春秋梅菊 さん プロフィール

  •  
春秋梅菊さん: 千紫万紅
ハンドル名春秋梅菊 さん
ブログタイトル千紫万紅
ブログURLhttps://ameblo.jp/hopeseven/
サイト紹介文中国のドラマ・文学・映画に関する記事を紹介
自由文時代ジャンル問わず中国文化の記事を書いています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供51回 / 365日(平均1.0回/週) - 参加 2014/06/09 12:56

春秋梅菊 さんのブログ記事

  • はじめての盛唐詩人
  • サークル・大航海時代の同人誌。唐詩の黄金時代でもある盛唐期の詩人たちを、様々なエピソードを交えながら紹介している。唐詩自体についてはあまり触れられず、詩人の人物像が内容の中心。そのおかげで、唐詩に馴染みがない人でも普通に楽しめる。科挙試験や安史の乱など、当時の歴史背景もきちんと解説されているのが丁寧。特徴的で可愛らしい挿絵もGOOD。欲をいえば、もう少しボリュームが欲しかったかも。李白関連のエ [続きを読む]
  • 東京に来たばかり
  • 東京に来たばかり [DVD]4,104円Amazon 2012年の日中合作映画。天才棋士の中国人と日本人の交流を描く。日中合作・囲碁・天才棋士と聞いて思わずアレを連想してしまったが、さすがに最近の作品だけあって内容はまとも。いや、まともなんだけど…正直映画としての出来は微妙だった。 全体的にストーリーが粗い。まず、話の中心である囲碁について全然描かれず、前半はまったく関係無い話をやっている。後半、ようやく囲碁の話にな [続きを読む]
  • 紅楼夢三十周年記念番組
  • 紅楼夢87年版から三十年目の今年。中国の方で、かつてのキャストが集まるトーク番組やら、音楽会やら、亡くなって十年目になる林黛玉役の女優の追悼やら、定期的に番組やイベントが行われてます。そんなわけでちょっと雑感を。 ・宝玉役の欧陽奮強、すっかり歳をとったなぁ。もう五十代だし。むしろ女性陣達の若々しさにびっくりする。キャストのみなさんは、紅楼夢が終わった後はそれぞれ疎遠になっていたようだけれど、八七年版 [続きを読む]
  • 紅楼夢三十周年記念番組
  • 紅楼夢87年版から三十年目の今年。中国の方で、かつてのキャストが集まるトーク番組やら、音楽会やら、亡くなって十年目になる林黛玉役の女優の追悼やら、定期的に番組やイベントが行われてます。そんなわけでちょっと雑感を。 ・宝玉役の欧陽奮強、すっかり歳をとったなぁ。もう五十代だし。むしろ女性陣達の若々しさにびっくりする。キャストのみなさんは、紅楼夢が終わった後はそれぞれ疎遠になっていたようだけれど、八七年版 [続きを読む]
  • 梧桐雨
  • 中国古典名劇選 Amazon 元曲。唐の玄宗と楊貴妃の恋愛を背景に、安禄山の乱による王朝崩壊を描く。タイトルの梧桐雨はご存じ白居易の「長恨歌」の一節からとったもの。 時の皇帝・玄宗は政務もかえりみず新たに取り立てた妃・楊貴妃との情事にふけっていた。そんな中、唐に帰属していた安禄山が宮中での権力争いに敗れた恨みから反乱を起こす。弱体化していた唐軍はこれを防ぐことが出来ず、玄宗は都から逃げ出す。しかし、楊貴 [続きを読む]
  • 東堂老
  • 中国古典名劇選 Amazon 元曲。作者は秦簡夫。道楽息子が没落してから再び人生をやり直すまでを描いたお話。金持ちのボンボンである揚州奴はいい年して働かず、親の財産を食いつぶす生活を送っている。父親は何度も息子を諫めるが、相手は全く耳を貸さない。このままではまずいと、父親は隣人の商人・李実に息子の義父になってくれるよう依頼。李実はこれを引き受け、父親以上の厳しさで揚州奴を指導する。それからしばらくして [続きを読む]
  • 思痛記
  • 思痛記 (1947年) (寳雲舎中国文芸叢書) Amazon 清代の文人・李小池の記録文学。咸豊〜同治年間における太平天国軍の虐殺行為を、間近で体験した作者が記したもの。 世界史でこの時期の中国を学ぶと、どうしても阿片戦争やアロー戦争といった西欧列強による侵略事件に目がいきがちだが、真に清朝を苦しめたのはこの太平天国の乱だろう。清代の宗教反乱でもとりわけ規模が大きく、完全な鎮圧まで十数年かかっている。列強に対して [続きを読む]
  • 瀟湘雨
  • 中国古典名劇選 Amazon 楊顕之の戯曲。正式なタイトルは「?江??湘秋夜雨」。当時ではよくある妻子の悲歓離合を描いたもの。南宋時代・清廉な官僚張天覚の一人娘・翠鸞は水難に襲われたところを崔文遠に救われ、彼の甥である若き書生・崔甸士と結婚。崔甸士はやがて上京し科挙を受ける。試験官である趙銭は、娘と結婚すれば県知事の地位を与えると提案。崔甸士はこれを承諾し、翠鸞を裏切ってしまう。一方、郷里で夫の帰りを待 [続きを読む]
  • 趙氏孤児
  • 中国古典名劇選 Amazon 元曲でも有名な一遍。正式なタイトルは「趙氏孤児大報讐」。中国古典十大悲劇の一つにも数えられている。春秋時代・晋の名臣である趙盾は、政敵の屠岸賈によって一族郎党を殺されるが、ただ一人生まれたばかりの子供が生き残った。子供は趙家の忠臣達の手で密かに育てられ、やがて二十歳になった時自らの出生の秘密を知り、反乱を起こして屠岸賈を打ち倒す。 史実を題材としているが、大衆向けの元曲らし [続きを読む]
  • 2017年五覇崗会に参加してきました
  • 武侠迷の集い・五覇崗会に参加してきました! …といっても仕事が入ってしまったせいで、最後の二次会にしか顔を出せなかったという。きーっ!短い時間ながら、昨年の大幇会でお近づきになれた江湖の重鎮の皆様と大いに武侠トークが出来て大変楽しかったです。普段は武侠を知っている人にも会えないし、たまっていた武侠愛をぶちまけられる場所があるのはやっぱり素晴らしいですね。他にも思いがけない出会いがあったり、お店の料 [続きを読む]
  • 嘉定屠城紀略
  • 蜀碧・嘉定屠城紀略・揚州十日記  (東洋文庫 (36)) Amazon 先日、揚州十日記を紹介したので、セットでこれも。明末の文人、朱子素の記録文学。南下してきた清軍が江蘇省の嘉定県で行った虐殺について記録したもの。明の朝廷を滅ぼして以降、清軍はさしたる抵抗も受けず順調に侵略を進めていたが、数少ない例外がこの嘉定県だった。地元の民衆は漢民族文化への愛着が深く、辮髪令をはじめとする清側の政策に反発し、また清へ降っ [続きを読む]
  • 揚州十日記
  • 蜀碧・嘉定屠城紀略・揚州十日記  (東洋文庫 (36)) Amazon 明末の文人・王秀楚の記した記録文学。中国侵略のため南下してきた清軍が、揚州で行った十日間の虐殺について描いたもの。 腐敗し切っていた明朝は、北京の朝廷が倒れると南京へ亡命政権を建てた。が、これまた上から下までどうしようもない連中揃いで、侵攻してくる清軍にもろくな抵抗をしなかった。そんな中、果敢に戦っていた明の将軍・史可法は揚州で敵を食い止め [続きを読む]
  • 六十年の変遷
  • 中国現代文学選集〈第14〉長編小説 (1962年) Amazon 李六如の長編小説。清朝の滅亡に始まり、中華民国の台頭と繰り返される革命、そして中華人民共和国が成立するまでの約六十年を描いた大河小説。主人公である李交恕は没落した商家の子息であり、成長して革命に身を投じる彼の前で、次々と歴史的な事件が起こっていく。 日本ではあんまり注目されないけれども、清末〜中華人民共和国に至るまでの近代中国史は本当に激動の時代で [続きを読む]
  • 論語
  • 論語 (岩波文庫 青202-1) Amazon 中国古代の思想家・孔子とその弟子達の言行録。もはや説明不要な中国古典の名著。実は経書の類をきちんと読んだことが無かったので、今回通しで読んでみた。 色々と語るべきところはあるけれども、まず孔子について言うなら、彼はやはり永遠の求道者なのだと感じた。本書では孔子が自分の口から度々「聖人」や「君子」について語るけれども、孔子自身はその聖人や君子の域に達しているわけではな [続きを読む]
  • 紅楼夢 1962年映画版
  • 1962年の香港映画。制作は上海海燕?影制片厂。原作はもちろん四大名著の一つである「紅楼夢」。中国伝統劇の一つである越劇を映画内に取り入れており、平たく言えば古典ミュージカル調の作品となっている。数ある紅楼夢の映像化作品の中でも、かなり評価が高い部類に入る。越劇らしく、歌う場面が沢山。また登場人物は全て女優(もっとも、美少年設定の賈宝玉は、本作に限らず女優が演じることも多い)。 原作が大変な長編ときて [続きを読む]
  • 紅楼夢87年版から三十年
  • Twitterなんかでも時々触れていますが、今年はかの有名な87年ドラマ版紅楼夢の三十周年です。同時に、ヒロインである林黛玉役の陳暁旭さんが亡くなられて十年目でもあります。色々と節目の年なので、大陸でもちょこちょこ特集番組が放送されている様子。気になったものがあれば拙ブログでも紹介していきたいです。 [続きを読む]
  • 陶庵夢憶
  • 陶庵夢憶 (岩波文庫 青 217-1) Amazon 明末清初の歴史家・張岱の随想録。タイトルの陶庵は彼の号である。著者の張岱は裕福で学もある名家に生まれ、若い頃は世の遊びという遊びを経験し、好き放題に暮らしていたが、時代は明の末期であり、清軍の侵攻によって王朝は滅亡する。しかし張岱は清の支配に屈することなく、生涯を明の遺臣として生きた。本作は、張岱が若い頃の思い出を気ままに書き綴ったもの。 明末は政治的に腐敗し [続きを読む]
  • 故園春夢
  • 1964年の香港映画。鳳凰影業公司製作。巴金の小説「憩園」を原作としている。旧時代の名残を残す屋敷を舞台に、二つの家族の崩壊を描く。楊梦痴は裕福な旧家の生まれだったが、幼い頃から放蕩暮らしを送ったせいでろくに生活能力も無く、家計を支えることも出来なくなって、ついに屋敷を売り払ってしまう。一方、新たに屋敷へ移り住んできた姚国棟もまた富裕層の人間だったが、彼の妻である万昭華は、前妻との間に出来た息子の小 [続きを読む]
  • 迎春花
  • 満州アーカイブス 満映作品映画編「迎春花」 [DVD]5,400円Amazon 満州映画協会製作の映画。1942年公開。満州国建国十周年記念の作品でもある。 ストーリーは一応恋愛ものなのだが、はっきりいって出来は悪く、どちらかといえば満州に赴任してきた男主人公・武雄の視点を通して満州国の文化や暮らしを紹介する宣伝映画といった趣きが強い。冒頭からアイスホッケーに興じる場面を見せて文化性の高さを強調したり、「最近は移民が増 [続きを読む]
  • 五星戦隊ダイレンジャー
  • 五星戦隊ダイレンジャー VOL.1 [DVD]10,290円Amazon スーパー戦隊シリーズ第十七作。1993年放送。とりあえず中華ものならなんでも節操なく紹介するブログなので、まあたまにはいいでしょということでこんなチョイスを。 90年代のスーパー戦隊は、王道タイプと変則タイプが入り乱れていて非常に面白い。ある作品は玩具がバカ売れし、ある作品はちびっ子そっちのけでオトナのファンを獲得するし、またある作品はギャグ路線に走った [続きを読む]
  • 最長的一夜
  • 1965年の香港映画。制作は國際電影懋業有限公司。日中戦争期、記者として大陸戦線に参加していた田中は、戦闘で負傷し小さな村に流れ着く。ふとしたことで酔っぱらいの老人に息子と間違われ、目の見えない彼の妻に引き合わされる。誤解だと説明する田中の前に夫婦の娘・阿翠が現れた。娘は田中が日本人だと看破するが、喜ぶ両親を前にして真実を告げることができない。こうして田中は、村で長い一夜を過ごすことになるのだが…。 [続きを読む]
  • 乱世児女
  • 1966年の香港映画。製作はキャセイスコープ。日中戦争期の華北を舞台に、さる一家の滅亡を描く。ある者は戦火で命を落とし、ある者は抗日運動に参加し、ある者は奸漢として日本軍に加わり…戦争の激化と共に、彼らの運命も狂っていく。映画の作風は老舎や巴金の作品に近い。登場人物は戦争に巻き込まれる庶民が中心で、反日がどうこうよりも戦争反対のメッセージ性が強い。当時の大陸は共産党政権の思想統制が強く、映画も舞 [続きを読む]
  • 会真記(鶯鶯伝)
  • 中国古典小説選5 枕中記・李娃伝・鶯鶯伝他 Amazon 中国唐代の伝記小説。太平広記の第四八八巻に収録されている。かの有名な古典戯曲「西廂記」の元ネタ。会真記のタイトルはもっぱら明代以降に用いられるようになったもので、それ以前は鶯鶯伝と呼ばれていた。ちなみに ストーリーのあらましは当然ながら西廂記と一緒。科挙受験を控えた張という若い書生が、旅先の寺で未亡人の令嬢・崔娘(鶯鶯)と恋に落ち、侍女・紅娘の助け [続きを読む]
  • 中国現代文学珠玉選1
  • 中国現代文学珠玉選 小説〈1〉 Amazon タイトルの通り、中国現代文学の選集。扱っているのは主に文学革命から中華人民共和国の成立時期あたり。魯迅をはじめとする有名作家の短編作品が掲載されている。作家と作品のチョイスが非常に素晴らしく、てっとり早く中国現代文学について学びたい方には是非おすすめ。これ一冊読んでおけば、大学四年間レベルで学ぶ近現代の中国作家の殆どをカバーできる。中国現代文学を専攻している学 [続きを読む]
  • 勿忘我
  • 1982年の大陸映画。制作は長春映画製作所。1970年代、文化大革命期の動乱に巻き込まれ、苦難の日々を送る知識人青年達の姿を描く。下放されていた知識人青年の雯雯は、父が病死した知らせを受けて街へ駆けつけた。幼い頃、革命闘争で母を失い、今また父を亡くした彼女は人生に悲観して自殺しようとする。が、偶然通りかかった医師の周虹に救われ、彼のもとで再びやり直す決意をかためる。 文学が終了した1970年代後半、中国 [続きを読む]