北山(ほくざん) さん プロフィール

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北山(ほくざん)さん: 北山の歌雑記
ハンドル名北山(ほくざん) さん
ブログタイトル北山の歌雑記
ブログURLhttps://ameblo.jp/n-hokuzan/
サイト紹介文短歌初心者の戯言
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供121回 / 365日(平均2.3回/週) - 参加 2014/09/09 12:42

北山(ほくざん) さんのブログ記事

  • 歌誌「冬雷」2018年 11月号 私の心に残った歌 その4
  • 前回に引き続き歌誌「冬雷」11月号の中で、私なりに特に心に残った 歌を抜粋してみました。鑑賞・評などと大それたものでは無く私なりに選ばせていただいた理由を少々記させていただきます。 (☆新仮名遣い希望者)ひとしきり朝のしごとをやり終へてやいとの妻の肩のかぐろき 埼玉 町 田 勝 男一通り、朝の仕事をやり終えて戻り来た作者の妻。汗をかいての着替えの折であろうか。作者は妻の肩に残る灸の跡を垣間見た。 [続きを読む]
  • 歌誌「冬雷」2018年 11月号 私の心に残った歌 その3
  • 前回に引き続き歌誌「冬雷」11月号の中で、私なりに特に心に残った 歌を抜粋してみました。鑑賞・評などと大それたものでは無く私なりに選ばせていただいた理由を少々記させていただきます。 (☆新仮名遣い希望者)真向ひの三歳の児の手に余るゴーヤを一つアイと差し出す埼玉 嶋 田 正 之作者の真向かいに座る三歳の児。孫であろうか。どうやらゴーヤに興味がある気配に作者は児の手に余るゴーヤを一つ差し出した。その [続きを読む]
  • 歌誌「冬雷」2018年 11月号 私の心に残った歌 その2
  • 前回に引き続き歌誌「冬雷」11月号の中で、私なりに特に心に残った 歌を抜粋してみました。鑑賞・評などと大それたものでは無く私なりに選ばせていただいた理由を少々記させていただきます。 (☆新仮名遣い希望者)築地へは歩いて仕入れの便利さがこれからは無理と地元の寿し屋 東京 櫻 井 一 江築地から豊洲市場の移転。そして市場が移転した築地周辺の飲食店の仕入には、大きな影響が出ている模様だ。特に鮮魚類が欠 [続きを読む]
  • 歌誌「冬雷」2018年 11月号 私の心に残った歌 その1
  • 前月に引き続き歌誌「冬雷」11月号の中で、私なりに特に心に残った 歌を抜粋してみました。鑑賞・評などと大それたものでは無く私なりに選ばせていただいた理由を少々記させていただきます。 (☆新仮名遣い希望者)年止めし人の多くが写りゐる古き写真は黄ばみて反れる 東京 赤 羽 佳 年古い集合写真を手に取った作者。そこに写しだされている多くの人は年「止めし人」と述べる。すなわち写された当時以上に、もはや老 [続きを読む]
  • 歌誌「冬雷」2018年 11月号 掲載歌
  • かなあし金足は秋田県のどの辺と聞かれて高校野球の会話に混じる甲子園滞在費用に周辺の経済効果を考へてみる晴れた空曇りとなりて窓に雨打ちつくるころ東京に入るドア開き降り立つホーム東京の蒸されるごとき暑さに怯むバケツ二つ砂利に置かれてゐるだけの戸外喫煙所に傘差して立つ(放送大学文京学習センター)乙女らの視線は一つ白球の行方に注ぐ真夏日の外(東北福祉大学女子ソフトボール部)露出せるなべての素肌日に焼けて乙 [続きを読む]
  • 歌誌「冬雷」2018年 10月号 私の心に残った歌 その8(最終)
  • 前回に引き続き歌誌「冬雷」10月号の中で、私なりに特に心に残った 歌を抜粋してみました。鑑賞・評などと大それたものでは無く私なりに選ばせていただいた理由を少々記させていただきます。 (☆新仮名遣い希望者) まなぶにしかず隷書にて「不如学」と書きたるを楷書の域だと今日は師の言ふ富山 中 川   眸隷書にて「不如学」と書き記した作者。その作品に作者の書の師は、これは「楷書の域だ [続きを読む]
  • 歌誌「冬雷」2018年 10月号 私の心に残った歌 その7
  • 前回に引き続き歌誌「冬雷」10月号の中で、私なりに特に心に残った 歌を抜粋してみました。鑑賞・評などと大それたものでは無く私なりに選ばせていただいた理由を少々記させていただきます。 (☆新仮名遣い希望者)阿蘇の盆とんぼに乗りて亡き人の霊帰り来と老翁の言ふ茨城 木 村   宏九州阿蘇の言い伝えを耳にした作者。それは亡き人の霊がとんぼに乗って遺族の元へと帰るという。秋の実りの時期に活動し、稲の害虫を [続きを読む]
  • 歌誌「冬雷」2018年 10月号 私の心に残った歌 その6
  • 前回に引き続き歌誌「冬雷」10月号の中で、私なりに特に心に残った 歌を抜粋してみました。鑑賞・評などと大それたものでは無く私なりに選ばせていただいた理由を少々記させていただきます。 (☆新仮名遣い希望者)隣り家に掘りたて馬鈴薯遣りたればコロッケ届きぬ夕餉の時間岩手 金 野 孝 子隣り家に掘りたて馬鈴薯を届けた作者。そして夕餉の時間に返礼としてコロッケが届いた。馬鈴薯がコロッケに加工されて戻ってき [続きを読む]
  • 第57回冬雷大会
  • 先週末の、土・日曜日は東京におりました。一昨日は、調べ物で国会図書館へ。入館前に新館入口利用者登録カウンターで利用者登録が必要ですが以前に「インターネット限定登録利用者」登録を必要書類郵送で登録済みでしたので、手続きは比較的簡単でした。パソコンでデータベース検索を行って、貸出依頼を行うのですがたまたま閲覧したい資料の検索画面をコピーして持ってきていましたのでこれまたスムーズに。ただ閲覧希望の書籍は [続きを読む]
  • 歌誌「冬雷」2018年 10月号 私の心に残った歌 その5
  • 前回に引き続き歌誌「冬雷」10月号の中で、私なりに特に心に残った 歌を抜粋してみました。鑑賞・評などと大それたものでは無く私なりに選ばせていただいた理由を少々記させていただきます。 (☆新仮名遣い希望者)繋ぎたる手を振り払いからだごと駈け出す幼を全身で追う栃木 高 松 美智子☆作者と手を繋いだ幼。眼前に興味をそそる物を見つけ出して、思わず駆けていったようだ。「からだごと駈け出す」の「からだごと」 [続きを読む]
  • 歌誌「冬雷」2018年 10月号 私の心に残った歌 その4
  • 前回に引き続き歌誌「冬雷」10月号の中で、私なりに特に心に残った 歌を抜粋してみました。鑑賞・評などと大それたものでは無く私なりに選ばせていただいた理由を少々記させていただきます。 (☆新仮名遣い希望者)盂蘭盆会ちかく迎ふるわがつとめ先づは刈込み陽の暮るるを待つ岩手 及 川 智香子盂蘭盆会が近づく頃、故郷を離れた家族が作者の元に参集する。それまでに行うべき諸事項を「わがつとめ」と規定する作者。「 [続きを読む]
  • 歌誌「冬雷」2018年 10月号 私の心に残った歌 その3
  • 前回に引き続き歌誌「冬雷」10月号の中で、私なりに特に心に残った 歌を抜粋してみました。鑑賞・評などと大それたものでは無く私なりに選ばせていただいた理由を少々記させていただきます。 (☆新仮名遣い希望者)むし暑き梅雨の止み間を庭に来て草の始末に余念なき午後 橋本佳代子(今月の30首) 「狭間に生きる」と題された三十首詠の一首。「むし暑き梅雨の止み間を庭に来て」と、この天候を作者は待ちに待ったという実感 [続きを読む]
  • 歌誌「冬雷」2018年 10月号 私の心に残った歌 その2
  • 前回に引き続き歌誌「冬雷」10月号の中で、私なりに特に心に残った 歌を抜粋してみました。鑑賞・評などと大それたものでは無く私なりに選ばせていただいた理由を少々記させていただきます。 (☆新仮名遣い希望者)二泊二日の検査入院に持ち来たる厚手の文庫本半分は読む 神奈川 関 口 正 道二泊二日の検査入院を経験した作者。時間の合間に、読み切ろうと厚手の文庫本を持ち込んだ。ところが思いの外に、まとまった時 [続きを読む]
  • 歌誌「冬雷」2018年 10月号 私の心に残った歌 その1
  • 前月に引き続き歌誌「冬雷」10月号の中で、私なりに特に心に残った 歌を抜粋してみました。鑑賞・評などと大それたものでは無く私なりに選ばせていただいた理由を少々記させていただきます。 (☆新仮名遣い希望者)鉢植のアロエをちぎり両の手にすり込む染みが消えますやうに 神奈川 桜 井 美保子鉢植えのアロエをちぎって両手にすりこむ作者。その手の染みが消えるようにと願って。ただ「消えますやうに」の弱々しい表 [続きを読む]
  • 歌誌「冬雷」2018年 10月号 掲載歌
  • 八時半すでに陽射しの熱き日は史上最高気温越したり(八月一日 仙台)冷房の無き階段を二階へと昇る気も失せ電話に済ます冷房の故かにはかに腹痛み電話途中にからだ俯く三十度連日越ゆる日の朝は鳥の鳴き声も絶えて聞こえず通勤の電車に身分証を下げ女の仕事はすでに始まるエアコンの壊るる部屋に過ごす夜は見られたくなき姿の続く草取りを怠る花壇の雑草は躑躅の丈を越えて勢ふ宮城 中 村 哲 也 にほんブログ村 俳句・短歌 [続きを読む]
  • [歌誌「冬雷」2018年 9月号 私の心に残った歌 その7(最終)
  • 前回に引き続き歌誌「冬雷」9月号の中で、私なりに特に心に残った 歌を抜粋してみました。鑑賞・評などと大それたものでは無く私なりに選ばせていただいた理由を少々記させていただきます。 (☆新仮名遣い希望者)銀行に就職の孫まじめにいふ朝の仕事は道路の掃除千葉 吉 村 昌 子銀行に就職した作者の孫。出勤後に行う最初の仕事は道路の掃除だという。建物に面した歩道の清掃は、住宅や商店などでは日常的に見られる光 [続きを読む]
  • 歌誌「冬雷」2018年 9月号 私の心に残った歌 その6
  • 前回に引き続き歌誌「冬雷」9月号の中で、私なりに特に心に残った 歌を抜粋してみました。鑑賞・評などと大それたものでは無く私なりに選ばせていただいた理由を少々記させていただきます。 (☆新仮名遣い希望者)ウニの餌海草に替へて新しくキャベツを使ひ育てる漁業へ岩手 村 上 美 江海草を食して生息するウニ。温暖化による海水温の上昇で海草の生育に支障をきたしているのであろうか。その海草の減少をキャベツで補 [続きを読む]
  • [歌誌「冬雷」2018年 9月号 私の心に残った歌 その5
  • 前回に引き続き歌誌「冬雷」9月号の中で、私なりに特に心に残った 歌を抜粋してみました。鑑賞・評などと大それたものでは無く私なりに選ばせていただいた理由を少々記させていただきます。 (☆新仮名遣い希望者)崩れたる家より飼ひ犬救助されその主人らの三人は死す 新潟 橘   美千代倒壊した家屋から助け出された犬。しかしながら飼い主一家の三人は帰らぬ人となった。個人的には「三人は死す」の「は」に、複数名の [続きを読む]
  • 歌誌「冬雷」2018年 9月号 私の心に残った歌 その4
  • 前回に引き続き歌誌「冬雷」9月号の中で、私なりに特に心に残った 歌を抜粋してみました。鑑賞・評などと大それたものでは無く私なりに選ばせていただいた理由を少々記させていただきます。 (☆新仮名遣い希望者)キーを打つ音さへ控へ鉛筆に持ち替へて書く夜の静寂に埼玉 きすぎ りくおパソコンに文字入力の為に打つキーボード。その音は夜更けの屋内では、かなり響くようだ。就寝した家人への配慮の為であろう。そのキー [続きを読む]
  • 歌誌「冬雷」2018年 9月号 私の心に残った歌 その3
  • 前回に引き続き歌誌「冬雷」9月号の中で、私なりに特に心に残った 歌を抜粋してみました。鑑賞・評などと大それたものでは無く私なりに選ばせていただいた理由を少々記させていただきます。 (☆新仮名遣い希望者)業務用パソコンを購ひ挑みたる試行試行の日々はたちまち大山 敏夫 (今月の30 首)より「下版のゲラに」と題された30首詠の一首。冬雷誌編集用に業務用パソコンを導入した作者。「挑みたる」の語に、当初はその [続きを読む]
  • 歌誌「冬雷」2018年 9月号 私の心に残った歌 その2
  • 前回に引き続き歌誌「冬雷」9月号の中で、私なりに特に心に残った 歌を抜粋してみました。鑑賞・評などと大それたものでは無く私なりに選ばせていただいた理由を少々記させていただきます。 (☆新仮名遣い希望者)七年前苦もなく上りし石段にけふ躊躇ひて山門仰ぐ 西明寺神奈川 関 口 正 道七年振りにに西明寺を訪れた作者。栃木県の益子町にあるという西明寺であろうか。だとすれば益子町郊外の獨鈷山(とっこさん)の [続きを読む]
  • 歌誌「冬雷」2018年 9月号 私の心に残った歌 その1
  • 前月に引き続き歌誌「冬雷」9月号の中で、私なりに特に心に残った 歌を抜粋してみました。鑑賞・評などと大それたものでは無く私なりに選ばせていただいた理由を少々記させていただきます。 (☆新仮名遣い希望者)杖をつく母の傍ら父の杖つきてわたしも歩調を合はす 福島 松 原 節 子杖を突きながら歩行する作者の母。そして同伴するの杖無しで歩行可能な作者自身だ。ある時、母親に無理な歩調を強いている事に気が付い [続きを読む]
  • 歌誌「冬雷」2018年 9月号 掲載歌
  • 水筒の中の氷がカラカラと音立ててゆく涼しげにして日中の暑さやはらぐ夕暮れの歩道に人の行き来する見ゆ道端のけやき並木の下陰に人待つタクシー列なし停まる歩み行く女は日傘に陰作り作らぬ我は物陰歩む側溝の格子に見ゆる青色はつゆ草伸びゐて花を覗かす店内の人もまばらの二十時の冷房温度涼しさを増す戸を開けて寝ぬれば外はいつの間に冷たさ増してにはかに目覚む宮城 中 村 哲 也 にほんブログ村 俳句・短歌 ブログラ [続きを読む]
  • 歌誌「冬雷」2018年 8月号 私の心に残った歌 その7(最終)
  • 前回に引き続き歌誌「冬雷」8月号の中で、私なりに特に心に残った 歌を抜粋してみました。鑑賞・評などと大それたものでは無く私なりに選ばせていただいた理由を少々記させていただきます。 (☆新仮名遣い希望者)不景気か夜の来客数が減り作るより待つ時間の長し東京 永 野 雅 子☆夜の客数がめっきり減ったという作者の店。「作るより待つ時間の長し」は、体力的には楽なのであろうが安定経営を考えれば大きなマイナス [続きを読む]
  • 歌誌「冬雷」2018年 8月号 私の心に残った歌 その6
  • 前回に引き続き歌誌「冬雷」8月号の中で、私なりに特に心に残った 歌を抜粋してみました。鑑賞・評などと大それたものでは無く私なりに選ばせていただいた理由を少々記させていただきます。 (☆新仮名遣い希望者)長雨の季節が過ぎて街角に帰りきたりぬ初老の絵描き カナダ ブレイクあずさ☆ カナダの長い雨季。その雨季が明けて街角に、初老の絵描きの姿を再び目にした作者。実名の無い「初老の絵描き」の表現に、どうやら [続きを読む]