そよかぜ さん プロフィール

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そよかぜさん: そよ風のなかで Part2
ハンドル名そよかぜ さん
ブログタイトルそよ風のなかで Part2
ブログURLhttp://soyokaze2jp.blogspot.jp/
サイト紹介文自宅(大阪府堺市)を中心とした身近な所での、花・虫・鳥などとの出会いの記録です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供165回 / 365日(平均3.2回/週) - 参加 2014/09/16 09:04

そよかぜ さんのブログ記事

  • オンタケクサリゴケ
  •  写真はオンタケクサリゴケ Cheilolejeunea khasiana です。 10月1日に兵庫県新温泉町の浜坂で採集されたもので、京都府立植物園で実施された「苔 こけ コケ展 2017」の顕微鏡観察ワークショップで使用されたものの残りの一部をいただきました。 上の2枚は腹面から見たところです。 背片は内曲し、長さは茎に隠されている部分も含めて 0.5〜0.8mmほどです。 ポケット状の腹片は、背片の一部が茎に隠されているために背片の [続きを読む]
  • ミズゴケモドキ
  •  上は北八ヶ岳産のミズゴケモドキ Pleurozia purpurea です。 京都府立植物園で実施された「苔 こけ コケ展 2017」に来られた北八ヶ岳の山小屋のSさんからいただきました。 どこがミズゴケに似ているのかよく分かりませんが、植物体は赤色を帯びていますから、もしかしたら紅葉したミズゴケの仲間の群落と雰囲気が似ているのかもしれません。 とにかく珍しいコケで、新潟県と長野県の高山にしか分布していないようです。 上 [続きを読む]
  • ヒメトサカゴケ
  •  写真はヒメトサカゴケ Chiloscyphus minor です。 相変わらず葉縁にたくさんの無性芽をつけていて、本来の2裂している葉の様子(こちら)がほとんど分かりません。 下は無性芽の少ない所を選んで顕微鏡で撮影したものです。 無性芽が重なっているとよく分かりませんが、下の写真を見ると、無性芽は2細胞からなるようです。 ヒメトサカゴケを指で擦ると、いいにおいがします(においの感じ方には個人差があります)。 2017.1 [続きを読む]
  • ヒトヨタケとトゲハネバエ
  •  Part1の調子が悪いので、2013.11.3.からの引っ越し記事です。------------------------------------- 上の写真、手前からず〜っと奥まで同種のキノコが生えています。 このような状態が100m以上も続いていました。 この道は昔からある金剛山の登山道のひとつなのですが、距離が長く、最近はほとんど通る人がいません。 金剛山は花崗岩を主体とした山です。 花崗岩は風化し易く真砂土となり、人が通ると次第に削られて谷の [続きを読む]
  • コケの種類を知る方法(京都コケ展のご案内)
  •  コケに関する関心が高まり、コケの名前を知りたいという人も増えてきているようです。 しかし図鑑片手に一人で野外に出て調べようとしても、どれも同じように見えて、なかなか難しいのがコケの世界です。 私の経験からしても、最初は実際のコケを見ながら、その特徴や見るべきポイントを教えてもらうのが、コケを知るいちばんの早道だと思います。 そのような機会として、各地で開かれるコケの観察会に参加するのもひとつの方 [続きを読む]
  • ムーアシロホシテントウ
  •  丸まった葉があったので開いてみると、チョウ目の蛹がありました。 幼虫が身を隠すために糸で葉を引き寄せ、その中で蛹になったのでしょう。 蛹は羽化して殻が残っているだけでしたが、その横にムーアシロホシテントウ Calvia muiri がいました。 たぶん越冬のために丸まった葉に潜り込んだのでしょう。 ムーアシロホシテントウは黄褐色の地に白い斑紋がありますが、上翅の白色紋は胸部に近い側から順に4・4・4・2の4列 [続きを読む]
  • イトゴケ
  •  蘚苔類は乾燥させて保存した後でも、水に浸せば、ほぼ生きていた時と同様の姿に戻り、観察することが可能です。 それでも苔類の油滴は時間が経つと消えてしまいますし、蘚類の中には水をつけてもなかなか元の姿に戻らないものもあります。 ですから、採集してきたコケはできるだけ早く調べるのが理想なのですが、次々と調べたいコケが手元にたまると、ついつい後回しになるコケも出てきて、ブログに載せるつもりが、そのうち忘 [続きを読む]
  • ムラクモハマダラミバエ
  •  上はムラクモハマダラミバエ Staurella nigrescens のメスです(産卵管があります)。 (撮影:2017.10.9. 堺自然ふれあいの森) オスは Part1 に載せていたのですが、Part1 は最近写真を保存している OneDrive との接続がうまくいかないようですので、順次こちらへ移し替えようと思っています。 以下は Part1 の 2012.12.14.の記事として載せていた内容を、ほぼそのまま移したものです。------------------------------- [続きを読む]
  • ヤマトコミミゴケ
  •  上は岩上に育つヤマトコミミゴケ Lejeunea japonica です。 背片は重なり、よく見るといろいろな形をしていますが、ほぼ卵形です。 上の写真で腹片や腹葉の存在も確認できます。 上は腹葉です。 上の2枚でも先端の2裂の様子もかなり異なりますが、他のクサリゴケの仲間に比べて、横に広く、特に基部が張り出すのがヤマトコミミゴケの腹葉の特徴です。 上は腹片です。 立体が平面的に見えてしまうので深度合成はしなかっ [続きを読む]
  • ホウオウゴケの葉の断面
  •  ホウオウゴケの植物体全体の様子はこちらやこちらなどを見ていただくことにして・・・ 上の写真には、ホウオウゴケの葉の上翼、腹翼、背翼が写っていますが、ホウオウゴケの葉を光学顕微鏡で(=透過光で)観察すると、そのいずれもが上の写真のように暗く縁取られています。 その理由を理解するために、赤い線で示したような断面を作ったのが下です。 上の写真は左が背翼の、右が腹翼の断面です。 背翼の縁も腹翼の縁も膨れて [続きを読む]
  • フデゴケの葉
  •  上はフデゴケ Campylopus umbellatus のようです。 こちらのように先端部の取れたものがたくさんついている時期は分かり易いグループですが、上の写真のような時期は、なかなか難しいものですね。 乾くと葉は茎にくっつきます。 茎の下部にはたくさんの仮根が見られます。 葉の先端は、歯のある長い透明な芒になっています。 葉の基部には翼細胞が分化しています。 中肋は太く、葉の基部の幅の1/3ほどあります。 上の写真 [続きを読む]
  • ハタケゴケの胞子の形態を模型で考える
  •  先日、ハタケゴケの胞子をブログに載せ、ハタケゴケの仲間の同定には、この胞子の遠心面と求心面の模様がポイントの1つになることを書きました(こちら)。 しかし立体的な胞子の形態は平面的な写真ではうまく表現できないので、模型を作ってみました。 模型を紹介する前に、胞子形成時に起こる「減数分裂」について簡単に書いておきます。 通常の細胞分裂は、1つの細胞が2つに分裂しますが、この新しくできた細胞は元の細 [続きを読む]
  • ハタケゴケ
  •  写真はハタケゴケ Riccia bifruca でしょう。 なお、従来ハタケゴケの学名は Riccia glauca とされてきましたが、この学名のコケの和名はウスバハタケゴケとされています(富永・古木,2014)。 上の写真で、葉状体(背面)のあちこちがこぶのように盛り上がっています(分かり易い所を赤い円で囲みました)。 これは胞子体が葉状体の内部で大きくなってきているためです。 上は葉状体の断面です。 特にマークを入れたわけではあ [続きを読む]
  • キスジキヌイトゴケ
  •  写真はキスジキヌイトゴケ Anomodon viticulosus のようです。 腐葉土のたまった岩の窪みに育っていました。 乾くと葉は上の写真のように茎にくっつきます。 中肋に沿って裂けてしまいましたが、上が葉です。 この属の葉としては大型で、上の写真の葉は長さが3mm近くありますが、このような葉が大部分です。 中肋は葉先近くに達しています。 葉身細胞は方形〜六角形で、長さ8〜10μm、多くのパピラがあります(上の写真) [続きを読む]
  • コウバイタケ
  •  コケの間から生えるキノコ、顕微鏡レベルでは調べていませんが、たぶんコウバイタケ Mycena adonis だろうと思います。 写真のコウバイタケは少し地味目ですが、傘が中心部の赤系統の色から周辺部の白っぽい色へ次第に変化する、小さくかわいいキノコです。 和名の「コウバイ」も「紅梅」に由来しているのでしょう。(2017.10.4. 奈良県 川上村) [続きを読む]
  • オオスミヨウジョウゴケ
  •  上の写真、くすんだ淡い緑色をして、葉(背片)の縁が白っぽくなっているのは、オオスミヨウジョウゴケ Cololejeunea lanciloba でしょう。 あちこちに樹木が植えられている比較的明るい公園の岩に密着していました。 葉についている円形のものは無性芽でしょう。 本種の分布は、平凡社の図鑑では、九州、琉球となっていますが、近畿でも兵庫県、和歌山県、奈良県などでも点々とみつかっています。 大阪市内の靭公園でも確認さ [続きを読む]
  • ナミゴヘイゴケの花被
  •  ナミゴヘイゴケ Spruceanthus semirepandus は前に載せていますが(こちら)、花被をつけたものがありましたので、深度合成(多焦点合成)したものを載せておきます。 シダレゴヘイゴケなどの花被は側枝に頂生しますが(こちら)、本種の花被は茎に頂生し、苞葉は鋸歯状です。 なお、背片も前に載せたものより歯が多いのですが、これは個体差でしょう。(2017.10.4. 奈良県 川上村) [続きを読む]
  • ヤマトサンカクゴケ
  •  写真はヤマトサンカクゴケ Drepanolejeunea erecta でしょう。 黄緑色で、やや光沢があります。 樹幹についていました。 背片の長さは 0.3mmほどです。 上は腹面からの顕微鏡写真です。 背片の縁は微鋸歯状です。 腹片の長さは背片の1/2ほどです。 腹片の輪郭にフォーカスを合わせていますが、腹片の歯牙は写っていませんし、腹葉もほとんど分かりません。 上は腹片の歯牙にフォーカスを合わせています。 歯牙は「く」 [続きを読む]
  • 「苔 こけ コケ展 2017」のお知らせ
  •  恒例になりました京都府立植物園で実施される、通称「京都コケ展」のお知らせです。 上のように内容も盛りだくさんで、日替わりのメニューもありますので、昨年も3日連続で来られた方もいらっしゃいました。  なお、私の講演は、11月12日(日) 10:30〜12:00 です。 普段見慣れている種子植物とはいろんな面で異なるコケ植物のおもしろさと、それを撮影するテクニックについてお話したいと思っています。 私の講演だけなら事 [続きを読む]
  • モーリッシュシゲリゴケ
  •  上の写真の左側の(右側に比較して)大きな葉(背片)の苔がモーリッシュシゲリゴケ Tuyamaella molischii です。 樹幹に着生していました。 腹面から背片、腹片、腹葉の関係が分かる写真を撮ろうとしたのですが、これらはピッタリとくっついていて、低倍率の顕微鏡写真ではうまく表現できませんでしたので、以下、個別に載せていくことにします。 上は腹片のくっついた背片を腹面から撮っています。 この写真でも腹片の輪郭はは [続きを読む]
  • トラマルハナバチ
  •  トラマルハナバチ Bombus diversus diversus がアキチョウジの花に吸蜜に飛来していました。 1/250秒で撮ったのですが、ハチの動きの方が速いようで、ブレブレです。 2枚目の写真では口吻を伸ばしはじめています。 口吻を伸ばして花に挿し入れています。 顔も花に突っ込んでいますが、これで口吻は花の奥にある蜜腺に届いているのでしょう。 トラマルハナバチの口吻は、日本に広く分布するマルハナバチの中では、最も長い [続きを読む]
  • カワニナ
  •  水生生物調査時に撮ったカワニナ Semisulcospira libertina です。 後の白い円形は、大きさが分かるように置いた1円硬貨です。 ゲンジボタルの幼虫の餌となりますから、ゲンジボタルを増やすには、まずカワニナを増やさなくてはなりません。 カワニナの繁殖期は春と秋で、左の小さな貝がカワニナの仔貝であれば嬉しいのですが、残念ながら外来生物のサカマキガイです。 下にサカマキガイを大きく撮った写真を載せておきます [続きを読む]
  • ヒメケビラゴケ
  •  写真はヒメケビラゴケ Radula oyamensis です。 樹幹で育っていました。 背片は少し重なり、楕円形です。 大きさにはかなりのばらつきがありますが、長いもので 0.6mmほどです。 上は腹面から見ています。 注意深く見ると、背片の1/2ほどの長さの矩形の腹片が見えます。 キール(keel:葉が2つ折りになっている折り目=背片と腹片の接している所)は弓型に張り出しています。 腹片の基部はやや膨れていて、そこに気泡が入 [続きを読む]