見もの・読みもの日記 さん プロフィール

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見もの・読みもの日記さん: 見もの・読みもの日記
ハンドル名見もの・読みもの日記 さん
ブログタイトル見もの・読みもの日記
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/jchz
サイト紹介文興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供229回 / 365日(平均4.4回/週) - 参加 2014/09/28 09:21

見もの・読みもの日記 さんのブログ記事

  • 2018年7月@関西:高松塚古墳壁画修理作業室の公開
  • 〇平成30年度高松塚古墳壁画修理作業室の公開(第22回)(平成30年7月21日〜7月27日) 20日(金)に大阪で仕事があると分かったのはすいぶん前のこと。それじゃあ週末は自腹で関西滞在にして遊んでこようと思った。まず土曜日は国立文楽劇場の夏休み公演のチケットを取った。土曜日の泊まりは奈良にして、日曜日は奈良博の『糸のみほとけ』を見にいく計画にした。そうしたら、SNSで思わぬ情報に接した。ちょうどこの週末、高松塚 [続きを読む]
  • 手軽な甘いもの/日本まんじゅう紀行(弟子吉治郎)
  • 〇弟子吉治郎『日本まんじゅう紀行』 青弓社 2017.7 今月は仕事が忙しいのと、暑くて体力がもたないので、なかなか読書ができない。読み終えても感想を書く時間がない。こういうときは、ゆるく付き合えるグルメ本から。類書がいろいろある中で本書を選んだのは、たまたま開いたページに載っていたのが、私の全く知らない饅頭だったからである。 珍しい名字の著者は、滋賀県米原市のまんじゅう屋の生まれで、毎日毎日まんじゅう [続きを読む]
  • アイスショー"Fantasy on Ice 2018 静岡" 3日目
  • ○Fantasy on Ice 2018 in 静岡(2018年7月1日 13:00〜) かなり遅ればせのレポートだが、アイスショーFaOI(ファンタジー・オン・アイス)静岡公演の3日目、つまり今期公演の千秋楽を見てきた。静岡公演は2015年にも行われているが、私は初遠征である。会場のエコパアリーナは、東海道本線の愛野(あいの)が最寄り駅。どこ?と思ったら、掛川と浜松の間にあった。はじめ東京から日帰りの予定だったが、静岡・名古屋在住の友人 [続きを読む]
  • 挿絵本と絵巻・染布/書物工芸(日本民藝館)
  • 〇日本民藝館 特別展『書物工芸−柳宗悦の蒐集と創造』(2018年7月3日〜9月2日) 「書物」を工芸品の一分野と位置付けた柳宗悦の蒐集品と、柳が装幀に関わった書物を展示する特別展。玄関を開けると、正面の階段の上の壁には『色紙貼交屏風』。全て文字は書かれていなくて、さまざまな色の四角形・長方形が、インスタレーションのようにおしゃれ。2階に上がって、大展示室へ。雑誌『工藝』をはじめ、柳宗悦が装丁した書物と、そ [続きを読む]
  • 拓本も見どころ/文房具の至宝展(五島美術館)
  • 〇五島美術館 『館蔵 文房具の至宝展−机上の小宇宙−』(2018年6月23日〜7月29日) 宇野雪村(1912-1995)旧蔵のコレクションより、日本・中国の文房具約100点を展観。書家・宇野雪村氏のお名前は、寡聞にして初めて聞いた。戦後は前衛書、アクション・ペインティングで海外にも知られた方だそうで、本展の第二会場にはその作品が十数点、展示されている。ポスターの背景に使われている不思議な墨書(墨画?)が『龍のポーズ』 [続きを読む]
  • 門前仲町グルメ散歩:ソフト氷メロン
  • 先週は連日の午前様だった。終電での帰宅が1回、ほぼ終電が1回。それでも金曜日に仕事の山場を1つ超えたので、今日は自分を甘やかして休息。休日出勤も持ち帰り仕事もない、久しぶりの週末である(とはいえ、一応メールはチェック)。暑かったので、門前仲町の伊勢屋で今年二度目のかき氷。子供の頃、ずっとシロップはいちごを選んでいたのに、あるとき、はじめて氷メロンを食べて、メロンがお気に入りになった。一時期、家の冷蔵 [続きを読む]
  • 2018年6月@東京近郊展覧会拾遺その3
  • ■山種美術館 特別展『琳派−俵屋宗達から田中一光へ−』(2018年5月12日〜7月8日) 2018年は、江戸へ琳派を根付かせた酒井抱一(1761-1828)の没後190年、およびその弟子である鈴木其一(1796-1858)の没後160年にあたることを記念し、琳派の伝統をたどる特別展。館蔵作品が主だったが、光琳の『白楽天図』(根津美術館でよく見るもの)が出ていて驚いた。目を惹いたのは「20世紀の琳派」グラフィックデザイナー田中一光(1930- [続きを読む]
  • 鎌倉あじさい散歩2018
  • 先週末、鎌倉散歩に行ってきた。アジサイの季節には少し遅かったようで、心配したほど混んではいなかった。鎌倉駅周辺をうろうろしたが、昨年と同じで、井上蒲鉾店前の歩道のアジサイにいちばん心惹かれた。昨年は「花嫁のブーケになりそう」なんて書いたけれど、むしろティアラのようだ。昨年と同じく豊島屋2階のカフェに寄って、小町通りで服を買って、おのぼりさんの鎌倉を楽しんできた。鎌倉国宝館と金沢文庫のレポートはあら [続きを読む]
  • 雍正帝の華夷一家/清朝の興亡と中華のゆくえ(岡本隆司)
  • 〇岡本隆司『清朝の興亡と中華のゆくえ:朝鮮出兵から日露戦争へ』(叢書 東アジアの近現代史:第1巻) 講談社 2017.3 岡本隆司さんの本は、2006年の『属国と自主のあいだ』以来、愛読している。先日、久しぶりに『袁世凱』(岩波新書、2015)を読んだら、やっぱり面白かったので、気になっていた本書も読んでみることにした。本書は、16世紀後半の明朝を中心とする東アジア秩序の動揺に始まり、「大清国(ダイチン・グルン)の [続きを読む]
  • 醜くて魅力的/あやしい美人画(松嶋雅人)
  • 〇松嶋雅人『あやしい美人画』 東京美術 2017.6 千葉市美術館の『岡本神草の時代展』を見たあと、ミュージアムショップで、図録を買おうかどうしようか、しばらく悩んで、隣りにあった本書を買っていくことにした。ハンディなムックで、表題どおり「あやしい美人画」の詰め合わせである。 「はじめに」にいう。多くの美人画は、見る人をうっとりさせ、心地よい印象をもたらす。しかし美人画の中には、女性の姿形が醜く歪んで描 [続きを読む]
  • さまざまな美人画/岡本神草の時代(千葉市美術館)
  • 〇千葉市美術館 『岡本神草の時代展』(2018年5月30日〜7月8日) 岡本神草(おかもとしんそう、1894-1933)は神戸に生まれ、京都市立美術工芸学校・京都市立絵画専門学校で学んだ日本画家である。ほとんど何も知らない名前だった。ポスターの『口紅』に見覚えがある気がしたのは、この展覧会が、昨年、大阪と岡山に巡回している広告を見かけたたけだろう。寡作で、短い生涯に完成させた作品は確か数点(10点に満たない)と説明さ [続きを読む]
  • 森鷗外の筆跡+高野切(東博・常設展示)
  • ■東京国立博物館・本館15室 特集展示『就任100年 帝室博物館総長森鷗外の筆跡』(2018年5月15日〜7月8日) 久しぶりに東博の常設展を見に行った。見たかったのはこの特集展示である。森鴎外は大正6年(1917)12月末に帝室博物館総長に就任し、翌7年(1918)1月から本格的に執務を始めた。就任100年を記念して、ここ数年来の調査によって判明した、館蔵資料の各所に残された鴎外の筆跡を紹介する。この展示趣旨を読んで、え?何 [続きを読む]
  • 人麻呂と歌人たちの肖像/歌仙と古筆(出光美術館)
  • 〇出光美術館 人麿影供900年『歌仙と古筆』(2018年6月16日〜7月22日) 「人麻呂影供900年」と聞いて、そんな記録が残っているのかと感心した。元永元年(1118)、藤原顕季が、源俊頼、藤原顕仲らを招き、歌聖・柿本人麻呂の像を懸けて歌会を行ったのが始まりだという。今年はそれから900年に当たることから、人麻呂像と多数の歌仙絵、歌仙の名歌を記した名筆を展示する。 「歌仙(絵)」と「古筆」の比重は半々くらいかと思っ [続きを読む]
  • 失敗した立憲君主/ヴィルヘルム2世(竹中亨)
  • 〇竹中亨『ヴィルヘルム2世:ドイツ帝国と命運を共にした「国民皇帝」』(中公新書) 中央公論新社 2018.5 ドイツの歴史には全く詳しくないので、ヴィルヘルム? 森鴎外がドイツ留学したときの皇帝かな?と思ったら、それは祖父のヴィルヘルム1世(1797-1888)だった。その程度の予備知識なのだが、先日たいへん面白く読んだ君塚直隆氏の『立憲君主制の現在』には、ドイツの皇帝の話がなかったなあと思い、本書で補完してみるこ [続きを読む]
  • 札幌ショートステイ2018
  • 仕事で札幌に行ってきた。たぶん1年3か月ぶり。夏の札幌は2年ぶりになる。自由時間が少なかったので行動範囲は限られるが、意外と風景が変わっていなくて嬉しかった。2日目は東京からの同行人に誘われて高級海鮮丼でランチ。札幌の住民だったときは、行ってみようと思ったこともなかったお店。北大キャンパスの滴る緑、あらためて贅沢な風景だと思う。札幌といえばカラス!という個人的な思い込み。そして北海道大学総合博物館は、 [続きを読む]
  • 陰謀論と偽史・偽科学/オカルト化する日本の教育(原田実)
  • 〇原田実『オカルト化する日本の教育:江戸しぐさと親学にひそむナショナリズム』(ちくま新書) 筑摩書房 2018.6 「江戸しぐさ」と「親学」という、あやしい教育論の噂は聞いていたので、表題から見て批判的な立場にあるらしい本書で、少し知識を仕入れてみようと思った。 「江戸しぐさ」とは、江戸時代、全国から江戸に集まってきた人たちが、おたがい仲良く平和に暮らしていけるように生み出した生活習慣のことで、具体的な [続きを読む]
  • 門前仲町グルメ散歩:クリーム氷いちご
  • 明日から北国へ1泊2日で出張。気温が低そうなので、着ていくものに悩んでいる。その前に、喋る準備もあるのだが…。今週は仕事が立て込んで疲れているので、とにかく寝る。写真は先々週、暑かったので近所の甘味やで食べたソフト氷いちご。おしゃれフラッペではなく、なつかしい正統派のかき氷を久しぶりに食べた。これだから下町は好き。 [続きを読む]
  • 飲むもの、注ぐもの/酒器の美に酔う(静嘉堂文庫)
  • 〇静嘉堂文庫美術館 『酒器の美に酔う』(2018年4月24日〜6月17日) 酒を盛る・注ぐ・酌み交わすうつわ、そして酒を呑む人びとをテーマに、およそ3000年前の中国古代から幕末・明治時代まで、中国・朝鮮・日本の豊かな酒器の世界と酒をめぐる美術を紹介する。やきもの中心の展覧会だな、と思って見に行ったのだが、冒頭の『江戸名所図屏風』(左隻・隅田川図)の前でしばらく釘付けになってしまった。 菱川師宣ふうの、ややずん [続きを読む]
  • オトコマエな虞姫/京劇・項羽と劉邦〜覇王別姫(湖北省京劇院)
  • 〇東京芸術劇場 湖北省京劇院日本公演『京劇・項羽と劉邦〜覇王別姫』全二幕(2018年6月9日) この時期に本場の京劇の招待公演を見に行くことも、すっかり定例化した。主催の日本経済新聞社さん、毎年ありがとうございます。今年の演目は『覇王別姫』と聞いて、やった!とガッツポーズをしてしまった。そもそも私が「京劇」に関心を持ったきっかけは、陳凱歌(チェン・カイコー)監督の『さらば、わが愛 覇王別姫』なのである。1 [続きを読む]
  • 赤と黒と光りもの/漆の装飾と技法(根津美術館)
  • 〇根津美術館 企画展『はじめての古美術鑑賞 漆の装飾と技法』(2018年5月24日〜7月8日) 2016年から始まった「はじめての古美術鑑賞」シリーズ。私はけっこう気に入っている。今年は、漆の装飾と技法がテーマである。冒頭に縄文時代の『朱漆塗土器鉢』など、根津美術館では滅多に見ない考古資料が出ていて面白かった。小田原市教育委員会や慶応大学民族学考古学研究室の所蔵品で、近年、日本列島の東北部だけでなく、関東地方( [続きを読む]
  • アイスショー"Fantasy on Ice 2018 幕張" 3日目
  • ○Fantasy on Ice 2018 in 幕張(2018年5月27日 13:00〜) アイスショーFaOI(ファンタジー・オン・アイス)幕張公演の個人的メモを遅ればせながら書いておく。今年は幕張、金沢、神戸、新潟、静岡の5会場で3公演ずつ予定されており、すでに幕張と金沢公演が終了したところだ。私は前半・後半1公演ずつと考えて、家から近い幕張と静岡の千秋楽のチケットを取った。幕張はSS席で南ロングサイドの中央あたりだった。悪くない席だっ [続きを読む]
  • 陰謀論のパターン抽出/陰謀の日本中世史(呉座勇一)
  • 〇呉座勇一『陰謀の日本中世史』(角川新書) KADOKAWA 2018.3 話題の本をようやく読んだ。一昨年、むちゃくちゃに売れた『応仁の乱』の著者による新刊である。あとがきによれば『応仁の乱』が売れたので、慌てて次の本を出したわけではなく、前著と同じ頃から構想を練っていたそうだ(構想三年)。『応仁の乱』は、乱の中心にいた武将や公家たちではなく、二人の興福寺僧の日記を参考に乱のなりゆきを追っていくというスタイル [続きを読む]