shingo さん プロフィール

  •  
shingoさん: 超書評ブログ.com
ハンドル名shingo さん
ブログタイトル超書評ブログ.com
ブログURLhttp://choshohyo.com/
サイト紹介文素人の本好きおっさんによる、書評という名の読書感想文ブログ 誤字・脱字・乱文・ネタバレ御免
自由文素人の本好きおっさんによる、書評という名の読書感想文ブログです。好きな本を中心に本当に適当に書評を書いていきます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供159回 / 365日(平均3.0回/週) - 参加 2014/09/27 18:17

shingo さんのブログ記事

  • 『きのうの影踏み』(辻村深月)_書評という名の読書感想文
  • 『きのうの影踏み』辻村 深月 角川文庫 2018年8月25日初版きのうの影踏み (角川文庫)雨が降る帰り道、後輩の女の子と歩いていて、傘を差した女性とすれ違う。もう遅い時間で、駅まで急いでいたから、普段だったらまず気に留めなかった。ビニール傘を差した女性の顔を覗きこむ。透明なビニール傘越しに見る彼女の顔の − 下半分が、なかった。いつか、真っ黒い、焼け爛れた車を見た時のことを思い出す。下半分がむき出しになって [続きを読む]
  • 『さよなら、ビー玉父さん』(阿月まひる)_書評という名の読書感想文
  • 『さよなら、ビー玉父さん』阿月 まひる 角川文庫 2018年8月25日初版さよなら、ビー玉父さん (角川文庫)夏の炎天下、しがない30代男・奥田狐(通称:コン)のアパートを、小さな天使が訪ねてきた。天使の名は遊(ゆう)。離婚で別れた8歳の息子だった。久々の再会に、嬉しさより得体のしれない物に対峙したときの恐怖を感じてしまう狐(コン)。しかし息子は、上気した顔で、そんな父を見上げ微笑む・・・・・・・。自分しか愛せない、 [続きを読む]
  • 『工場』(小山田浩子)_書評という名の読書感想文
  • 『工場』小山田 浩子 新潮文庫 2018年9月1日発行工場 (新潮文庫)(帯に) 芥川賞作家の謎めくデビュー作、待望の文庫化。とあります。大河が南北を隔てる巨大工場は、ひとつの街に匹敵する規模をもち、環境に順応した固有動物さえ生息する。ここで牛山佳子は書類廃棄に励み、佳子の兄は雑多な書類に赤字を施し、古笛青年は屋上緑化に相応しいコケを探す。しかし、精励するほどに謎はきざす。この仕事はなぜ必要なのか・・・・・・・。 [続きを読む]
  • 『抱く女』(桐野夏生)_書評という名の読書感想文
  • 『抱く女』桐野 夏生 新潮文庫 2018年9月1日発行抱く女 (新潮文庫)女は男の従属物じゃない − 。1972年、東京、吉祥寺。ジャズ喫茶でアルバイトをする大学生の直子は、傷つけられ、社会へ憤りながら、同時に新左翼とウーマンリブの現状にも疑問を抱いていた。閉塞感の中、不意に出会ったドラマー志望の男との恋にのめり込んでゆく・・・・・・・。泡のごとき友情。胸に深く刻んだ死。彷徨する魂の行方。まだ何者でもなかった頃のあなた [続きを読む]
  • 『純平、考え直せ』(奥田英朗)_書評という名の読書感想文
  • 『純平、考え直せ』奥田 英朗 光文社文庫 2013年12月20日初版純平、考え直せ (光文社文庫)坂本純平は気のいい下っ端やくざ。喧嘩っ早いが、女に甘くて男前。歌舞伎町ではちょっとした人気者だ。そんな彼が、対立する組の幹部の命(タマ)を獲ってこいと命じられた。気負い立つ純平だが、それを女に洩らしたことから、ネット上には忠告や冷やかし、声援が飛び交って・・・・・・・。決行まで3日。様々な出会いと別れの末に、純平が選ぶ [続きを読む]
  • 『拳に聞け! 』(塩田武士)_書評という名の読書感想文
  • 『拳に聞け! 』塩田 武士 双葉文庫 2018年7月13日第一刷拳に聞け! (双葉文庫)舞台は大阪。三十半ばで便利屋のアルバイトをしている池上省吾は、高島優香という女性と知り合い、弱小ボクシングジム「新田ジム」を借家から立ち退かせることになる。優香はそこに、定食屋を開きたいというのだ。しかし「新田ジム」では、ジム会長・新田貞次郎の息子の勇気が、プロボクサーになろうとしていた。新田家とかかわるうちに、ジムに協力 [続きを読む]
  • 『薄情』(絲山秋子)_書評という名の読書感想文
  • 『薄情』絲山 秋子 河出文庫 2018年7月20日初版薄情 (河出文庫)地方都市に暮らす宇田川静生は、他者への深入りを避け日々をやり過ごしてきた。だが、高校時代の後輩女子・蜂須賀との再会や、東京から移住した木工職人・鹿谷さんとの交流を通じ、徐々に考えを改めていく。そしてある日、決定的な事件が起き −− 。季節の移り変わりとともに揺れ動く主人公の内面。世間の本質を映し出す、共感必至の傑作長編。(新潮社webサイト [続きを読む]
  • 『鯖』(赤松利市)_書評という名の読書感想文
  • 『鯖』赤松 利市 徳間書店 2018年7月31日初刷鯖 (文芸書)読めば、地獄。狂気。そして、破滅。気持ち良い事が一切ありません。でも、読みます。読まずにはいられなくなります。自分のかいた汗の臭いを嗅ぐように、ひり出した糞の臭いを慈しむように、人の醜さにどっぷりと浸りたいと思うときがあります。※以下に紹介するほとんどが 〈帯〉 に書いてあります。第1回大藪春彦新人賞受賞者、捨身の初長編62歳、住所不定、無職。平 [続きを読む]
  • 『噂』(荻原浩)_書評という名の読書感想文
  • 『噂』荻原 浩 新潮文庫 2018年7月10日31刷噂 (新潮文庫)「レインマンが出没して、女の子の足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。香水の新ブランドを売り出すため、渋谷でモニターの女子高生がスカウトされた。口コミを利用し、噂を広めるのが狙いだった。販売戦略どおり、噂は都市伝説化し、香水は大ヒットするが、やがて噂は現実となり、足首のない少女の遺体が発見された。衝撃の結末を [続きを読む]
  • 『闘う君の唄を』(中山七里)_書評という名の読書感想文
  • 『闘う君の唄を』中山 七里 朝日文庫 2018年8月30日第一刷闘う君の唄を (朝日文庫)新任の教諭として、埼玉県秩父郡の神室幼稚園に赴任した喜多嶋凛。三歳児クラスを担任することになり理想に燃えていたが、彼女の前に立ちはだかったのは 〈保護者会〉 という名のモンスターペアレンツたちだった。保護者たちの理不尽な要求に呆れる凛。けれど園長は、凛が驚くほどあっさりと保護者の言いなりになる。そこにはこの幼稚園の 〈保 [続きを読む]
  • 『よるのふくらみ』(窪美澄)_書評という名の読書感想文
  • 『よるのふくらみ』窪 美澄 新潮文庫 2016年10月1日発行よるのふくらみ (新潮文庫)以下はすべてが解説からの抜粋です。よくよく考えて、今回は尾崎世界観さんの文章こそを読んでほしいと思いました。(もちろん全文ではありません。かなりカットしています)ミュージシャンであり小説家でもある尾崎さんの「世界観」がとてもよくわかり、こんな文章が書けたらいいな、こんな風に書けたらどんなにか自由なのに。そう思う文章です [続きを読む]
  • 『リアルワールド』(桐野夏生)_書評という名の読書感想文
  • 『リアルワールド』桐野 夏生 集英社文庫 2006年2月25日第一刷リアルワールド (集英社文庫(日本))高校三年の夏休み、隣家の少年が母親を撲殺して逃走。ホリニンナこと山中十四子は、携帯電話を通して、逃げる少年ミミズとつながる。そしてテラウチ、ユウザン、キラリン、同じ高校にかよう4人の少女たちが、ミミズの逃亡に関わることに。遊び半分ではじまった冒険が、取り返しのつかない結末を迎える。登場人物それぞれの視点か [続きを読む]
  • 『消滅世界』(村田沙耶香)_書評という名の読書感想文
  • 『消滅世界』村田 沙耶香 河出文庫 2018年7月20日初版消滅世界 (河出文庫)世界大戦をきっかけに、人工授精が飛躍的に発達した、もう一つの日本(パラレルワールド)。人は皆、人工授精で子供を産むようになり、生殖と快楽が分離した世界では、夫婦間のセックスは 〈近親相姦〉 とタブー視され、恋や快楽の対象は、恋人やキャラになる。そんな世界で父と母の 〈交尾〉 で生まれた主人公・雨音。彼女は朔と結婚し、母親とは違う、 [続きを読む]
  • 『送り火』(高橋弘希)_書評という名の読書感想文
  • 『送り火』高橋 弘希 文藝春秋 2018年7月25日第一刷送り火春休み、東京から山間の町に引っ越した中学3年生の少年・歩。新しい中学校は、クラスの人数も少なく、来年には統合されてしまうのだ。クラスの中心にいる晃は、花札を使って物事を決め、いつも負けてコーラを買ってくるのは稔の役割だ。転校を繰り返した歩は、この土地でも、場所に馴染み、学級に溶け込み、小さな集団に属することができた、と信じていた。夏休み、歩は [続きを読む]
  • 『ずうのめ人形』(澤村伊智)_書評という名の読書感想文
  • 『ずうのめ人形』澤村 伊智 角川ホラー文庫 2018年7月25日初版ずうのめ人形 (角川ホラー文庫)不審死を遂げたライターが遺した謎の原稿。オカルト雑誌で働く藤間は後輩の岩田からそれを託され、作中の都市伝説 「ずうのめ人形」 に心惹かれていく。そんな中 「早く原稿を読み終えてくれ」 と催促してきた岩田が、変死体となって発見される。その直後から、藤間の周辺に現れるようになった喪服の人形。一連の事件と原稿との関連を [続きを読む]
  • 『晩夏光』(池田久輝)_書評という名の読書感想文
  • 『晩夏光』池田 久輝 ハルキ文庫 2018年7月18日第一刷晩夏光 (ハルキ文庫)香港。この地には、観光客を標的に窃盗する 『スリ』、その盗品を売りさばく 『露店』、出回った盗品を探し出し、持ち主から手数料を得る 『回収』 とそれぞれグループが存在し、そこには三者共存の掟があった。ある日、回収側の人間である劉巨明(ラウゴイミン)が、何者かによって殺害された。仲間であった新田悟は、巨明の妻からあるメモを渡された。 [続きを読む]
  • 『一億円のさようなら』(白石一文)_書評という名の読書感想文
  • 『一億円のさようなら』白石 一文 徳間書店 2018年7月31日初刷一億円のさようなら (文芸書)大きな文字で、一億円のさようなら 白石一文 − とあります。それを取り囲むようにして、連れ添って20年。発覚した妻の巨額隠し資産。続々と明らかになる家族のヒミツ。爆発事故に端を発する化学メーカーの社内抗争。俺はもう家族も会社も信じない加能鉄平は妻・夏代の驚きの秘密を知る。いまから30年前、夏代は伯母の巨額の遺産を相続 [続きを読む]
  • 『今だけのあの子』(芦沢央)_書評という名の読書感想文
  • 『今だけのあの子』芦沢 央 創元推理文庫 2018年7月13日6版今だけのあの子 (創元推理文庫)結婚おめでとう、メッセージカードを書く手が震える。大学時代、新婦とは一番の親友だった。けれど恵には招待状が届いていない。たった六人しかいない同じグループの女子の中で、どうして私だけ線引きされたのか。呼ばれてもいない結婚式に出席しようとする恵の運命、そして新婦の真意とは (「届かない招待状」)。進学、就職、結婚、出 [続きを読む]
  • 『夏の裁断』(島本理生)_書評という名の読書感想文
  • 『夏の裁断』島本 理生 文春文庫 2018年7月10日第一刷夏の裁断 (文春文庫)小説家の千紘は、編集者の柴田に翻弄され苦しんだ末、ある日、パーティー会場で彼の手にフォークを突き立てる。休養のため、祖父の残した鎌倉の古民家で、蔵書を裁断し「自炊」をする。四季それぞれに現れる男たちとの交流を通し、抱えた苦悩から解放され、変化していく女性を描く。書き下ろし三篇を加えた文庫オリジナル。(文春文庫) ※「自炊」 とは [続きを読む]