shingo さん プロフィール

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shingoさん: 超書評ブログ.com
ハンドル名shingo さん
ブログタイトル超書評ブログ.com
ブログURLhttp://choshohyo.com/
サイト紹介文素人の本好きおっさんによる、書評という名の読書感想文ブログ 誤字・脱字・乱文・ネタバレ御免
自由文素人の本好きおっさんによる、書評という名の読書感想文ブログです。好きな本を中心に本当に適当に書評を書いていきます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供167回 / 365日(平均3.2回/週) - 参加 2014/09/27 18:17

shingo さんのブログ記事

  • 『負け逃げ』(こざわたまこ)_書評という名の読書感想文
  • 『負け逃げ』こざわ たまこ 新潮文庫 2018年4月1日発行負け逃げ (新潮文庫)第11回 『女による女のためのR−18文学賞』 読者賞受賞作 「僕の災い」 を含む連作短編集。冒頭に受賞作、あとに 「美しく、輝く」「蠅」「兄帰らず」「けもの道」「ふるさとの春はいつも少し遅い」− と続きます。「先生」 ヒデジは、うん? と言って振り向き、私の言葉の続きを待っていた。西日が、ヒデジの顔を照らしている。その時にはもう、知っ [続きを読む]
  • 『また次の春へ』(重松清)_書評という名の読書感想文
  • 『また次の春へ』重松 清 文春文庫 2016年3月10日第一刷また次の春へ (文春文庫)終わりから、始まる。厄災で断ち切られたもの、それでもまた巡り来るもの。喪失の悲しみと、再生への祈りを描く、7つの小さな物語。冬を越えたあとに待つ春を、また思う。次の春も、また次の春も、おだやかな暖かい日がつづくといい。あの日はたしか、みぞれ混じりの雪が降っていた。さぞや寒かったことだろう。手足が痺れ、やがて感覚もなくなろ [続きを読む]
  • 『老後の資金がありません』(垣谷美雨)_書評という名の読書感想文
  • 『老後の資金がありません』垣谷 美雨 中公文庫 2018年3月25日初版老後の資金がありません (中公文庫)「老後は安泰」のはずだったのに! 後藤篤子は悩んでいた。娘の派手婚、舅の葬式、姑の生活費・・・・・・・しっかり蓄えた老後資金はみるみる激減し、夫婦そろって失職。家族の金難に振り回されつつ、やりくりする篤子の奮闘は報われるのか? ふりかかる金難もなんのその、生活の不安に勇気とヒントをあたえる家計応援小説。( [続きを読む]
  • 『ラメルノエリキサ』(渡辺優)_書評という名の読書感想文
  • 『ラメルノエリキサ』渡辺 優 集英社文庫 2018年2月25日第一刷ラメルノエリキサ (集英社文庫)「お前絶対ぶっ殺すからな! 」 女子高生・小峰りなは、夜道で背中を切られながらも、逃げる人影に叫んだ。退院後、りなは犯人を探すが、糸口は「ラメルノエリキサ」という犯人が残した謎の言葉のみ。そんな中、新たな通り魔事件が起こる。二つの事件を結ぶのはりなの元カレで!? 完璧な母親に苛立ち、犯人への復讐に異常なまでの執念を [続きを読む]
  • 『銀河鉄道の父』(門井慶喜)_書評という名の読書感想文
  • 『銀河鉄道の父』門井 慶喜 講談社 2017年9月12日第一刷銀河鉄道の父 第158回直木賞受賞第158回直木賞受賞作。明治29年(1896年)、岩手県花巻に生まれた宮沢賢治は、昭和8年(1933年)に亡くなるまで、主に東京と花巻を行き来しながら多数の詩や童話を創作した。賢治の生家は祖父の代から富裕な質屋であり、長男である彼は本来なら家を継ぐ立場なのだが、賢治は学問の道を進み、後には教師や技師として地元に貢献しながら、創 [続きを読む]
  • 『虹』(周防柳)_書評という名の読書感想文
  • 『虹』周防 柳 集英社文庫 2018年3月25日第一刷虹 (集英社文庫)二十歳の女子大生が溺死体で発見された。両手首と片足首には縄で縛ったような痕があり、彼女は妊娠をしていた。最愛の娘を亡くし、晶子は呆然とする。なぜ死んでしまったのか、子供の父親は誰なのか。自殺と断定して捜査を打ち切った警察に代わり、母は残りの人生を賭けてその真相を追うことを決意する。復讐のかなたに晶子が目にした光景とは − 。極限の人間心理 [続きを読む]
  • 『羊と鋼の森』(宮下奈都)_書評という名の読書感想文
  • 『羊と鋼の森』宮下 奈都 文春文庫 2018年2月10日第一刷羊と鋼の森 (文春文庫)高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律に魅せられた外村は、念願の調律師として働き始める。ひたすら音と向き合い、人と向き合う外村。個性豊かな先輩たちや双子の姉妹に囲まれながら、調律の森へと深く分け入っていく − 。一人の青年が成長する姿を温かく静謐な筆致で描いた感動作。2016年本屋大賞受賞作品。(文春文庫)「羊」 [続きを読む]
  • 『君のいない町が白く染まる』(安倍雄太郎)_書評という名の読書感想文
  • 『君のいない町が白く染まる』安倍 雄太郎 小学館文庫 2018年2月27日初版君のいない町が白く染まる (キャラブン!小学館文庫)3月23日、僕は高円寺に引っ越した。駅を出ると、炭に焼かれる焼き鳥の匂いが鼻腔をくすぐり、路上ライブの弾き語りが響いている。僕の社会人生活がいよいよここから始まるんだと思いながら眠った夜、幽霊のアカネが現れた。この世を彷徨い続ける彼女はここに置いてと懇願。呪いが怖い僕は、アカネを追い [続きを読む]
  • 『さよなら、田中さん』(鈴木るりか)_書評という名の読書感想文
  • 『さよなら、田中さん』鈴木 るりか 小学館 2017年10月17日初版さよなら、田中さん花実はじつにあっけらかんとしています。自分の家が貧乏であること。母が(建築現場や解体現場で)力仕事をしていること。死んだと母は言うけれど、顔さえ知らぬ父親は実は行方知れずで、罪人として囚われているのかもしれないということ、などなど・・・・・・・さまざま思いはあるものの、花実はそれらの「逆境」をものともしません。内に抱えてあれ [続きを読む]
  • 『月桃夜』(遠田潤子)_書評という名の読書感想文
  • 『月桃夜』遠田 潤子 新潮文庫 2015年12月1日発行月桃夜 (新潮文庫nex)この世の終わりなら ふたりの全てが許される奄美の海を漂う少女の元に、隻眼の大鷲が舞い降り、語り始めたある兄妹の物語。親を亡くし、一生を下働きで終える宿命の少年フィエクサと少女サネン。二人は「兄妹」を誓い、寄り添い合って成長したが、いつしかフィエクサはサネンを妹以上に深く愛し始める。人の道と熱い想いの間に苦しむ二人の結末は − 。南 [続きを読む]
  • 『グラニテ』(永井するみ)_書評という名の読書感想文
  • 『グラニテ』永井 するみ 集英社文庫 2018年2月25日第一刷グラニテ (集英社文庫)“女” になるあなたが許せない。カフェの経営者・市ノ瀬万里は42歳。10年前に夫を亡くし、17歳の一人娘・唯香と暮らしている。年下の新進映画監督の凌駕とは密かに恋愛関係にあった。一方で、凌駕の新作に主演女優として起用された唯香も次第に彼に惹かれていく。女として美しくなる娘に嫉妬する万里。いつまでも女であろうとする母に苛立つ唯香 [続きを読む]
  • 『長いお別れ』(中島京子)_書評という名の読書感想文
  • 『長いお別れ』中島 京子 文春文庫 2018年3月10日第一刷長いお別れ (文春文庫)中央公論文芸賞、日本医療小説大賞受賞作品。もしも、もっと私が若ければ読みたいとは思わないだろう。たとえ読んだとしても、(その頃では)為にならない。リアルじゃないからだ。その頃の自分を思い出せばすぐわかる。たちまちの関心事が山ほどあり、目の前のことで精一杯な人間に、わかれと言う方が無理なのだ。だが、いつ頃のことだったろう。「 [続きを読む]
  • 『アルテーミスの采配』(真梨幸子)_書評という名の読書感想文
  • 『アルテーミスの采配』真梨 幸子 幻冬舎文庫 2018年2月10日初版アルテーミスの采配 (幻冬舎文庫)出版社で働く派遣社員の倉本渚は、ある日AV女優連続不審死事件の容疑者が遺したルポ「アルテーミスの采配」を手にする。原稿は “僕は犯人ではない。本当の黒幕は” という告白の途中で終わっていた。好奇心のあまり調査を始める渚だったが、やがて原稿に張り巡らされた罠に気付く − 。一項目から無数の罠が読者を襲う、怒涛の一 [続きを読む]
  • 『太陽のパスタ、豆のスープ』(宮下奈都)_書評という名の読書感想文
  • 『太陽のパスタ、豆のスープ』宮下 奈都 集英社文庫 2013年1月25日第一刷太陽のパスタ、豆のスープ (集英社文庫)結婚式直前に突然婚約を解消されてしまった明日羽(あすわ)。失意のどん底にいる彼女に、叔母のロッカさんが提案したのは “ドリフターズ・リスト” の作成だった。自分はこれまで悔いなく過ごしてきたか。相手の意見やその場の空気に流されていなかっただろうか。自分の心を見つめ直すことで明日羽は少しずつ成長 [続きを読む]
  • 『億男』(川村元気)_書評という名の読書感想文
  • 『億男』川村 元気 文春文庫 2018年3月10日第一刷億男 (文春文庫)宝くじで3億円を当てた図書館司書の一男。浮かれる間もなく不安に襲われた一男は、「お金と幸せの答え」を求めて大富豪となった親友・九十九のもとを15年ぶりに訪ねる。だがその直後、九十九が失踪した − 。ソクラテス、ドストエフスキー、アダム・スミス、チャップリン、福沢諭吉、ジョン・ロックフェラー、ドナルド・トランプ、ビル・ゲイツ・・・・・・・数々の偉人 [続きを読む]
  • 『それまでの明日』(原尞)_書評という名の読書感想文
  • 『それまでの明日』原 尞 早川書房 2018年3月15日発行それまでの明日11月初旬のある日、渡辺探偵事務所の沢崎のもとを望月皓一と名乗る紳士が訪れた。消費者金融で支店長を務める彼は、融資が内定している赤坂の料亭の女将の身辺調査を依頼し、内々のことなのでけっして会社や自宅へは連絡しないようにと言い残し去って行った。沢崎が調べると女将は六月に癌で亡くなっていた。顔立ちのよく似た妹が跡を継いでいるというが、調 [続きを読む]
  • 『いつかの人質』(芦沢央)_書評という名の読書感想文
  • 『いつかの人質』芦沢 央 角川文庫 2018年2月25日初版いつかの人質 (角川文庫)宮下愛子は幼いころ、ショッピングモールで母親が目を離したわずかなすきに連れ去られる。それは偶発的に起きた事件だったが、両親の元に戻ったきた愛子は失明していた。12年後、彼女は再び何者かによって誘拐される。一体誰が? 何の目的で? 一方、人気漫画家の江間礼遠は突然失踪した妻、優奈の行方を必死に捜していた。優奈は12年前に起きた事 [続きを読む]
  • 『夜は終わらない』上下 (星野智幸)_書評という名の読書感想文
  • 『夜は終わらない』上下 星野 智幸 講談社文庫 2018年2月15日第一刷夜は終わらない(上) (講談社文庫)「婚約者が自殺した」との報せを受けた玲緒奈。しかし彼女には、次に殺す予定の別の婚約者がいた。男を惑わし、財産を奪い、殺す。玲緒奈には不思議な掟があった。夜が始まると彼女は言う。「私が夢中になれるようなお話をしてよ」 死の直前、男の語る話の内容で命の長さは決まる。命を懸けた究極の物語が始まる。〈読売文学 [続きを読む]
  • 『二人道成寺』(近藤史恵)_書評という名の読書感想文
  • 『二人道成寺』近藤 史恵 角川文庫 2018年1月25日初版二人道成寺 (角川文庫)恋路の闇に迷うた我が身、道も法も聞く耳持たぬ。もうこの上は俊徳様、何れへなりとも連れのいて、恋の一念通さでおこうか。邪魔しやったら蹴殺す。 − 摂州合邦辻 −夫以外に、恋い焦がれる人がいる。梨園の御曹司、岩井芙蓉に嫁ぎ、充実した日々を送っていたはずの美咲。ある晩、美咲は自宅の不審火が原因で昏睡状態に陥ってしまう。芙蓉と人気実力 [続きを読む]
  • 『墓標なき街』(逢坂剛)_書評という名の読書感想文
  • 『墓標なき街』逢坂 剛 集英社文庫 2018年2月25日初版墓標なき街 (集英社文庫)知る人ぞ知る、あの 13年ぶりの新作長編。私にとって、高村薫の合田雄一郎シリーズ、大沢在昌の新宿鮫シリーズと並ぶ、大、大、大好きなハードサスペンスの久々の登場です。順を追って紹介しましょう。シリーズ第一作 『百舌の叫ぶ夜』 が刊行されたのが1986年。実に32年前のことです。これは衝撃でした。何度読み返したことでしょう。何度読んでも [続きを読む]
  • 『学校の青空』(角田光代)_書評という名の読書感想文
  • 『学校の青空』角田 光代 河出文庫 2018年2月20日新装新版初版学校の青空 (河出文庫)いじめ、うわさ、夏休みのお泊り旅行・・・・・・・お決まりの日常から逃れるために、少女たちが試みた、ささやかな反乱。生きることになれていない、小学生から高校生までの主人公たちの、不器用なまでの切実さを描く、直木賞作家の傑作青春小説集。「学校ごっこ」「夏の出口」など四篇を収録。(河出文庫)「放課後のフランケンシュタイン」体育の [続きを読む]