mask555 さん プロフィール

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mask555さん: Fish On The Boat
ハンドル名mask555 さん
ブログタイトルFish On The Boat
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/mask555
サイト紹介文本や映画のレビューや、いろいろな考え事の切れ端を記事にしています。
自由文本や映画のレビュー中心。「生きやすい世の中へ」をメインテーマとして、いろいろな考察、考え事を不定期記事しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供74回 / 365日(平均1.4回/週) - 参加 2014/07/08 01:40

mask555 さんのブログ記事

  • 『老いた親を愛せますか?』
  • 読書。『老いた親を愛せますか?』 岸見一郎を読んだ。アドラー心理学を広く世に知らしめた岸見一郎さんが、ご自分の両親を介護した経験から、介護にのぞむ気持ちや経験などを伝えるエッセイ。僕も母親に介護が必要で、おもに親父が介護をしていますが、そのやり方が神経質で職場的で暴力的かつ支配的。おまけに根性論。だからといって僕が取って代わるような余裕もなく、日々消耗していく。なにか本書にヒントはあるかと思って読 [続きを読む]
  • 『はじめての文学講義』
  • 読書。『はじめての文学講義』 中村邦生を読んだ。今回は覚書のように書いていきます。僕は文学部でもないし、文学講義や分析にふれたことってとても少なく、これじゃあ、小説を書いてもずば抜けた才能があるわけでもないのだから、なかなかおもしろいものは書けないか、と今後は文学への考えを深めるものを読んでいこうとしたまずその初めとして、本書を手に取りました。では、すすめていきます。まず、ダブルビジョン、二項式と [続きを読む]
  • 『リプレイ』
  • 読書。『リプレイ』 ケン・グリムウッド 杉山高之 訳を読んだ。1988年のとある秋の日、43歳で死亡したジェフ・ウィンストン。しかし、気がつくと18歳の自分に戻っていた。記憶と知識は43歳当時のままで、肉体と時代は25年前のもの。繰り返される人生は、彼に何をもたらすのか?世界幻想文学大賞を受賞した作品。面白かったです。序盤はまあ、そうなるだろうという程度の深度だったのが、どんどん深度を増していきます。つまり、 [続きを読む]
  • 生きるための手段として----そして政治家論。
  • 今読んでいる本に出てきたのですが、「働くために生きる」のか「生きるために働く」のか、の二者択一ですよね、生き方の大方の方向性って。会社って利益追求を最優先して「働くために生きよ」とする性格が強くて、その原理を妄信してあれこれと決まっていく。それなのにそう押し進めていく幹部なんかが「いや、生きるために働く、でしょ」と、のたまうことがあったりする。つまり、突き詰めていない。自分が押し進めていることと人 [続きを読む]
  • 『嘘を取り戻せ』 後編
  •  気がつくと、四畳半くらいの薄暗いコンクリート張りになった部屋のベッドに朋樹は寝かされていた。一体ここはどこだろう。身体に痛む箇所はないが、頭がややぼんやりとしていて重く、軽い頭痛もあった。 「目が覚めたか。」 いきなり傍の暗がりで男の声がして朋樹ははっと息をのんだ。 「ここは?どこ?」やっとのことでこれだけ言えた。 「札幌だよ。それ以上は詳しく教えられない。手荒な事をして悪かったね。でもね、君は [続きを読む]
  • 『嘘を取り戻せ』 前編
  •  嘘つき。 松尾亜実との他愛ない会話の途中、永井朋樹はこころの裡でそっとつぶやいていた。 そこは亜実が働く喫茶店内で、朋樹は常連の客だった。マスターはカウンターの中、椅子に腰かけ腕組みをしながら背中を丸め眠りこけている。北海道の、雪のちらつく山間の田舎町、三月の土曜、午後二時。他に客はいない。 暗色の木製テーブルに左肘を立て頬杖をつき、丸いトレーを胸に抱えた笑顔の亜実の話を聞きながらつぶさに相槌を [続きを読む]
  • 小説掲載予告。
  • どうやら、『オール讀物』に送った小説が予選を通らなかったようなので、本ブログにて近日、公開します。町の書店で『オール讀物』の発売日を確認して、その日に取りに行きますから、と約束していたのですが、当日になったら店頭にならんでいなくて、問い合わせると、「うち、はいらなかったんだ」と言われました。だいたい、僕の街ってこういう感じですからね…。で、ツイッターで検索したら新人賞中間発表のページの荒い画像がひ [続きを読む]
  • 『問題解決ラボ』
  • 読書。『問題解決ラボ』 佐藤オオキを読んだ。世界中の一流ブランドやメーカーから依頼の絶えることのないというデザイナーの佐藤オオキさんのエッセイ。文章は軽やかながらも、そこに含まれている内容をしっかり見つめてみれば、自分の骨や肉とすることで基礎体力があがるものばかり。ちょっと謎な言い方になりますが、頭の体幹トレーニングとでも言えばよいでしょうか。それも、リラックスしてゆるやかな感じでできるトレーニン [続きを読む]
  • 『つくし世代』
  • 読書。『つくし世代』 藤本耕平を読んだ。若者分析の本です。とくにマーケティングに活かすべく研究された内容から若者を解説しています。2015年に30歳を迎えるよりも若い世代、そして、さらに若い2015年に23歳を迎えるより若い世代の二段階に若者を分け、分析しています。「ゆとり世代」「さとり世代」と呼ばる彼らですが、著者は「つくし(尽くし)世代」という視点からも彼らを眺めることができる、と新たな光の当て方をしてい [続きを読む]
  • 『銃』
  • 読書。『銃』 中村文則を読んだ。社会の中の自分というものは、どちらかといえば「点」として存在しているもののように僕なんかには感じられていて、それは孤独とか孤立とかとも関係があると思うのだけれど、まあ、人とは線でつながり、周囲からの情報は「摂取する」つまり「点」の中に受け入れ取り入れて消化するものだと思っている。しかし『銃』の主人公は、自分について考えるのを拒んできたのもあるし、施設に預けられてから [続きを読む]
  • 通信障害が復旧
  • 地震の影響で、金曜の朝から通信障害。ネットに繋げませんでした。今朝になって復旧していました。よかった。金曜の朝は事務所へ行って今後の話し合い…と思いきや、うちの観光施設の担当者一人きりでしかも道外に出張をふられて話にならずでした。いやいや、こういうときなんだから、出張をキャンセルしても不義理にはならないよ、と思ったんですけど、トップが、これで状況は好転すると読んだのかもしれない。でも、ついていけな [続きを読む]
  • 大きな地震に見舞われて。
  • 平成30年北海道胆振東部地震という名前がついたのですね。たまにラジオを聞いてたくらいで(災害への準備や備蓄を怠っていたから)、情報が無かったです。ケータイは電池が14%くらいからがんばっていたところでさきほど電気が復旧。ほくでんさん、がんばってくれました。ありがとー!夜中の3:08。緊急地震速報と同時くらいに揺れまして、僕はいつしか布団からでて立ちつくして波乗りサーフィンみたいに揺れを体感していました [続きを読む]
  • 『ANAが大切にしている習慣』
  • 読書。『ANAが大切にしている習慣』 ANAビジネスソリューションを読んだ。日本のトップ企業のひとつであるANAの社員たちの仕事への取り組み方と、その職場の仕組みや文化、環境、風土のようなものを解説した本です。一つの職場をチームととらえ、たえずお客様のためを考えて仕事をする。そして、対人関係の構築や情報伝達、暗黙知の共有などのために有効である「雑談」を奨励しています。挨拶、他愛のない会話も大事だととらえら [続きを読む]
  • 『山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた』
  • 読書。『山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた』 山中伸弥 聞き手:緑慎也を読んだ。受精卵から作られるES細胞は、そこから皮膚細胞や肝細胞や心筋細胞など様々な細胞に変化させていくことができる。しかし、受精卵から作られるため、倫理的な問題が、特に人間のES細胞にはつきまといます。iPS細胞は、血液や毛根、皮膚などに四つの遺伝子を入れて培養すると、ES細胞のような、さまざまな細胞に分化できる初期化され [続きを読む]
  • 『フィッシュストーリー』
  • 読書。『フィッシュストーリー』 伊坂幸太郎を読んだ。人気作家伊坂幸太郎の短・中編集。「動物園のエンジン」「サクリファイス」「フィッシュストーリー」「ポテチ」の4つの物語が味わえます。どれも楽しめる作品でしたが、僕はなかでも「ポテチ」がよかったです。ヒロインのさばさばしてユーモラスな物言いが魅力的なキャラクターにしている。空き巣という犯罪とヒューマンドラマが重ね合わされていて、伊坂幸太郎ならではのく [続きを読む]
  • 『警視庁科学捜査最前線』
  • 読書。『警視庁科学捜査最前線』 今井良を読んだ。防犯カメラについてが多かったです。設置や分析について。また、パソコン遠隔操作事件など、ドキュメント形式で事件を追う項がつよく興味をひかれながらの読書になりました。刑事物、事件物はフィクションでもほぼ読まないのだけれど、それが読み物になったときの面白味を感じました。道路の上、空中に設置されたカメラのあるところがあるけれど、「あれさ、オービスではないけど [続きを読む]
  • 『父と娘の法入門』
  • 読書。『父と娘の法入門』 大村敦志を読んだ。ほんとうに入門書というか、「法」というものに対しての導入部分での父娘の議論という感じで、初心者の地固めにはいい感じ。全編通して、犬などの動物を話題にあげながら考えていく形式です。これまでモヤモヤしていたところをはっきりさせてくれたのが、親が子どもに対して暴力をふるうことについてでした。過度ならば虐待と言われるけれど、そうでなければ懲戒権としての体罰はあり [続きを読む]
  • 『サイレントマジョリティー』の受けとめ方。
  • 欅坂46のデビュー曲で大ヒット曲の『サイレントマジョリティー』のサビに、「君は君らしく生きていく自由があるんだ 大人たちに支配されるな」とありましたけれど、たとえば歌っている本人たちも含めて若い子たちがこの歌によって、「じゃあ私たちにはなんの制約もない自由があるんだ」と勘違いを招いたりするのかもしれない。でもね、自由主義にも法律があるように、自由にもルールがある。「君らしく生きていい、そういう自由が [続きを読む]
  • 『かもめ・ワーニャ伯父さん』
  • 読書。『かもめ・ワーニャ伯父さん』 チェーホフ 神西清 訳を読んだ。戯曲です。チェーホフ四大戯曲のひとつ目と二つ目だそう。『かもめ』の途中までの段階で、女優の息子で若くて自分の文士としての才能を認知されたい人物と、才能を認められる流行作家との対比がまず出てきていて、前者のむきだしの苦悩と後者の隠された苦悩についてがなるほどなあと思いました。人物のタイプとして違うのだろうけれど、打って出たい気鋭の若 [続きを読む]
  • 『黄色いマンション 黒い猫』
  • 読書。『黄色いマンション 黒い猫』 小泉今日子を読んだ。アイドルとして一世を風靡し、その後もずっと活躍されている小泉今日子さんのエッセイ。こういうエッセイは、人生が濃くて、そしてその濃さになんとか負けなかったから書けるんだと思いますよ。面白くてしょうがないくらいです。人生の苦味、雑味、辛味、甘味。いろいろな人生の味わいのどれかに目をつむることなく、正面から受けきって生きてきたからこその言葉たちがこ [続きを読む]
  • 『脳内麻薬』
  • 読書。『脳内麻薬』 中野信子を読んだ。快感を生む脳内物質ドーパミン。その作用や放出される過程や、過不足の時にどうなるか、などなど、まずドーパミンを中心に、それから、そのほかのセロトニンやオピオイドという脳内物質についても説明されていきます。次章では、依存症から入って、アルコールやニコチンの中毒に触れることを契機として、コカインやヘロインといった麻薬についての説明に移っていきます。これは『脳内麻薬』 [続きを読む]
  • 『きいろいゾウ』
  • 読書。『きいろいゾウ』 西加奈子を読んだ。夫の名前がムコで、妻の名前がツマという夫婦。都会から田舎に移り住み、その季節の移ろいの中での暮らしぶりを綴っていく小説。やがて岐路に立つ、ムコとツマ。著者・西加奈子さんの考える「これがたぶん、いやきっと正しい生活」っていうのは、僕にも「賛成!」と諸手をあげられるようなイメージです。彼女の真正面性って本当に真正面だと僕は思う。人それぞれに共通する「真正面への [続きを読む]
  • 『若月佑美1st写真集 パレット』
  • 読書。『若月佑美1st写真集 パレット』 若月佑美 撮影:桑島智輝を眺めた。乃木坂46の中でも、女性ですけども「男気」を持っているというか、なにかに向かっていく強い気持ちとまっすぐな芯を持つメンバーというか、そんなふうに見える若月祐美さんの1st写真集。スペインにて撮影です。本書のおまけに箸袋風しおりがついていますが、乃木坂工事中を毎週観てきた人であれば、「そこ、きたか!」と叫びたくなる、これは若月さんの [続きを読む]
  • 『跳びはねる思考』
  • 読書。『跳びはねる思考』 東田直樹を読んだ。著者は自閉症者です。テレビで著者の特集を見たことがあるのですけれども、発語のみによる会話が難しく、文字盤を使う「文字盤ポインティング」という方法で会話していました。そのような、他者とコミュニケーションをとることが難しい自閉症者が、自らを自らの言葉で表現し伝えるのが本書です。自閉症の人たちは一般的に社会に適応できないと言われていますし、障害者でもあるわけで [続きを読む]
  • 『ベーシック・インカム』
  • 読書。『ベーシック・インカム』 原田泰を読んだ。日本では、約1000万人の人びとが、年84万円以下の収入で暮らしているようです。そういった貧困を無くすため、皆が最低限の健康で文化的な生活を保障するための思いきった政策として、著者はベーシック・インカムを提唱し、経済や政治の分野での込み入ったところ、細かいところまでを解きほぐす形で話を進めています。それゆえに、ベーシックインカムは、社会思想としてあるいは社 [続きを読む]