ヨネ さん プロフィール

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ヨネさん: 降りていくブログ
ハンドル名ヨネ さん
ブログタイトル降りていくブログ
ブログURLhttp://kurahate22.hatenablog.com/
サイト紹介文生きづらいものが生きていくために。回復とサバイバルについて考えていきます。
自由文生きづらさは重い負荷ですが、それにより自分が生きるために必要なものへの意識や関心が深くなります。生きづらい人は誰のためでもなく、自分が生きていくために世間にまだ存在しないものを創りださなければいけない切実さを抱えています。生き抜くことは全く保証されていない。それにも関わらず生き残ろうとする人たちの創造は、通じる課題を持つ人たちの力となり、そして自身だけでなく、周囲の世界も回復させる力を持ちます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供211回 / 365日(平均4.0回/週) - 参加 2014/09/24 14:40

ヨネ さんのブログ記事

  • 支援者当事者研究へ
  • 京都で行われている支援者当事者研究へ。まず自己紹介と来た動機を話し、その次にここで話された個人的な話しは外に持ち出さないことを確認、写真許可の確認をした後、べてるの家の当事者研究の理念を一人一つ読み、その後そこで思ったこと、感じたことなどが話される。次に当事者研究の理念集の一部を読む。理念は「弱さの情報公開」「自分自身で、ともに」「笑う力」「経験は宝」「病気は治すよりも活かせ」「自分の苦労をみ [続きを読む]
  • 話しの場を探究する集まり
  • 話しの場について探究する場を幾つか持つことができた。何らかの意図を持ったうえで、場がどうなっているのかをつかもうとすることは、夜に電気のつかない知らない建物に入っていって、手探りでそこにあるものやその全体の構造を確かめていくようなことだと思う。その建物では空中にモノが浮かんでいて、直ちにわからないにせよ、何がしかの法則のもとで動いている。暗いなかで手で触ってこれだと思ったものが、実際にも想像した [続きを読む]
  • 終末のリアリティのなかに 
  • 本を読むのは基本しんどいのだが、藤沢周平だけは読める。彼の描く世界における人々の生のかげりは、僕にとっては生きることへの共感であり、しみこんでくる。藤沢周平は若くして妻を失い、そのことは深い絶望に陥れたようだ。今まで知らなかったがそれまでも彼自身が長い療養生活を送っていたとのこと。山形新聞に記事があった。 昭和32年11月、藤沢周平さんは長い療養生活を終えて東京都内の療養所(北多摩郡東村山町)を [続きを読む]
  • 10/10星の王子様読書会
  • 星の王子様読書会。読書会の後に、講師の西川勝さんの話しを聞く。西川さんは、かつて精神病棟で働かれていた。そして今でもたびたび精神病練の看護人になっている夢を見るという。そうか、そこにいるのだなと思った。中井久夫さんは、精神病練をダムのように捉えていて、表層のものは変化するが、深く沈殿したものは全く変わらないようだと。表層の人たちは変化もしやすい。しかし、深層の人たちは30年40年とまるで変わらない [続きを読む]
  • 「迷惑をかけない」は正しいか? 自己疎外を破綻させる存在としての他者 
  • 整体の稽古で複数の人とやるとき、自分一人だけでは出てこない動きが出てくる。社会に戻って考えると、個人が急にアクシデントに見舞われたり、事がおこったりして、周りがそれに対応するとき、普段の行動の繰り返しでない行動がおこる。そしてそれはそこにあった規範や秩序をいい意味で壊していく。それがいってみればそこに環境における関係性を更新する。逆に普段通りの行動は実は閉じていて、環境を更新しない。そればかりか [続きを読む]
  • 意思と反動 時間を止めることと震えとともにあること
  • あるグループで話しの場を持った。途中、「寛解」とは何か、「当事者」とは何かという頭の議論に走りそうな時があった。自分の当事者性に目を向けそこに近づいていくとき、震えが感じられる。だが頭の議論はそこから遠ざかる。知識やスキルは武器だ。頭は自動的に、無自覚に、震えへの近づきを拒否するために自分の獲得したものに駆け戻り、それを強化し、遠ざかろうとする。そこにしがみつき、自分の震えを消して「安心」した [続きを読む]
  • 第15回当事者研究交流集会 民間学・在野学としての当事者研究
  • 第15回当事者研究交流集会へ。当事者研究の幅は、場面緘黙、ジェンダー、支援者とだんだんに広がっている。向谷地さんや熊谷さんは当事者研究のネットワーク化を考えているという。いいと思う。一方で今後当事者研究がどんどん広がっていくというイメージがどうも持てない。当事者研究は良くも悪くもコアなのだと思う。ある程度以上の苦しみをもった人にとっては適合していると思う。しかしそれほど苦しみが意識に浮上していな [続きを読む]
  • 折に出会う本 
  • 藤沢周平の『一茶』、考えてみれば小説を一冊読んだのは最近珍しいかもしれないと思った。ここ最近で少しマシになったけれど、本を読む負担感が大きい。藤沢周平は例外的に苦しくなく読めるなと思っていたけれど、短編は読めても一冊はちょっとしんどいなと思い、読まないままになるかもと思っていた。けれども結局読めた。一茶自身というよりは、登場人物に魅力があった。たとえば、一茶の仕事の口を見つけてあげる露光。露光 [続きを読む]
  • 在野として探究することの短所 補いと出会い
  • 月曜日に大阪の当事者研究の会、通称「づら研」(正式名称は「生きづらさからの当事研究会)で発表の機会をいただいた。づら研やづら研の母体である「なるにわ」については、以下の書籍にも詳しく載っている。名前のない生きづらさ (シリーズ それぞれの居場所1)作者: 野田彩花,山下耕平出版社/メーカー: 子どもの風出版会発売日: 2017/03/15メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る先月17日 [続きを読む]
  • 降りるとはどういうことか 場の震えとその受容
  • ここ最近、幾つかの場に出た。自分の求める話しの場はどんなふうな場だったらいいのか、少し考えられた。当事者研究界隈の人とは「降りている/降りていない」という言葉で通じるが、そこを共有しない人にはどういえばいいか。個人的な理解では、降りているというのは、自分のコントロールだけでは自分はどうにもならないことが受け入れられていて、話しの場で自分の弱い部分を出せる状態。それは場に対するシェアになる。 [続きを読む]
  • せやろがいおじさん 差異化された差異 解放としての笑い
  • youtu.beせやろがいおじさんのインタビュー記事があった。せやろがいおじさんは、沖縄にあるオリジンコーポレーションというお笑い事務所に所属しているリップサービスというお笑いコンビの榎森耕助さんだそうだ。www.buzzfeed.com――しかし、なんでこんなにウケたんでしょう。ネットとかで意見を発してる声の大きい人たちって、ちょっと言葉が汚かったり、偏っていたりすることが多いと思うんですよ。「せやろがい」も、「 [続きを読む]
  • ブライアン・イーノのインタビュー 降伏する機会
  • 前に書き起こしたものがあったので、転載。ついでに少し連想したことを。一つのアイディアしかなくてそれを様々な違う方法でやっているに過ぎないこれは、鶴見俊介のいう「親問題」と通じることであると思う。自分がどうしても惹きつけられそれを進めようとすること。イーノは特に痛みや苦しみということには触れていない。別に自分を動かすものが痛みや苦しみであると考える必要はない。被害意識はむしろ回復の邪魔だ。ただ充 [続きを読む]
  • 世界を彩るフィルターを変えるために 「お節介」としての援助
  • 「過去と切断する力が意思」、「ポジティブや未来志向礼賛の残酷さ、どうなりたいかわかれば苦労しない」「欲望は過去とつながったところに湧き出てくる」。ツイッター上の白石正明さん、斎藤環さん、信田さよ子さんたちのやりとりが面白かった。社内の鬱病経験者がシンポを聞いて、過去と切断する力が「意志」なら、「欲望」は過去とつながったところに「湧き出てくる」ものなんだ、と言っていました。寄る辺ない現在に浮遊す [続きを読む]
  • 意味と希望 世界の向こう
  • 今まで考えてきたことは、どうやったら生きることと回復とつながるのかということだった。女性ダルクの上岡陽江さんなど何人もの回復者が、回復はずっと続く、回復は終わらないというのはどういうことだろうかを考えたが、それは言葉の世界、意味の世界、記憶の世界に投げ入れられたことによる世界との一体性の剥奪、その根源的傷つきあるいは喪失のためであるのかなと思うようになった。kurahate22.hatenablog.com意味の [続きを読む]
  • 親問題
  • ずっとそこに引きつけられること。自分でも本当には何をしようとしているのかも知らないこと。10年も20年も経ってみえてくるようなこと。そうであるとも気づかず、わかってもないのに動かされていること。こないだ歩いていて、自分の研究の原点が何か、やっと明確に言語化できた気がした。ある二つの集団がいるとき、片方が他方をあまり気にかけずに生きていけることがある。そうした力の不均衡が生じる過程とそれを生じさ [続きを読む]
  • 物語 時間の外部化の機能をもつものとして
  • DIY読書会で物語についての発表があった。いしいしんじ、山極寿一、藤原辰史、竹宮惠子『「物語」はどうつくられるのか』という企画から。物語とは何かとあらためて考えてみた。それは時間の外部化であるのかなと思った。DV加害者の更生プログラムで一番最初にその人が暴力をふるった記憶を呼び戻し、その記憶をもう一度仔細に観察するというワークがあるそうだが、それは言い換えればその時から止まった(繰り返しをしてい [続きを読む]
  • 問題解決とは何か 前提を維持する改善と前提を破綻させることの違い
  • 問題解決とは何か。当事者研究は問題解決の取り組みのようにみえるかもしれないが、熊谷晋一郎さんなどは、問題解決ではないとしている。https://www.dnp-cd.co.jp/lab/column_ud/pdf/pdf01_02.pdf熊?先?当事者運動と当事者研究について話しましたが、「当事者運動」は、?致した利害関係に基づいて運動?標を?てることが多いため、その時点で均質性を?めるような?が働きます。??、「当事者研究」は、当事者が問題解決の [続きを読む]
  • 関西当事者研究交流集会抄録 巻末の文章 お題「100年後の価値」
  • 関西当事者研究交流集会の抄録に書かせてもらった文章を転載します。---どういうわけかわからないが、中学の時に強いフラッシュバックが始まった。自分の一挙手一投足を始終観察し、馬鹿にして粘着してくる同級生を強く憎み軽蔑し、気持ち悪いと思っていたが、あるとき実は同じなのだとなぜかわかった時があって、それ以後、その人に向けていた憎しみや軽蔑やらが自分に反転して、不意に、電撃的に襲ってきて打ちのめされるよう [続きを読む]
  • 2018関西当事者研究交流集会へ
  • 大阪大学の関西当事者研究交流集会へ。会場で配られる抄録に鶴見俊輔の親問題、子問題という考えを引用しながら、自分のもっとも深い痛みや苦しみこそが、生きることを切り開く力になるということを書かせてもらった。自分のような、何の肩書きも誇るような実績もないものを見つけ、声をかけていただくこと、世間一般の「普通」ではないことだと思う。当事者研究である程度の回復がおこったなら次はどこにいくのか。回復が自分 [続きを読む]
  • 世界の更新 イメージを喚起させること 時間を動かすこと
  • 過去の世界、記憶の世界の時間は止まっている。放っておけば、どんなに時間がたってもある対象や物事に対して、同じ見え方、同じ感じ方が維持される。自意識に認識される世界はこの止まった世界を通したもの。自意識は時間が止まった世界、違う言い方をするなら、全てがすでに決定されている世界にいると思う。その時間はどのように動くか。世界の見え方はどのように変わっていくか。普段、時間が更新されているように感じるのは [続きを読む]