊厳)、あるいは赤い薔薇に包まれて
  •  いたるところに散らばる不協和音の欠片が、頭にまっすぐ響く。僕らが本当に議論すべき問題は、貧困であり、格差であり、環境破壊であるはずだ。どれだけ長い時間がかかろうと、そろそろこの惑星と向き合うべき瞬間がもうすぐそばにきている。 「核兵器のない世界をめざそう」なんていうきれいごとは、まだ純真という言葉が似合いそうな大学生が叫ぶ言葉のようだ。もし、大物政治家がそんなことを発言すれば、世間の嘲笑を浴びる [続きを読む]
  • 変化の芽吹き
  •  いつまでも、ここにいたってしょうがない。この時代に求められるのは、おのれを変えていくことだから、つまらないことで、くよくよするのはもう終わりにしよう。ずっと自分探しの旅をしているような気がする。そして、いつにまにか本当の自己というものを恐れてしまっていることに気付く。しどろもどろに綴る文字からは、退屈を吹き飛ばす刺激からはほど遠い、春の陽気が漂う。     ★    ★    ★ そんなにも、だ [続きを読む]
  • 月の光
  •  差別的な表現は控えるようにという概念が、社会を渦巻いている。組織の多様性を促す目標を達成するために企業が努力するのは良いことだと思う。でも、過剰なまでの反応は、漂白されきった世の中じゃないといけないという流れをつくってしまわないか。そんな世界では、ただでさえ呼吸のしにくい情況を悪化させるだけだと思う。    ★    ★    ★ もう底辺の仕事に、毎日を忙殺される日常はまっぴらごめんだと、ある [続きを読む]
  • 模倣
  •  人とは違う部分を武器にして、お金にかえる時代がきたと、一人の賢者が語る。誰だって不完全な自分を消すことなんてできない。ありのままの個性が、すでに愛されているというのは、少し呑気すぎやしないか。その他大勢に埋もれながら、私という牢獄のなかで、もがきながら生きていく人生に、辟易している。    ★     ★     ★ 才能、オリジナリティー、非凡さだけが、この社会を生き抜くために必要なんだ。そう [続きを読む]
  • ここではないどこかをめざして
  •  人生のなかでどうしても折り合いのつかないことを、笑ってやりすごすことができる。そうやってどうしようもない自分というものと、なんとか付き合っていけるのだろう。僕たちは僕たちの人生に縛りつけられている。いろんな不充分さを抱えたこの自分というものに閉じこめられて、一生を生きるのだ。   ★    ★    ★ 家庭や結婚はこうあるべきとか、女性や男性はこうあるべきだと思い込んでいて、それが、がんじがら [続きを読む]
  • 束の間のかがやき
  •  人間が、物質的存在としてあり続けてる世界においては、どのような神も永遠の生命も存在しない。僕らのさきに待っているのは、やっぱり死だという事実は隠しようがない。やがて土に還るときまでの一瞬のなかで、思考を巡らしたり、誰かを愛したりする不思議さを、僕は忘れたくない。 みんながやがて死すべき者としてここに今出会っている愛おしさは、どんな風にいえば伝わるんだろう。人間の意識も、人類の全文化もまた、永劫の [続きを読む]
  • 世界を止める
  •  かつてジョン・レノンが「イマジン」(想像してごらん)という歌をうみだした。この歌がこだましつづける当時の日本はどんな時代をむかえていたのだろう。生き方が多様化してくるこの頃、市民社会の前提をつきくずしてきたのかもしれない。でも、まだ令状がくれば戦場に行くというふうに身体の中にプログラムされ埋め込まれているのだとしたら、それは恐ろしい。   ★     ★     ★ 人は、生まれてきたときから世 [続きを読む]
  • 最後の踊り
  •  自分の死をみる見方は個人の問題だ。肉体は滅びても、魂は残るという人もいるし、死んだ後は何も残らない、ただずっと無が永遠に続くという人もいる。その答えは、たぶんこれからも解明されることはないと思うんだけど、どちらにしろ、死はうつろな目をして、鳥にも、光にも、人間にも、小石にも、同等にやってくる。 例えば、スラム街における貧困だとか、LGBTの人権問題なんかは、自分には関係のないことだからと言って、思考 [続きを読む]