詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記) さん プロフィール

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詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)さん: 詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)
ハンドル名詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記) さん
ブログタイトル詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/shokeimoji2005
サイト紹介文日々、読んだ本の感想。ときには映画の感想も。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供522回 / 365日(平均10.0回/週) - 参加 2014/10/02 10:33

詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記) さんのブログ記事

  • 覚和歌子、谷川俊太郎『対詩 2馬力』(2)
  • 覚和歌子、谷川俊太郎『対詩 2馬力』(2)(ナナロク社、2017年10月15日発行) 「産声にひそむ暗号」という「対詩」のなかに、こういう部分がある。口げんかしてたヒロシが突然黙ったなぐりかかるかと思ったら何も言わずにぼくの目を見たぼくもヒロシをじっと見た 変な気持ち泣きたいような 笑い出したいような この「ヒロシ」とは誰だろう。「ぼく」はこの詩を書いた人。「ぼく」だから谷川か。覚が「ぼく」という人称を借 [続きを読む]
  • 覚和歌子、谷川俊太郎『対詩 2馬力』(1)
  • 覚和歌子、谷川俊太郎『対詩 2馬力』(1)(ナナロク社、2017年10月15日発行) 覚和歌子、谷川俊太郎『対詩 2馬力』を読みながら、いろいろなことを思った。その「いろいろ」を思ったままに書いていく。書いていくうちに、思ったことが違った形に変わっていくかもしれない。 覚和歌子の作品を私はあまり知らないが、なんとなく谷川俊太郎のことばに似ている。谷川俊太郎のことばが覚和歌子のことばに似ている、と言ってもい [続きを読む]
  • 安倍の情報操作(選挙報道の仕組み)
  • 安倍の情報操作(選挙報道の仕組み)            自民党憲法改正草案を読む/番外128(情報の読み方) 2017年10月18日の読売新聞夕刊(西部版・4版)の1面。「まっとう」「国難」当てこすり/衆院選で各党 フレーズ逆手 批判合戦 という見出しで、最近の「街頭演説」が紹介されている。各党のキャッチフレーズを、他党が逆手にとって批判合戦をしている。そのことを紹介している。政策についての具体的な言及 [続きを読む]
  • 「誤読」の批評(西日本新聞)
  • 西日本新聞(2017年10月18日朝刊)文化面に、「誤読」の批評が掲載されています。岡田哲也さんが書いてくれました。詩集『誤読』を発売しています。1500円(送料250円)嵯峨信之の詩集『時刻表』を批評するという形式で詩を書いています。オンデマンド形式なので、注文からお手もとに届くまでに約1週間かかります。ここを し、「製本の注文はこちら」のボタンを押してください。 [続きを読む]
  • 藤維夫「今日はもっと」ほか
  • 藤維夫「今日はもっと」ほか(「SEED」45、2017年10月10日発行) 藤維夫の作品は、どれも抽象的である。具体的なものが登場しない。固有名詞が出てこない。 「今日はもっと」という作品。日々の思いついた夢は何度か難渋する気配をたどる一日の終わりは沈み込み明日はもう閉ざされたのかもしれないこれ以上は窓は暗い 「難渋する」「沈み込み」「閉ざされた」「暗い」。こういう「用言」が、この作品全体をつらぬく「基調」 [続きを読む]
  • 服部誕『右から二番目のキャベツ』
  • 服部誕『右から二番目のキャベツ』(書肆山田、2017年10月20日発行) 服部誕『右から二番目のキャベツ』は、詩というよりも「散文」。散文を行変えしたもの、という印象がある。ただし、散文にしてしまうと(エッセーにしてしまうと)、一文の「息」が長くなりすぎる。行変えと、ときどき出てくる「体言止め」が「散文ではないぞ」と主張している。 「箕面線の果てしない旅」は、こどもと箕面線を何度も往復するという内容。石橋 [続きを読む]
  • 安倍の情報操作(選挙報道の仕組み)
  • 安倍の情報操作(選挙報道の仕組み)            自民党憲法改正草案を読む/番外127(情報の読み方) 2017年10月16日の朝日新聞(西部版・14版)の1面。自公 経済成果を前面/野党 増税や格差批判/選挙サンデー 街頭へ この見出しを読んで奇妙に感じるのは私だけだろうか。 安倍は、今回の選挙(国会解散)を「消費税増税の使い道を変更する。借金返済に充てるのではなく、全世代型社会保障をすすめるため [続きを読む]
  • 読売新聞が言って、安倍が言わないこと
  • 読売新聞か言って、安倍が言わないこと            自民党憲法改正草案を読む/番外126(情報の読み方) 2017年10月16日の読売新聞(西部版・14版)の社説は「北朝鮮への備えを冷静に語れ/対話で成果生む「圧力」が肝要だ」という見出し。 安倍支持の姿勢で書かれているのだが、そのなかに非常におもしろい部分(注目すべき部分)がある。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は7日の党中央委員会総会で、核開発を続 [続きを読む]
  • 衛藤夏子『蜜柑の恋』
  • 衛藤夏子『蜜柑の恋』(創風社出版、2017年09月19日発行) 衛藤夏子『蜜柑の恋』は俳句とエッセー。 最後に「わたしの十句」が載っている。山本純子のときも感じたが、どうも自選十句があまりおもしろくない。蜜柑むく宇宙旅行の話して新しいパンプスは赤落葉舞う 「意味」はわかっても、「音」が響いてこない。句会で句を選ぶとき、その句を声に出して選ぶわけではないと思う。黙読で選ぶのだと思う。黙読だと、どうしても「意 [続きを読む]
  • 安倍の暴言(要点を整理してみました)
  • 安倍の暴言(要点を整理してみました)            自民党憲法改正草案を読む/番外125(情報の読み方) 安倍が11日のテレビ朝日系「報道ステーション」の党首討論で、小学校建設にからむ国の補助金を詐取したなどとして起訴された森友学園前理事長、籠池について「詐欺を働く人物」と述べた。このことについて、さまざまな意見が出ている。 いちばんの問題点は、有罪と確定した人間ではない人を、安倍が「詐欺を [続きを読む]
  • 尾花仙朔「黄泉の蛍」、谷川俊太郎「その午後」
  • 尾花仙朔「黄泉の蛍」、谷川俊太郎「その午後」(「午前」12、2017年10月15日発行) 尾花仙朔「黄泉の蛍」を読みながら、私はふっと息をとめる。いや、息をつく、かな。呼吸が一瞬かわるのを感じる。よみの水脈(みお)ひく此のうつしよの地の泉渾々と清水湧く池のそのほとり無数の蛍がとんでいるほたる なつむし くさのむしよみの使いの蛍むし隠り世のひとの面影偲ぶ夜はいとしいひとのよみのたよりをつたえておくれほたる な [続きを読む]
  • 安倍の「沈黙作戦」(その3)
  • 安倍の「沈黙作戦」(その3)            自民党憲法改正草案を読む/番外124(情報の読み方)選挙戦にとって何がいちばん重要か。「情報の内容(公約)」も大事だが、もっと大事なのが「情報量」である。どれだけ、「情報」を共有するか。この「情報量」についていうと、昨年の参院選から、それまでとは完全に違ったことが起きている。選挙報道は、昨年夏の参院選から極端に減った。マスコミが報道しなくなった。 [続きを読む]
  • 橋本シオン『これがわたしのふつうです』
  • 橋本シオン『これがわたしのふつうです』(あきは書館、2017年09月30日発行) 私は古くさい人間なので、新しい文体についていけない。 橋本シオン『これがわたしのふつうです』は、こんなふうに始まる。空高く伸びる大きな鉄塔があったその辺りの鉄塔なんかより一番大きくて空に向かって伸びている六十メートルは超えている誰も空でぶつからないように紅白に塗られたおめでたい色の鉄塔夜は赤く点滅しその存在を誇示する これは [続きを読む]
  • 加藤思何理『水びたしの夢』
  • 加藤思何理『水びたしの夢』(土曜美術社出版販売、2017年09月20日発行) 加藤思何理『水びたしの夢』は、読んでいて「いらいら」する部分がある。それが加藤の文体であると言えば、言えるのだろうけれど。 「碧い眼の物語」の二連目。眼を上げると、天上を透かして星空が驚くほど間近に迫って見える。鉄格子の外に立つ生姜色の貧弱な口髭の看守によれば、この独房の天上は死んで生まれた嬰児の角膜を何千枚も縫いあわせて作られ [続きを読む]
  • 黒澤明監督「野良犬」(★★★)
  • 黒澤明監督「野良犬」(★★★)監督 黒澤明 出演 三船敏郎、志村喬、淡路恵子 古い映画の感想はむずかしい。いまの視点から感想を言うと、まあ、「時代」がふっとんでしまうからね。 御船が情報を求めてひたらす町を歩くシーン、満員の野球場のシーンは、この映画が公開された当時は、なまなましい「情報」だったのだと思う。「肉体」そのものに迫ってくる暗い息苦しさと、明るい喜び。そのせめぎあい。「ドキュメンタリー」 [続きを読む]
  • 安倍の「沈黙作戦」(その2)
  • 安倍の「沈黙作戦」(その2)            自民党憲法改正草案を読む/番外124(情報の読み方) 安倍の「沈黙作戦」は、すでにマスコミを支配している。 読売新聞(2017年10月09日、西部版・14版)に「与野党8党首討論会」の記事が載っている。1面の見出しに、消費税・憲法巡り応酬/自民 「安定財源」訴え 希望 増税凍結を主張 とある。 「消費税」については、意見の対立は「見出し」からうかがえるが、 [続きを読む]
  • 倉橋健一『失せる故郷』
  • 倉橋健一『失せる故郷』(思潮社、2017年08月31日発行) 倉橋健一『失せる故郷』の巻頭の詩「素朴な直喩」は不思議な作品だ。倉橋って、こういう詩を書いていたっけ? そのときまだ若い一頭のインドサイはもの憂げに泥まみれのままいっぽんの角を高くかかげて皺だらけの甲冑もどきの皮膚に被われた巨体をまるごとかすかにわたしのほうに向けたかに見えたでもそうではなかった わたしの背後では折からすべての湿原を赤々と染めあ [続きを読む]
  • 上田NHKは籾井NHKとどう違うか
  • 上田NHKは籾井NHKとどう違うか            自民党憲法改正草案を読む/番外123(情報の読み方) 衆院選の公示日である。選挙報道は、各政党(各候補)に対して「公平」を基本としている。 たとえば新聞の場合、各区の主要候補の紹介は行数をそろえている。A候補の活動を15行で紹介したら、B候補も15行にする。(候補が求めに応じてこたえたアンケートは別)「報道が少なかったために落選した」という不平 [続きを読む]
  • 安倍のステルス作戦
  • 安倍のステルス作戦            自民党憲法改正草案を読む/番外122(情報の読み方) 安倍が演説の「日程」を公表せず、神出鬼没に街頭にあらわれている。これをちまたでは「ステルス作戦」と呼んでいる。安倍が「日程」を公表しないのは、公表すると安倍を批判する国民があらわれ、演説を邪魔する。「安倍帰れ」「安倍辞めろ」「安倍が国難」という批判が飛び交う。それを避けるためだと言われている。 それだけ [続きを読む]
  • 西岡寿美子『シバテンのいた村』
  • 西岡寿美子『シバテンのいた村』(土曜美術社出版販売、2017年09月25日発行) 西岡寿美子『シバテンのいた村』には生き物が出てくる。どの作品も好きだが、「鳥を見る」について書いてみたい。ジュウィー、ピーィッ、ピィーッ、ジッ、ジュウィーッ絹を裂くとは女性の悲鳴を形容する言葉だが小さい者らが胸毛を逆立て口を全開にして叫ぶ声はまさにそれで何事の出来(しゅったい)かと外を窺わずにはいられない 鳥の声に驚き、外を [続きを読む]
  • 金井雄二「樹を植えて」
  • 金井雄二「樹を植えて」(「独合点」130 、2017年10月10日発行) 金井雄二「樹を植えて」は「呪文」のようなことばで始まる。 ひとり死んだら樹を植える ふたり死んだら実をつける さんにん死んだら花供える必ずそうするよとぼくは言う土を掘って空を見上げると鰯雲がおおいかぶさって夏の空はいつしか亡くなっている 書き出しの「ひとり死んだら樹を植える」の主語は「ぼく」だろう。二連目の「必ずそうするよと/ぼくは言う [続きを読む]
  • 詩集「誤読」を発売中です。
  • 詩集『誤読』を発売しています。1500円(送料250円)嵯峨信之の詩集『時刻表』を批評するという形式で詩を書いています。オンデマンド形式なので、注文からお手もとに届くまでに約1週間かかります。ここを し、右側にある「製本のご注文はこちらから」のボタンを押してください。購入フォームがでてきます [続きを読む]
  • 山本純子『山ガール』
  • 山本純子『山ガール』(創風社出版、2017年08月11日発行) 山本純子『山ガール』は「詩集」ではなく「俳句とエッセー」の本。カヌー干すカレーは次の日もうまい というような、楽しい句が多い。 詩も含まれている。詩にはエッセーがついている。「花」はそばの花と、列車を撮影する人、列車に乗っている人を書いている。 そのエッセーの部分。 詩を読んだ人から「あれ、サンダーバードに乗って福井を走っているときに見える場 [続きを読む]
  • 中井ひさ子『渡邉坂』
  • 中井ひさ子『渡邉坂』(土曜美術出版販売、2017年09月09日発行) 中井ひさ子『渡邉坂』の「声」は、とても温かい。悲しい詩でも、あたたかいと感じてしまう。 「わかる」という作品。逝きました とご家族から受話器を置いて思わずうそやとつぶやいたひんやり風が吹いてきてぽつり隠れてしもた とあんたの声がした寂しいやんか隠れたなら出ておいでいるとこ教えてそこはどこ言いたいけれど言われへんそんなに悪いとこやないその [続きを読む]