処遊楽 さん プロフィール

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処遊楽さん: 処遊楽
ハンドル名処遊楽 さん
ブログタイトル処遊楽
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/zhaiteng_1946
サイト紹介文人生は泣き笑い。山あり谷あり海もある。愛して憎んで会って別れて我が人生。 力一杯生きよう。 衆生
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供90回 / 365日(平均1.7回/週) - 参加 2014/09/30 07:42

処遊楽 さんのブログ記事

  • 傍流の記者
  • 著者  本城雅人出版社  新潮社定 価  1728円250頁  私はかつて、ここに描かれているメディアで働く記者達を相手とする仕事をしていた。よって、彼らの生態を比較的よく知る。しかし、此処までリアルな認識は持ち得ていなかった。あくまで外からの観察者だったから。この本は本物の記者が書いている。新聞社の日常が書かれている。トップー編集局長ー部長ーデスクークラブ記者というタテ系列。政治部ー社会部 [続きを読む]
  • 街のお祭り
  • JR市ヶ谷駅前の靖国通りを神輿の行列が行く。前後をパトカーに守られて、揃いの法被と日傘が進む。 お囃しはアンプを通してスピーカーから。神輿はトラックに乗せられて進む。沢山の引き手たちは綱を引いてはいない。触っているだけ。省力化の祭り行列だ。 靖国神社に向かうこの道路、普段は大音響の街宣車の往来が多い。それと打って変わった初夏の趣。眺めているのは山脇ビルの12階から。 [続きを読む]
  • モリのいる場所
  • 監   督   沖田修一出   演   山崎努 樹木希林 加瀬亮 青木崇高 三上博史上映時間    99分  劇的なストーリー展開や善玉悪玉の対決、手に汗握る冒険活劇、最先端の技術を駆使した音と光のスペクタクルといった、いわゆる映画的興趣とは無縁に画家熊谷夫婦の日常が描かれている。かといって、静謐かと言えばそうではない。客というには品が無さすぎる人たちが、なんだかんだと出入りする賑やかな喧騒の [続きを読む]
  • 円満退社
  • 著者 江上 剛出版 幻冬舎文庫        友人に内館牧子『終わった人』を薦めた。その友人から「面白かった」の読後感のコメントとともに、これを逆に薦められた。で一挙に読む。大過なく銀行勤務を終えて定年を迎えた支店長の最終日の一日が、時間を追って進行する。登場人物は、デフォルメされて、もうドタバタ。コミックの展開は、もう殆ど三谷幸喜の世界。ひょっとしたらもう映画になっているのかしら。しかし一方 [続きを読む]
  • 酒とバラの日々  = Jazz for Biginners 4
  • オスカー・ピーターソン・トリオの「酒とバラの日々」 “鍵盤の皇帝”オスカー・ピーターソンが、ファンのリクエストに答え、人気スタンダードやボサ・ノヴァを取り上げた人気アルバム。パワフルで軽やかでスピーディな演奏は聴いていると心が弾んでくる。ジャズ入門としても、おススメの一枚。加えて優秀録音賞受賞作品。(新譜案内より)ベースのレイ・ブラウンとドラムスのエド・シグペンとのユニットは、”ザ・トリオ [続きを読む]
  • 屈折率
  • 著者 佐々木 譲出版 光文社文庫549頁定価 950円 抽斗の整理中、思いがけずに図書券が出てきた。計3000円分。近年、本はアマゾンで廉価の中古本を求めている。本屋で選ぶのが苦痛になってきたのと、ハードカヴァーは高いのがその理由。しかし、図書券は本屋まで行かねばならない。そこで、前日、新聞広告で見た佐々木嬢のこの本。コピーが巧みだったのか、著者の新分野の意欲作と思い込み、久しぶりの新刊定価購入に [続きを読む]
  • ながい坂
  • 著者 山本周五郎出版 新潮文庫頁数 上巻550頁  下巻555頁 版  平成18年5月3日第66冊値段 上巻 18円下巻1円(アマゾン) 山本周五郎、重厚ですね。人間を見つめる眼が透徹している。「生きるとは何か」を問い、示す。本は読む側の環境によって、興趣が違ってくる。絶望と孤独の中で覚悟の戦いに突き進む主人公三浦主水正の生き方は、世代によって共感や実感は大きな差があるだろう。例えばこの小説の場 [続きを読む]
  • 石狩挽歌
  • 『石狩晩歌』(動画)註:"ドーナツ盤"カテゴリー昭和50年の日本作詞大賞作品賞受賞。歌:北原ミレイ  石狩の海の鰊漁を舞台に、大きな夢を見て それをつかめないままに終わってしまう男、そんな男と人生をともにする女の気持ちが、鮮やかな情景とともにうたわれている。小樽市の西北に位置する祝津岬にある鰊御殿の旧青山別邸(小樽市祝津3丁目63)には、石狩挽歌の記念石碑と 作詞のなかにし礼直筆の歌碑がある。   [続きを読む]
  • 中国古典一日一話
  • 著者 守屋 洋出版 PHP文庫頁数 409頁       文字通り、1年365日の一日一日に、中国の歴史書からの言々句々をあてがった日めくり書。旧版のまえがき(昭和59年11月)には、本書を編んだ意図として、《多忙なビジネス社会の人々に、中国古典のエッセンスをわかりやすく紹介した》とある。私の座右の書である。職場の机上左脇の手の届く場所に置き20数年 [続きを読む]
  • 羊と鋼の森
  • 著者 宮下奈都出版 文春文庫頁 274頁定価 409円(アマゾン) 2016年本屋大賞受賞。瑞々しい感受性に溢れた本。地方都市の楽器店で調律師をつとめる青年の音探しの物語。登場する人物たちは10人を満たない。皆優しくて思慮深くて繊細。それらとの空間の雰囲気と会話が印象的。音探しが自分探し。調律という音の世界を活字で表現した筆力は相当なものだと思う。来世、就く職業の選択肢の一つは、調律師にし [続きを読む]
  • 風華国楽
  • 今年は、日中両国が平和友好条約を結んで40周年になる。その佳節を記念しての公演。主催する民主音楽協会の創立55周年の意義も含んでいる。巡演は2カ月で50都市、中野サンプラザでの最終公演の前日、相模女子大学グリーン・ホールでの公演に出掛けた。 想像を遥かに超えた癒しの舞台だった。中国古来の楽器である琴、楊琴、二胡、鼓、阮(琵琶)、笛で、四季の移ろいを謳いあげる。幕開けは三台の大太鼓。場内の空気が一変 [続きを読む]
  • モリタート Moritat = jazz for biginners 3
  • 1956年にリリースされたソニー・ロリンズの代表アルバム”サキソフォン・コロッサス”。管楽器はサックスだけ。他のパーソネルはピアノ、ベースとドラムス。管楽器がトランペットの時もある。これをワン・ホーン・ジャズという。モダン・ジャズの最盛期に一世を風靡したユニットである。      このアルバムの、ロリンズの温かさに満ちたプレイと青ジャケはモダン・ジャズの代名詞。目にしただけで一挙に憧憬と自意識と [続きを読む]
  • 天才
  • 著者 石原慎太郎出版 幻冬舎文庫頁数 222頁初版 2016年1月  2016年発売のベスト・ワン。年間90万部が売れた。なぜ石原慎太郎が田中角栄を書いたのかに興味があって、文庫になるのを待って読んでみた。慎太郎が、角栄の立場で自分史を書いているのだが、読む方にとっては不思議な感覚。あくまで小説(フィクション)でありながら、事実に沿って進行する。圧巻はロッキード裁判と創誠会発足の下りか。著者自身 [続きを読む]
  • 居酒屋
  • 『 居酒屋 』動画 註:"ドーナツ盤"カテゴリーについて  歌:木の実ナナ&五木ひろし  詞:阿久悠  曲:大野克夫  年:1982 もしも嫌いでなかったら 何か一杯飲んでくれ そうねダブルのバーボンを 遠慮しないでいただくわ 名前きくほど野暮じゃない まして身の上話など そうよたまたま居酒屋で 横にすわっただけだもの 絵もな [続きを読む]
  • めだかの館
  • めだかがこんなに奥深いとは知らなかった。《めだかを日本の文化に!!》と日夜取り組まれている めだかの館 を訪れる機会があった。めだかを錦鯉、金魚に次ぐ第三の観賞魚にしたい、その運動の総本山である。      この『めだか型録』は毎年4月に出版され、通算17号目になる。今年の最新号は、”改良メダカ系統図”を掲載。めだか文化の定着に欠かせない改良めだかの進化や作出者(交配者)の歴史を残すことを目的としてい [続きを読む]
  • 山水
  • 3月初旬、日本で一番大きな村の十津川村を訪ねた。旅行ガイドのネットのキャッチは ”静響の宿 ”と謳っている。採ったルートは新大阪駅からの車。3時間半かかった。奈良の最南部、和歌山・三重の県境。山間の渓谷とそれに沿った道路は、8年前の集注豪雨の惨禍が未だに癒えず、彼処で修復が行われていた。到着は18時前、エンジンを止めると、いきなり静寂の世界。聞こえるのは裏手を流れる川瀬の音だけ。みる間に闇が濃くなっ [続きを読む]
  • 妻に捧げた1778話
  • 著   者  眉村 卓出 版 社 新潮新書頁数  208頁定 価  730円  目下評判の本。夫婦の愛の形は、夫婦の数だけ在る。その膨大な中の一つの愛の軌跡である。余命いくばくかの終末期の妻に、作家の夫は、妻だけに一日一話の作品を書く。枚数、内容にルールを設けたのは、妻への気遣いと作家としてのプライドか。書いた原稿は5年間で1778本。ここに紹介されているのはそのうちの19本。それ [続きを読む]
  • モーニン MOANIN' = jazz for biginners 1 =
  • 親子以上に齢の離れた若い同僚が、「ジャズを知りたいが、どこから入ればいいのか、何を聴けばいいのか判らない」と呟いていた。「今読んでいる漫画に描かれているジャズの世界に魅かれる」とも。どうやらそれがきっかけらしい。で、50年余自己流で聴いてきたジャズを、ガイドになればと、ひとまず一曲をチョイスして送ったのだった。で考え直し、いい機会なのでこの先このブログでやってしまえということにした。きょうびのジャ [続きを読む]
  • おお! 懐かしや!
  • 先日目にした新聞広告である。JTのタバコの定価改定のお知らせである。      タバコは二十歳からはじめた。住んでいた街の通りをくわえたばこで歩いて、目撃者が母親に注進、怒られた記憶がある。「吸うのはいいけど、歩きながらのタバコはやめなさい」と。吸ったのは、はじめは《ハイライト》、次が『ショート・ホープ》、あとは専ら《セブン・スター》。    入学した大学ではバンドに入った。親父のような先輩た [続きを読む]
  • 湘南平
  • まとまって花見をしていなくて、通院を始めた病院のあと、友達を訪ねた折にふと思い至り、遠回りをして湘南平に足を延ばす。   標高180メートルの決して高くはない山だが相模湾の眺望はピカ一。人出を覚悟していたが、ウィーク・デイの遅い午後が幸いしたのか、スンナリ駐車場へ。頂上の展望台やレストランもゆったりで、大いに得をした気分。    子供の頃、ここは千畳敷と呼ばれ、男坂・女坂を駆けっこで登ったものだっ [続きを読む]
  • 生きていてもいいかしら日記
  • 著 者 北大路 公子出版社 PHP文芸文庫定価278円(アマゾン)  驚きの本。こういう書き方をする人がいるんだと。さらに言えば、書いていることは、全部自分のこと。つまり、日ごろの生活を綴っているらしい。こんな有様で現代社会を生きて行けているんだ、という驚き。その点、このタイトルはぴったしカンカン。一転、これらがすべて嘘というか、フィクションだとしたら、恐ろしく緻密な頭脳と個性に [続きを読む]
  • 花はん
  •         ※カテゴリー《マッチ》について私の勤める会社がこの3月に創業55年を迎えた。とはいえ、記念のイベントとか出版などとかく物入りの行事は、現状の業績からしてちょっと無理。結果、ブランチ別の記念食事会で祝うことになった。東北支社の会場は仙台・国分町の《花はん》。  なかなかに落ち着いた日本料理のお店でした。マッチを所望して、こうした箱型を戴ける店という [続きを読む]