nejisix さん プロフィール

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nejisixさん: 映画にロック、マンガで夜更かし
ハンドル名nejisix さん
ブログタイトル映画にロック、マンガで夜更かし
ブログURLhttp://negotozaregoto.blog.jp/
サイト紹介文これまで触れてきた映画、ロック、漫画の感想を新旧問わずに書いています
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供318回 / 365日(平均6.1回/週) - 参加 2014/10/03 19:43

nejisix さんのブログ記事

  • #1488 EDEN
  • 1997年初出 遠藤浩輝講談社アフタヌーンKC 全18巻致死性の高いウイルスの大流行にさらされ、帝国主義的な社会に変貌を遂げた近未来を描くSF大作。黄金期のアフタヌーンを支えた一作と言ってもいいでしょうね。当時、第一話を読んで「こりゃちょっとすごい新人が出てきた」と唸らされた記憶があります。決してこれまでになかったSFというわけではないとは思うんですが、小うるさいファンをも黙らせる画力と作劇の確かさがあったと [続きを読む]
  • #1487 宇宙長屋
  • 1979年初出 石川賢双葉社アクションコミックス週刊漫画ゴラクに連載されていた連作長編を双葉社が00年に再単行本化したもの。落語でおなじみの熊さん八っつあんがドタバタ劇を繰り広げる艶笑コメディなんですが、そこは石川賢ですんで舞台は宇宙。なんせなめくじ長屋が単独で地球の軌道上を回る衛星のひとつ、って設定ですんでばかばかしいというか、ふざけてるというか。けどまあ、古めかしいものを新しい器に盛るのがSFなのだと [続きを読む]
  • #1486 オン・ザ・ミルキー・ロード
  • セルビア/イギリス/アメリカ 2016監督、脚本 エミール・クストリッツア世界三大映画祭を制覇した経歴を持つボスニア・ヘルツェゴビナの監督兼俳優、クストリッツア9年ぶりの新作。私は彼の作品をこれまで一度も見たことがないんですが、なんとも不思議な映画を撮る人だなあ、というのが見終わった後の率直な感想でしたね。本作、いくつかの事実といくつかの寓話を織り交ぜた内容らしいんですが、ファンタジーと呼ぶには現実的過 [続きを読む]
  • #1485 伊賀淫花忍法帳
  • 1978年初出 石川賢双葉社アクションコミックス76年〜79年の4年間で廃刊した漫画ジョーという青年漫画誌に掲載された、同主人公の短編を集めたもの。かつてはオハヨー出版という謎の出版社から同タイトルで単行本化されてましたが、何をとち狂ったのか00年に双葉社が「時元忍風帳」を併録の上、再単行本化。虚無戦記シリーズが連続刊行されてる時でしたね、売れる、と思ったんでしょうね。見事目論見ははずれ、いまやとんでもなく [続きを読む]
  • #1484 ゲット・アウト
  • アメリカ 2017監督、脚本 ジョーダン・ピールとても本業がコメディアンである人の初監督作だとは思えぬぐらい、完成度の高い1作だと思います。シナリオが恐ろしく緻密なのにも舌を巻いたんですが、私が最も驚いたのは、主人公クリスが囚われの身となる事件の真相が明らかになった後で、前半のシークエンスが片っ端から意味を持ち出したこと。あれ、これはどういうことなのかな?と小首をかしげた場面が、見終わった後でようやく [続きを読む]
  • #1483 ブルーム・オブ・イエスタディ
  • ドイツ/オーストリア 2016監督、脚本 クリス・クラウスラジカルで無鉄砲な既婚中年男と、エキセントリックでぶっ飛んだ女子学生の奇妙な恋を描いた作品。まあ、なんと言えばいいのかよくわからん作品ではありましたね。物語の背景にあるものは結構なレベルで深刻です。主人公の男性は祖父がナチであったがゆえにホロコーストの研究に生涯を捧げてる立場ですし、ヒロインの女性は反して祖母がナチに殺された過去を持つ。そんな救 [続きを読む]
  • #1482 (r)adius/ラディウス
  • カナダ 2017監督、脚本 カロリーヌ・ラブレシュ、スティーヴ・レオナール半径15メートル以内に侵入した生物と言う生物をすべて即死させてしまう男を描いたSF。ただし、虫とか微生物はどうなのかわかりません。作中で言及されてないもので。けど、犬猫は言うに及ばず、鳩とか烏とか男が近づいただけでバタバタ悶死します。もちろん人間も数分を待たずに昇天。なぜ生物が死んでしまうのかわからない、目に見える何かが作用してると [続きを読む]
  • #1481 ある決闘 ーセントヘレナの掟ー
  • アメリカ 2016監督 キーラン・ダーシー=スミス脚本 マット・クックメキシコとの国境線近くの河に流れ着く死体の謎を追って、ある町に潜入捜査するよう命じられたテキサス・レンジャーを描く西部劇。私はあんまり西部劇に詳しくないんで断言できないんですが、テキサス・レンジャーが身分を偽って見知らぬ街に潜り込む設定ってなかなか珍しいのでは?と思うんです。当時の風俗や文化をよく知らないんで、どこまで史実に忠実なの [続きを読む]
  • #1480 いつも心はジャイアント
  • スウェーデン/デンマーク 2016監督、脚本 ヨハネス・ニホーム頭骨が変形する難病を抱えて産まれてきた男性の青年期を描いた人間ドラマ。主人公リカルドなんですが、頭骨の変形のせいで視野が普通の人より狭く、言葉も上手に喋れない障害者です。父親は行方不明、母親はリカルドを産んだ事により精神を病み入院中。本人は介護施設で補助を受けながら毎日を過ごしています。そんな彼が唯一熱中してるのがペタンクと呼ばれる球技。 [続きを読む]
  • #1479 キングスマン:ゴールデン・サークル
  • イギリス 2017監督 マシュー・ヴォーン原作 マーク・ミラー、デイヴ・ギボンズ前作もさして高くは評価してなかった私ですが、あまりに「面白かった」と称賛する人が多いので、なにか変わったのかな?と手にとってみたわけですが、ああ、うん、はい、何も変わってませんね。むしろ少年漫画化が加速したというか、ジャッキー・チェンが主演を張りそうなアクションコメディ化が顕著になった、というか。もっともらしさとかリアリズ [続きを読む]
  • 物見遊山79 奥琵琶湖にて桜を愛でる
  • 久しぶりにお出かけしてまいりました。えー今年の1月から丸3ヶ月空いたわけですが、なんでこんなに期間が空いたのか、というと寒かったからだっ!だってあなた、西日本は32年ぶりの極寒って連日報道されてるのに出かける気になりますか?出かけませんよね?いや、マジで。普通、暖かくなるのを待ちますよね?ということで今回は奥琵琶湖でございます。早い話が琵琶湖の北端。まずは最寄り駅であるJRマキノ駅へ。多分この駅を日常的 [続きを読む]
  • #1478 大災難P.T.A.
  • アメリカ 1987監督、脚本 ジョン・ヒューズ感謝祭の夜、出張先から家族のもとに帰ろうとするサラリーマンを待ち受ける、不運の連続を描いたコメディ。邦題のP.T.A.は原題であるPLANES, TRAINS & AUTOMOBILESの頭文字をとったもの。なんだかいまいち意図の汲み取りにくいひねり方だなあ、と。PTAというと日本じゃ別の意味にもとられかねない、と思うんですがまあ、いいか。特徴的なのはスティーブ・マーティンがいつもの調子でバ [続きを読む]
  • #1477 三つ数えろ
  • アメリカ 1946監督 ハワード・ホークス原作 レイモンド・チャンドラーレイモンド・チャンドラーの処女長編であり、傑作と名高い「大いなる眠り」を映画化した作品。監督はハリウッド史上、最高の名監督と評されるハワード・ホークス。主演はトレンチコートに紙巻たばこのスタイルが一世を風靡した往年のトップスター、ハンフリー・ボガート。もうね、三拍子も四拍子もそろった完璧な布陣の作品なわけです、これ。私みたいに不勉 [続きを読む]
  • #1476 プラネタリウム
  • フランス/ベルギー 2016監督 レベッカ・ズロトヴスキ脚本 レベッカ・ズロトヴスキ、ロバン・カンピヨ霊と交流できると告白し、のちに一大心霊ブームを巻き起すアメリカのフォックス姉妹を題材とした実話もの。調べた限りでは史実に忠実に映画化している、というわけではないようです。実在のフォックス姉妹は1850年代に各界を巻き込んで多くの支持者を産んだのに対し、物語の舞台は1930年代のパリで姉妹はその日暮らしという設 [続きを読む]
  • #1475 ストーカー
  • ロシア 1979監督 アンドレイ・タルコフスキー原作 ストルガツキー兄弟ある日突然、街中に現れた不可侵領域「ゾーン」への侵入を試みる男たちの物語。さて、ゾーンが一体なんであるのか、詳しくは作中で語られていません。隕石の落下後に産まれた空間だとか、そうじゃないとか。わかっているのは何も知らずにゾーンに侵入すると、帰ってこれなくなる、ということだけ。目に見えるままに進んでいては目的地にたどり着くことはおろ [続きを読む]
  • #1474 ホーリー・マウンテン
  • アメリカ/メキシコ 1973監督、脚本 アレハンドロ・ホドロフスキーカルト映画の金字塔として名高い一作。ホドロフスキーの代表作としてこの映画を挙げる人も結構いたり。まあ、ぶっちゃけ狂ってますよね、思わず笑ってしまいそうになるレベルで。普通に映画を見る感覚で視聴に望むとあっけにとられるか、ついていけなくなって途中で再生ストップが関の山。なんせオープニング、魔術師みたいな風貌の男性(錬金術師らしい)が両隣 [続きを読む]
  • #1473 インポッシブル
  • スペイン/アメリカ 2012監督 J・A・バヨナ原案 マリア・ベロン2004年に発生したスマトラ島沖地震による津波被害を実話ベースで描いた作品。カメラが追うのは偶然タイのリゾート地を訪れていたヨーロッパ人家族。なんの予兆もなく襲ってきた濁流にすべてを飲み込まれ一家離散、その後の奇跡の再会までを5人それぞれの視点でとらえた内容です。さて「奇跡」とか言っちゃうと、ついついどんな信じがたい出来事があって再会を果たし [続きを読む]
  • #1472 1984
  • イギリス 1984監督 マイケル・ラドフォード原作 ジョージ・オーウェル1949年に発表された、ディストピアSFの嚆矢とも言われるオーウェルの小説を映画化した作品。1956年に一度映画化されてるんですが、そちらは未見。どっちかというと1956年度版のほうが評価は高いみたいですね。はたしてこの作品をリメイクと呼んでいいのかどうか、調べた限りでは不明。本作の場合、小説の舞台となる1984年に合わせて映画を公開することで観客 [続きを読む]
  • #1471 ハネムーン・キラーズ
  • アメリカ 1970監督、脚本 レナード・カッスルアメリカ犯罪史上にその名を残す、レイ&マーサの殺人鬼カップルをモデルとして制作された実話ものサイコ・サスペンス。カルト的人気を得て、これまでタイトルを変え3度リメイクされてます。いちばん有名なのはジョン・トラボルタが刑事役で出演したロンリーハート(2006)でしょうかね。私は未見なんですけど。余談ですがヌーヴェル・バーグの旗手、フランソワ・トリュフォーは「私 [続きを読む]
  • #1470 ブランカとギター弾き
  • イタリア 2015監督、脚本 長谷井宏紀はて、なんでイタリアで制作されてるのに映画の舞台がフィリピンなんだろう?と疑問に思ったんですが、調べてみたら、ヴェネツィア・ビエンナーレ(現代美術の国際美術展覧会を開催してる財団)&ヴェネツィア国際映画祭が映画の制作費を全額出資してる、とのこと、なるほど納得。詳しい来歴は知らないんですが、監督&脚本をつとめた長谷井宏紀という人、主に海外を拠点として活動していたら [続きを読む]
  • #1468 散歩する侵略者
  • 日本 2017監督 黒沢清原作 前川知大劇団イキウメの舞台劇を映画化した作品。原作が舞台だったなんて全く知らなかったので、てっきり私は「こりゃ黒沢版ボディ・スナッチャーズ/恐怖の街(1956)に違いない!」などと一人興奮してたりなどしたんですが、壮大な早とちりでございました。いやはや危なかった、見当違いな文章を書くところでした。しかしまあ、この内容を舞台でやる、ってすごいなあ、と思いましたね。映画と関係な [続きを読む]
  • #1467 スターシップ9
  • スペイン/コロンビア 2016監督、脚本 アテム・クライチェ・ルイス=ソリヤ環境汚染著しい地球を捨て、新たな新天地を目指し、たった一人で恒星間宇宙飛行を続けるうら若き女性の孤独を描いた宇宙SF。宇宙船で産まれたヒロイン、エレナは船が目的地に到着する20年後までずっとひとりぼっちで生活することを強いられてます。それが物語の前提。詳しくは描かれてないんですが、どうやら新天地に行けるのは限られた人だけのよう。誰 [続きを読む]
  • #1466 ゴッド・セイブ・アス
  • スペイン 2016監督 ロドリゴ・ソロゴイェン脚本 ロドリゴ・ソロゴイェン、イサベル・ペーニャマドリードで発生した連続老女殺害事件を追う、二人の刑事を描いたサスペンス。おおむねバディもの、もしくは刑事ものと考えていいように思います。被害者側、犯人側のドラマに大きく比重をかけることなく、すべては刑事側の視点で物語は綴られていきますし。タイトルから想像するなら、多分事件の特異性の背後に潜むものを暴くミステ [続きを読む]