言葉の救はれ??時代と文學 さん プロフィール

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言葉の救はれ??時代と文學さん: 言葉の救はれ??時代と文學
ハンドル名言葉の救はれ??時代と文學 さん
ブログタイトル言葉の救はれ??時代と文學
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/logos6516
サイト紹介文言葉は道具であるなら、もつとそれを使ひこなせるやうに、こちらを磨く必要がある。
自由文日常生活の言葉遣ひを吟味し、言葉に学ばう。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供129回 / 365日(平均2.5回/週) - 参加 2014/10/06 21:46

言葉の救はれ??時代と文學 さんのブログ記事

  • 東京ぶらり旅 二日目
  • 二日目は渋谷、恵比寿、新橋、台場と移動した。 渋谷の東急本店にジュンク堂があることを知り、出かけた。学生時代、上京しては四日間ほどこの辺りをうろついてゐた。友人に会ひ、先輩に会ひ、アルバイトをし、勤しんだ場所である。もちろん貧乏学生には東急百貨店本店はまつたく縁のない場所であつたが、あの上品な雰囲気に引かれてゐた。流通企業好きとしては渋谷の街は楽しい街であつた。 ゆつくり楽しんで二冊本を買ひ、次の [続きを読む]
  • 東京ぶらり旅
  • あんまりにも愉快でないことが続いてゐるものだから、上京して美術館巡りと知人訪問をしてゐる。 政治主義にとらはれてゐる人々が、勢力争ひを目の前で繰り広げるのを見てゐると、心が苦しくなつてくる。 かつて福田恆存が平和論争の折に、「平和論の進め方についての疑問」を書かれたが、その折の心情を伺ひ知ることができた。平和論とは平和を実現するための議論ではなく、ソ連の世界戦略に加担する進歩的文化人の主張を受け [続きを読む]
  • 今日の富士も美しい。
  • あんまりにも愉快でないことが続いてゐるものだから、上京して美術館巡りと知人訪問をしてゐる。 政治主義にとらはれてゐる人々が、勢力争ひを目の前で繰り広げるのを見てゐると、心が苦しくなつてくる。 かつて福田恆存が平和論争の折に、「平和論の進め方についての疑問」を書かれたが、その折の心情を伺ひ知ることができた。平和論とは平和を実現するための議論ではなく、ソ連の世界戦略に加担する進歩的文化人の主張を受け [続きを読む]
  • 時事評論 11月号
  • 「時事評論石川」11月号のお知らせ。 今月号の内容は次の通り。 どうぞ御關心がありましたら、御購讀ください。 1部200圓、年間では2000圓です。(いちばん下に、問合はせ先があります。)                     ● 総選挙が終はり、この間に起きた政治的な出来事の意味を識者が解説してゐる。なるほどと思ふことばかりで、頭が整理される。是非ご一読を。     ☆    ☆    ☆ 国難突 [続きを読む]
  • 手すりは切れた。
  •  京都大学の現代文の過去問演習を続けてゐる。 2016年の文系2番は、小説家黒井千次の『聖産業週間』であつた。小説と言つても劇的な展開があるものではなく随筆のやうなもので、フィクション、ノンフィクションかどうかによつて解答が変はるといふものではなく、そこに出てゐる人物の心理や表現を分かりやすく説明すればよいといふスタイルである。とは言へ東京大学(4番は似てゐるやうな問題もあるが)ではまづ出さないだらう出 [続きを読む]
  • 映画『しゃぼん玉』を観る
  •  しゃぼん玉 [Blu-ray]林遣都,市原悦子,藤井美菜,相島一之,綿引勝彦ギャガ   しゃぼん玉 (新潮文庫)乃南 アサ新潮社 たまたま雑誌でこの映画のことを知り、どうしても見たくなつた。 宮崎県椎葉村の話である。宮崎県出身の家内が教へてくれたのであるが、今月DVDになつたといふのでツタヤで借りて観ることにした。私も宮崎県で六年間働いてゐたので、愛着がある。椎葉村には行つたことはないが、山の中の風景を懐かしいと感 [続きを読む]
  • ヘッセ再訪
  • 車輪の下に (角川文庫クラシックス)秋山 六郎兵衛角川書店車輪の下 (新潮文庫)Hermann Hesse,高橋 健二新潮社車輪の下で (光文社古典新訳文庫)松永 美穂光文社 今度は、『車輪の下で』である。高橋健二ほかの訳は『車輪の下』であるが、私は秋山六郎兵衛の訳で読んだので、『車輪の下で』である。理由は特にない。途中最新訳の光文社古典新訳文庫(これも『車輪の下で』)も参照したが、秋山の訳はずゐぶんと古いものであるが、そ [続きを読む]
  • 来年に望みも無しに暦買ひ
  •  寒くなつてきた。昨日は今秋初めてストーブに火を入れた。 何の望みを抱いてゐるわけでもない。手帳には決まりきつた予定しか入つてゐない。 来年に何かをかけてゐるのでもない。 それなのに今日、カレンダーを買つた。 未来に何かを期待してゐるのだらう。努力もなしに。  日曜日、古本屋に本を売つた。段ボール三箱である。大事な全集を売つたが、「値が付きません」と一言。どうでもいいやうに思へる本が30冊ほど、20 [続きを読む]
  • ヘッセ『ペーター・カメンツィント』を読む。
  • 郷愁―ペーター・カーメンチント (新潮文庫)高橋 健二新潮社 夏に読んだ本のなかで、この『ペーター・カメンツィント』が紹介されてゐたので読んでみた。一日一章づつ。八日で読み終はる。聖なるものと汚れたものとに引き裂かれて生きるヘッセそのもののやうにも思へる「カメンツィント」の生き方に引き寄せられた。ヘッセ27歳の出世作だが、私はこの年にして読んだ。ヘッセの魂の震へを感じた。彼もまたその年には詩人として自 [続きを読む]
  • 『矢内原忠雄』を読む
  • 矢内原忠雄――戦争と知識人の使命 (岩波新書)赤江 達也岩波書店 卒論では、内村鑑三をテーマにした。キリスト教は、なぜ日本では受容されないのか、それを内村鑑三の生き方を手掛かりに論じた。大した内容もないので、読みかえすこともしてゐないが、内村鑑三を20歳そこそこの私は、先生もゐない中で読み進めて行つた。キリスト教の専門家から見れば見当違ひの指摘もあつただらう。しかし、唯物史観の塊であつた指導教官からは「 [続きを読む]
  • 『職業としての学問』を読む。
  • 職業としての学問 (岩波文庫)Max Weber,尾高 邦雄岩波書店 新装版 [現代訳]職業としての学問―格差が身近になった現代に「働く意味」をいかに見出すのか三浦 展プレジデント社 何度読んでも頭に入つてこない。それでゐて気になるからまた手にしてしまふ。本書はさういふ本である。 今回何度目だらうか。10年前に初めて読んだといふのは分かる。なぜならさう本にメモしてあつたからである。丁寧に、シャープペンで感想まで書いて [続きを読む]
  • 『ひよっこ』終はる。
  • 連続テレビ小説 ひよっこ 完全版 ブルーレイ BOX1 [Blu-ray]有村架純NHKエンタープライズ 能力の乏しい脳をフル回転して一日をやり過ごして家に帰る。食事を食べたら強烈な睡魔に襲はれるので、録画を見るなら食事中に限る。その時間に丁度いいのが朝の連続ドラマである。 『ひよっこ』が先週の土曜日に終はつた。モデルがあるわけでもないドラマなので、展開も自由だ。登場人物たちも自由に脚本化が設定できる。時代も場所も思 [続きを読む]
  • 『カエルの楽園』を読む。
  • カエルの楽園 (新潮文庫)百田 尚樹新潮社 文庫になつたら読まうと思つてゐたら、想像以上に早く文庫になり、直ちに読んだ。三時間ほどで読める。内容は、まさに現代日本を戯画化したものである。安全保障を巡る私たちの国の言論状況のお粗末ぶりを真剣に的確に書いてゐる。 しかし、百田尚樹氏は楽しくはなかつたであらう。笑ひながら書いてゐたかもしれないが、平和主義者の主張の方をたくさん書かなければならないのである [続きを読む]
  • 『オデッセイ』を観る。
  • オデッセイ [Blu-ray]マット・デイモン,ジェシカ・チャステイン,クリステン・ウィグ,キウェテル・イジョフォー,ジェフ・ダニエルズ20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン ふとしたきつかけで『オデッセイ』を観ることになつた。 アメリカ映画。不慮の事故で火星に一人取り残された仲間を再び地球に帰還させるといふ話。 死んだと思つてゐた仲間が生きてゐたといふことを知る。船長はその仲間が死んだはずだと [続きを読む]
  • 犬塚勉の絵を観る。
  •  二週間ぶりに休みが取れたので、県内の美術館でやつてゐる「リアルのゆくえ」展を観に出かけた。高島野十郎の絵との再会も楽しみであつたが、なんといつても今回はスーパーリアリズムと呼ばれる写真のやうな絵画を描く犬塚勉の絵を観るのが楽しみであつた。 ここに貼り付けることはご法度だらうから、犬塚勉の公式ホームページを張り付けておくので興味のある方はご覧ください。そこに出てゐる「梅雨の晴れ間」(1986年)と、ホ [続きを読む]
  • 『関ヶ原』を観る。
  •  8月26日公開を待ち望んでゐた。もつと正確に言へば、公開が遅すぎである。お盆の頃に公開してくれれば場所も時間も選べたのにである。 内容は、とても良かつた。最初の20分はもたもたしてゐたが、あとは食ひ入るやうに見てしまつた。途中で細かいことについては知識がついていけないところもあつたが(この辺りのところは不満の人も多いやうだ)、家康や島津に嫌な感じを抱き、小早川にいらいらした感情を抱いたのはいつもなが [続きを読む]
  • 夏過ぎる頃、ニヒリズム
  • 反学問のすすめ―視点 2松本 道介邑書林 夏休みが終はる頃、学生時代は危機を迎へてゐた。宿題をためてゐたせいもあるが、宿題が手につかない状況になるからでもあつた。今の言葉で言へば「うつ」といふことにならうが、我が家の語彙にはさういふ言葉はなく、怠け心といふことになり、自分自身もその怠け心に負けてなるものかといふことで体を奮ひ起こして学校に行つてゐた。家にゐて何もせず、ただ時間を無駄に過ごしてゐた。さ [続きを読む]
  • 箕面の滝
  • 昨日はふと思ひ立ち、箕面の滝に出かけた。バスで箕面駅に行き、歩いて45分ほど。薄曇りの絶好の散策日和。気持ちよい汗をかいた。 やうやく夏休みらしい一日を過ごした。今夏は教員免許更新に物心を費やした。かういふ一律研修をして何になるのか。行政府が真面目に教育を考へてゐない証拠であらう。教員免許を持つてゐない大学の先生が教員免許の更新の研修をするといふのもをかしなものだ。初等中等教育と大学との関はりは [続きを読む]
  • 『現代建築のトリセツ』を読む。
  • 現代建築のトリセツ (PHP新書)松葉 一清PHP研究所 「現代建築」に強い関心がある。最初に心惹かれたのは、代々木体育館だ。丹下健三の設計である。大阪万博の大屋根、それをぶち抜いた岡本太郎の「太郎の塔」いやいや「太陽の塔」、あの時代の建築はとても魅力的である。モダニズム建築とひとくくりにされるが、実用一辺倒といふわけでもないやうな気がする。建築は思想を体現してゐるが、思想だけで建築を語るのもどうかと思ふ。 [続きを読む]
  • なんだか変な本だつたな。
  •  知人に勧められて、こんな本を読んでみた。現代ニッポン論壇事情 社会批評の30年史 (イースト新書)北田暁大,栗原裕一郎,後藤和智イースト・プレス 著者の三人をいづれも知らない。ただ、現代の批評はつまらないなと思つてゐたので、その「事情」を知るのもいいかと思つて手を出してみた。 曰く。論者が経済を知らないからだ。 曰く。論者が若者を見くびつてゐるからだ。 曰く。論者が安倍憎しで凝り固まつてゐるからだ。 こ [続きを読む]
  • 『ネガティブ・ケイパビリティ』を読む。
  • ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力 (朝日選書)帚木蓬生朝日新聞出版 このブログを継続して読んでくださつてゐる方は、ご存じかもしれないが『ケイパビリティ』といふ言葉を今年になつて取り上げたことがある。その意味は、「能力、手腕、性能」といふ意味である。 その言葉の前に「ネガティブ」と著者の帚木は付けて「答えの出ない事態に耐える力」といふ意味にとらへてゐる。この言葉を最初に使つたのは [続きを読む]
  • 芥川賞「影裏」を読む。
  •  昨日は終日、大阪市立大学で「越境の文化論」といふテーマの講義を受けた。教員免許を更新するためには、大学での受講が必須であるからだ。午前中は、映画について(西部劇を中心に)、文学について(イギリスの唯美主義作家ウォルター・ペイター)。午後は、民話について(異類婚姻譚を中心に)、そして演劇について(蜷川幸雄)である。 とても興味深い内容であつたが、かういふことを義務化してどうするのかといふ気もする。 [続きを読む]