huian さん プロフィール

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huianさん: ギンレイの映画とか
ハンドル名huian さん
ブログタイトルギンレイの映画とか
ブログURLhttps://ameblo.jp/shangyou/
サイト紹介文主に東京飯田橋のギンレイホールでみた映画について、昔みたのは日記より書いています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供157回 / 365日(平均3.0回/週) - 参加 2014/06/29 21:50

huian さんのブログ記事

  • 逃げる天使 2018.10.27 フィルムセンター
  •  こんな感じの映画は久しぶりだった。どんな感じかというと、ばか話を単純に楽しめばいい、楽ちんな映画だった。深刻で考えさせられるのが続くと、たまにはこんなのは気が抜けていい。でもあまりにも中身がなかったり、くだらなさすぎるのもだめだ。その点これは筋の通った話であるし、バカバカしくもない。皮肉を効かせたシニカルさもない。つまり何も考えずに見ればいい映画だ。  アメリカ映画でよくあるお気楽な話だが、監督 [続きを読む]
  • モリーズ・ゲーム 2018.11.6
  •  この女優ジェシカ・チャステインは良い。前作「女神の見えざる手」も今作も彼女の身体的強度と付随する演技力がなければ成立しなかったと思う。アメリカの女優の中では珍しい存在だ。美しいだけ、かわいいだけ、歌がうまいだけのアクトレスではない。特に女性を全面に打ち出す身体は見事だ。と言ってマリリン・モンローのようではない。一言でいえば存在感がある。彼女の存在自体が映画に強度を与えている。  モリー・ブルーム [続きを読む]
  • 五つの夜に 1985.2.22 渋谷ジョイシネマ
  •  さて今日のミハルコフ。「ヴァーリャ!愛の素顔」に似ていて否なるところは男だろう。かたやまるで駄目男、こなた「モスクワは涙を信じない」のゴーシャみたいな男、という具合で、それに対する女性もおのずから違ってくる。  アレクサンドル・イリーンは知り合いのゾーヤのアパートに来た。そこの窓から元恋人タマーラ・ワシーリェヴナのアパートが見える。そこにちょっと行ってみよう。15分で帰ってくるから、と言い残して [続きを読む]
  • ファントム・スレッド 2018.11.6
  •  登場人物は多いが、結局のところ主人公2人の関係に焦点を当てている。有名な服飾デザイナー、レイノルズ・ウッドコックとレストランウェイトレス、アルマの出会い。彼は彼女の何にひかれたのだろうか。モデルはいつも身近にいて、美しい人はいくらでも見ている。彼女が取り立てて美しいわけではない。  彼女をこの映画のヒロインに選ぶ時、プロデューサーや監督の審美眼を働かせたことが、そのままウッドコックの審美眼につな [続きを読む]
  • 華氏119 2018.11.3 シネマイクスピアリ11
  •  テレビでアメリカのニュースをそのまま流すことはなく、ダイジェストで日本語の翻訳音声がかぶされている。英語のわかる人ならいいが大抵の英語不自由者は翻訳された字幕や音声を聞くしかない。それはそれでいいのだが、肝心なことが伝わってこない。それが何かが、この映画で分かった。トランプの威圧的な言葉遣いや態度行動がストレートに伝わった。これはアメリカ人が感じるそのままだ。薄められて知らされたことが生で迫っ [続きを読む]
  • リメンバー・ミー 2018.10.23
  •  アメリカ映画が変わり始めている。WASPと呼ばれる人たちが主だった頃と比べて、今は特にヒスパニック系の人が増えた。そのためか、この映画はメキシコの話だ。トランプが忌み嫌うメキシコの話。それもキリスト教にはない考え方、捉え方が全面に出ている。お盆に先祖の魂が戻ってくる。これは中国や日本のものだ。それと似た行事があって、死者の日。メキシコだから陽気にギターをかき鳴らし踊る。先祖たちがやってくる場面のイ [続きを読む]
  • 犬ヶ島 2018.10.23
  •  日本のテレビ番組で、日本を好きな外国人がその気持ちを語るとき、彼らが持つ異国趣味が的外れであることがある。自分の身近にないことから、珍しいもの見たさから興味を持つことに異存は無い。またそれがうわべだけのものであるのを笑う気もない。それがいつしか深い理解へと進んで行くかもしれないからだ。ある程度を超えると、当人とそのことに強い絆が生まれる。もはやその人が異人である事は意味をなさなくなる。何かを極 [続きを読む]
  • Wの悲劇 1985.1.4 日比谷映画
  •  別に文句を言うわけではないが、原作の面白さをはっきりと殺してしまっているのは惜しいと思う。読んでいてワクワクする本であったし、Wと言う文字の持つ重要な意味も近来にない鋭さと優しさを含んでいた。そのエッセンスをこの映画は、とても面白い形に変え、いわば変化球にして投げかけてきた。  どのように変えてきたかと言うと、原作をそっくり劇中劇として押し込めてしまった。実に思い切ったことをしたものだと思う。原 [続きを読む]
  • 候補者ビル・マッケイ 1976.7.20 ガスホール
  •  良い面でも悪い面でも、アメリカというものをよく表している選挙そのものの空虚なところを追いながら、1人の無名に近い候補者を当選するところまで持ち上げてしまう、というドラマ。ドラマそのままに選挙戦が行われている事は容易に想像がつく。  アメリカと日本の選挙制度はかなり違うので、単純に比較はできないが、選挙運動をやって当選を目指すのは同じだ。だが、そのやり方はアメリカの方がずっとプロだ。プロの当選請負 [続きを読む]
  • 天国にいちばん近い島 1985.1.4 日比谷映画
  •  日比谷映画、前の千代田劇場。内装を直してきれいになっていた。  9時10分に館の前に着いたら、並んでる並んでる、20人ぐらいか。それも平均推定年齢15歳というところ。おもわず後ずさりをしてしまいかけたが、何はともあれ映画なのだ。それもみたかったものだ。映画を見に行って戻ることになったときの落胆と言ったら他に比較するものはない。  とにかく中に入ってみて驚いた。朝の9時から、こんなに人がいて良いのだろう [続きを読む]
  • 運命は踊る 2018.10.20 新宿武蔵野館2
  •  映画のスタイルは出尽くしていると思ってたら、こんなのがあった。それがイスラエル映画なのもたのもしい。映画での冒険はまだ出来る。舞台より小説より絵画より何より芸術の最先端の映画だから可能だ。ただ慣れた手法で作ってもそれなりの出来は保証される。むしろ手練れのやり方を踏襲した方が間違いがない。かくしてアメリカ映画に代表される先の見える映画になる。  ストーリーは単純で簡潔だ。軍役に就いている息子の死が [続きを読む]
  • 追想 1976.1.8 ヤマハホール
  •  1944年、フランスはドイツに占領されていた。政府が手を挙げた状態であり、国民は地下に潜ってレジスタンス活動をするか、おとなしくドイツに従うしかなかった。それでも通常の生活は続けられていた。このままであれば不足はあっても一応平穏な生活はおくれた。だが、連合軍が攻勢をかけてくる状況になり、ドイツのフランス国内での圧力が強く変化した。  フランス南部の都市モントバンに暮らすジュリアン・ダンデュ(フィリッ [続きを読む]
  • 日日是好日 2018.10.13 シネスイッチ銀座1
  •  茶道の作法を知らない。見聞きすることは茶道のほんの一部分なので、まして茶の湯に参加したこともなく、抹茶さえ飲んだ覚えがない。抹茶の味は昨今の抹茶アイスとかで知った位で、それを知る前までは抹茶は苦くて飲めたもんじゃないと思っていた。  茶道のお点前を初めから手ほどきを受けるように描かれる。教えてくれるのが近くの茶道教室の武田先生(樹木希林)、生徒の典子(黒木華)と美智子(多部未華子)は20歳のいとこ [続きを読む]
  • バッド・ジーニアス 危険な天才たち 2018.10.9 新宿武蔵野館1
  •  カンニングはやったことがない。小心者は、ばれたことを考えると怖くて出来ない。そんなことをせず、まともに答案に取り組んだ回答で出る成績は正確だ。頭が悪いのは治らない。というか脳の働きは訂正しようがない。うまい勉強の仕方や試験への対応法はあっても、頭を働かせるのは個人の能力以上にはならない。私はそんな理屈で勉強に励むことを避けてきた。怠け者とでも言うのでしょうか。でも好きな科目は好んでやった。背が [続きを読む]
  • 大都会 1976.1.17 岩波ホール
  •  1953年のインドである。第二次大戦の戦禍から立ち直った街並みだ。しかし人々の間には様々な問題があった。夫だけの収入では妻、子ども2人、父と母を養ってはいけない現実がまず一つある。妻が意を決して働くことにする。当時、女性が働くことはまだ普通ではなかったのだろう。夫としても、生活は苦しいが、そのために妻が働くことを本心ありがたいとは思っても、自分が情けないのと、世間体もあって賛成ではないようだ。  カ [続きを読む]
  • 廃市 1984.1.4 ル・ピリエ
  •  死んだ街。そこにいると停滞してしまう。その中にはまり込んでしまった夏の出来事。その中で窒息しそうになったわけが、主人公とその周りの人たちの閉鎖性にあると思う。現代の日本とは思えない。地域と時代とが今の自分と大きくかけ離れていると思う。登場人物はあまりにも自分自身に対して厳しいから、結局悲劇に終わってしまったのだろう。  誰が誰を愛したのか、あるいは誰が誰を嫌い避けたのか、今となっては確かめようが [続きを読む]
  • ザ・シークレットマン 2018.8.28
  •  この映画とペンタゴン・ペーパーズと大統領の陰謀の3本を見れば、相当の知識を得られる。連携して作られているわけでもないのに、目指す的は一緒だ。まともなアメリカは映画から知ることができる。特にこの作品の通称ディープ・スロートなる人物の果たした役割は大きい。  FBIがどのような組織なのか。何をするところなのか。何を捜査するところなのか、よく知らないことばかりだ。フーバーと言う人がいたことは知っている。相 [続きを読む]
  • フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法 2018.9.25
  •  二人がディズニーランドに逃げ込んでもなんの解決にもならない。先生や親の聞きたくない文句に耳をふさいで聞かないことと同じだ。叱られている事実はなくならない。解決を先伸ばすだけで、映画の終わり方としては中途半端だ。  紫のビルは上野にもある。紫は貴族の高貴な色、上品な色と思っていたが、建物となると下品に感じる。ただ目立たせようとしただけ。モーテルといっても郊外のそれではないので、集合住宅のようだ。車 [続きを読む]
  • 君の名前で僕を呼んで 2018.9.25
  •  同じ映画を何度も見ることはない。ただしギンレイホールで、すでに鑑賞済みのをやることがある。再見するかどうか迷う。同じ時間を使うのだったら別なのにしたい。どうしても避けたい場合を除き、見ることが多い。  二度見ることで得るものは大きい。なぜならぼやっと見ていたため、内容をしっかりと把握していないことがあって、二度目でわかることがある。小説でもそうで、でも本はページを戻してめくれば読み返せる。映画館 [続きを読む]
  • 狼たちの午後 1976.3.1 朝日講堂
  •  ソニーとサルの2人を理解するには、精神分析でもをしてみなければならない。サルは常に何かにおびえ、おどおどしている小心者のようだ。彼に家族があるのかどうかは分からないが、情緒不安定とでも言うのか、そういう感じ。  ソニーはこれは難しい。彼をどのように分析したらよいか。彼はこの銀行強盗たやすいものと踏んでいたようだ、ものの半時間もあれば済むと。それに彼はめっぽう銀行の内部に詳しい。彼は以前銀行員ない [続きを読む]
  • タクシー運転手 約束は海を越えて 2018.9.11
  •  5月ののどかな日和なのにソウルは学生デモが道をふさぎ、タクシー運転手にとっては大迷惑。せっかく大学に入ったのだから学問に励まなくちゃならないだろう、と文句も出ようもの。大学生=親から学費を出してもらう恵まれた環境にいる者、という認識からすればそうなる。でも誰もが親がかりとは限らない、苦学生もいるはずだ。  それはいいとしても、デモはないだろう。彼らの声を聞くと、どうも大統領のやり方が気にくわない [続きを読む]
  • カメラを止めるな! 2018.8.18 シネマイクスピアリ4
  •  映画は情報が少ないほど楽しめる。ただしそれだと面白いか、自分の好みのものであるかがわからない。まるきりフリーの状態で映画に臨むことはない。だから最低限の情報を得て、みるかどうかを決める。監督や俳優が誰であるかなど、特に監督が重要で、ほぼそれだけの知識だけで良いくらい。しかしこの映画は監督や俳優の名前からは何にも伝わってこない。知らないからだ。しかも喧伝されている情報は少ない。なるべく知らずにみ [続きを読む]