local neurosurgeon さん プロフィール

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local neurosurgeonさん: 鹿児島認知症ブログ
ハンドル名local neurosurgeon さん
ブログタイトル鹿児島認知症ブログ
ブログURLhttp://www.ninchi-shou.com/
サイト紹介文鹿児島で、コウノメソッドを用いた認知症診療を行っている脳神経外科医です。
自由文レビー小体型認知症や前頭側頭葉変性症、その他認知症一般に関する情報や実際の患者さんの治療経過などを発信しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供117回 / 365日(平均2.2回/週) - 参加 2014/06/17 10:41

local neurosurgeon さんのブログ記事

  • どちらも長谷川式テスト22点だが、対象的な87歳。
  • 支える人が周囲にいるのかどうか。いるならば、その人達に何をお願いすべきか。いなければ、どのように支援体制を構築していけばよいのか。薬は必要なのか。必要でないならば、どのようにして病院とのつながりを保てばよいのか。薬が必要なら、その量や内服回数はどのように設定すべきか。無理のない介入形態を、考え続ける日々。80代後半女性 年齢相応の衰えかな(現病歴)独居だが、近所に長男さん夫婦が住んでおり、行き来は頻繁に [続きを読む]
  • 「なにかあったらいけないから」CTは積極的に撮影すべき?
  • 「なにかあったらいけないから、早めに病院を受診しましょう」「なにか」を否定したいのが本人ではない場合、「病院へ〜」の促しは慎重にしたいものである。3歳の女の子の頭部打撲ある日の午前中、3歳の女の子がお母さんと一緒に外来を受診した。お母さん曰く、「昨日、幼稚園のお昼休み時間に、お友達同士あたまをぶつけたようです。お互いすぐに泣いて、その後はいつもどおり遊んでいたようです。夕食は普通に食べて寝たのですが、夜 [続きを読む]
  • 自院のことを考えつつ、患者さんの満足度に気をつけつつ。
  • 病院を受診し、窓口でお金を払う。領収書を見ると、色々と書いてある。初・再診料〇〇点画像診断〇〇点投薬〇〇点処置〇〇点各々を合計して負担率(3割や1割)を掛けた金額が、いわゆる自己負担額である。医者が5分話そうが40分話そうが、患者さんが支払うお金は同じ。そして病院に入るお金も同じ。患者心理としては、自己負担額が少ないにこしたことはない。「出来れば支払いは少なく、尚且つ医者が時間をかけてくれたらいうことなし」 [続きを読む]
  • こどもへの鉄補充について。
  • 以前ブログで取り上げた少年(以下、Y君)の、その後を報告。2017年夏の、ちょっとした良い想い出になった。www.ninchi-shou.comフェリチンとMCVは上昇、ヘモグロビンやヘマトクリットは横ばい(初診時採血)血色素量(HB): 11.8g/dlヘマトクリット: 33.9%MCV: 77.8fl尿素窒素:12.0mg/dlフェリチン27.2(初診から3ヶ月後)血色素量(HB): 12.0g/dlヘマトクリット: 36.1%MCV: 81.5fl尿素窒素:12.0mg/dlフェリチン [続きを読む]
  • 認知的不協和と非科学的態度について。
  • 週刊東洋経済(2017年8/12-8/19合併号)に、「抗認知症薬の功罪」というタイトルの記事が掲載された。週刊東洋経済 2017年8/12-19合併号 [雑誌]posted with amazlet at 17.08.15東洋経済新報社 (2017-08-07)Amazon.co.jpで詳細を見る記事を一部抜粋しながら、所感を述べてみる。個々の状態に応じた適量投与を意識したい記事では、抗認知症薬の少量投与の是非抗認知症薬増量規定とレセプト審査について抗精神病薬の危険性に [続きを読む]
  • 器質的な脳萎縮が先行→軽度認知機能障害パターンを経過観察中。
  • 以前ブログで紹介した方の続報。www.ninchi-shou.com同記事最後の部分を引用する。眠剤を止めて元に戻っているので、「良かったですね」でお終いにすると、この方の場合は少し心配である。何故なら、側頭葉外側部と皮質円蓋部の萎縮がかなり目立っているからである。「器質的な脳萎縮が先行した結果、脳の耐性が低下して眠剤の影響を受けやすくなっていた」と考えておいた方が良いと思う。つまり、先々の本格的な認知症発症の可 [続きを読む]
  • 特発性正常圧水頭症(iNPH)診療の前提として必要なこと。
  • 脳神経外科速報という雑誌を、もう10年以上定期購読している。脳神経外科速報 2017年8月号(第27巻8号)特集:ひたすら優れた臨床医を目指して ─自分の伸び代を信じて進めposted with amazlet at 17.07.27メディカ出版 (2017-07-27)売り上げランキング: 73,644Amazon.co.jpで詳細を見る既に脳神経"外科医"ではなくなった自分だが、脳神経外科領域の知識のupdateはしておきたいので今でも読んでいる。最近は認知症に関する奥村 [続きを読む]
  • フェリチンとBUNが高いと、糖質制限がうまくいきやすい(特に女性)
  • とある50代女性をご紹介。50代女性 頭痛と肩こり頭痛と肩こり、高血圧のご相談で来院。当院が糖質制限推進クリニックと聞き、糖質制限のことも教えて欲しいと。最近、近医で採血検査を受けており、その結果を持参していたので確認。Hb 14.9MCV 93.5AST 24ALT 38γ-GTP 79BUN 11.5トランスアミナーゼの数値からは脂肪肝が疑われた。体型は、かなりふくよか。BUN2桁でタンパク摂取はまずまず足りているようで、HbとMCVの数値からは、 [続きを読む]
  • 【症例報告】初診時の説明は、あとになって役立つことがある。
  • AVIM(無症候性脳室拡大)という概念がある。www.ninchi-shou.com画像上は非常に疑わしくても、その時点で症状に乏しければ様子観察でもよいと思う。ただし、「将来的に水頭症が顕在化することは十分にあり得る」ということを強調しておけば、いざという時に思い出してくれる。いざということにならなければ、それに越したことはない。80代後半の女性 水頭症症状の顕在化初診時もともと独居の方。現在〇〇病院に入院中。今日は娘 [続きを読む]
  • 夫婦別々で話を聞くことは、時に必要である。
  • 外来では通常、患者さんとご家族いっしょに話をきく。概ねそれで問題はない。しかし時に、患者さんに同伴したご家族が伴侶であった場合、ご夫婦別々で話を聞くことがある。相手の前では、直接言えないことがある夫が患者で、妻が介護者のケース一方的に妻のみが話し続け、夫(患者)は一言も発さずに「ぶすっと」している。しかし、お一人の時には色々と話をするし、時には妻への不満も漏らす。長年、かかあ天下で回してきた家庭なの [続きを読む]
  • 2年越しで届いた、患者さんへのメッセージ。
  • これまでに何度か、認知症患者さんから「先生はエクボが出るね」と言われたことがある。ちなみに、ご家族からは一度も言われたことはない。90代女性 アルツハイマー型認知症つい先日も、とある90代の患者さんに「先生はきれいにエクボが出るのね~」と言われた。この患者さんとのお付き合いは、かれこれ2年以上になる。近医で認知症を指摘されアリセプトが処方されたが、特に変化はなく中止になった。そのうち幻覚や妄想、活気の低下を [続きを読む]
  • 高齢者に「服薬管理マシーン」は必要か?
  • Bloombergから。www.bloomberg.co.jp医薬品市場が成長を続ける≒多くの人に薬を飲ませ続ける先進国で最も活気のない医薬品市場で、なんとか成長し続けるためにはどうしたらいいのか。日本の医薬品メーカーは患者の正確な服薬の継続をサポートすることで、それを実現しようとしている。  薬の飲み残しは日本の医薬品販売の現場でも、健康を阻害する要因になっているようだ。大塚製薬やエーザイなどの製薬会社は、服薬管理 [続きを読む]
  • 認知症を隠れ蓑にして無罪を主張したのか?
  • JCASTニュースから。www.j-cast.com認知症を理由とすることを、裁判戦略として弁護士が勧めた可能性は?夫や交際相手など4人の男性に青酸化合物を飲ませ、殺害した罪に問われている筧千佐子被告(70)が10日開かれた京都地裁の裁判員裁判で、これまでの全面否認を一転、夫の筧勇夫さん(当時75)殺害について認めた。(中略)筧被告が一転し殺害を認めたことであわてたのは弁護側。認知症を理由に無罪を主張していた弁護側は、今回 [続きを読む]
  • 認知症サポート医を1万人まで増やしても・・・
  • NHK NEWS WEBから。www3.nhk.or.jp認知症サポート医とは?厚生労働省によりますと、認知症の専門医は全国でおよそ2000人にとどまり、診断してもらうまでに時間がかかり治療が遅れるケースも出てきています。こうした中、厚生労働省は認知症の専門医ではないものの、国が定めた研修を受けて診断や治療の知識を学んだ「認知症サポート医」を、平成32年度までに現在の6000人から1万人に増やす計画を決めました。サポ [続きを読む]
  • LPシャントで復活して、2年が経過した方。
  • 以前ブログで紹介した方の経過報告。www.ninchi-shou.com90歳 特発性正常圧水頭症に対するLPシャント術後術後2年経過した外来(診察所見)HDS-R:25遅延再生:5立方体模写:可時計描画:可改訂クリクトン尺度:0平成27年2月27日初診。その際のMMSEは6/30で3m往復試験は40秒。今回は、HDSR25/30で遅延再生5/6。3m往復試験は14秒。起き上がり動作スムーズ。頭部CT、腹部腰椎レントゲン問題なし。完璧な状態。クリクトン0点≒家族 [続きを読む]
  • プロテカジン(ラフチジン)で誘発された幻視。
  • 胃薬で幻視が誘発されていた方を紹介する。70代男性 レビー小体型認知症とはいえないものの・・・初診時(既往歴)4ヶ月前に、胃癌の内視鏡手術(現病歴)2週間ほど前から、「道路の標識が人に見える」、「虫があちこち飛んでいる」と言ったりするようになった。「たまたまかな?」と思ったご家族は様子をみていたが、2〜3日前からは「山の上にヘルメットをかぶった妊婦さんがいる」とか、 「『朝ごはんは食べたのか?』とソファーに向かっ [続きを読む]
  • どのぐらいの数値で、フェリチンは足りていると言えるのか。
  • フェリチン30で元気ピンピンの人もいれば、頭痛肩こり不眠でグッタリの人もいる。50代女性 物忘れの相談初診時昨年から物忘れを自覚。30代で胃癌を患い、胃を3/4切除している。物忘れスクリーニングテストは、15/15点で問題なし。頭部CTでは、わずかに小脳萎縮を認めるものの、症候性ではない。胃切除後であり、これまでずっと貧血気味と指摘されている。採血しましょう。フェリチンとB12もチェック。(採血結果)Hb:10.2MCV:8 [続きを読む]