春秋梅菊 さん プロフィール

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春秋梅菊さん: 千紫万紅
ハンドル名春秋梅菊 さん
ブログタイトル千紫万紅
ブログURLhttps://ameblo.jp/hopeseven/
サイト紹介文中国のドラマ・文学・映画に関する記事を紹介
自由文時代ジャンル問わず中国文化の記事を書いています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供41回 / 365日(平均0.8回/週) - 参加 2014/06/09 12:56

春秋梅菊 さんのブログ記事

  • 黄梁夢
  • 中国古典名劇選4,536円Amazon 元代の戯曲作品。作者は漢宮秋などで名高い馬致遠。 ものがたり唐の時代。若き書生・呂洞賓は科挙受験のために上京する途中、宿で一人の道士・鐘離権に出会う。彼は仙人の素質を持つ呂洞賓を導くためにやってきたのだが、出世欲の強い洞賓はこれを断る。そこで鐘離権は、宿の婆さんが飯を炊いている間に寝込む洞賓へ一つの夢を見せる。洞賓は夢の中で十八年に渡る出世と没落を経験して目を覚ます。 [続きを読む]
  • 北斗 西遊記外伝
  • おぎのひとし1995〜2006短編集 Amazon おぎのひとしによる少年漫画。全四話。1997年から98年にかけて別冊コロコロコミックで不定期に掲載されていた。昔のことでいまいち記憶に残っていないのだけど、自分は別冊コロコロを結構買っていたようで、この作品もずっと記憶に残っていた。今回、アマゾンでおぎの氏の短編集を発見したので早速購入、再読してみた。 あらすじ中国・唐の時代。盗人家業をして暮らしていた少年・北斗はあ [続きを読む]
  • 魂断奈何天
  • 1966年の香港古装映画。書生の蓋良才は、ある時逗留した屋敷で美しい令嬢・秋容に出会い、卑怯な計略で無理やりものにしてしまう。その後、故郷に帰った彼は新たに名門の令嬢・文淑貞を娶る。秋容は密通が父にバレ、実家を追い出されてしまい侍女と共に良才を訪ねてきたが、彼は知らん顔。やがて秋容の存在を厄介に感じ、殺害してしまう。夫の非道な行いを目の当たりにした淑貞は、死んだ秋容のため夫を訴えに出るのだが…。 悲 [続きを読む]
  • 傾城の恋/封鎖
  • 傾城の恋/封鎖 (光文社古典新訳文庫)928円Amazon 張愛玲の小説作品翻訳集。光文社刊行。張愛玲の代表的な恋愛小説である「傾城の恋」ほか数編を収録している。巻末解説の充実ぶりが凄く、張愛玲自身の紹介以外に、年譜や翻訳作品の一覧まで載せている。これだけのものをお手軽な文庫で出してくれたことに驚き。 傾城の恋戦時下を背景に繰り広げられる、旧家の出戻りお嬢様とイケメン華僑のロマンチックなラブストーリー。過去に [続きを読む]
  • 憩園
  • 憩園―小説 (1953年) (岩波新書〈第141〉) Amazon 巴金の中編小説。日中戦争期の中国。小説家の私は、友人である姚の屋敷に逗留することになったが、その中でかつてこの屋敷の持ち主だった楊家の過去を知る。やがて姚家と楊家、二つの家に別々の悲劇が起きるのだが…。 位置づけとしては、正式ではないが巴金の「激流三部作」の続編ということになっている。没落してしまった楊家の姿は、そのまま激流三部作の高家に重なる部分 [続きを読む]
  • 「紅楼夢」侍女会議! 第九回
  • 花襲人「皆様こんにちわ。紅楼夢侍女会議、第九回の始まりです。今回もお菓子とお茶を味わいつつ、まったり楽しみましょう。ゲストは宝玉様のお部屋から晴雯さん、麝月さん。黛玉様のお部屋より紫鵑さん。宝釵様のお部屋より黄鶯児さん。湘雲様のお部屋より翠縷さん。迎春様のお部屋から司棋さん。探春様のお部屋から侍書さん。そして惜春様のお部屋より入画さんです!」 司棋「うわっ。何か今回多くない?」 麝月「その割に、常 [続きを読む]
  • 空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎 (妖猫伝)
  • 日中共同製作の歴史ファンタジー映画。監督は陳凱歌。夢枕獏の「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」が原作となっている。ストーリーは若き留学僧・空海と唐の詩人・白楽天による謎ときもの。都で不可解な事件に遭遇した二人は、その真相を追ううち事件の発端が三十年前に死んだ玄宗皇帝の妃・楊貴妃にあったことを知り……。 感想としては、陳凱歌も随分落ち着くべきところに落ち着いたなぁ、という感じ。こんな普通に面白いエンタメ [続きを読む]
  • 児女英雄伝と紅楼夢 主役カップルの比較
  • 中国古典小説屈指の名作・紅楼夢。児女英雄伝は、テーマや登場人物造形、ストーリーなど何もかも紅楼夢と対極的に作られているのが特徴だが、今回は主役カップルを例にそのあたりを比較していこうと思う。 主人公紅楼夢の主人公・賈宝玉は代々官僚を輩出する家に生まれ、身内には皇族もいる大貴族。しかしながら当人は官僚そのものを嫌っており、科挙受験にも熱心ではない。表向きは惰弱だが、科挙や生き方に対する自分なりの意 [続きを読む]
  • 四大名著のドラマ化について
  • 三国志演義、水滸伝、西遊記、紅楼夢の中国古典四大名著が、中国大陸でこれまでどれくらいドラマ化されてきたのかを簡単に比較検討してみた。とりあえず派生作品や大陸外の作品は省いてます。 三国志演義1994年 三国演義 全84集2010年 三国 全95集 水滸伝1983年 水滸 全40集1998年 水滸伝 全43集2011年 水滸伝 全86集 西遊記1982〜1998年 西遊記 全41集(正確には25集+続編16集)2010年 西遊記 全52集2011年 西 [続きを読む]
  • 西廂記 1927年版
  • 1927年の中国映画。タイトル通り、中国古典戯曲の名作「西廂記」を映像化したもの。恐らく中国映画の中でも最も初期に作られた古装作品。当然ながらサイレント。原作の再現度は微妙。有名な拷紅の場面が無かったり、そもそも張生と鶯鶯の逢瀬がきちんと描かれていない。その一方でアクションシーンに時間を省いていたり、張生が夢の中で孫飛虎を倒したりするなど、オリジナルな改変が追加されてたりする。大体、張生が殆どストー [続きを読む]
  • 紅楼夢侍女達の最期について語ってみる
  • 紅楼夢に登場する主要な侍女達の末路について、なんとなく思ったことをキャラ別に。 花襲人賈宝玉の側室候補だったが、主人の失踪によりその望みは叶わず。その後、定められていた縁によって舞台役者と結婚する。紅楼夢における襲人の物語は、まさしくシンデレラストーリーだったと思う。大きいお屋敷に仕え、そのお屋敷の若き王子の教育係になり、肉体関係を持ち、まめまめしい献身でついに(内密とはいえ)側室の地位を手に入 [続きを読む]
  • 金庸徹底考察 主人公編「天龍八部」より段誉
  • 天龍八部一 剣仙伝説 (徳間文庫) Amazon 金庸武侠小説「天龍八部」の主人公。本作では複数の主人公が登場するが、段誉は最初に登場し、また物語の締めくくりを飾る。 劇中の活躍雲南・大理国の王子。父親の段正惇に武芸を学ぶよう強要されるが、それを嫌って家出。物見遊山の途中で無量剣の試合見物に参加したのをきっかけに、門派同士の争いへ巻き込まれてしまう。自分の命を救ってくれた少女・鐘霊を助けるために冒険へ出る。 [続きを読む]
  • 長征追憶
  • 中国現代文学選集〈第17〉記録文学集 (1963年) Amazon 黄良成による長征の回顧録。長征は1934年、国民党の執拗な攻撃で根拠地を追われた共産党が、北方の延安を目指した大移動のこと。傍から見たら、無計画に逃げ回って大量の死者を出したようにしか見えないが、この一連の移動で共産党内の権力機構や方針が(主に毛沢東が主導する方向へ)大きく変わったこともあり、党史の中でも重要視されている。 本作はそんな長征の実態につ [続きを読む]
  • 小城之春
  • 1948年の中国映画。製作は文華影業公司。戦後間から間もない中国。病身の戴礼言とその妻・周玉?は冷め切った夫婦生活を送っていた。ある日、礼言は友人である医者、章志忱と十年ぶりに再会する。章志忱は周玉?のかつての恋人でもあった。彼がやってきたことで、夫婦の人間関係にも少しずつ変化が表れ始める。 中国映画の古典的名作として知られる作品。とはいえ、ストーリーは現代の我々からすればなんてことはないシンプルな [続きを読む]
  • 朝花夕拾
  • 朝花夕拾 (岩波文庫 赤 25-3) Amazon 魯迅の散文集。1928年刊行。自身の半生を振り返りつつ、身の回りの人々や故郷の習俗について、思うままにつづっている。かの有名な「藤野先生」の話も収録されている。 日本では小説家としてのイメージが先行しがちな魯迅だけど、彼の本領はやっぱり雑文にある。辛口で捻りの利いた文章と、ズバズバものを言う態度は読んでいて面白いし、身近でわかりやすいテーマから当時の中国の問題を [続きを読む]
  • 紅楼夢考察 紫鵑と黄鶯児
  • 紅楼夢二大ヒロイン、林黛玉と薛宝釵は物語の中で対照的な人格造型がなされている。同じことが、二人の侍女である紫鵑と鶯児(黄鶯児)にも言えるんじゃないかと思ったので、少しまとめたことを書いてみる。 人物紫鵑はとにかく忠義もの。襲人や平児のように凄く仕事ができるわけじゃないし、何かしらとびぬけた技能を持っているわけでもないけれど、それを補ってあまりある献身ぶりが光る。性格は温厚で、人当たりも柔らか。時 [続きを読む]
  • 中国現代文学珠玉選 3
  • 中国現代文学珠玉選 小説〈3〉 Amazon 近現代における中国人作家の短編小説選。張愛玲、丁玲、蕭紅といった有名どころから、羅淑や梅娘など、日本ではあまり名前を聞かない作家も取り上げられている。清末以降、近代的な教育制度が整ってきたこともあって、女性も学校で学び、進んだ思想を身につけ始めた。しかし、社会の方ではまだまだ「女性はこうあるべき」という旧習が根強く残っていた。孝行の強制、本人の意思に関係なく親 [続きを読む]
  • 劉邦の宦官
  • 劉邦の宦官 Amazon 前漢初期・高祖〜恵帝の治世を舞台にした長編小説。作者は黒澤はゆま。胡族出身の宦官・小青児の半生と共に、宮中の激動を描く。ジャンルとしては後宮ものに近い感じ。主人公を取り巻くドロドロした人間模様が非常に面白い作品。それと濡れ場のシーンも相当な分量。時に暴力的でもあり、時に耽美でもある情交の場面は、作者の豊かな描写力もあって印象に残る。小胡児が宦官手術を受けるシーンをはじめ、グロテ [続きを読む]
  • そえぶし 添田健一武侠志怪小説集
  • そえぶし 添田健一武侠志怪小説集 Amazon サークル「雲上回廊」添田健一の短編小説集。戦う女性をテーマに、中国古典の由緒正しきジャンルである志怪ものや武侠ものをアレンジした作品が四編掲載されている。文章は平易で読みやすく、歴史を知らずとも楽しめるストーリー展開が見事。まあ、唯一文句をつけるところがあるとすれば、登場する女侠キャラが揃いも揃って似たような人物造形になっていることか。クールビューティーな [続きを読む]
  • 第十三回武侠大幇会に参加してきました
  • 今年も行ってまいりました、武侠ファンの集い大幇会。主催者の皆様、岡崎先生、そして江湖の皆様方、楽しいひと時をありがとうございました。武侠に限らず中華ものが年々人気を失っているような気がしなくもない今日この頃ですが、大幇会は変わらぬ熱さに満ちていて安心します。古参の江湖先輩方や、いつぞやのイベントで出会った方や、他にも最近武侠を読み始めて参加する方もいらっしゃったり、大変賑やかなイベントでした。そ [続きを読む]
  • 美軍師張良
  • 美軍師張良(1) (まんがタイムコミックス) Amazon 秦和生の漫画作品。楚漢戦争期、劉邦陣営の軍師として活躍した張良の生涯を描く。張良は美男子、亡国の士、頭脳明晰、病弱などなど、創作的においしい要素がてんこ盛りの人物だと思う(全部司馬遷ってやつの仕業なんだ)。そんな彼の魅力を、わかりやすく面白く引き出しているのが本作。四コマ形式なので読みやすく、シリアス風とギャグ風、絵の使い分けが見事で引き込まれる。 [続きを読む]
  • 怪侠一枝梅 2010年ドラマ版
  • 四人の義賊 一枝梅(イージーメイ) BOX−Ⅰ [DVD]17,280円Amazon 2010年の大陸武侠ドラマ。全三十話。元ネタは三言二拍の「神?寄?一支梅、侠盗?行三味?」かと思ったがそんなに関係ないようだ。明代中期、朝廷の腐敗が横行していた頃を舞台に、四人の侠客で結成された侠客チーム「一枝梅」の戦いを描く。 全体的に堅実でまとまった作り。キャラもそれぞれ立っているし、話のテンポもいいし、アクションもCG頼みではなく [続きを読む]
  • はじめての盛唐詩人
  • サークル・大航海時代の同人誌。唐詩の黄金時代でもある盛唐期の詩人たちを、様々なエピソードを交えながら紹介している。唐詩自体についてはあまり触れられず、詩人の人物像が内容の中心。そのおかげで、唐詩に馴染みがない人でも普通に楽しめる。科挙試験や安史の乱など、当時の歴史背景もきちんと解説されているのが丁寧。特徴的で可愛らしい挿絵もGOOD。欲をいえば、もう少しボリュームが欲しかったかも。李白関連のエ [続きを読む]
  • 東京に来たばかり
  • 東京に来たばかり [DVD]4,104円Amazon 2012年の日中合作映画。天才棋士の中国人と日本人の交流を描く。日中合作・囲碁・天才棋士と聞いて思わずアレを連想してしまったが、さすがに最近の作品だけあって内容はまとも。いや、まともなんだけど…正直映画としての出来は微妙だった。 全体的にストーリーが粗い。まず、話の中心である囲碁について全然描かれず、前半はまったく関係無い話をやっている。後半、ようやく囲碁の話にな [続きを読む]
  • 紅楼夢三十周年記念番組
  • 紅楼夢87年版から三十年目の今年。中国の方で、かつてのキャストが集まるトーク番組やら、音楽会やら、亡くなって十年目になる林黛玉役の女優の追悼やら、定期的に番組やイベントが行われてます。そんなわけでちょっと雑感を。 ・宝玉役の欧陽奮強、すっかり歳をとったなぁ。もう五十代だし。むしろ女性陣達の若々しさにびっくりする。キャストのみなさんは、紅楼夢が終わった後はそれぞれ疎遠になっていたようだけれど、八七年版 [続きを読む]