huian さん プロフィール

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huianさん: ギンレイの映画とか
ハンドル名huian さん
ブログタイトルギンレイの映画とか
ブログURLhttps://ameblo.jp/shangyou/
サイト紹介文主に東京の飯田橋のギンレイホールでみた映画について書いています。昔みたのも思い出しつつ書いています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供155回 / 365日(平均3.0回/週) - 参加 2014/06/29 21:50

huian さんのブログ記事

  • カリフォルニア・スイート 1979.3.23 久保ホール
  •  アカデミー賞授賞式の開催時期に、ロスアンゼルスのビバリーヒルズホテルに宿泊する何組かのカップルたちを、軽くスケッチしたような話。ホテルは仮の宿、同じ日に泊まっていてもそれぞれに関係はない。たまたま居合わせただけ、次に日にはまたばらばらになってしまう。ホテルや旅館は旅とつながっている。ホテルは非日常が集まる場所だ。  ハーバート・ロス監督、脚本はニール・サイモンとくれば、大人の話で楽しめそうだ。一 [続きを読む]
  • 陸軍 1984.4.11
  •  木下惠介がこの映画で試みたことは、いかにしてこの状況の中で抵抗出来うるかということに思える。精一杯の抵抗がこんな形でしかない、というふうにも言えないこともない。抵抗はすれど、結局それは検閲の隙間をかいくぐると言うことでしか表立ってできなかったことになる。と言って徹底的に反戦を貫こうとした映画を作れるはずもない。果たして木下が、というより作家たちが、その良心に恥じない活動をしたことを、責めること [続きを読む]
  • ドリーム 2017.10.10 TOHOシネマズ新宿4
  •  題名が二転三転して、こんな平凡なのになった。こんな題名では内容が想像できない。誰の夢?  アメリカとソ連が盛んに人工衛星をあげていたのは知っていた。人間の代わりに犬や猿を乗せていた。だが両国が競争して人を乗せた衛星第1号を目指していたのは知らなかった。知らないというか、アメリカにもソ連にも応援するいわれがなかったので、どこがあげようが関係なかった、ということだ。日本はずっと立ち遅れていた。ペンシ [続きを読む]
  • おとなの事情 2017.10.3
  •  話の流れは知っていた。きっとひどい暴露合戦になってしまうと思って、見るのを躊躇していた。なるほど、思わぬ展開の連続で、しかしそのつど修復もあり、思っていたほどひどくはならなかった。  8人が集まる夕食会に最後に来たぺぺは恋人を連れてこなかった。ぺぺの相手はどんな女性か期待していたのに残念なことだった。その場での彼の言い訳は嘘だった。  この時のぺぺはその場しのぎの言い逃れをしたが、普通ならそれで終 [続きを読む]
  • 隣の女 1982.12.24 シネマスクエアとうきゅう
  •  昔の知り合いだからといって、それがたとえ恋人だったからといって、後々焼けぼっくいに火がつくとは限らない。たとえそうなっても、それは普通の火遊びと変わらないのだが、とにかくも二人が隣同士になってしまったことに悲劇が生まれる元があった。  昔の恋愛の失敗を埋め合わせるように性急な恋愛が始まる。うまく隠すこともままならなくなってくる。それもこれも隣どおしだからで、相手の相方の顔も見なくてはならない。そ [続きを読む]
  • あにいもうと 1977.1.17 文芸地下
  •  混んでいたのは、この映画というより併映の「十六歳の戦争」を目当てに来た人がいたためだろう。私はこの前に見て、幻滅を感じた組なので、もう一度見てみようなんて気は全く起きなかった。  父、赤座。母、りき。兄、伊之吉。妹、さん。姉、もん。あにいもうとは伊之吉ともんの話だ。ずいぶん古くさい名前だな。きっと原作そのままなのだろう。室生犀星の詩が好きで読んだことがあり、金沢にも行った。上野からの特急に乗り遅 [続きを読む]
  • 未来よ こんにちは 2017.9.19
  •  パリの高校教師ナタリーはスト中の学生をかわし教室へ、授業を始める。政治のことより、私の仕事は教えること、という気構えを見せる場面だ。個人主義がかいま見える。  哲学が科目の一つとしてあるのは羨ましい。学校で人間に迫る学問を学べるのはすばらしいことだ。先達の哲学を知ると共に、自分の考えも発表する授業。道徳とかいう面白くもないことを押しつけられる日本とは大違いだ。さすがフランスだけのことはある。   [続きを読む]
  • オレゴン魂 1976.9.27 久保ホール
  •  西部劇が下火になったわけが分かる映画だ。インディアンを悪人にできなくなった。インディアンと呼ぶこともできないし、そもそも彼らがインド人でないのは、ほとんど初めから分かっていたのに正そうとしなかった。先住民もインド人も同じようなものだという認識だったのだろう。なんといういい加減さ。どうせアジアの土人なんだから一緒、そんなものだったろう。  そういう大多数の白人観客の意向に沿うように作られた西部劇の [続きを読む]
  • マイ ビューティフル ガーデン 2017.9.19
  •  ベラ・ブラウンは捨て子で施設で育てられた。そのせいか孤独が好きそうな、自分一番の大人になった。風変わりではあるが、特別へんでもない。このくらいなら、いくらでもいそうだ。  私はベラ・ブラウンではないが、彼女と同じで植物に興味がない。花に目がない。これは文字通り、花を区別できない。名前を知らない。知ろうとも思わない。無粋な男です。  図書館に勤めているベラは夢見がちだ。絵本を作りたいと思っている。 [続きを読む]
  • オン・ザ・ミルキー・ロード 2017.9.16 TOHOシネマズ シャンテ1
  •  架空の国となっているが、明らかにセルビアだ。戦争の中で最悪なのが内戦で、結末のつけようがはっきり出来にくい。だからだらだらと長引くことになる。毎日が戦闘ばかりの日常だと、差し迫った気持ちが薄れてしまうのか、彼らは仕事でもしているように見える。本当の仕事の合間に銃を撃つ、こんなことは実際にはないかもしれないが。  日時や時間を決めて停戦がちょくちょくあるようだ。止められるなら永久に止めて欲しい。冷 [続きを読む]
  • 帰らざる日々 1978.8.17 日活試写室
  •  床に座ってみるのは、それほど苦ではなかったけれど、暑さには参った。小さな試写室にあれだけ詰めたんじゃ、暑くならないほうがおかしい。混んでると立ち見は良くある。一番後ろで壁に寄りかかってみる。でも立ってると疲れるので、床に座ることになる。映画館なら別の日にすればいいが、試写会なので仕方ない。  若い時は不安定である。望みや悩みなどが絡み合って苦しいことばかりだ。高校生は特に自分の進路や異性のことで [続きを読む]
  • 帰郷 1978.8.7 ガスホール
  •  今アメリカにとって、アメリカ人にとってのベトナム戦争がなんであったのかが問い直されている。その答えは様々であり、何が真実であったのかもはっきりとしていない。しかしこれは一つの答えである。  少なくともルークというか半身不随の男、ビルという精神に異常をきたした男、彼女の姉バイ、ボブ、サリーという五人の犠牲があった。もちろん数え切れない種々雑多な人間が傷つき、死に、今もなおアメリカに影を落としている [続きを読む]
  • あしたは最高のはじまり 2017.9.9 角川シネマ有楽町
  •  コートダジュールと聞くだけで、地中海の青い海が目に浮かぶ。行ったことはないので、映画やテレビの映像から想像しているだけだが。景色が良くて、来る人はバカンスを楽しむ観光客ばかりとなれば、受け入れもてなす側も、遊び半分になるのも仕方ない。  サミュエルは南仏の観光施設を任されていた。年配女性がオーナーだが、彼女は遠くにいてサミュエルを見張っている。彼を自由にするとハメを外す気味があるからだ。営業時間 [続きを読む]
  • タレンタイム 優しい歌 2017.9.5
  •  東南アジアはひとくくりにできない。どの国も宗教の影響が大きい。仏教とイスラム教が主で、みな熱心だ。国教として保護され、仏門につくことが義務になっているところもある。おなじ仏教国である日本とは大違いだ。  ここマレーシアは民族も宗教も混在する国だ。先生は英語で生徒にタレンタイムの説明をする。たぶんタレントタイムのことだろう。素人のなんでもありコンテスト、テレビ番組でもあるのだろうか。その予選を兼ね [続きを読む]
  • 名もなく貧しく美しく 2017.8.26 フィルムセンター
  •  戦争中の空襲の場面から始まる。空襲に逃げ惑う人たち、撃たれて死ぬ人もいる。親が亡くなれば孤児が生まれる。赤ん坊が道端で泣いている。親はそばにいない様子。アキラは和子に拾われる。和子はアキラを育てようとする。なぜなら彼女はろうあ者で、自分の子どもがいない。理由はそれだけではない。たぶん子どもは作らないことになっていたのではないかと思う。自分のような子はいらないからだ。戦争中のごたごたの最中といえ [続きを読む]
  • 約束 1973.2.23 文芸地下
  •  日本海に沿って走る列車に一人の中年女性と付き添いの女性が乗っている。観光旅行には見えない。外は冬景色、寒々とした波の高い海、トンネルに入る列車。ここで映画のタイトルが出る。約束。この映画は韓国映画のリメイクだと聞いている。なんという映画なのか知りたいし、見たい。日本映画でこれだけ情緒あふれる出来なのだから、韓国映画だとさらに泣けるに違いない。  女性はある公園に来ている。ブランコが揺れている。こ [続きを読む]
  • 台北ストーリー 2017.9.5
  •  台湾は戦前50年にわたって日本が統治していた。日本化を強要し、日本語教育もされた。そのため教育を受けた人たちは日本語を話せるようになった。戦後、政治的混乱があった大変な時を経て、現在に至る。  私が興味あるのは、言葉だ。現在の台湾で、どのような言葉が話されているか。  戦前の教育を受けた人は日本語が話せる。戦後は大陸の標準語が導入される。ここでもともと話されていた方言はほとんどの人が話せるはずだ。 [続きを読む]
  • ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺計画 2017.8.22 新宿武蔵野館3
  •  ナチスものは流行のように数多く作られていて、割とみていると思うが、もはや全てには手が回らない。ヒトラーを、ナチスを、ドイツを、隣国を、ユダヤ人を、題材はいくらでもある。いくらでも作って欲しい。いくらでもうみを出して欲しい。  これはナチスの三番手であったハイドリヒの暗殺事件を描いている。冒頭、チェコが連合国に見捨てられた等の経緯が語られるが、戦争以前の状況の複雑さは理解しにくい。連合国内でも各国 [続きを読む]
  • 暁の7人 1976.5.13 ヤクルトホール
  •  ラインハルト・ハイドリヒ(アントン・ディフリング)暗殺の計画、準備、実行を描いている。ヨーロッパでは有名な事件だろうが、知らなかった。ちなみにアントン・ディフリングはナチの高官を演じることが多く、いかにもという憎々しげな面構えをしている。ハイドリヒ本人の顔は知らないが似ているんじゃないか。  派手なアクションを想像したが、その期待は外れたが、もっと力強い印象が残った。事実が映画どおりなら、暗殺と [続きを読む]
  • 隣人のゆくえ あの夏の歌声 2017.8.31 K’s cinema
  •  両親が離婚し、父が家を出ていった。残された母とカンナ、母は涙を浮かべている。離婚の事情は分からないが、寂しいはずだ。 二人だけになった手持ちぶさたもあってか、カンナは学校に忘れ物を取りに行くことにする。 夏休み中の学校は、人影も少なく静かだ。いつもは行かない場所へ誘われたように行ってしまうカンナだった。  どこからか聞こえてくる女性の楽しそうな歌声、夏休みに練習をしているのだろう。校舎の裏に古い校 [続きを読む]
  • 草原に黄色い花を見つける 2017.8.22 新宿武蔵野館1
  •  ベトナムを紹介する番組でよく見る景色ではない、ずっと山奥ののどかな田舎が舞台だ。日本の山里の雰囲気さえ感じられる。だからなんだか懐かしい。80年代のベトナムの農村、映像からは時代が見えない。今だったら彼らもゲームをやるくらいの違いか。  二人の男の子が遊んでいる。ティエウとトゥオンの兄弟だ。兄12歳、いかにも兄タイプ、弟は兄に遊ばれているようで、でも仲は良い。いたずらが過ぎて、怪我をさせては謝ること [続きを読む]
  • ベイビー・ドライバー 2017.8.19 シネマイクスピアリ15
  •  ドライバーが、俄然強い意味を持つ言葉になった。犯罪の逃走だけに雇われるドライバー、ベイビーは名前だ。ベイビーもついでに強力な力持ちのように思えてくる。ベイビーB・A・B・Yって名のる。これはコーヒーショップでの名のりかたで、本名は何だろう。ベイビーはボスから借金していて、それを返すためにドライバーをしている。もうすぐ借金返済になりそう。  アトランタの銀行に強盗に入る。ボスは現場には来ない、プロデュ [続きを読む]