Patterson's House さん プロフィール

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Patterson's Houseさん: 言葉と鉛筆で描く日常風景
ハンドル名Patterson's House さん
ブログタイトル言葉と鉛筆で描く日常風景
ブログURLhttp://pattersonshouse2.blog.fc2.com/
サイト紹介文日常生活で見つけた小さな幸せを絵や詩にしています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供38回 / 365日(平均0.7回/週) - 参加 2014/09/14 00:45

Patterson's House さんのブログ記事

  • ニュウの泉〜習作29
  • 木陰のなかの微笑み大地に落ちた黒い樹影がゆらゆらと揺れるなか小動物のようにはしっこく動く少女がふと僕の方を振り向いて微笑んだその笑顔はそよ風にリンと響くガラスの音のように涼しく和やかだった [続きを読む]
  • ニュウの泉〜習作27
  • 子供たちの歓声が空高く響く。芝生の上で寝転がっていた僕は、読みかけの本を傍に置き空を眺めた。透き通った青く広い天空。そこに子供たちの声が吸い込まれていく。宇宙にまで届け、と思う。この平和な日常を祝福するために。 [続きを読む]
  • ニュウの泉〜習作26
  • 夕暮れ時、逆光に照らされて黒く跳ねる少女の後ろ姿。日々育っていく生命の返らない一日を、僕は懸命に記憶に留めようとする。遠ざかって行くその姿に、どうかこの子に幸せをと祈る。 [続きを読む]
  • ニュウの泉〜習作25
  • 誰かのことを想う時、ニュウの表情は見違えるように優しくなる。そうして、ニュウの傍にいる人々は、平穏と安息を感じる。命が響き合う時。 [続きを読む]
  • ニュウの泉〜習作23
  • 大きな子供が小さな子供の面倒を見る、僕の好きな光景のひとつだ。それは少年期の僕に、手を伸ばせば届く様々な未知の世界を垣間見せてくれた大きな子供たちの影響でもある。彼らがいたから、僕は人を大切に思うことができる。 [続きを読む]
  • ニュウの泉〜習作22
  • 初めてこの子の横顔の美しさに気付いたのは、彼女がひとりでごはんを食べている時だった。いつもの勇ましさが隠れ、どこか寂しげで指先で触れると壊れそうなほど繊細だった。以来、僕はこの子の横顔を観るのが好きになった。 [続きを読む]
  • 本屋
  • 今日、久し振りに日系の本屋に行った。本を読むという習慣が希薄なこの国にあって、英文の小説を購入できるこの本屋はかなり有難い存在だ。とはいえ、この本屋は数年前に別の場所に移転してから小説のコーナーが縮小され、かつ本棚に並べる基準が判らなくなった。そのせいか、良い本に出合える機会が減ったように思う。今日は、店の雰囲気が気分に合わず1時間ほどで退出し、西洋人が経営する小さな古本屋へ行ってみた。古本屋は、 [続きを読む]
  • ニュウの泉〜習作21
  • 今日、久し振りに日系の本屋に行った。本を読むという習慣が希薄なこの国にあって、英文の小説を購入できるこの本屋はかなり有難い存在だ。とはいえ、この本屋は数年前に別の場所に移転してから小説のコーナーが縮小され、かつ本棚に並べる基準が判らなくなった。そのせいか、良い本に出合える機会が減ったように思う。今日は、店の雰囲気が気分に合わず1時間ほどで退出し、西洋人が経営する小さな古本屋へ行ってみた。古本屋は、 [続きを読む]
  • ニュウの泉〜習作20
  • 今日、久し振りに日系の本屋に行った。本を読むという習慣が希薄なこの国にあって、英文の小説を購入できるこの本屋はかなり有難い存在だ。とはいえ、この本屋は数年前に別の場所に移転してから小説のコーナーが縮小され、かつ本棚に並べる基準が判らなくなった。そのせいか、良い本に出合える機会が減ったように思う。今日は、店の雰囲気が気分に合わず1時間ほどで退出し、西洋人が経営する小さな古本屋へ行ってみた。古本屋は、 [続きを読む]
  • ニュウの泉〜習作19
  • 今日、久し振りに日系の本屋に行った。本を読むという習慣が希薄なこの国にあって、英文の小説を購入できるこの本屋はかなり有難い存在だ。とはいえ、この本屋は数年前に別の場所に移転してから小説のコーナーが縮小され、かつ本棚に並べる基準が判らなくなった。そのせいか、良い本に出合える機会が減ったように思う。今日は、店の雰囲気が気分に合わず1時間ほどで退出し、西洋人が経営する小さな古本屋へ行ってみた。古本屋は、 [続きを読む]
  • ニュウの泉〜習作18
  • 今日、久し振りに日系の本屋に行った。本を読むという習慣が希薄なこの国にあって、英文の小説を購入できるこの本屋はかなり有難い存在だ。とはいえ、この本屋は数年前に別の場所に移転してから小説のコーナーが縮小され、かつ本棚に並べる基準が判らなくなった。そのせいか、良い本に出合える機会が減ったように思う。今日は、店の雰囲気が気分に合わず1時間ほどで退出し、西洋人が経営する小さな古本屋へ行ってみた。古本屋は、 [続きを読む]
  • 東南アジア素描〜通勤の風景
  • いつも通る道端に、ゴザを敷いて木の実やショウガを売っている老女がいる。さりげなく見ていると、様々な人々が彼女の商品を購入していく。老若男女、どの人も通勤途中であることには違いない。会社に通勤する途中、ショウガを買う必要があるだろうか。この国の良いところは、どの層の人々にもそれなりにお金が回るシステムを保持している点だ。お店をもつお金がない人でも、ゴザ1枚で商売ができる。そうした人々は、誰しもお得意 [続きを読む]
  • ニュウの泉〜習作16
  • いつも通る道端に、ゴザを敷いて木の実やショウガを売っている老女がいる。さりげなく見ていると、様々な人々が彼女の商品を購入していく。老若男女、どの人も通勤途中であることには違いない。会社に通勤する途中、ショウガを買う必要があるだろうか。この国の良いところは、どの層の人々にもそれなりにお金が回るシステムを保持している点だ。お店をもつお金がない人でも、ゴザ1枚で商売ができる。そうした人々は、誰しもお得意 [続きを読む]
  • 日常の風景〜水泳
  • この国の良いところのひとつにプールがある。50円ほど出せば、水のきれいな25mプールで泳ぐことができる。毎週1回、僕はクロールで約1時間、2〜2.5km泳ぐ。25mだから往復で40〜50回になる。面倒くさいから、途中で数えることをやめることもある。1時間で泳げる距離が判っているのだから、そもそも数える必要もない。泳いでいる間は、自分のペースを忠実に守る。水中で、少しでもペースを速めると関節や筋肉に負 [続きを読む]
  • ニュウの泉〜習作15
  • 美しい線子供の頃から、線を見るのが好きだった。描くのは人の横顔や後姿、それに衣服の襞などが好きだが、観る方は何でもいい。鉛筆の削りくずや足元に落ちている雑巾の波打った様子でも、幸せになれる。学生の頃は、先生が黒板に書いていることを文字情報として認識するより、文字同士の線のバランスを観ていた。残念ながら、僕が観ているものと感じている幸せの関係を理解してくれる人はそれほどいない。でも、そのこと自体は僕 [続きを読む]
  • 東南アジア素描〜生命と医療
  • 僕は大学で2年間だけ医学を学んだ。無論、医者になろうなどと大それたことを考えていたわけではない。いつか、ユーラシアに行くと考えていた。アジア諸国には、日本のような恵まれた保険制度はない。一泊するだけで7〜8万円相当の費用がかかる病院へ入院できるような地位に身を置ける人は限られている。あるいは、そもそもそのような高度医療を受けられる病院が身近に存在するかどうかも疑問だった。基礎医学を学んでおけば、と [続きを読む]
  • ニュウの泉〜習作14
  • 僕は大学で2年間だけ医学を学んだ。無論、医者になろうなどと大それたことを考えていたわけではない。いつか、ユーラシアに行くと考えていた。アジア諸国には、日本のような恵まれた保険制度はない。一泊するだけで7〜8万円相当の費用がかかる病院へ入院できるような地位に身を置ける人は限られている。あるいは、そもそもそのような高度医療を受けられる病院が身近に存在するかどうかも疑問だった。基礎医学を学んでおけば、と [続きを読む]
  • ニュウの泉〜習作13
  • 僕は大学で2年間だけ医学を学んだ。無論、医者になろうなどと大それたことを考えていたわけではない。いつか、ユーラシアに行くと考えていた。アジア諸国には、日本のような恵まれた保険制度はない。一泊するだけで7〜8万円相当の費用がかかる病院へ入院できるような地位に身を置ける人は限られている。あるいは、そもそもそのような高度医療を受けられる病院が身近に存在するかどうかも疑問だった。基礎医学を学んでおけば、と [続きを読む]
  • 日常の風景〜満員電車の少女
  • ある朝、人がぎっしり詰まった高架鉄道に乗ると、僕の横に6際くらいの少女がいた。周囲を高層ビルのような大人に囲まれ、ともすれば押しつぶされそうになるかも知れない状況にも関わらず、この子は大きな瞳を上に向け向日葵のように微笑んでいた。少女の視線を辿ると、僕の少し前に彼女の父親らしき男性がいた。肌の色、風貌からパキスタンかバングラデシュ辺りの人だろうと判る。僕が何とか少女の通れる隙間をつくると、彼女は小 [続きを読む]
  • 双子のキキ〜ふたつの世界
  • 子供の頃、眠って夢を見るのが楽しみだった。僕にとって時空はふたつ存在し、起きている時の世界と眠っている時の世界を往復して生きていると思っていた。だから、子供の寝顔を見ていると、この子は今どこにいて誰と会っているんだろう、とよく思う。 [続きを読む]
  • 日常の風景〜温もりと信頼
  • バンコクは、世界でも有数の国際都市だ。当然のことながら、異なる文化圏の人同士で結婚する人々が数多くいる。先日、そういう人のひとりと話をした。同国の人と違って深いところ、人としての根本で繋がっているという。共に暮らしていることに安息は感じないけれど、何かの折にパートナーが外泊している部屋に帰ると、空虚さを感じるそうだ。「月並みだけれど、その何気ない幸福が大切なんだろうね」と言うと、相手は幾分困惑した [続きを読む]
  • 双子のキキ〜囲いの向こうには素敵な世界がある。
  • バンコクは、世界でも有数の国際都市だ。当然のことながら、異なる文化圏の人同士で結婚する人々が数多くいる。先日、そういう人のひとりと話をした。同国の人と違って深いところ、人としての根本で繋がっているという。共に暮らしていることに安息は感じないけれど、何かの折にパートナーが外泊している部屋に帰ると、空虚さを感じるそうだ。「月並みだけれど、その何気ない幸福が大切なんだろうね」と言うと、相手は幾分困惑した [続きを読む]