見もの・読みもの日記 さん プロフィール

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見もの・読みもの日記さん: 見もの・読みもの日記
ハンドル名見もの・読みもの日記 さん
ブログタイトル見もの・読みもの日記
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/jchz
サイト紹介文興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供221回 / 365日(平均4.2回/週) - 参加 2014/09/28 09:21

見もの・読みもの日記 さんのブログ記事

  • 東博の常設展・善無畏像(国宝室)と斉白石(東洋館)
  • ■東京国立博物館 本館2室(国宝室)兵庫・一乗寺蔵『善無畏像』(2018年11月27日〜12月9日) 『善無畏像』の展示がこの週末までだったと気づいて、慌てて見に行った。国宝室の展示は、だいたい1箇月交替なのだが、この作品に限っては、週末を2回しか挟まない短期間だった。見逃さないでよかった。私の大好きな絵画なのである。深々と頭を垂れた横顔、合掌する大きな手、波打つ赤い衣、そして椅子の下に無造作に脱ぎ捨てられた沓 [続きを読む]
  • 個人コレクションの奥深さ/顕われた神々(金沢文庫)
  • 〇神奈川県立金沢文庫 特別展『顕われた神々−中世の霊場と唱導−』(2018年月11月16日〜2019年1月14日) 予想以上にあやしくて(褒めてる)すごい展覧会だった。国宝・称名寺聖教に含まれる唱導資料(儀礼や説教の台本)と関連する美術作品によって、伊勢神宮や春日大社、八幡宮など様々な神々のすがたをを紹介する。主催者である金沢文庫の立場からは唱導資料を主としているが、見る者としては、やはり仏画や仏像に関心が向く [続きを読む]
  • 過ぎ行く時を愛しむ/中華ドラマ『那年花開月正圓』
  • 〇『那年花開月正圓』全74集(2017年、華娯楽投資集団股份有限公司) 中華圏での高評価を聞いていたところに、今年8月からチャンネル銀河が放映を始め(邦題:月に咲く花の如く)、日本の視聴者の間でも話題になっていることが分かった。これは見たほうがいいなと思ってネットで原版の視聴を始め、日本放映の最終回に少し遅れて、完走することができた。 時代は清朝末期。陝西省涇陽(現在の咸陽市)に実在した呉氏のファミリー [続きを読む]
  • 2018年12月:湯島で歳末フレンチ
  • むかしの職場の友人たちと集まって、湯島のフレンチレストラン「コーダリー」で食事。先日、国立近現代建築資料館を訪ねるとき、近くのレストランを探していて、偶然見つけたお店。あのときは、ゆっくりできそうになかったので、あきらめて再訪を期してよかった。ランチとはいえ、慌ただしく過ごしたら損をするお店だった。住宅街にひっそりたたずむ隠れ家みたいなレストラン。味もよく、目にも楽しいお料理の数々。久しぶりに贅沢 [続きを読む]
  • 見逃せない古筆/東西数寄者の審美眼(五島美術館)
  • 〇五島美術館 特別展『東西数寄者の審美眼−阪急・小林一三と東急・五島慶太のコレクション』(2018年10月20日〜12月9日) 阪急電鉄の創業者小林一三(逸翁、1873-1957)と、東急グループの基礎を築いた五島慶太(古経楼、1882-1959)が蒐集した美術品約100点を紹介する展覧会。9月に大阪・池田の逸翁美術館でも見てきたのだが、東京・五島美術館にも来てみた。はじめに五島慶太から小林一三宛ての書簡が2点あって、東京人ではや [続きを読む]
  • 伝世の名品と出土資料/新・桃山の茶陶(根津美術館)
  • 〇根津美術館 特別展『新・桃山の茶陶』(2018年10月20日〜12月16日) 和物茶陶ならではの魅力に溢れた「桃山の茶陶」の特別展。「新」を冠するのは、同館が平成元年(1989)にも桃山の茶陶を紹介する展覧会を開催した経験があることを踏まえ、本展では、その後およそ30年間の研究の進展を取り入れ、最新の桃山の茶陶の世界を紹介するためである。30年前の桃山の茶陶展はさすがに見ていない。当時の私は、まだ陶磁器に全く興味が [続きを読む]
  • おいしいもので満腹に/給食の歴史(藤原辰史)
  • 〇藤原辰史『給食の歴史』(岩波新書) 岩波書店 2018.11 偏食の激しかった私は給食が嫌いだった。小学校高学年のとき、校舎改修のため給食を中止になったことと、給食のない私立中学に通えたのは幸いだった。もし給食が続いていたら、学校生活の記憶は最悪で、私はかなり歪んだ性格になっていたと思う。それはさておき、本書は世界の給食史を概観したあと、日本の給食史を、萌芽期・占領期・発展期・行革期に分けて記述してい [続きを読む]
  • 建築物で知る台湾/台湾へ行こう!(藤田賀久)
  • 〇藤田賀久『台湾へ行こう!:見えてくる日本と見えなかった台湾』(スタディーツアーガイド 1) えにし書房 2018.10 今年も年末に台湾へ行く計画を立てている。2泊3日のショートツアーだから、見られるものは限られているのだが、そろそろガイドブックでも買おうと思っていて、この本を見つけた。豊富なカラー写真と、一般の観光ガイドでは見たことのない珍しい建物・史跡の数々が気になって購入を決めた。 実際に読んでみた [続きを読む]
  • 仁政の回復を求めて/百姓一揆(若尾政希)
  • 〇若尾政希『百姓一揆』(岩波新書) 岩波書店 2018.11 百姓一揆の歴史像は、研究の進展によって大きく転換した。かつて日本近世といえば、領主権力の専制的・集権的な性格が強調され、抑圧された民衆の憤懣が積み重なって一揆が勃発すると考えられていた。多くの研究者が、百姓一揆を研究すれば、歴史の中で革命を希求してきた変革主体としての「人民」に会えるという思いを持っていた。しかし、近世社会の常識的イメージは、1 [続きを読む]
  • 2018深川・富岡八幡宮の酉の市
  • 東京の酉の市と言えば、新宿の花園神社や浅草の鷲神社が有名だが、近所の富岡八幡宮にも市が立つ。去年は平日で行けなかったが、今年は三の酉が日曜に当たったので、はじめて行ってみた。参道には熊手を売るお店が5、6軒。あとベビーカステラとわたあめの屋台を見たけど、ふだんの縁日のほうがずっとにぎやか。でも、熊手を買った人にはちゃんと「お手を拝借」の手締めをしてくれるし、襟を抜いた着物姿のお姐さんも歩いていて、の [続きを読む]
  • 2018年11月@関西:櫟野寺ご本尊大開帳など
  • 〇油日神社〜福生山 櫟野寺(甲賀市甲賀町)秘仏本尊十一面観世音菩薩大開帳(2018年10月6日〜12月9日) 櫟野寺(らくやじ)のご本尊大開帳に行ってきた。33年に一度の大開帳に合わせて、2016年6月から本堂と文化財収蔵庫(宝物殿)の改修も行われた。その間、2016年の秋から冬にかけて東京国立博物館で特別展『平安の秘仏−滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち』が開催されたのは記憶に新しいところである。 大開帳は33年に一度 [続きを読む]
  • 2018年11月@関西:和歌山県立美術館、近代美術館
  • ■和歌山県立博物館 西行法師生誕900年記念 特別展『西行−紀州に生まれ、紀州をめぐる−』(2018年10月13日〜11月25日) 今年の特別休暇があと1日余っていたので、なんとか木曜に休みを取って、1泊2日でまた関西に行ってきた。この秋、どうしても行きたかった2箇所。1日目はまっすぐ和歌山へ。平安時代の歌人西行法師を特集する特別展を見る。受付で「今日(11/22)は和歌山県ふるさと誕生日なので入館無料です」と言われる。確 [続きを読む]
  • 銭不足の中世/撰銭(えりぜに)とビタ一文の戦国史(高木久史)
  • 〇高木久史『撰銭とビタ一文の戦国史』(中世から近世へ) 平凡社 2018.8 『貨幣が語るローマ帝国史』を読み終えたところで、引き続き貨幣の歴史を読む。「はじめに」にいう。本書は、銭を主人公とし、銭が英雄たちをどう振り回したのか、英雄たちが動かした歴史ではなく、英雄たちを動かした現実にアプローチする。最後まで読み終えて再びこのページに戻ると、納得できて味わい深い宣言である。 なお、銭(ぜに)とは金属製の [続きを読む]
  • 皇帝の肖像はなぜ描かれたか/貨幣が語るローマ帝国史(比佐篤)
  • 〇比佐篤『貨幣が語るローマ帝国史:権力と図像の千年』(中公新書) 中央公論新社 2018.9 ローマ帝国については高校の世界史程度の知識しかないのだが、このように具体的なモノから入る歴史記述なら私にも読めるかもしれないと思って読み始めた。新書にしては図版が豊富なのも気に入った。 ローマ帝国の貨幣といえば表面に皇帝の肖像が描かれたものを想像する。全ての貨幣がそうだったのかはよく知らないが、世界史の資料集な [続きを読む]
  • 2018年11月@関西:大津市歴史博物館
  • 〇大津市歴史博物館 湖都大津十社寺・湖信会設立60周年記念・日本遺産登録記念企画展(第77回企画展)『神仏のかたち−湖都大津の仏像と神像−』(2018年10月13日〜11月25日) 昭和33年(1958)に大津市内の観光社寺により発足した湖信会(※ホームページあり)の設立60年と、平成27年(2015)に「琵琶湖とその水辺景観−祈りと暮らしの水遺産−」が文化庁の「日本遺産」に認定されたことを記念する企画展。仏像・神像・書画など [続きを読む]
  • 東大寺ミュージアムのカフェ
  • 東大寺ミュージアムにあるカフェ「茶廊・葉風泰夢(ハーフタイム)」。葉風泰夢といえば、新大宮の同名のホテルの1階にあり、奈良国立博物館の地下回廊にも出店していて、奈良のリピーターにはなじみ深いお店。東大寺ミュージアムのカフェも系列店であることは、先日、初めて気づいた。写真の和菓子・青蓮(せいれん)は、蓮根をつかったモチモチした皮で北海道産小豆の皮むき餡を包んだもの。2つセットで多いかな?と思ったけど、 [続きを読む]
  • 2018年11月@関西:西福寺、泉屋博古館
  • ■桂光山敬信院 西福寺(京都市東山区) この週末は、ちょうど「京都非公開文化財特別公開事業」の期間だったので、1箇所くらい寄ってみようと思っていた。あまり目新しい公開寺院がない中で「初公開」(この事業では)の西福寺という名前に目が留まった。拝観したことはないはずだが、なんとなく名前に覚えがある。地図をたよりに訪ねてみて、ここか〜と思い当たった。 東大路通から松原通を西に進んで六波羅蜜寺を目指すと、た [続きを読む]
  • 2018年11月@関西:正倉院展(奈良国立博物館)
  • 〇奈良国立博物館 『第70回正倉院展』(2018年10月27日〜11月12日) 恒例の正倉院展。私は朝イチに並んで入るのが好きなのだが、今年は東京の友人が、この日の夜間開館を狙って来るというので、会場内で合流することにしていた。18時少し前に博物館に到着すると、まだ短い列ができていて、5分くらい並んだ。「レイトチケット」(土日は18時半から)の待ち列もできていた。館内はかなり混雑していて、わりと気楽に会話をしている [続きを読む]
  • 2018年9-10月@東京近郊展覧会拾遺
  • 秋は展覧会シーズンなので、行ったものがけっこう溜まっている。■五島美術館 『秋の優品展−禅宗の美術と学芸』(2018年8月25日〜10月14日) 禅宗寺院を中心に発達した書画や高僧の墨跡、五山版の出版など館蔵の名品約40点を展観。この秋は根津美術館の『禅僧の交流』と合わせて、禅宗に注目が集まって楽しかった。最近は賛を読むようにしているので『政黄牛図』の清拙正澄賛に「海底泥牛角指天」という一行が気になる。古写経 [続きを読む]
  • 鎌倉・宝物風入れ2018(円覚寺、建長寺)のうち、建長寺
  • 〇臨済宗・建長寺派大本山 建長寺(鎌倉市山ノ内) 宝物風入れ、続いては建長寺。ここも2014年と2011年に訪ねているので、リンクを貼っておく。建長寺は入山料500円+風入拝観料500円とちょっとお高め。しかもご朱印が3種用意されていて、「大覚禅師」と「最明寺殿」は風入れ限定、「達磨大師」は平成30年(2018)限定だという。これは3種(300円×3)いただいていくしかない…。ネットで調べたら、このシステムは2016年から始ま [続きを読む]
  • 鎌倉・宝物風入れ2018(円覚寺、建長寺)のうち、円覚寺
  • 〇臨済宗・円覚寺派本山 円覚寺(鎌倉市山ノ内) 久しぶりに鎌倉の宝物風入れ(曝涼)に行ってきた。東京を出るときは曇りだったのに、北鎌倉に着いたときは細かい雨が落ちていた。風入れには不向きな天気だが、確か以前も雨だったことがあるなあと思いながら円覚寺に向かう。山門で入山料300円を払い、風入拝観料500円を払う。受付にカラー写真を表紙にした「風入宝物目録」という立派な冊子が置かれていたので、思わず「それも [続きを読む]
  • 見た目から読む/日本の中世文書(国立歴史民俗博物館)
  • 〇国立歴史民俗博物館 企画展示『日本の中世文書−機能と形と国際比較−』(2018年10月16日〜12月9日) 日本の中世文書の全体像が学べる総合的な中世文書展。古代から現代までを視野に入れた日本の「文書史」になっており、東アジアの文書との比較によって、国際的な視点から日本の文書の特徴も理解できる。展示件数約260点は「初の総合的中世文書展」となった2013年の『中世の古文書』展の約220点を上回るという。前回展示は残 [続きを読む]
  • 東海銘菓・鬼まんじゅう
  • 名古屋在住の友人が買ってきてくれたおみやげ。東海地方のローカルフード「鬼まんじゅう」。薄力粉もしくは上新粉と砂糖を混ぜ合わせた生地に、ゴロゴロした角切りのさつま芋を加えて蒸した和菓子。東海地方では定番のおやつだそうだが、東京育ちの私は全く知らなかった。ごく最近、その存在を知って、食べてみたいと思っていたところだったので、これが初の実食である。感想は…なるほどシンプルで、安心して飽きずに食べられる味 [続きを読む]