みのりおん さん プロフィール

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みのりおんさん: 台湾ちんほうちゃ日記
ハンドル名みのりおん さん
ブログタイトル台湾ちんほうちゃ日記
ブログURLhttp://chinhoucha.net/
サイト紹介文台湾の街とか田舎とか飯屋をただウロウロと歩きまわる日々をなけなしの写真と駄文でただヒタスラ書きます。
自由文台湾はちんほうちゃな食べ物であふれている。でもそこで出会ったのは、食べ物ばかりでなく、美しいシゼン、よく眠るイヌ、そしてとても優しいニンゲンだった。そのどれもが、明るくて、のんきで、楽しくて。そんな「ちんほうちゃ」な出来事を、とりためた写真の隅っこから、いつもニヤニヤしながら思い出しているんです。※ちんほうちゃ=台湾語でとても美味しいの意味。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供55回 / 365日(平均1.1回/週) - 参加 2014/07/09 14:34

みのりおん さんのブログ記事

  • 渓頭往きのバスが満席だから
  •  台湾に来るとたいていなんの考えもなく方々をウロツキまわっているわけなんだけれど、今回ばかりは行ってみたいと思うところがあって、台中に行こうと決めたのもそんな理由からだった。 台中はおもっていたとおり今日も暑くはげしく照りかえっていた。しかし、今日がいつもと違う気分でいられるのは、これから向かおうとしている渓頭というところが、台湾随一の避暑地であることをインターネットで発見していたからだった。 南 [続きを読む]
  • プラットフォームは向こう側
  •  夏だというのに肌寒く暗い雨ばかり続いていた東京とうってかわって台中の朝は突きぬけんばかりの夏空がカーンとひろがっていた。 そんな朝、昨夜おでん屋で晩酌をともにした張さんからメッセージが入っていた。 「お土産を渡したいから今からあなたのホテルに行きます。またメッセージします」 待ち合わせに指定されたセブンイレブンの前で、バイクにまたがった張さんから、台中の名物だという太陽餅を受けとった。僕はこのま [続きを読む]
  • たおれるくらいの酒の量
  •  台湾に来ていつも残念に思うのはビールが置いてあってフツウに酒が飲めそうなメシ屋なのにやっぱりそこにはビールしかないことだ。 ビールを飲みほすとその延長線上でもうすこし違うものを飲みたくなり、たとえばレモンサワー飲みてー、ハイボール飲みてー、ホッピー飲みてー、などと叫びつつ、店の冷蔵庫をあけてみるも結局ビールしかないのでとりあえずまたビールを飲む。 たまにウイスキーやワインを置いてある店もあるんだ [続きを読む]
  • 昌平路のガチョウめし
  •  追分から台中に移動する列車のなかで台中の張さんからメッセージがはいった。 「いま台中に来てますか?よく来たよく来ました!今晩いっしょに食事しますよ。いいですか?」 最後に張さんに会ったのは今からもう5年も前にさかのぼる。そのときは台中のいろいろなところに連れて行ってもらって、いろいろなものを食わせてもらい、とにかく食えるだけ食って、それでも最後まで食いつづけていたら、日本にかえったころには4キロ [続きを読む]
  • 台中追分途中下車
  •  MRTの新店駅から台北駅に行き高鉄に乗り換えて台中駅で降りる。そこから新烏日駅まで歩き台鉄に乗って台中駅を目指す。高鉄にも台鉄にも台中駅があるのでこうしてかくとなんかややこしい。 KKdayのWiFiがすこぶる調子がいいので、新烏日駅への連絡通路を歩く途中にも、台中市の台鉄路線図をスマートフォンでぬるぬる眺めていたら、台中駅へ行くのと反対の方向に追分という駅があることがわかった。おいわけ、とよむ [続きを読む]
  • 風景区の止みきれないさびしさ
  •  新店駅の鮮風味湯品屋でおそい昼メシを食って外に出たところで土砂降りの雨になった。バックパックからその場しのぎの折り畳み傘をひっぱりだしてみるも、役にはたたず、ひざ下のあたりからどんどん雨の侵食がはじまり、このままではどうも持ちそうにない。 ちかくに喫茶店があったので茶でも飲みながら雨が止むのを待つことにした。 うすい砂糖のはいった冷たい凍頂烏龍茶をひとくち飲んでから、カメラのWiFiを起動し、スマー [続きを読む]
  • ながれながれて新店線
  •  あついあつい象山を下山していちばんにとび乗ったMRT淡水信義線は、もうとにかくクーラーボックスなみのすがすがしさで、樹脂製のテラテラした座席ときたらひんやりしていっきに生き返るようだ。 もしかすると、MRTはどこかに行くために乗る、という手段としてだけでなく、乗ること自体を目的としてぐるぐる延々とまわっていく、というような観光の方向性を、台北もそろそろ本気で検討しはじめていいんじゃないか、なんて [続きを読む]
  • 象山から、シーンをつなげ!
  •  台北松山空港の国際線到着ロビーに着いて東京で予約しておいたKKdayのWiFiをクロネコヤマトの宅急便のカウンターで受け取った。ここのWiFiは1日290円の料金で台湾のほぼすべてのエリアを高速4Gでカバーでき電池の持ちもなかなかによい優れモノなのである。先月も6日間つかいたおしてまったく快適だったので今回も受付のお姉さんにパスポートと予約画面を見せてまたたくまのうちにゲットした。 スマートフォ [続きを読む]
  • 巡りあわせと選択のなかで、記録をとめない
  •  8月にしてはずいぶんと冷たい雨がこの1週間ひっきりなしに降り続いていた。ときおり湿気た部屋のせまい窓の向こうの鉛色の空を見上げては、ひとり鬱々とした気持ちでモニターに映る台湾のネット記事を無作為に眺めたりして過ごしていた。 台湾から帰国してすでにひと月が経とうとしている。まんべんなくのしかかってくる低気圧の閉塞と絶望の重みから逃避しようと、明日から再びはじまる台湾旅行の行程を、くっつけたり、ばら [続きを読む]
  • 車輪のいいわけ
  •  僕らの自転車は宜蘭河濱公園をまっぷたつに横断する宜蘭橋をわたり宜蘭河をこえた。 「みのちゃん、みのちゃん、自転車は乗り心地はいいですよ。あああ、ワタシはまちがえます。自転車の乗り心地はいいですか?」 「ははは、もちろんだ。ところでエムちゃん、日本人は自分より年上の人を呼ぶときは『ちゃん』ではなく『さん』を付けるのがフツウだよ」 「あああ、ワタシはまちがえます。そうかわかった。ありがとう、みのちゃ [続きを読む]
  • 屋根にキリンがいないころ
  •  宜蘭滞在さいごの夜とあって、昨日の晩は、東門夜市をひとり食べ歩きをしたあげく屋台で買ってきたカットフルーツを夜更けまでしこたま食っていた。だから、というわけではないんだけれど、今日はいつもより気だるく怠惰にノロノロ目覚めた朝だった。 夜市のついでに買っておいた宜蘭発花連行き台鉄チケットの発車時刻は13時45分となっている。宜蘭にいられるのもあと3時間ちょっと、というわけである。  もうすっかり友 [続きを読む]
  • 1/13サヨナラノート
  •  「今日は何時の便で帰りますか?いまから火鍋を食べますよ」 台湾旅行の最後の日の午後、ブンちゃんは僕のためにお別れ会をしようと、ひそかにお店を予約してくれていたのだ。 中山地下街の1番出口から地上にでると燃えるような夏空がカーンと青く突きぬけ、白すぎる陽ざしが皮膚のあちらこちらに強引に照射してきた。歩いてすぐに馬辣という看板があらわれ、その階段を下りていったらもう店の入口だ。 馬辣頂級麻辣鴛鴦火鍋 [続きを読む]
  • 地下の誠品R79
  •  今日の午後に台北の松山空港から東京に帰ることになっているので、日が高くなる前に高雄の左営駅で台北行きの高鐵に乗った。発車した後でふと前方の電光表示板を見上げると台北でなく南港とでてきた。 「おい、なんてことだ、これはいったいなんてことだ」 席を立ちあがり前後左右東西南北を見わしてみるも、そこは、おしゃべりしたり弁当食ったり寝ていたりする人たちばかりのなんの変哲もないいつもの車内の風景が、まったり [続きを読む]
  • 夜がおわるまで
  •  中華五福円環のロータリー交差点に停車する車に、トマス君がニコヤカな顔をしてもどってきた。 「どうぞ夜食に食べてください。おばあちゃんがカットしました。今日なので新鮮です」 助手席の窓ガラスに映る大立精品デパートのひときわ明るいイルミネーションライトが、トマス君から受け取ったビニールの袋を通過して、ひと口サイズにカットされた紙カップいっぱいのマンゴーをきらきらとオレンジ色に照射した。 そして今日は [続きを読む]
  • 高は高雄の高
  •  高雄國際空港をすぎ道路をクルリおおきく旋回したころ、窓の外はゴロゴロ雷音とともに瞬く間に暗い雲におおわれ、大粒の雨がバラバラとはげしく車をたたきはじめた。 「みのさん、たいへんですたいへんです!雨が降ってきます!」 速度をゆるめるとトマス君はハンドルを抱え込むようにして困った顔で言った。ワイパーがフロントガラスのうえで空しくも意味のない運動をくりかえした。 「そうかそうか。ところでこれからどこに [続きを読む]
  • おでん屋のマナー
  •  高雄はおもしろい街で、車で通りかかった民家の軒先に「大正拾年七月壱五日建立」とかいた石碑が突如あらわれて僕とトマス君をおどろかせていた。 「高雄に大正が?!」「大正に高雄が?!」「なんでだなんでだ?!いったいなにがどうなった?!」 互いに訳のわからないことを叫びつつ、そういえば台湾の日本時代は大正時代もあったんだよなあ、そうすると高雄にも大正時代があったんだよなあ、だからいいんだよなあ、てなこと [続きを読む]
  • 金魚れもん
  •  トマス君と美麗島駅ちかくの郵便局前で待ち合わせすることになった。いつも車通勤しているトマス君は会社からそのまま車で乗り付けるということだ。実はトマス君と僕は一風かわった出会い方をしている。 今からちょうど5年前の夏、僕がひとりで台南成功大学を散歩していたときのことだ。キャンパスの広場に大きな木が生えていたので木陰にはいってひとときの休息をしていた。それにしてもグングンと横へ横へ深緑の葉をひろげる [続きを読む]
  • 排骨と飯と午後の予感
  •  左營駅のあたりで帰りの道がわからなくなり結局途中でタクシーをひろって高雄MRT市議會駅ちかくのホテルに戻ってきたのである。 やるせない気持ちで頭の上から常温シャワーをガシガシながしていると、午前中歩きづくめだった体がフシギに開放的にかるくなっていった。 それから、また外にでた。 とおりの角をいくつか曲がってリブヲから聞いていた新百齡排骨大王という店についた。大王といわれるとなんか強そうで、注文の仕 [続きを読む]
  • アタマのコンクリとけだした
  •  左營駅から地下鉄にのって市議會駅のホテルに帰ろうと思ったころにはすでに午後の1時をまわっていた。 朝メシ食べすぎの刑、ということでしばらく空腹の罰だったんだけど、もうそろそろ時効にしてもいいんじゃないかな。 ホテルの近くになかなかうまい排骨飯の店があることを昨日リブヲから聞いていたので、ついでにホテルにもどってウンコもしたい。 蓮池潭風景区をはなれ、高雄物産館の前に来るとけっこう交通量のおおい凶 [続きを読む]
  • 風の方向に帰ります
  •  原生植物園から続いた歩道橋がだんだんと地上におりてくるとヤシ科の木とその向こうに水たまりが見えた。水たまりといっても近づいたらこれがまたけっこう大きな池で、なんだか見おぼえのある景色だなあと、もっと遠くの向こう岸あたりに目をやったら、黄と赤をこきざみに着色した塔が二つ並んで建っていた。 「ああ、なるほどなるほどなあ。そうかそうか、そういうことだったのかあ」と、ついついため息がでた。 いったい何が [続きを読む]
  • なぜかいつも炎天下にでてしまう
  •  高雄MRTの生態園区駅で降りようと決めたのは、たぶん自然とかあって樹木とかもけっこう生えて、そんなふうな日陰の下で午前のさわやかな風にあたってみたい気分もあったし、もしかしたら南国特有のあたたかで魅惑の風景写真が撮れるんじゃないかという期待もあったし、それになんといっても駅の名前がどこか野性的でなんとなく今の心境にぴったりだと思ったからだった。いったいどんな心境だ。 ながいエスカレータを上がって出 [続きを読む]
  • 朝だ起きたら朝メシだ
  •  朝起きて飲みかけの貢茶やら牡蠣風ポテチやら充電器やらが乱雑に積み重なった机の上のホテルの朝食券を見て昨日リブヲに教えてもらった朝メシ屋のことを思い出した。 朝メシ屋と聞くと僕なんてはたいてい「なんだなんだ朝メシ屋ってなんなんだ朝メシ屋って」となるんだけど、日本にあまりなさそうで台湾によくあるものといったら、やはり朝食専門の朝メシ屋なのかもしれないな。ちなみに対極にあるのが居酒屋だったりするから朝 [続きを読む]
  • 六合目のスイギョーザ
  •  屋台の数も観光客の数も高雄でけっこう規模がでかくてとにかく有名な夜市というけれど六合国際観光夜市に来たのは今日がはじめてだった。 いままで出会った高雄の友だちの誰もがこの夜市に行こうと言わなかったし、自分からもすすんで行きたい思うこともなかった。 理由はいろいろとあって、友だちはいつも通っている地元の夜市がいちばんだというし、自分もやはり地元の人が行くところに間違いはないと確信していたからだ。  [続きを読む]
  • 山の上の高い空
  •  西子湾駅の交差点をとおりすぎて、壽山のうす暗い山道を、タイワンイヌをかわしながらうねうね駆け上っていくと、ふいに木立がひらけ、外灯の明かりが照りつける車だまりにでた。 すでに停まっていたバイクとバイクの間に、自分たちの乗ってきたバイクを押しこんでから、リブヲと僕は石段を登った。 登りきると、そこにはちょっとした展望台があって、テレビドラマか何かにでてきそうな洒落た電飾のまわりには、何組かのカップ [続きを読む]
  • 蒼のうわがき
  •  「バイクに乗りかえてくる」 そう言い残すと、リブヲは自宅のある方角に向けて、ブイーンと車を走らせて行ってしまった。 リブヲの話によれば、常に駐車場を気にしていなければならない車よりも、小まわりのきくバイクのほうが高雄の街歩きにはるかに適している、ということだった。 ホテルの前にひとり降りた僕は、チェックインのためにフロントに向かった。受付のお姉さんにパスポートを見せて、部屋のカードキーと、おそら [続きを読む]