みけの物語カフェ ブログ版 さん プロフィール

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みけの物語カフェ ブログ版さん: みけの物語カフェ ブログ版
ハンドル名みけの物語カフェ ブログ版 さん
ブログタイトルみけの物語カフェ ブログ版
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/mikeyomoyama
サイト紹介文いろんなお話を綴っています。短いお話なのですぐに読めちゃいます。お暇なときにでも、お立ち寄りください
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供333回 / 365日(平均6.4回/週) - 参加 2014/10/11 20:25

みけの物語カフェ ブログ版 さんのブログ記事

  • 0354「狩りしない?」
  •  僕(ぼく)は街中(まちなか)で声をかけられた。後ろを振(ふ)り返ると、そこにはキュートな女の子が…。しかし、彼女の出(い)で立ちは奇妙(きみょう)なものだった。背中(せなか)には弓矢(ゆみや)を背負(せお)い、長い槍(やり)を手にしている。僕は目を疑(うたが)った。こんな格好(かっこう)で逆(ぎゃく)ナンするなんて、どういうつもりだ? 彼女は僕を見つめて言った。「ねえ、一緒(いっしょ)に狩(か)りしない?」「かり? かりっ [続きを読む]
  • 0353「愛のカタチ」
  • 「ねえ、愛(あい)してるって言って」女は男を見つめて言った。 男は面倒(めんど)くさそうに答える。「このまえ言っただろ。そんなこと、いちいち――」「この前は、この前よ。今のあなたの気持ちを訊(き)きたいの」 女は男の愛を確(たし)かめたかった。でも男は、そんな女を疎(うと)ましく思っていた。別に嫌(きら)いになったわけじゃない。ただ、愛の言葉(ことば)を口にするのが苦手(にがて)なのだ。女は食い下がる。「どうして [続きを読む]
  • 0352「昔の彼」
  • 「えっ! 梶原(かじわら)君? 梶原君なの?」 彼と会うのは…、10年ぶり、かな? 高二のとき何となく付き合い始めて、卒業(そつぎょう)とともに疎遠(そえん)になってしまった。そもそも、あの頃(ころ)の私たちって、本当(ほんとう)に付き合ってるって言えたのかな? 人を好きになるってことがどういうことなのか、よく分かってなかった気がする。まだまだ子供(こども)だったのよ。「もう、こんなとこで会えるなんて思っても [続きを読む]
  • 0351「ヘコんだ日」
  •  今日は彼とデートの日。明け方近くまでかかって、たまっていた仕事(しごと)も片(かた)づけた。今日一日、仕事のことなんか忘(わす)れて彼と目一杯(めいっぱい)楽しもう。私は、ウキウキしながら家を出た。 待(ま)ち合わせの場所(ばしょ)で彼を見つけて、私は手を振(ふ)りながら彼に駆(か)け寄る。彼は、私を見るなりつぶやいた。「今日は可愛(かわい)くないよな。お前の顔、何か変(へん)だぞ」 私は言葉(ことば)を無(な)くした [続きを読む]
  • 0350「光る森」
  •  森の中を男と女が歩いていた。どうやら道に迷(まよ)ってしまったみたい。女は言った。「ねえ、ほんとにこっちでいいの? もう、あたし、疲(つか)れた」「もうすぐだって。たぶん、こっちの方だと思うけど…」男は自信(じしん)なさげに答える。「何それ。あなたが言ったのよ。こっちの方が近道(ちかみち)だって」「だから、近道だと思ったんだよ。何となく、こう、引(ひ)かれるもんが…」「もう、イヤ! あなたっていっつもそう [続きを読む]
  • 0349「涙のわけ」
  •  女性の涙(なみだ)は美しい。誰(だれ)かがそんなことを言っていた。しかし、その裏(うら)にはおぞましい策略(さくりゃく)が隠(かく)されている場合(ばあい)もあるかもしれません。「あれ、桜井(さくらい)さん? どうしたの、こんな時間まで」 営業(えいぎょう)から戻った藤本(ふじもと)が驚(おどろ)いたように言った。もう終業(しゅうぎょう)の時間はとっくに過(す)ぎている。「あの…。藤本さんこそ、どうしたんですか?」香里 [続きを読む]
  • 0348「いいもん、わるもん?」
  • 「ねえ。ママは、いいもん? わるもん? どっちなの?」 幼稚園(ようちえん)に通(かよ)い始めた男の子が、迎(むか)えに来たママに訊(き)いた。ママは笑(わら)いながら答(こた)える。「そうねえ、ママは、いいもんかな。ヨシ君(くん)は、どっち?」「ボクも、いいもんだよ。じゃあ、わるもんはパパだね」「えっ? パパがわるもんなんて、かわいそうだよ。パパも、いいもんにしてあげないと」「でも、いいもんだけじゃつまんない [続きを読む]
  • 0347「場末の酒場」
  •  若者(わかもの)が一人、場末(ばすえ)の酒場(さかば)の暖簾(のれん)をくぐった。店の中にはタチの悪(わる)そうな客(きゃく)と、一癖(ひとくせ)も二癖(ふたくせ)もあるような女が、喧騒(けんそう)の中たわむれていた。若者は明らかに場違(ばちが)いな存在(そんざい)だ。 若者は、カウンターで一人、つまらなそうに呑(の)んでいる女に声をかけた。「あの、人を捜(さが)してるんですが…。近藤幸恵(こんどうゆきえ)と言います。ご存 [続きを読む]
  • 0346「姉の弱点」
  •  横暴(おうぼう)な姉(あね)に悩(なや)まされていた弟(おとうと)。いつも顎(あご)で使われていた。でも、姉に彼氏(かれし)ができたことで、その立場(たちば)が逆転(ぎゃくてん)しそうな雰囲気(ふんいき)。それは、姉のいろんな秘密(ひみつ)を弟がにぎっているからだ。もし彼氏に知られたら、どういうことになるのか――。姉は気が気でない。 例(たと)えば、小学生の頃(ころ)の恥(は)ずかしい話とか、いろいろ上げれば切りがない。 [続きを読む]
  • 0345「仕返し」
  • 「ねえ、ホントにやっちゃうの?」裕二(ゆうじ)は声をひそめて言った。「当(あた)たり前よ。あたしを捨(す)てたのよ。これでも生(なま)ぬるいくらいだわ」 和美(かずみ)は、昨日(きのう)まで付き合っていた彼に振(ふ)られたのだ。それも、ただ一言でバッサリと。その恨(うら)みを晴(は)らそうと、和美は彼を呼び出したのだ。「でも、何で俺(おれ)が?」裕二はまだ納得(なっとく)がいかないようだ。「なに言ってるのよ。あなた、何 [続きを読む]
  • 0344「疑惑」
  •  夫(おっと)が仕事(しごと)から帰ると、妻(つま)は置き手紙(てがみ)を残して実家(じっか)へ。夫は慌(あわ)てて迎(むか)えに行ったのだが…。「何なんだよ。この、<実家へ帰らせてもらいます>って」 夫は妻を前にして言った。妻は、ふくれた顔をして夫をにらみつけると、「私、別れます。もう、あなたのことが信じられない」「貴志(たかし)君、どういうことなんだ?」妻の父親(ちちおや)が口をはさんだ。「君(きみ)は、浮気(う [続きを読む]
  • 0343「社長の恋」
  •  若(わか)くして事業(じぎょう)を興(おこ)した女性社長(しゃちょう)。今まで仕事(しごと)のことしか頭になかった。でも、ひょんなことから、三十路(みそじ)を前にして恋(こい)をしてしまった。そのお相手(あいて)は――。「えーっ! 二十四…、二十四なの?」彼女は明らかに動揺(どうよう)していた。「俺(おれ)って、老(ふ)けて見られるんだよね。いつも三十代だと思われてて」 若者(わかもの)はあっけらかんとしていた。彼女は [続きを読む]
  • 0342「寝言」
  •  妻(つま)は朝からご機嫌(きげん)ななめ。どうやら、夫(おっと)が寝言(ねごと)で女性の名前(なまえ)を呟(つぶや)いたようで…。「だから、知らないって。そんな名前」夫は困惑(こんわく)顔で言った。「知らないわけないでしょ。あなたの口から出た名前よ。ちゃんと説明(せつめい)して」「そんなこと言われても…。たかが寝言じゃないか」「たかが? たかがって何よ。やっぱり、やましいことがあるのね」 妻は疑(うたが)いの目を [続きを読む]
  • 0341「待ち伏せ」
  •  私には片思(かたおも)いの先輩(せんぱい)がいる。学校で何度か告白(こくはく)を試(こころ)みたが、二人だけになるチャンスもなく今にいたっている。でも、今日こそは誰(だれ)にも邪魔(じゃま)されず、告白してやるぞーぉ。 私、気づいたの。夕方(ゆうがた)、部屋の窓(まど)から外(そと)を見たとき、先輩が家の前を歩いていた。まさか、先輩が塾(じゅく)に行くのに、私の家の前を通るなんて。何で今まで気づかなかったのよ。 先 [続きを読む]
  • 0340「正直者」
  • 「お前、また振(ふ)られたんだってな。これで何回目だ?」「えーっと、二十回目までは数えていたんですが…」「今回も、あれだろ? 初対面(しょたいめん)の女に、好きだって、迫(せま)ったんだろ」「いや、迫ったつもりはないんですが、僕(ぼく)の本当(ほんとう)の気持(きも)ちを分かってもらおうと…」「あのな、そんなんじゃ誰(だれ)だって逃(に)げ出すぞ。全然(ぜんぜん)知らない男からそんなこと言われて、ホイホイついてく女 [続きを読む]
  • 0339「夫婦が別れる時」
  • 「ねえ、泊(と)まってもいい? 今日は帰りたくないの」 静香(しずか)は今にも泣(な)きそうな顔をして鼻(はな)をすすった。さっきまで楽しくおしゃべりしていたのに、どうしたのか? でも、好恵(よしえ)には何となく分かっていた。何かあるんだなって。「どうしたの? 旦那(だんな)さんと喧嘩(けんか)でもした?」「ううん、そんなんじゃ…。最近(さいきん)変なの。あたし、どうしてあの人と結婚(けっこん)したんだろ。あたし、 [続きを読む]
  • 0338「女神が美人?」
  •  男は、突然(とつぜん)目の前に現れた女に向かって言った。「なに言ってんだよ。女神(めがみ)って顔じゃないだろ。冗談(じょうだん)もほどほどにしてくんない」「そう、別にいいのよ。あたしも、こんなことやりたくないし。ずっと独(ひと)りでいなさい」 女は不機嫌(ふきげん)な顔をして、「恋(こい)の女神を怒(おこ)らせるなんて、どうなっても知らないから」「残念(ざんねん)でした。俺、彼女いるから。欺(だま)すんなら他の男 [続きを読む]
  • 0337「猫カメラ」
  •  教授(きょうじゅ)は助手(じょしゅ)の未来(みく)の肩(かた)に手をやり言った。「どうだね。彼の行動(こうどう)は?」 未来は教授の手をどけさせようと肩を動かして、「何か、どっかのお店(みせ)に入ったようです」「お店?」教授はモニターを見つめた。そこは、どこかで見覚(みおぼ)えのある…。 モニターにドレスを着た若い女性が現れた。彼女は彼を抱(だ)きあげたらしく、お店全体(ぜんたい)がモニターに映(うつ)し出された。 [続きを読む]
  • 0336「初めての料理」
  • 「ごめんね。そんなことまで…」布団(ふとん)の中で彼は弱々(よわよわ)しく言った。「大丈夫(だいじょうぶ)よ。そんなこと言わないで」彼女はにっこり微笑(ほほえ)むと、「これでも、料理(りょうり)は好きなのよ。元気(げんき)になるように、美味(おい)しいもの作るから待ってて」 彼女はそう言うと台所(だいどころ)へ立った。だが、一つ問題(もんだい)が…。信じられないことかもしれないが、彼女は今まで一度も料理をしたことが [続きを読む]
  • 0335「あなたは誰?」
  •  部屋(へや)の片付(かたづ)けをしていたとき、一枚の写真(しゃしん)を見つけた。それは本棚(ほんだな)の中の、本の間(あいだ)にずっと挟(はさ)まっていたようだ。たまっていた本を処分(しょぶん)しようと思わなかったら…、手に取った本をパラパラとめくらなかったら…、いつまでも気づくことはなかっただろう。 その写真に写(うつ)っているのは、間違(まちが)いなく私。でも、私の隣(となり)に写っている男性は…、誰(だれ)なん [続きを読む]
  • 0334「神様のお告げ」
  • <今日、最初(さいしょ)に言葉(ことば)を交(か)わした人と、お前は恋(こい)をする>「ええっ…。どうして? そんなこと…」愛菜美(まなみ)はうなされるように寝言(ねごと)で呟(つぶや)くと、布団(ふとん)の中からはね起(お)きて叫(さけ)んだ。「何でよ!」 我(われ)に返った愛菜美は、辺(あた)りを見回してホッと胸(むね)を撫(な)で下(お)ろす。「今のは夢(ゆめ)…。夢だったんだ。あーっ、何て夢なの――」 ――彼女は顔を洗( [続きを読む]
  • 0333「花粉デビュー」
  •  周(まわ)りでくしゃみをしたり鼻(はな)をかんだりしている人が増(ふ)えていた。友達(ともだち)にも何人かいて、その辛(つら)さは何となく分かっていたつもりでいた。私には、花粉症(かふんしょう)なんてずっと他人事(ひとごと)のようにしか思えなかった。だって、全然(ぜんぜん)平気(へいき)だったんだから。ついこの間(あいだ)までは――。 それは突然(とつぜん)やって来た。鼻がムズムズしてきて、くしゃみが止まらない。目も [続きを読む]
  • 0332「君はだれ?」
  •  雄介(ゆうすけ)は窓(まど)を叩(たた)く音で目を覚(さ)ました。どうやら勉強(べんきょう)の途中(とちゅう)で寝(ね)てしまったようだ。また、窓を叩く音。雄介は首(くび)を傾(かし)げならがカーテンを開けてみる。すると、窓の外のベランダに女の子が一人。その女の子はにっこり笑(わら)うと、ここを開けてという仕草(しぐさ)。 雄介は驚(おどろ)いた。でも、ちょっと可愛(かわい)い子だったので、思わず窓を開けてしまった。これ [続きを読む]
  • 0331「スマちゃん」
  •  流行(はやり)に乗り遅(おく)れまいと佳代(かよ)はスマートフォンを購入(こうにゅう)した。これで友達(ともだち)からバカにされることは無(な)くなるだろう。佳代は早速(さつそく)電源(でんげん)を入れて使ってみることに。CMでやってるように、スマちゃんに話しかけてみた。「あたしのこと、好(す)き?」 速攻(そつこう)返事(へんじ)が返ってくる。「好きって言ってほしいのか? うざい」 佳代は一瞬(いつしゆん)言葉(ことば) [続きを読む]
  • 0330「お返し」
  •  とある会社(かいしゃ)の会議室(かいぎしつ)。男性社員(しゃいん)が集まって秘密(ひみつ)の会議が開かれていた。議題(ぎだい)は、ホワイトデーのお返(かえ)しをどうするか。課長(かちょう)がまず提案(ていあん)を出した。「今年は、みんなでお金を出しあって、不公平(ふこうへい)のないようにしたらどうだろう」 強硬派(きょうこうは)からは、「そんなのやめましょうよ。向こうが勝手(かって)に配(くば)ってるんですよ。どういう [続きを読む]