風の音パンフルート製作工房 さん プロフィール

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風の音パンフルート製作工房さん: 風の音パンフルート製作工房
ハンドル名風の音パンフルート製作工房 さん
ブログタイトル風の音パンフルート製作工房
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/panflutekouhara
サイト紹介文パンフルートの製作にまつわる話などを日記形式で綴ります。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供184回 / 365日(平均3.5回/週) - 参加 2014/10/04 06:30

風の音パンフルート製作工房 さんのブログ記事

  • 底ラインに化粧板取り付け
  • 被爆樹木カイヅカイブキのパンフルート製作は底部分の化粧板取り付けに入りました。  パンフルートの形は管を並べただけではあまりにも素朴すぎて強度も足りません。そこで中央部分に板で囲って「バンド形式」にしたり、底部カーブに板を囲い「箱型形式」にしたり化粧(補強板の意味もある)をいたします。パンフルートの音質には影響しませんが、見た目にも美しく落下事故などにも管に影響を及ぼさないよう衝撃吸収の意味も [続きを読む]
  • 森のコンサート会場流出後場所を変えて再構築
  • パンフルート工房ちかくの渓谷にコンサートができる会場を作りましたが、今年7月の西日本豪雨での土石流で会場設備は全て流出してしまいました。 滝の見える小高い丘に移動して再度会場作りをしています。  最近の日本は自然災害が増加しておりますが、パンフルート工房のあるこの地区でも7月の西日本豪雨災害により多大な被害が起きています。近くを流れる渓谷「みせん谷」の滝下中洲で今年4月「森のコンサート [続きを読む]
  • 音に表情を第2のアクションは
  • パンフルートから出す音に表情をこめるには意図的なアクションが必要です。  パンフルートの音に表情を込める第1は「音の強弱」でしたが、第2は「1つの音を意図的に出す」です。みなさんはパンフルート管移動は難しいとの意識で「譜面どうりにいかにスムースに進んでいくか」「音の立ち上がりに集中する」など技術的なことに気を取られていますね。これらは繰り返し練習すれば解決することであり、他の視点から音に立ち向 [続きを読む]
  • 間違いなく音が出たので一安心と思っていませんか
  • パンフルートは音を間違いやすい楽器です。そればかりにとらわれるとちじこまった演奏になりがちです。  パンフルート演奏は音が立ち上がり自分の耳でその音程の真偽を確かめるまでたしかに不安なものであります。とは言え、不安なあまりおそるおそる音を出している方が多いのです。そういう方の音は聞いていてその心が伝わって来ます。心配を心にとめず「音作り」に専念いたしましょう。練習の過程で音の立ち上げ方・膨らま [続きを読む]
  • キラキラした実用音を見つけよう
  • パンフルートの演奏は一番よく響く音を見つけながら進んで行きましょう。  パンフルート。を演奏する時の音は優しくほのぼのとした感じが出てきます。演奏者は自分の出した音に「いい音だ」と感じながら音を出し続けて行きます。ここで本人が感傷に浸ってはいけません。今出ている音を分析する目と力を持ちましょう。常に1つ1つの音を膨らませて行く段階で最も響く位置を見つけその位置で勝負いたしましょう。そのそのキラ [続きを読む]
  • 音の立ち上げ3段階で表情を込める
  • 私はパンフルートの音を立ち上げふくらませて行く過程を3段階にとらえています。  みなさんは管を移動しながらパンフルート演奏をする時「間違えるのではないだろうか」「この位置であっているのだろうか」など不安な気持ちで吹いていませんか。この気持ちは「自信なさげに吹いているな」とか「音さえ出てればよいという形だ」とか聞く人には「おそるおそる吹いている」ような余裕のない演奏に聞こえます。練習の時から音を [続きを読む]
  • 音に表情を込めることはできるか
  • パンフルートは感情を表しやすい楽器だと言われていますが、いずれにせよ何らかのアクションなしでは演奏者の感情を音に乗り移させることはできません。      先月行われた「中村純(あつし)先生を囲むパンフルートのつどい」ではみなさん懸命に「吹き間違いのないよう抑揚を抑えた演奏」が目立ちました。演奏会場本番では日頃の練習以上のものは出て来ませんので出演している演奏者の練習目線が顕著に出てきます。平坦 [続きを読む]
  • 柔らかい音のパンフルート攻略法
  • 柔らかい音の反応は鈍いのです。これを逆手にとって特徴ある音作りを展開していきます。       柔らかい音の反応は鈍いので音の立ち上げ時「ツー」のような破裂音が出るタンギングは厳禁です。打てば響く硬い音のパンフルートでは「ツー」で効果的に音は発生いたしますが、柔らかい音のパンフルートでは乱流ではなく清流を吹きかけましょう。1つ1つの音を小さく確実に立ち上げて膨らませていく動作を覚えましょう。タ [続きを読む]
  • 柔らかい音は重い・硬い音は軽い
  • パンフルートの音質をみると重い音と軽い音があるように分析しております。  「チビタケナガシンクイ虫]という竹の組織を食い荒らす虫がいる日本では、予防加工が行われます。一例の「竹を煮出す」方法では音質にも影響を及ぼし、柔らかく鈍い音になります。日本の自然界にこの虫が存在する以上、この措置後の竹を使わざるを得ません。虫のいないヨーロッパで作られた竹のパンフルートは硬く鋭い音がします。「ハキハキとし [続きを読む]
  • 柔らかい音は扱いづらいが演奏者を鍛える
  • 煮つけた竹をパンフルートとして組み立てると音は柔らかくなります。  ハキハキと闊達で打てば響くようなヨーロッパ産のパンフルートの音に比べ、どこかあいまいでぼんやりとした音に聞こえる煮つけた竹のパンフルート。柔らかい音のパンフルートの世界は演奏者の探究心を呼び起こします。一方ヨーロッパ産のパンフルートを愛用されている岩田英憲さんは、私のパンフルートの音の立ち上げの形から膨らませ方の工夫の話をした [続きを読む]
  • 竹を煮ることによる音の変化
  • 竹を水が沸騰する100°に熱することで質的変化が起こります。       パンフルート製作用に寸切りした管は大鍋に入り30分ほどぐらぐら煮付けられます。物質的な変化は透明だった水が茶色く濁ることで成分の流出が認められます。竹製品の処理に関する先人からの教えでは「竹内部組織から油分を抜き出し、虫が入りにくくする」と言われています。この処理をした竹の音質は「柔らかく」なります。硬くはじくようなヨーロ [続きを読む]
  • パンフルート管の煮出し
  • 2015年度に切り出してあった竹管を寸切りして大鍋でぐらぐら煮出します。     日本での竹製品(パンフルートを含む)の長期保存には天敵がおります。一番多いのが「チビタケナガシンクイ虫」と一見可愛らしい名前の害虫です。5月ごろ成虫が飛んできて竹内部にたまごを産み付けます。幼虫は竹内部の栄養分を食べながら成長して小さい穴をあけ外に飛び出して行きます。幼虫が食い荒らしたあとの内部は粉のようにな [続きを読む]
  • 千田小学校のパンフルートをすべて調律
  • 11月15日「平成30年度文化芸術による子供の育成事業」という文化庁の行事が千田小学校でありました。  当日はシェナ・ウインド・オーケストラという管楽器を中心とした楽団が小学校にきて演奏を行いました。楽団と千田小学校合唱隊による「アオギリの歌」コラボ演奏も企画されているということで私も聞きに行かせてもらいました。素晴らしい編曲でパンフルート・歌とオーケストラの新しい世界が見えてきました。この編 [続きを読む]
  • 中村純先生を囲むパンフルートのつどい2018
  • 今年もパンフルート愛好家が集う演奏会が広島で行われました。  この会は日本でのパンフルート教授の先駆者中村純(あつし)先生の生徒さんや先生を慕う方が集まり2011年から始まった演奏発表会です。今年の会はパンフルートを始めて数か月の方から数十年のベテランまで28名の演奏がありました。広島大学パンフルート同好会のメンバーは毎年入れ替わりますが、他の地域のクラブは当初からのメンバーが多くそれにつれ平 [続きを読む]
  • 2018パンフルートのつどい開催
  • 毎年恒例開催の「パンフルートのつどい」が今年も広島大学構内で開催されます。  とき    11月18日(日)  ところ   広島大学学士会館2Fレセプションホール        正面ゲートより南へ徒歩3〜5分。        サタケメモリアルホールとなり。駐車場あり。  じかん   13時40分より  入場    どなたでも入場できます。無料。  本日は広島の5グループ・広島パンフルートの会( [続きを読む]
  • 森のコンサート会場のあった弥山谷に行ってみる
  • 7月の西日本豪雨から4か月、パンフルート制作で待ち時間が生じたので弥山谷流出の現場に沢歩きをしてきました。       山頂の水源近くの支流が崩れ、ここから土石流が発生。                 7月の西日本豪雨ではパンフルート制作工房のあるこの地区でも大きな被害をもたらしましたが、今年春(4月)にこけら落としのパンフルートコンサートを行った弥山谷森のコンサート会場も流出の被害を受けま [続きを読む]
  • 神様でも変えることはできない音質
  • このパンフルート組み立て時点で音質は全て決定しております。あと製作者が演奏家が、いかなる小細工を施しても本質を変えることはできません。  被爆樹木カイヅカイブキのパンフルートが組みあがりました。まだ穴が貫通している段階で音質に関わる最後の調整をいたします。これ以後の工程で音質を変えることはできません。歌口を深く削り込み「私がパンフルートの音を成長させた」と主張される演奏家のかたがおらおられます [続きを読む]
  • 組み立て後の糊を安定させる時間
  • パンフルートの形保持は台座の上に10日以上乗せておくのが一番です。   パンフルート管の隙間に埋められた糊(当工房では住宅環境対策品木工ボンド使用)は固まるまで一定時間を要します。商品説明文には「24時間以上静置してください。」と書いてありますが、私はできるだけ長く10日ぐらい静置しています。次工程で圧力がかかった時、糊が一部でも剥がれたら音に影響を及ぼすからです。管が組みあがって形が見えだした [続きを読む]
  • 均等の肉厚で削り進める
  • 単独で隣り合う管の接着面削りは失敗のないよう慎重に進めます。  これは組み上がった瞬間の写真です。管の隣り合う内径は選別した段階より小さいほうから0・2?違いから大きいほうの0・5?違いまで順に並べてあります。同じ径の管が隣り合うことはありません。管どうしの接着面の寸法も同様に(当工房の寸法取りで)4・2?から5・5?まで順に並んでいます。逆に少なくなることはあり得ません。パンフルートは感触が [続きを読む]
  • 台座の上で組立作業
  • パンフルート単管は接着面を削り順に台座の上に並べて行きます。  パンフルートは直接的に接着するのではなく、主に体の胸部分に沿う曲線で並べて行きます。その曲線の値はメーカーや工房によって多少の差がありますが、私の「風の音パンフルート制作工房」の場合スイスのDAJOERI工房と同程度の半径240?としております。インターネット等で販売されている韓国製では半径280?ぐらいのゆるいカーブのパンフルートも見 [続きを読む]
  • 管を音程順に選別
  • 被爆樹木カイヅカイブキのパンフルートの最終材は、完成へ向け組立作業に入ります。  パンフルート製作のおり通常は同じ材で複数台作ります。この度の被爆樹木カイヅカイブキのパンフルート根株材でも大小数台製作の予定です。単管が一人前に仕上がると隣合わせとなる管を選ぶ作業に入ります。木の管の場合大まかに色の濃い芯の部分・中間部分・外側の白色を含む部分と3グループに分けます。それができるだけ混ざり合わない [続きを読む]
  • 朝5時起きは寒くなりました
  • 私のパンフルート中心の生活は「早寝早起き」です。朝5時起床。  朝食後大人の猫3匹は薪ストーブの側で一寝入り。  11月に入ると朝晩は冷え込みます。前日の8時に就寝、9時間たっぷり寝た翌朝5時に起床します。ほとんどのみなさんはまだ夢の中でしょうが、5時すぎに新聞朝刊が届いたり5匹の猫が待っていたりと世の中は動き始めています。朝頭が冴え冴えきっている時パンフルートの練習をしますが、この時期じっとしてい [続きを読む]
  • 単体のうちにとことん仕上げる
  • パンフルートの音質は組み立て後の歌口の加工などの小細工で決まるものではありません。  パンフルートの音は単体のうちに90%性格づけられます。あと5%が組立技術、残りの5%が組立最終段階での歌口の丸みつけ加工となります。演奏家に渡った後はその演奏家のくせに馴染むだけで本質的な音質は変わるものではありません。この被爆樹木カイヅカイブキ最終材のパンフルートを使用してされる予定の岩田英憲さんは、よく「 [続きを読む]