ターナー さん プロフィール

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ターナーさん: 田中雄二の「映画の王様」
ハンドル名ターナー さん
ブログタイトル田中雄二の「映画の王様」
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/tanar61
サイト紹介文映画のことなら何でも書く映画ライターのブログです。
自由文新作映画、映画コラム、名画投球術、雄二旅日記ほか
『ほぼ週刊映画コラム』
http://tvfan.kyodo.co.jp/category/feature-interview/column/week-movie-c
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供203回 / 365日(平均3.9回/週) - 参加 2014/07/20 12:12

ターナー さんのブログ記事

  • 『映画の森』「10月の映画」
  • 共同通信社が発行する週刊誌『Kyoudo Weekly』(共同ウイークリー)10月23日号で、『映画の森』と題したコラムページに「10月の映画」として5本を紹介。独断と偏見による五つ星満点で評価した。ラインアップは見終わった後、元気になれる映画『ドリーム』☆☆☆☆無駄が多過ぎる5時間『あゝ、荒野 前篇/後篇』☆☆もはや直球では正義は描けない『女神の見えざる手』☆☆☆アメリカ映画の底力『バリー・シール アメリカをはめ [続きを読む]
  • 『女神の見えざる手』
  • もはや直球では正義は描けない天才的な戦略を駆使して、政界を影で動かすロビイストの実態に迫った社会派サスペンス。銃規制法の改正を巡る、反対派と賛成派のパワーゲームの渦中に身を置く主人公エリザベス・スローン(ジェシカ・チャスティン)の強引な手法と葛藤が描かれる。監督はジョン・マッデン。新人ジョナサン・ベレラの脚本が見事。マーク・ストロング、マイケル・スタールバーグ、ジョン・リスゴー、サム・ウォータース [続きを読む]
  • 『サンタフェ』
  • 見どころは本物のSLザ・シネマ 今週の「シネマ・ウエスタン」は、ランドルフ・スコット主演でサンタフェ鉄道敷設の様子を描いた『サンタフェ』(51)。監督はアービング・ピシェルで、日本では劇場未公開の映画だ。南北戦争が終結し、戦地から帰還したブリット(スコット)と3人の弟たちは新天地を求め、バージニアから北部へと向かう。旅の途中、酒場でのいざこざに巻き込まれたブリットたちは北軍の兵士と撃ち合いになり相手 [続きを読む]
  • 『私説 内田吐夢伝』
  •  本書は、小学校中退、丁稚奉公、映画製作の下働き、俳優を経て監督となり、『限りなき前進』(37)や『土』(39)で名を成しながら、満州に渡り、かの地で苦労の末に生き抜き、帰国後は『血槍富士』(55)『宮本武蔵』五部作(61〜65)『飢餓海峡』(65)などを監督した男の、数奇な人生を活写した評伝だ。 作者は後期の吐夢作品で脚本を担当した鈴木尚之氏。多くの場面で吐夢と行動を共にした人が書いたものだけに、自らが吐夢 [続きを読む]
  • 『パーフェクト・レボリューション』
  • 身障者の性を強調し過ぎた感あり 脳性まひのため車いすで暮らす主人公と人格(パーソナル)障害を持った風俗嬢の出会いと愛を描く。リリー・フランキー、清野菜名は、まさに体当たりの熱演を見せるが、二人の間で揺れるヘルパー役の小池栄子もなかなかの好演。 身障者にも性欲はあるということ、あるいは身障者のセックス、という見落とされがちな問題を真正面から描いている。だが、いささかその点のみを強調し過ぎた感があり、 [続きを読む]
  • 『大砂塵』
  • 某所での原稿作製のため、『大砂塵』(54)を40数年ぶりに再見。 1890年代、鉄道の敷設が進むアリゾナを舞台に、賭博場に現れた流浪のギター弾きとかつての恋人である酒場の女主人が、銀行襲撃犯と自警団との争いに巻き込まれていく姿を描いた異色西部劇。 初見時、まだ中学生だった自分は「おばさん同士がいがみ合う、変な、妙な西部劇だなあ」と感じた。 今回、見直してみてその印象が全て覆ったわけではないが、役柄とも重な [続きを読む]
  • 『ユリゴコロ』
  • 疑問だらけの映画「人の死」をよりどころ(ユリゴコロ)として生きる殺人者(吉高由里子)の姿を、過去と現在を交錯させながら描く。彼女が自分を受け入れてくれる男(松山ケンイチ)と出会って…。これは、悪魔と天使が出会うという、一種の“雪女話”のようなものなのかもしれないが、無駄にグロテスクさを強調した演出も含めて、疑問だらけの映画だった。・殺人鬼の心情をくんで、最後は“いい話”“泣ける話”のようにして締め [続きを読む]
  • 『映画の森』「9月の映画」
  • 共同通信社が発行する週刊誌『Kyoudo Weekly』(共同ウイークリー)9月25日号で、『映画の森』と題したコラムページに「9月の映画」として5本を紹介。独断と偏見による五つ星満点で評価した。ラインアップは見るのではなく“体感する映画”『ダンケルク』☆☆☆☆あえて結論は出さず『三度目の殺人』☆☆☆宇宙人が人々の概念を奪う!?『散歩する侵略者』☆☆☆第三部への布石『エイリアン コヴェナント』☆☆☆消化不良で原作 [続きを読む]
  • 『ナミヤ雑貨店の奇蹟』
  • 消化不良で原作が読みたくなるどんな悩みも解決する雑貨店の郵便口を介して過去と未来がつながった。2012年と1980年を手紙がつなぐという奇跡を描いた東野圭吾原作のファンタジー小説を映画化。時空間のねじれを扱ったファンタジーは、作り方を間違えると普通の映画よりも絵空事感が増す。本作も、現在と過去、雑多な人物が交錯するという、もともと映画化が難しい題材ではあるのだが、雑貨店内外の時間経過の違いを雑に描いた点が [続きを読む]
  • ヒルトン、ラモッタ『レイジング・ブル』
  • 1978年、ヤクルト・スワローズ初の日本一に貢献したデーブ・ヒルトンが亡くなったという。独特のクラウチングスタイルから快打を連発し、セカンドの守備や走塁でもたびたびハッスルプレーを見せた。ペナントレース優勝時、最後のセカンドゴロを横っ飛びでさばいた姿、阪急との日本シリーズで、シリーズの流れを変えた今井雄太郎から放ったホームランが特に印象に残っている。振り返れば、大活躍したのはこの年だけだったのに、何故 [続きを読む]
  • キャロル(15)
  • 目は口ほどに物を言う舞台は1950年代のニューヨーク。デパートの女性店員テレーズ(ルーニー・マーラ)と、裕福だが心満たされないマダムのキャロル(ケート・ブランシェット)が出会い、やがて同性愛関係に陥る。原作者のパトリシア・ハイスミス、監督のトッド・ヘインズ、脚本のフィリス・ナジーは、皆同性愛者だという。それ故、いわゆる“その道”の人々にしか分からない、心情、言葉遣い、仕草などは、きちんと描き込まれてい [続きを読む]
  • 『トマホーク峡谷の待伏せ』
  • B級西部劇の典型ザ・シネマ 今週の「シネマ・ウエスタン」は、1万ドルを奪い合うならず者たちがゴーストタウンを舞台に、アパッチとの壮絶な闘い繰り広げる『トマホーク峡谷の待伏せ』(53)。メンバーはジョン・ホディアク、ジョン・デレク、デビッド・ブライアン、ライアン・ティールという渋過ぎる顔触れ。彼らと行動を共にするナバホ族の娘を演じたマリア・エレナ・マルクェスがエキゾチックな魅力を発散するが、実際はメキ [続きを読む]
  • 川治温泉『風の視線』
  • 過日、栃木県の川治温泉に2度目の宿泊をした。ひなびたなかなかいい温泉街なので、さぞや映画のロケも多いのでは…と思ったが、探してもなかなか見付からなかった。 そんな中、西村雄一郎さんの『映画の名湯ベスト57―湯けむりシネマ紀行 』(小学館文庫)の中に、 川治温泉でロケをした松本清張原作の松竹映画『風の視線』(63)の記事を発見。監督・川頭義郎、脚本・楠田芳子、撮影・荒野諒一、音楽・木下忠司。キャストは新珠三 [続きを読む]
  • 『散歩する侵略者』
  • アイデアはなかなか面白いが…数日間の行方不明の後、鳴海(長澤まさみ)の夫・真治(松田龍平)が別人のようになって帰ってきた。やがて、真治と同様の状態に陥る人々が増大し、町は不穏な世界へと姿を変えていく。そんな中、ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は、宇宙人を名乗る若者(高杉真宙)からガイド役を頼まれるが…。前川知大が率いる劇団イキウメの舞台劇を黒沢清監督が映画化。「地球を侵略しに来た」と語る宇宙人が [続きを読む]
  • 『三度目の殺人』
  • あえて結論は出さない殺人の前科がある三隅(役所広司)が、解雇された工場の社長を殺害した容疑で起訴された。弁護を担当する重盛(福山雅治)は、無期懲役に持ち込むために調査を始める。是枝裕和監督による心理サスペンス劇。裁判で勝つためには事実は二の次と割り切る弁護士と、得体の知れない不気味な容疑者。接見室での2人のやりとりが見どころとなり、役所がさすがのうまさを見せる。2人がガラス越しに対峙する姿は、黒澤 [続きを読む]