花閂 さん プロフィール

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花閂さん: kasan 花閂
ハンドル名花閂 さん
ブログタイトルkasan 花閂
ブログURLhttp://kasanblog.blogspot.jp/
サイト紹介文オリジナルの小説やイラスト。体格差・年の差カップルの恋愛ファンタジーや青春学園物語をかいてます。
自由文主な出没場所は Twitter です
https://twitter.com/_kasan_
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供32回 / 365日(平均0.6回/週) - 参加 2014/07/30 08:21

花閂 さんのブログ記事

  • 小説『ゾルダーテン』chap.03:体力測定
  •  三本爪飛竜騎兵隊(リントヴルムリッター)庁舎、トレーニングルーム。 トラジロは腕組みをして黙り込み、とある人物を眺めていた。 その人物とはつい先日三本爪飛竜騎兵隊(リントヴルムリッター)に異動となったビシュラ。騎兵隊で引き取るとは言ったものの、ビシュラを見詰めるトラジロの表情は無だった。 騎兵隊の一人が棒で打ち込み、ビシュラはそれをプログラムで創出した《牆壁》で阻む。隊員がかなり加減をしていることは [続きを読む]
  • アキラ・ビシュラ01:おまじない
  • 寝間着姿の女の子を描きたくなったのでアキラとビシュラで。ビシュラはアキラにはちょっとお姉さんぶりたい。でも眠れないこと全然ないけどおまじないに付き合ってあげるアキラがまじお姉さん。ビシュラは戦闘能力がゼロというだけで、他のことは大体平均的にこなします。アキラから見るとビシュラよりティエンさんのほうができないこと多いです。家事とか、治療とか、おもいやりとか(;^ω^) [続きを読む]
  • 小説『ゾルダーテン』chap.04:ヴィンテリヒブルクの姫君03
  •  アキラの質問は少々ユリイーシャを困らせてしまったようだ。眉尻をやや引き下げて苦笑する。「ティエンゾン様は私が伺っても答えてはくださいませんもの」「?」 アキラが様子を伺うと天尊は否定もせずツーンとしていた。不機嫌ではないが愛嬌もない。 アキラが感じている違和感をビシュラも感じていた。なんとなくヴァルトラムのほうを見た。 カップを持ち上げ、鼻を近付けてスンスンと匂いを嗅いでいるヴァルトラム。紅茶に [続きを読む]
  • ズィルベルナー01
  • ゾルダーテンのズィルベルナーくん。トラジロの直下で隊ではエライほうなのに頭のなかが残念。精神年齢は小〜中学生男子くらい。ティエンさんを超リスペクトしていますが賢くないのでよく叱られます。年下ですが上司にあたるトラジロにもよく叱られます。隊のことが大好き、女の子も大好き、緋姐のことは大大大大好き。 [続きを読む]
  • 小説『ゾルダーテン』chap.03:ヴィンテリヒブルクの姫君02
  •  お茶の支度が調うまで、招待客は前室で待つように言われた。 前室もこれから通されるであろう応接間もユリイーシャの私室の一つ。前室だけで客室同等の広さはあり、隊員たちが寝泊まりしている宿舎とは比べようもない。 ユリイーシャに招かれたのは五人。まずは天尊〔ティエンゾン〕とアキラ、そしてあの場にいた緋〔フェイ〕とヴァルトラムとビシュラ。 中でもビシュラは見るも明らかにガチガチに緊張していた。 アスガルト [続きを読む]
  • 小説『ゾルダーテン』chap.03:ヴィンテリヒブルクの姫君01
  •  訓練場。 床に赤いラインで正方形に区切られた5メートル四方のマスが複数描かれている。ライン上に牆壁が出現して外界と遮断され、対戦形式の訓練が始まる。 天尊〔ティエンゾン〕とヴァルトラムもその一つのエリアの中で対戦していた。二人にとっては軽く流している程度だが、それを目で追えている者は少ない。 トレーニングに励んでいた兵士たちも手を止め二人のエリアに近付いてくる。あっという間に三本爪飛竜騎兵隊〔リ [続きを読む]
  • 小説『ゾルダーテン』chap.03:眠り姫04
  •  翌日。 ビシュラと緋〔フェイ〕は天尊〔ティエンゾン〕の部屋でカステラを食していた。カステラは彼女たちの口にも合ったようで、次々とフォークを進める。「もっと硬いのかと思っていたが全然違うんだな。パンよりも柔らかい」「美味しいです?」「そうですか、良かった」 アキラは安心したようにニコッと笑った。 カウチはテーブルの辺に沿って垂直に配置されている。一辺にはビシュラと緋が、もう一辺にはアキラと天尊が座 [続きを読む]
  • 小説『ゾルダーテン』chap.03:眠り姫03
  • 「あー! もうこんな時間っ」 ビシュラは目を覚ますなり大声を上げた。 獣耳を抓まれてツンと引っ張られる感触がして「んっ」と顔を顰める。「寝起きから騒がしいヤツだ」 ヴァルトラムを見てビシュラは目を大きくする。「なんでまだいらっしゃるんですか。もう昼前ですよっ?」「今頃目ェ覚ましたヤツに言われたかねェ」 ヴァルトラムは悠然とベッドに横になっている。枕に肘を立てて頭を置き、ビシュラを見下ろしながら獣耳 [続きを読む]
  • 小説『ゾルダーテン』chap.03:眠り姫02
  •  三本爪飛竜騎兵隊がこの城へ赴き滞在するのは数回目だ。故にヴァルトラムの頭の中には大体の城の構造は入っている。自分が前回利用した部屋まで迷うことなく辿り着いた。案の定扉の鍵は開いていた。 部屋には照明が灯され埃っぽさも無い。ベッドには清潔な真っ白なシーツ、花瓶に挿された生花は瑞々しく、客人を迎えるべく準備が整っている。やはりこの部屋で間違いないらしい。 ヴァルトラムはベッドの上にビシュラを放った。 [続きを読む]
  • 小説『ゾルダーテン』chap.03:眠り姫01
  •  三本爪飛竜騎兵隊の前にミズガルダの少女が現れたのは青天の霹靂だった。 天尊は任務の為に隊を離れ単身ミズガルズに赴いていた。その期間は一年以上に及んだにも関わらずその間連絡は一切無し。ミズガルズでの事象すべてを観測しているはずの《観測所》に問い合わせるも情報はなしのつぶて。生きているのか死んだのかすら分からなかった。 だが隊員たちは、腕がもげようと足が千切れようといつか彼等の総隊長が必ず生きて還っ [続きを読む]
  • 小説『ゾルダーテン』chap.03:極寒の地へ02
  •  グローセノルデン大公所領、冬の居城・ヴィンテリヒブルク。 吹雪で埋め尽くされた視界に大地から突き出た爪牙のような城が突如として現れる。灰白の雪原の中に聳え立つ姿は、辛い旅路を乗り越えた安堵よりも孤高の厳格さを思わせる。 中枢都市イーダフェルトを発つこと数日、三本爪飛竜騎兵隊〔リントヴルムリッター〕は目的地に到着した。彼らがやって来た目的は無論、観光ではない。課せられた任務を果たす為にやって来た。 [続きを読む]
  • 小説『ゾルダーテン』chap.03:極寒の地へ01
  •  始めは薫風にまみれ青々しかった景色も、草木が少なくなるにつれ段々と色を失ってゆき、土と岩の風景へと移り変わる。褪色したグレーの土地を進み更に生き物の気配が薄まると、ついには空と大地の境界は消え失せた。 一面の銀世界。 中枢都市イーダフェルトから遠く離れた雪原は、ただただ白かった。遠くまで見渡せるのに視界に動くものが一切見当たらない、建物も木も生き物も。風を切っていなければ自分が前進しているのかど [続きを読む]
  • ヴァルトラム01:制服
  • ザックリラクガキ程度にヴァルトラムさんの制服姿。普段はシャツ一枚や半裸でうろついてますが、式典とか公式行事では一応着ます。そういうときしか着ないのでとてもピカピカしてそう。デザイン的にもうちょっと詰めたいと思いつつなっかなかセンスが降りてきません。その内女性用の制服も考えないとなあとかぼんやり考えてます。 [続きを読む]
  • 天尊04:制服ティエンさん
  • 仕事したくなくてのさのさ歩いてるダメなオッサン。今まで仕事人間だったので理由無しに会議に遅刻するなんてことなかったけど、今はアキラのいる家に帰りたくってしょうがない。寧ろ仕事したくない。ティエンさんのスケジュール管理はトラジロくんとかビシュラがしてるだろうから大変だろうなぁ。緋姐は緋姐でヴァルトラムさんの管理をしなくてはいけないのでティエンさんにまで構ってるヒマがありません。なのでヴァルトラムさん [続きを読む]
  • 小説『ゾルダーテン』chap.02:入隊02
  •  総隊長執務室から出た後、ビシュラは騎兵隊長であるトラジロの元を訪れた。そこでトラジロにより当面の作業の説明をされ、騎兵隊の隊員たちへ軽く紹介もしてもらった。 歩兵隊よりは少ないが騎兵隊にも隊員たちが詰める部屋がいくつかある。ビシュラが案内されたのは「騎兵隊第一室」であった。ビシュラがこれから毎日出勤し従事するのはこの部屋になることだろう。 急に決まった配属なので色々と準備が間に合っていない。今日 [続きを読む]
  • 小説『ゾルダーテン』chap.02:入隊01
  •  三本爪飛竜騎兵隊〔リントヴルムリッター〕庁舎、総隊長執務室。 騎兵隊長と歩兵隊長の言い合いを、総隊長・天尊は欠伸をしながら眺めている。 話題の渦中は本日付けで正式に入隊した異例の新人・ビシュラだ。本人のいないところでトラジロとヴァルトラムは好き勝手に盛り上がっている。「ビシュラは歩兵隊に入れる。俺が引っ張って来たんだ、当然だろうが」「何を莫迦なことを。戦闘経験の無いビシュラを歩兵隊に入れる訳には [続きを読む]
  • 小説『ゾルダーテン』chap.01:暗愚と盲目
  •  イーダフェルト南エリア・《観測所》。 《観測所》はミズガルズを常時観測し続けると同時に、アスガルト最高峰の研究施設である。 施設は天高く聳える三本の塔と地下から成る。地下施設はほとんどが研究施設である。地上に突き出す三本の塔のうち中央が最も背が高く、その最上部には所長が座している。 中央棟所長室。「失礼致します!」 ガーッとドアが左右に開き、一人の所員が飛び込んできた。「所長っ、所長!」「何を慌 [続きを読む]
  • 小説『ゾルダーテン』chap.01:決断
  •  ビシュラを見付けてすぐヴァルトラムは壁際に追い詰めてしまった為、ビシュラの姿はぞろびきそうなほど長い瑠璃色のマントに上手く隠されていた。 付かず離れず怯えつつヴァルトラムを監視していた数人の所員は、ヴァルトラムが邪魔くさそうに腕を振ってマントを払ったときにようやくビシュラの姿を見付けた。「あれは初等所員のビシュラではないか。三本爪飛竜騎兵隊〔リントヴルムリッター〕のヴァルトラム様が何故ビシュラを [続きを読む]
  • 小説『ゾルダーテン』chap.01:苛立ち
  •  三本爪飛竜騎兵隊〔リントヴルムリッター〕庁舎トレーニングルーム。 ビシュラが派遣期間を終えて隊から姿を消して数日が経った頃、天尊は或る噂を耳にした。トレーニングルームに足を運んだのは、その真偽を確かめる為だ。 天尊のお目当ての人物は暇があればトレーニングルームに入り浸っているはずだ。 僻地のベースと違い、庁舎のトレーニングルームには機材が揃っているし広さも何倍も広い。隊員たちも多く集まっており、 [続きを読む]
  • 小説『ゾルダーテン』chap.01:憤怒の緋
  •  翌朝。 背中に人の体温を感じてゾクリとした。 覚醒するとほぼ同時にそこから飛び出そうとしたが、腕を捕まえられ引き戻された。 ヴァルトラムはビシュラの腰と胸部に腕を巻き付け自分の下へ引き込もうとする。ビシュラは必死に藻掻くが抵抗空しくヴァルトラムの腕の中に囲まれてしまった。 ヴァルトラムの胸板が背中に触れた瞬間、全身を鳥肌が襲った。「離して! 離してくださいっ」 嫌だ。恐い。痛い。 この男の近くに [続きを読む]
  • 小説『ゾルダーテン』chap.01:恋心
  •  ヴァルトラムは常人よりも恐ろしく目や耳、鼻がよい。緋は何も教えなかったのに隊舎の中を歩き回り、勝手にビシュラまで辿り着いてしまった。 緋は額を押さえる。ヴァルトラムの人並み外れた能力がこんなに憎らしかったときはない。 両側を白い壁に挟まれ、黄金の刺繍を端にあしらった青い絨毯が一直線に延々と伸びる長い廊下。ヴァルトラムが足を止めたその先には、いまだこちらに気付いていないビシュラが歩いてくる。 腕に [続きを読む]
  • 小説『ゾルダーテン』chap.01:痛みの夜
  •  ビシュラが再びヴァルトラムの隔離部屋を訪れた頃、とうに日は沈んでいた。 日が沈んでからお邪魔するのも失礼かとは思ったが約束しておいて連絡もせず反故にする訳にもいかない。遅くなってしまったことを一言詫びてから、ヴァルトラムの機嫌が良ければまた明日の約束にでもしようと思ったのだ。 扉を押し開いてみると部屋の照明は消えていた。一瞬どうしたものかと考えたが、やはり約束を無視することはビシュラの性格上でき [続きを読む]
  • 小説『ゾルダーテン』chap.01:善良な娘
  •  上空要塞都市イーダフェルト。 アスガルトの中心部にして中枢部、世界の臍と称される大都市イーダフェルト。その礎は大地に接してはおらず、聳え立つ堅牢な壁に周囲を囲まれるが故に要塞都市と呼ばれる。政治・軍事・司法の要所を擁し、それぞれに従事する役人・軍人・官吏・研究者もしくは有力貴族のみが内部での居住を許されている。 イーダフェルト北エリア・三本爪飛竜騎兵隊庁舎。 西方森林最深部から引き上げた三本爪飛 [続きを読む]
  • ティエンさんの隊の一人。その内『マインハール』に出そうと考えていましたが、先に『ゾルダーテン』で出てしまいました。緋姐は男前です。とても男前。並の男じゃ敵わないくらいに男前。 [続きを読む]