ターナー さん プロフィール

  •  
ターナーさん: 田中雄二の「映画の王様」
ハンドル名ターナー さん
ブログタイトル田中雄二の「映画の王様」
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/tanar61
サイト紹介文映画のことなら何でも書く映画ライターのブログです。
自由文新作映画、映画コラム、名画投球術、雄二旅日記ほか
『ほぼ週刊映画コラム』
http://tvfan.kyodo.co.jp/category/feature-interview/column/week-movie-c
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供382回 / 365日(平均7.3回/週) - 参加 2014/07/20 12:12

ターナー さんのブログ記事

  • 『成功の甘き香り』
  • 『成功の甘き香り』(57)(1997.6.) 『マダムと泥棒』(55)以来、2本目のアレクサンダー・マッケンドリック監督作を見る。今回はニューヨークのジャーナリズム界の醜い裏側を暴露した硬質の社会派劇。題材の類似や、ロケ撮影の多用などから、ロバート・ワイズ監督作品に近いものがあるのでは、と感じた。 こうした題材をプロデュースしたバート・ランカスターのプロデューサーとしての手腕はたいしたものだが、テーマを超え [続きを読む]
  • 『イースター・パレード』
  • 『イースター・パレード』(48)(1993.11.) 20数年ぶりにこの映画を見直すきっかけになったのは、和田誠演出、構成の音楽ライブ番組「ソング・イズ・ユー」。その中で歌われたアービング・バーリン作曲の「イースター・パレード」が耳に残ったからである。 この映画は、戦後、日本で公開された最初の本格的カラーミュージカル映画なので、当時の淀川長治先生や双葉十三郎さんの批評を読むと、彼らがいかに熱狂的にこの映画を迎 [続きを読む]
  • 『サハラ戦車隊』
  • 『サハラ戦車隊』(43)(1987.2.8.) 第二次世界大戦中の北アフリカ戦線に従軍するアメリカ戦車部隊を描く。監督はゾルタン・コルダ。少人数隊大人数の戦い、戦死した者たちの扱い方など、『七人の侍』(54)は、多少なりともこの映画から影響を受けてはいないだろうか。 この映画が製作されたのは第二次大戦真っただ中の1943年。それなのに、戦争を敵味方共通の悲劇として、虚しい行為として見せる心、砂漠での見事な撮影とい [続きを読む]
  • 『クリード 炎の宿敵』
  •  前作『クリード チャンプを継ぐ男』(15)で新章に突入した「ロッキー」シリーズ。前作のアポロの息子アドニス・クリード(マイケル・B・ジョーダン)に続いて、今回は『ロッキー4 炎の友情』(85)のロシア人ボクサー、イワン・ドラゴ(ドルフ・ラングレン)と息子のビクターが登場。親子二代、息子同士の宿命の戦いが描かれる。 プロデューサー兼トレーナー役で助演するシルベスター・スタローンのカードの切り方は、もは [続きを読む]
  • 『いつも上天気』
  • 『いつも上天気』(55)(2006.6.21.) スタンリー・ドーネン&ジーン・ケリーの共同監督によるミュージカル。 いつもは明るいケリーの映画だが、これはちょっと苦い。戦争から一緒に復員した3人組が10年後に再会するが、違う人生を歩んだ彼らはもはや昔のような仲良しには戻れないという話だからだ。 もっとも、そこにケリーとシド・チャリシーの恋をからめ、『雨に唄えば』(52)の雨同様に、ケリーがローラースケートを履い [続きを読む]
  • レッツエンジョイ東京「2019年お正月映画特集」
  • 年末恒例の、ぐるなび レッツエンジョイ東京「2019年お正月映画特集」が公開に。ラインアップは【お正月映画BIG3!】『パッドマン 5億人の女性を救った男』『アリー/ スター誕生』『シュガー・ラッシュ:オンライン』【ポジティブに生きよう!】『アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング』『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』【S・F(少し不思議)な物語】『メアリーの総て』『ふたつの昨日と僕の未来』https:// [続きを読む]
  • 『ジュリアス・シーザー』
  •  ウィリアム・シェークスピアの戯曲に基づいて映画化。有名なジュリアス・シーザー暗殺事件の顚末を描く。チャールトン・ヘストン(アントニー)、ジェーソン・ロバーズ(ブルータス)、ジョン・ギールガッド(シーザー)、リチャード・ジョンソン(キャシアス)ら、7大スターの共演の超大作として1970年に公開された。  40数年ぶりの再見となり、さすがに細部はすっかり忘れていたが、今回改めて見直してみて、シェークスピア [続きを読む]
  • 『5つの銅貨』
  • 『5つの銅貨』(59)(1998.12.21.) 実在のコルネット奏者レッド・ニコルズの半生を描いた音楽劇で、監督はメルビル・シェイブルソン。 何度見ても不覚にも泣かされてしまう映画がある。この映画もそのうちの一本。 映画自体のできは、ミュージシャンの伝記ものとしては『グレン・ミラー物語』(54)や『ベニーグッドマン物語』(56)よりはちょっと落ちるし、泣かせどころも大いにくさい。しかるに、またしてもである。 ダ [続きを読む]
  • 『ハーヴェイ』
  • 『ハーヴェイ』(50)(1997.7.28.) 父の遺産で何不自由のない生活を送る未亡人(ジョセフィン・ハル)は、屋敷に同居する弟のエルウッド(ジェームズ・スチュワート)のことで悩んでいた。なぜなら彼は“ハーヴェイ”と呼ぶ大きな白ウサギを最良の友とし、他の誰にも見えないこの親友を誰彼構わず紹介しまくるからだ。姉は弟を精神病院に入れることにするが…。舞台劇の映画化で、監督は名匠ヘンリー・コスタ―。 ジェームズ・ [続きを読む]
  • 『裸足の伯爵夫人』
  • 『裸足の伯爵夫人』(54)(1997.2.15.) ジョセフ・L・マンキウィッツ監督作では初のカラー映画で、舞台はスペイン。野性的な酒場の踊り子が、ハリウッドの映画監督によってスターに仕立て上げられる。その後、彼女を見初めたイタリアの伯爵と結婚するが、彼にはある秘密があった。やがて彼女に悲劇が訪れる。 いきなりヒロイン・マリア(エバ・ガードナー)の葬式から始まり、後は彼女と関係のあった男たちの回想によってスト [続きを読む]
  • 『情婦』
  • 『情婦』(57)(1986.2.4.銀座文化) 未亡人殺害の容疑者レナード(タイロン・パワー)は、老弁護士ウィルフリッド卿(チャールズ・ロートン)に弁護を依頼する。だが、レナードの妻クリスティーネ(マレーネ・ディートリッヒ)が証人として出頭し、驚きの証言を行う。 先にテレビでドラマ版の「検察側の証人」を見てしまったので、話の大筋は分かっているのに、さすがはワイルダー。ストーリーを知ろうが知るまいが(もちろん [続きを読む]
  • 『五本の指』
  • 『五本の指』(52(1997.2.7.)) ジョセフ・L・マンキーウィッツ監督作で、第二次世界大戦下のトルコを舞台に、イギリスとドイツを手玉に取ったスパイの暗躍を描く。 もちろん、今の目から見てしまえば、スパイの手口の安易さや、緊迫感の薄さを感じるし、マンキーウィッツが才気に走り過ぎた失敗作だとも思える。ただ、実話の映画化という点では、それなりの制約もあったのだろうと推察する。 ところで、この映画に主演した [続きを読む]
  • 『虹を掴む男』
  • 『虹を掴む男』(47)(1996.9.2.) テクニカラーの美しさとダニー・ケイの芸達者ぶりが堪能できる古典映画。主人公が見る白日夢の中で、ケイがさまざまなヒーローに成り切るのが見どころだ。監督はノーマン・Z・マクロード。 思うに、ケイの芸の見せ方は、後のジェリー・ルイス同様に、自らの芸に酔って一つのシークエンスを引っ張り過ぎるきらいがある。この映画も少々くどい。それ故か、彼の芸は、フレッド・アステアやジー [続きを読む]
  • 『気まぐれ天使』
  • 『気まぐれ天使』(47)(1996.5.25.) 赴任先の街に新しい教会を建てようとする司教(デビッド・ニーブン)は資金集めに苦労し、妻(ロレッタ・ヤング)との関係にも暗雲が立ち込める。そんな中、2人の前に謎の男(ケーリー・グラント)が現れて…。サミュエル・ゴールドウィン製作、ヘンリー・コスタ―監督の人情コメディ。 先に見た、ゲーリー・クーパー主演、レオ・マッケリー監督の『善人サム』(48)がいま一つだったため [続きを読む]
  • 『第十七捕虜収容所』
  • 『第十七捕虜収容所』(53)(1994.5.13.) 第二次世界大戦下のドイツ、米空軍の捕虜が集められた第十七捕虜収容所で、抜け目のないセフトン(ウィリアム・ホールデン)はスパイの容疑をかけられる。 約20年ぶりに再見。今回はビリー・ワイルダーの映画にはアンチヒーローを扱ったものが多いことに気付いた。例えば『深夜の告白』(44)のフレッド・マクマレー、『失われた週末』(45)のレイ・ミランド、『サンセット大通り』( [続きを読む]
  • 『フロントランナー』
  •  1988年、米コロラド州。ジョン・F・ケネディの再来と言われ、大統領選挙の最有力候補=フロントランナーに躍り出たゲイリー・ハート(ヒュー・ジャックマン)。だがマイアミ・ヘラルド紙がつかんだスキャンダルが報道されると事態は一変する。 政治家に対する報道のルールや、候補者の政策よりも人柄を重視する国民感情の変化へのターニングポイントとなった事件を、シニカルな視点が信条のジェイソン・ライトマン監督がスピー [続きを読む]
  • 「水もれ甲介」『ペコロスの母に会いに行く』
  •  女優の赤木春恵が亡くなった。人情味のある役から意地悪な役まで、多彩な役を演じた名脇役。中でも、「水もれ甲介」(74)の“おっかさん”が絶品だった。あのドラマの甲介(石立鉄男)も、忠さん(名古屋章)も、竹さん(谷村昌彦)もすでに亡い。大河ドラマ「おんな太閤記」(81)の大政所もよかったなあ。 89歳で映画初主演を果たした【映画コラム】“老人力”の素晴らしさを示した『ペコロスの母に会いに行く』↓https://tv [続きを読む]
  • 『遥かなる山の呼び声』
  •  先日、NHKで『遥かなる山の呼び声』のリメークドラマをやっていた。高倉健と倍賞千恵子は阿部寛と常盤貴子に代わり、ハナ肇が好演した虻田を筧利夫が演じていた。随分と設定を変え、今風にアレンジしてはいたが、やはり昔の映画にはかなわないと感じた。 『遥かなる山の呼び声』(1980.7.13.中野武蔵野館 併映は『冬の華』)そうだ「健さん大会」だったんだ…。 題名を見た時から、きっと『シェーン』(53)のような映画なん [続きを読む]
  • 『暗殺の森』
  • 『暗殺の森』(1979.3.2.) ファシストになった主人公(ジャン・ルイ・トランティニアン)の生き方を通して、ファシズムの異常さや、空しさを表現している。若妻役のドミニク・サンダが当時19歳とは信じ難い。 という簡単なメモを見て、今の自分は昔の自分に「だからどうした?」と問いたくなる。 ベルトルッチの訃報を目にして以来、なぜかガトー・バルビエリ作曲の『ラストタンゴ・イン・パリ』が耳について離れない。https:/ [続きを読む]