ひかる さん プロフィール

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ひかるさん: BL-R18+
ハンドル名ひかる さん
ブログタイトルBL-R18+
ブログURLhttp://blr18.blog.fc2.com/
サイト紹介文ある日突然空から降ってきた指輪。その指輪がヤンキー高校生を非日常の世界へと誘う。オリジBL−R18+
自由文世知辛い世の中だからこそ、お話の中だけは幸せなピンク色で溢れていてほしい。そんな想いを込めて、いろんな意味で真っピンクです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供159回 / 365日(平均3.0回/週) - 参加 2014/05/05 08:47

ひかる さんのブログ記事

  • 【いろは匂へと3】わかよたれそ #27
  • 電話じゃだめだ。顔をあわせて、目を見ながら話したい。そう思った俺は、夜遅く、皆が寝静まった頃に家を抜け出そうと考えた。兄に見つかれば、俺よりも奥村への心象が悪くなる。そう思ったからだ。闇夜に紛れるよう、黒い服を着て足音を忍ばせる姿はさながら盗人のようだ。もしくは夜這いかと思って、今まさにそれに近いことをしようとしている自分に笑った。しかしいくら気をつけて足を運んでも、古い造りの木の廊下は心臓に悪い [続きを読む]
  • 【いろは匂へと3】わかよたれそ #26
  • それにしても、兄の"けんもほろろ"とは、いったいどのような感じなのだろう。あの温和な兄が怒鳴ったりしたのだろうか?俺があの時――――兄が俺の鼻の調子が悪いのは奥村のせいだと言ったとき、もっとちゃんと否定すべきだったんだ。奥村に悪いことをした。気を悪くしてはいないだろうか? 電話の一本でも入れたほうがいいだろうか。スマホを手に取り、電話帳アプリを開く。登録されてはいるが一度もかけたことのない奥村の電話 [続きを読む]
  • 【いろは匂へと3】わかよたれそ #25
  • 「秋成先生。宗家とカメラマンの方って、仲がお悪いんでしょうか?」興味津々、まるでワイドショーでも見るように目を輝かせながら花村さんが訊いてきた。「兄と奥村が? なぜそう思ったのですか?」そう尋ねると、鼻息荒く留守中に起こった顛末を語ってくれた。俺を訪ねてきた奥村を、兄はけんもほろろに追い返したらしい。兄は芸事には厳しいけれど、普段は温和な性格だ。人当たりもとても柔らかい。その兄が"けんもほろろ"だっ [続きを読む]
  • 【いろは匂へと3】わかよたれそ #24
  • 「……ん。秋成さん」優吾さんの声に我に返った。「着きましたよ、秋成さんの家です」「あ……すみません」何に対して"すみません"なんだろうか。家まで送ってもらったことか。それとも上の空だったことなのか。「では、明日13時に迎えに来ますね?」「え?」なんの話だろうと優吾さんの方を向くと、もうそこには優吾さんはいなかった。車を降りて俺のいる助手席側に回り込み、ドアを開ける。「あの……」「ではまた明日。今日は疲 [続きを読む]
  • 【いろは匂へと3】わかよたれそ #23
  • 「はぁっ」大きく息を吐き、ベンチの背もたれに体を預け空を見上げる。真っ青な空。白い雲。開放感で、体の隅々まで新鮮な血が巡るようだった。「気持ちいい……」思わず漏れた言葉に恥ずかしくなったけれど、横にいる優吾さんは茶化さなかった。リフレッシュできるように、連れ出してくれたのだろうか?そうだとしたら、この処方箋は心地よい。「やはり、精神的なものなんでしょうか?」ぽそりと小さな声で尋ねると、優吾さんはま [続きを読む]
  • 【いろは匂へと3】わかよたれそ #22
  • なんでこんなことになったんだろう。俺は今、遊園地に来ている。しかも、優吾先生と。「あぁ、楽しかったですね、秋成さん。次はあれに乗りましょう」優吾先生が興奮した面持ちで俺の手を引きながらジェットコースターを指差した。今乗ったジェットコースターとは違うタイプのもので、足が宙ぶらりんになるやつだった。いくらなんでも、ジェットコースターを続けてふたつというのはハードすぎる。「先生、少し休ませてくださいっ」 [続きを読む]
  • 【アレキで妄想】発熱≒エロスイッチ
  • こんばんは。ひかるです。今晩はちょっと趣向を変えまして、というか、突発で申し訳ないのですが、アレキの二人のただのいちゃいちゃを書かせていただきました?久々の二人。やまなしおちなしいみなしですが、まあなんとなくニヤニヤしていただければ幸いです!あと、タイトルに「≒(ニアイコール)」を使っているのですが、ブログや村の通知など、うまく出るかドキドキしています。「?」に置き換わっていたら、「やっちまったな [続きを読む]
  • 【いろは匂へと3】わかよたれそ #21
  • 本当の風邪ではないのになぜだか身体はとても重く、布団に入ると沈むように寝入ってしまった。翌朝、風邪でもないのに重湯を食し、風邪でもないのに熱を計り、風邪でもないのにそのままかかりつけの医院に連れて行かれる。「あれ?」この医院は小さい頃から通っているかかりつけで、シワだらけのおじいちゃん先生が診てくれていた。それなのに通された先の診察室には、若い医者が座っている。「おじいちゃん先生は?」「おじ……あ [続きを読む]
  • 【いろは匂へと3】わかよたれそ #20
  • 「なんだ? そのふくれっツラは」家に帰ると、ちょうど玄関から離れの俺の部屋に続く廊下に兄が立っていた。上品だと思っていた兄から"ツラ"なんて言葉を聞いたのは初めてだった。だから純粋に驚いた。「ふくれっツラの次は、目を剥いて驚くのか? 忙しいな、秋成」兄がクスクスと笑う。「兄さんこそ、ここのところ忙しそうでずっと眉間にシワを寄せていたのに。今はずいぶんとリラックスしてるみたいだね」ふたたびふくれっツラ [続きを読む]
  • 【いろは匂へと3】わかよたれそ #19
  • タクシーに乗って撮影所に着いた。いくつも倉庫が並んでいるので、どの建物で撮影しているかわからない。「前回と同じ建物かな?」そう呟いてあたりを見回したけれど、どれも同じ建物に見えて正直どれが前回のものかわからなかった。車を降りた場所が違うっていうのも手伝って、さっぱりわからない。「あ。奥村先生に御用ですか? 今ちょうど休憩時間なのでどうぞ」近くの建物の中から出てきた見知った顔のスタップに声をかけられ [続きを読む]
  • 【いろは匂へと3】わかよたれそ #18
  • どれくらい経ったんだろうか。静かな雨音に耳を撫でられ、ゆっくりとまぶたを開いた。「結局、シワになっちゃったな」膝を抱えたままパタンとベッドに横たわった俺の袴は見事に寝押しの跡ができている。「…………」俺は立ち上がり身にまとっているものを脱ぐと、奥村が買ってくれていた衣紋掛けに着物をかけ形を整えた。そしてその足でシャワーを浴びに風呂場へと向かう。広めのバスタブにお湯を張り、髪と身体を洗った後お湯に浸 [続きを読む]
  • 【いろは匂へと3】わかよたれそ #17
  • 「……あ」掴んでしまった自分の手を見た後、視線を上げた。そこには少し驚いたような奥村の顔があった。「どうした?」「――――なんでもない」「なんでもない? どこがだ? なにかあったのか?」なにかあったのかなんて、自分が一番よくわからない。心と体がバラバラだ。「――――そばにいてほしい」絞り出すような声に、奥村が聞こえなかったのか「え?」と小さく言って俺の顔を覗き込んだ。自分の口から出た思ってもみない [続きを読む]
  • 【アレキサンドライト番外編】くんずほぐれつしっぽりと
  • こんばんは。ひかるです。今日は昨日のアレキ漫画のパスを受け、2人の温泉旅行を覗き見してみました!なので、ちょっといつもとは趣向というか口調(?)を変えています。イメージは、日本昔ばなしのような、語り口調です(笑)って、歳がバレますね。あ。内容はあまりありません。ただのエロです。エロしかありません(笑)淡々と進んでいきますので、ぜひ、脳内でいろいろえろえろ妄想してみてくださいませ?あと、遅刻してしま [続きを読む]
  • 【いただきもの】アレキの漫画をいただきました♪
  • こんばんは。ひかるです。今日はちょっと自慢させてください。腐腐腐。『真昼の月』のイヌ吉さん(以降、イヌちゃん)から、アレキの漫画をいただきました!イヌちゃん語録をお借りするならば、「海老で鯛を釣る」的な事でございます! でかした、私!事の発端は、イヌちゃんのツイートから。イヌちゃんのタイムライン(以下、TL)に、カップルで旅行に行ったときの妄想が流れてきました。朝、目が覚めたあとのイチャイチャとか最 [続きを読む]
  • 【いろは匂へと3】わかよたれそ #16
  • 「シワになるぞ」頬にさわっと何かが触れて、俺はゆっくりとまぶたを開いた。「あんた、そればっかりだな」俺を見下ろして不敵に笑う奥村を、寝ぼけた顔で睨む。ちゃんと睨めているかはわからないが。奥村は返事もせず、部屋の奥にあるガラスケースからカメラを取り出した。「奥村、あのさ……」実際本人を目の前にしたら、なんと言って誘えばいいかわからない。素直に"抱いてくれ"とでも言えばいいのか?いや、それはちょっと―― [続きを読む]
  • 【アレキ漫画】夜の必需品。〜如月とアキの場合〜
  • こんばんわ。ひかるです。いきなりですみませんが、今日はアレキの漫画をアップさせていただきます。ですので ・ひかるの描いた漫画には興味がない ・アレキのイメージと合わないからやめてくれ ・いたしているっぽい絵はちょっと・・・という方は、申し訳ありませんがそっと画面を閉じてください。(否定しているわけではないですっっ)大丈夫、という方はちょっと下がったところから記事を再開しておりますので、このままスク [続きを読む]
  • 【いろは匂へと3】わかよたれそ #15
  • この時間に奥村は家にいるだろうか。奥村のマンションの部屋の前に立ち、逡巡している。マンション入り口のインターフォンから呼び出してみたが返事はなかった。寝ているんだろうか?それとも留守なんだろうか。合鍵を使って部屋のドアを開ける。部屋の中は暗い。足元灯だけを頼りに寝室へと入る。ベッドに奥村はいなくて、ホッとしたような、残念なような、そんな複雑な気持ちで乾いた笑いが出た。そのまま奥村のベッドに倒れ込み [続きを読む]
  • 【いろは匂へと3】わかよたれそ #14
  • 俺は部屋を飛び出し、離れにある自分の部屋へと駆け込んだ。部屋の奥にある戸棚から小瓶をいくつも取り出し、蓋を開けては鼻に近づける――――を繰り返す。小瓶の中には香の材料が入っていて、俺はそれらを使って"あの香り"を再現しようとしていた。――――奥村と交わったときの、あの強烈な……甘く狂おしいほどの官能の香りを。どんな組み合わせにしてもあの香りにはならなくて、集めに集めた素材は数十種類になっていた。ちょ [続きを読む]
  • 【いろは匂へと3】わかよたれそ #13
  • 「今日はずいぶんと気が散っていたな」香の会が終わり、参加者を見送ったあと隣に立つ兄が言った。小言と一緒に、どことなく心配しているような声色も含まれている。それがわかるようになった。ちょっと前の俺だったら――――奥村と会う前の俺だったら、ただただ反発していただけだろう。「申し訳ありません……」兄が謝ってほしいわけで言っていないことぐらいわかっている。兄も俺がそれをわかった上で詫びの言葉を口にした事を [続きを読む]
  • 【いろは匂へと3】わかよたれそ #12
  • 「ちょっと待っていろ」路肩に車を止めて、奥村が車を降りた。足早に路地に入っていく後ろ姿をドアミラーで確認して、1つため息をつく。自己嫌悪。自分がこんなにつまらないやつだと思わなかった。そして、そんな俺は奥村の目にはどう映っているんだろう。そして……なんで俺はこんなにも奥村の目を気にしているんだろう。「待たせたな」どこからか戻ってきた奥村は俺に茶色い紙の袋を渡すと車に乗り込み、手早くシートベルトを締 [続きを読む]
  • 【いろは匂へと3】わかよたれそ #11
  • 「なんだ? ずいぶんとおとなしいな」撮影が終わり、奥村の車の助手席に乗って俺は膝を抱えて黙り込んでいた。「シワになるぞ」前を見たまま、奥村が声をかける。「…………」脚を下ろし、太腿の上に握った拳を置いた。「どうした?」赤信号で止まると、奥村がハンドルに肘をかけ俺の顔を覗き込むように訊いてくる。「別に」ぷいっと反対側を向き、ガラスにうつった奥村の顔を見た。"困ったやつだ"そういう表情をしていたけど、信 [続きを読む]
  • 【いろは匂へと3】わかよたれそ #10
  • ササノイはちょっと考えるふりをして足を止めると、すぐに俺に向き直って挑戦的な笑顔を浮かべた。「ねぇ。準備、手伝ってよ。着物、着なれているみたいだしさ」そう言ってニヤニヤと笑う。なんとなくそれがカンに触って。断ってもよかったんだけど、それがなんだ逃げたみたいに思われるのが嫌だった。だからササノイの挑発に乗った。「……なんで、色打掛?」控室に入ると、そこには豪華絢爛な色打掛があった。和装の披露宴で花嫁 [続きを読む]
  • 【いろは匂へと3】わかよたれそ #09
  • 「仕事って、何を撮るんだ?」助手席に乗り込み場つなぎで話す。「今日は人物だ」「いつもこんなに急に決まるわけ?」「ときと場合によるが――――今日はピンチヒッターだからな。急なのはしょうがない」「ふぅん。ピンチヒッターとか、受けないのかと思ってた」奥村は被写体の事を熟知した上で撮影に臨むのだと思っていた。俺のことを事前に知っていたように、下調べをして、用意周到で撮影に挑むものだと思い込んでいた。「前か [続きを読む]
  • 【いろは匂へと3】わかよたれそ #08
  • 料理を口にしながら目の前にいる男について考えている。「なんでそんな難しい顔をして食べているんだ?」そう言って俺の眉間に手を伸ばそうとした。驚いた俺は思わずその手をはねのけ、そのままテーブルの上の椀まで倒してしまった。『あっ」テーブルの上に椀の中身がぶちまけられ、畳にも垂れ落ちそうな位置まで広がった。慌てて懐から懐紙を取り出そうとした手を、駆け寄った奥村が掴み取り出したハンカチで拭う。「怪我は? や [続きを読む]