シネマパラダイス さん プロフィール

  •  
シネマパラダイスさん: わくわく CINEMA PARADISE  映画評論家・高澤瑛一のシ
ハンドル名シネマパラダイス さん
ブログタイトルわくわく CINEMA PARADISE 映画評論家・高澤瑛一のシ
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/eiichitakazawa
サイト紹介文半世紀余りの映画体験をふまえて、映画の新作や名作について硬派のエッセイをお届けいたします。
自由文映画会社の宣伝部勤務を経て、映画雑誌の編集部に約39年間在籍。並行して映画評論を執筆。主な著書に「事典映画美」「映画に見るアメリカの青春」「ラストシーンをもう一度/名画のエンディングBest80」など。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供36回 / 365日(平均0.7回/週) - 参加 2014/09/27 19:28

シネマパラダイス さんのブログ記事

  • 2018年公開・外国映画ベストテン
  • 新年、おめでとうございます。恒例の2018年公開・外国映画ベストテンを選んでみました。詳細は、以下の通りです。                    ※①「馬を放つ」(監督:アクタン・アリム・クバト/キルギス・フランス・ドイツ・オランダ・日本)②「ガンジスに還る」(監督:シュバシシュ・ブティアニ/インド)③「女は二度決断する」(監督:ファティ・アキン/ドイツ)④「家(うち)へ帰ろう」(監督:パブロ・ソ [続きを読む]
  • アルゼンチンから故郷ポーランドへ…「家(うち)へ帰ろう」
  •  アルゼンチン出身パブロ・ソラルス監督(兼脚本)の「家(うち)へ帰ろう」(12月22日公開)は、ナチスによるユダヤ人に対するホロコーストの記憶を大衆レベルで簡明に描いた快作です。アルゼンチンに住むユダヤ人の老人が、スペイン、フランスを経てポーランドへ向かう旅に出る。目的は、第2次世界大戦のホロコーストから逃れる際、自分の命を救ってくれた親友に自ら仕立てた“最後のスーツ”を手渡すこと。監督は、自分の祖父 [続きを読む]
  • シリアスなファミリー・メロドラマ「人魚の眠る家」
  •  堤幸彦監督の「人魚の眠る家」(11月16日公開)は、東野圭吾のベストセラー小説の映画化です。プールで溺れた娘が意識不明のまま、回復の見込みはなしと宣告される。深く眠り続ける娘を前に、奇跡を信じる夫婦は、ある決断を下すが、そのことが次第に運命の歯車を狂わせていく。残酷な状況下で迫られる究極の選択、先の読めない展開、根底から揺るがされる善悪の価値観、そして理屈と常識を超えていく愛という感情の脆さと強さ。 [続きを読む]
  • 老い、生と死、家族の絆―インドの感動作「ガンジスに還る」
  •  インドから、感動的な作品がやってきました。弱冠27歳の新鋭シュバシシュ・ブティアニ監督(兼脚本)の「ガンジスに還る」(10月27日公開)です。舞台は、インドのなかでも有名な聖地“バラナシ”。第2の主役ともいえる雄大なガンジス河が流れるこの地は、生と死が混沌とする神聖な場所として知られる。ガンジスの水はすべてのものを浄化するため、この世の苦しみから解き放たれるといわれており、この地で最期を遂げることは最 [続きを読む]
  • 火星に思いを馳せる―映画と、SF小説と…
  • 去る7月31日、火星が地球に大接近。以後、晴れた夜には、火星・土星・木星の星座ショーを楽しみました。最近は、西に傾く時間が早いけれど、まだ火星くんの姿を楽しめます。ところで、その頃から火星を主題にしたSF小説も読み始めました。まずは、巨匠レイ・ブラッドベリの「火星年代記・新版」(ハヤカワ文庫・写真)。27編の短編から成る、ショート・ショート構成の火星クロニクル。はじめ人類は探検隊を送りますが、その人々 [続きを読む]
  • 「私の好きな1970年代日本映画」
  •  前回に続いて、「キネマ旬報」創刊100年特別企画「私の好きな1970年代映画」アンケートの<日本映画編>をご紹介します(8月上旬号発表)。115名の選者のひとりとして、以下のような作品を選んでみました。                    ※●家族●斬り込み●昭和残侠伝 死んで貰います●東京戦争戦後秘話●緋牡丹博徒 お竜参上●忍ぶ川●旅の重さ●竜馬暗殺●桜の森の満開の下●君よ憤怒の河を渉れ[選考理由] 東 [続きを読む]
  • 「私の好きな1970年代外国映画」
  •  映画専門誌「キネマ旬報」では、創刊100年特別企画として「私の好きな1970年代映画」というアンケートが実施されました。選出は10作品(順不同)。7月下旬号発表は外国映画編。127名の選者のひとりとして、以下のような作品を選んでみました。                    ※●ベニスに死す●暗殺の森●アメリカン・グラフィティ●燃えよドラゴン●旅芸人の記録●タクシードライバー●スター・ウォーズ●未知との遭 [続きを読む]
  • 壁は強大な武器になる!?「バンクシーを盗んだ男」
  •  イタリアの映像作家、マルコ・プロゼルピオが監督・製作を手がけた「バンクシーを盗んだ男」(8月4日公開)は、ユニークなドキュメンタリーです。“バンクシー”とは、正体不明の覆面グラフィティ・アーティストのこと。イギリス・ロンドンを中心に、世界各地の壁にゲリラ的に反権力的な作品を多く残している。また、自作を世界各国の有名美術館の人気のない部屋に無断で展示し、誰にも気づかれないまま展示を続けたことでも話題 [続きを読む]
  • YouTubeから生まれたSF映画「リディバイダー」
  •  YouTube上で話題を呼んだショートムービーが、熱狂的なファンの後押しを受けて、長編映画「リディバイダー」(6月9日公開)として製作されました。監督のティム・スミットは注目の若手クリエーターで、VFX監督出身。短編映画「What’s In The Box」が、YouTubeで260万回以上視聴されて反響を呼び、本作が長編デビューとなった。主演に「美女と野獣」のダン・スティーヴンス、共演にベレニス・マーロウ(「007 スカイフォール」) [続きを読む]
  • 名匠フォルカー・シュレンドルフ監督「男と女、モントーク岬で」
  •  フォルカー・シュレンドルフといえば、1960年代後半に興ったニュー・ジャーマン・シネマを代表する名監督だ。いわば、ドイツの“怒れる若者たち”の台頭。代表作は、ギュンター・グラスの小説の映画化「ブリキの太鼓」(1979)。パワフルな演出と鋭い社会性が、作品の特徴です。彼の新作が、盟友だったスイスを代表する作家、故マックス・フリッシュの自伝的小説をもとにした「男と女、モントーク岬で」(5月26日公開)。78歳に [続きを読む]
  • Made in 香港―フレッシュな女性映画「29歳問題」
  •  香港映画といえば、カンフー・アクションとかフィルムノワールの印象が強いが、最近、無名の女性監督によるデビュー作がヒットして、話題を呼んでいます。題して「29歳問題」(5月19日公開)。監督と脚本を手がけたのは、クロスメディア・クリエーターのキーレン・パン(彭秀慧)。演出・主演(二役)をつとめ、2005年に初演され、その後13年間繰り返し再演されている彼女の代表作である舞台「29+1」を自ら映画化したものです。 [続きを読む]
  • 中山美穂主演+チョン・ジェウン監督=日韓合作「蝶の眠り」
  •  高齢化社会にあって、アルツハイマー病や認知症といった病と、どう向き合って人生の最後を迎えるのか。中山美穂主演、チョン・ジェウン監督の日韓合作「蝶の眠り」(5月12日公開)は、こうしたテーマで人間心理の深層をとらえた作品です。遺伝性アルツハイマー病を宣告され、自らの余命を知る女性小説家が、最後に自らの尊厳を守り、残る人々に美しい記憶を残そうとする紆余曲折をとらえたドラマだ。このヒロインを演じるのは、 [続きを読む]