みけの物語カフェ ブログ版 さん プロフィール

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みけの物語カフェ ブログ版さん: みけの物語カフェ ブログ版
ハンドル名みけの物語カフェ ブログ版 さん
ブログタイトルみけの物語カフェ ブログ版
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/mikeyomoyama
サイト紹介文いろんなお話を綴っています。短いお話なのですぐに読めちゃいます。お暇なときにでも、お立ち寄りください
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供335回 / 365日(平均6.4回/週) - 参加 2014/10/11 20:25

みけの物語カフェ ブログ版 さんのブログ記事

  • 0294「お買い物」
  •  子供(こども)を連れてスーパーへお買い物。今日の晩(ばん)ご飯(はん)は何にしようかな? あれこれと、店内(てんない)を回ってカゴに商品(しょうひん)を入れていく。家計(かけい)を預(あず)かる身(み)としては、なるべく安くていいものを買わないといけない。私はふっとカゴの中を見た。すると、知らないうちにお菓子(かし)の箱(はこ)が入っている。私はその箱を手に取り、子供に聞こえるようにつぶやいた。「おかしいわね。この [続きを読む]
  • 0293「最終電車」
  •  電車(でんしゃ)の中でうとうとしていた私。微(かす)かに駅(えき)の名前が繰(く)り返し聞こえてきた。私はハッと目が覚(さ)める。その駅名は、私の家とは反対方向(はんたいほうこう)の駅だったのだ。駅のアナウンスが、最終(さいしゅう)電車であることを告(つ)げていた。私は急いで扉(とびら)へ向かった。しかし、無情(むじょう)にも私の鼻先(はなさき)で扉は閉まってしまった。 私は扉から外を見た。でも、その景色(けしき)は何 [続きを読む]
  • 0292「爆弾娘」
  •  社内(しゃない)の若者(わかもの)たちが新年会(しんねんかい)を開いていた。そこへ、ひとりの女性が入って来た。彼女を見るなり、その場にいる人たちのざわめきが聞こえた。「誰(だれ)だよ。あいつを誘(さそ)ったのは?」男性のひとりがささやいた。「幹事(かんじ)の斉藤(さいとう)だろ。あいつ、なに考えてんだよ。爆弾(ばくだん)娘を呼ぶなんて」 それは、社内恒例(こうれい)の忘年会(ぼうねんかい)のとき。酔(よ)っぱらった彼 [続きを読む]
  • 0291「せっかち姫」
  •  昔々(むかしむかし)、あるところにせっかちな眠(ねむ)り姫(ひめ)がいました。姫は眠りならが思いました。「百年なんて、眠ってられないわ。目が覚(さ)めたとき、おばあちゃんになってるかもしれないじゃない。早く来て、あたしの王子様(おうじさま)!」 そんな願(ねが)いがかなったのか、城(しろ)に一人の王子がやって来ました。王子は姫の眠る部屋を見つけると、足音(あしおと)を立てながら入って来ます。姫はドキドキしながら [続きを読む]
  • 0290「心強い味方」
  •  かすみは部活(ぶかつ)へ向かう先輩(せんぱい)を呼び止めた。そして震(ふる)える手で、手紙(てがみ)を差(さ)し出し、「あの…、これ、読(よ)んで下さい」 先輩の顔なんか、まともに見られない。 先輩は手紙を受け取り言った。「君って、柄本(えのもと)かすみだよな」 かすみは驚(おどろ)いて顔をあげる。まさか、自分の名前(なまえ)を知ってるなんて。だって、話(はな)しもしたことないし、私は遠(とお)くから見てただけなのに [続きを読む]
  • 0289「何でそうなるの?」
  •  夫(おっと)が帰宅(きたく)すると、待っていた妻(つま)が言った。「ねえ、あたしのこと愛(あい)してる?」 夫は一瞬(いっしゅん)ビクッとした。別にやましいことがあるわけじゃない。それは断言(だんげん)できる。でも、突然(とつぜん)そんなことを面(めん)と向かって言われると、何かあるのかと勘(かん)ぐってしまう。今日は、特別(とくべつ)な日ではないと思うのだが…。妻は、夫の反応(はんのう)に不満(ふまん)なのか、さらに [続きを読む]
  • 0288「隣の神様」
  •  私の家の隣(となり)には神様(かみさま)が住(す)んでいる。そのことを知ったのは、四月の下旬(げじゅん)。私が遅刻(ちこく)しそうになった時だった。もう完全(かんぜん)にアウトだったのに、神様が私を会社(かいしゃ)まで飛(と)ばしてくれた。おかげで余裕(よゆう)でセーフになった。それ以来(いらい)、何か困(こま)った時にはお願いすることにした。 月末(げつまつ)でピンチの時には、各地(かくち)の名産品(めいさんひん)を届( [続きを読む]
  • 0287「冬の楽しみ」
  •  冬になると、会社の近くに焼き芋(いも)屋さんがやって来る。私はこの時期(じき)、いつもランチの後(あと)の焼き芋を楽しみにしていた。熱々(あつあつ)のところをほおばって、これがまた美味(おい)しいの。焼き芋はスイーツよ。誰(だれ)が何と言っても、これだけははずせないわ。 今日もまた、私は焼き芋屋さんの車を見つけて駆(か)け出した。「おじさん、一個ちょうだい」私は声をかけた。でも、そこにいたのは…。「あれ? 君 [続きを読む]
  • 0286「ピュアな心」
  •  朝早く、男の部屋の呼(よ)び鈴(りん)が何度も鳴(な)った。男は誰(だれ)だよと言いながら、眠(ねむ)い目をこすってドアを開ける。外に立っていたのは若(わか)い女。彼女は、笑(え)みを浮(う)かべて言った。「やっと見つけたわ。どうして逃(に)げたのよ。あたし、待ってたんだから」 男は眠気(ねむけ)が一気(いっき)に覚(さ)めて、しどろもどろになりながら言った。「なっ、何で、どうして?」 男はすぐにドアを閉めようとするが [続きを読む]
  • 0285「なぜ私なの」
  • 「なぜ私に決めたの?」 彼女は告白(こくはく)してきた彼に訊(き)いた。「他に女性は沢山(たくさん)いるでしょ。なのになぜ私なの?」 訊かれた彼は、一瞬(いっしゅん)戸惑(とまど)った。こんな質問(しつもん)されるとは思ってもいなかったのだ。「だから…、君のことが好きになったからだよ。それじゃ、いけないのかな?」「もっと具体的(ぐたいてき)に言ってくれない。それじゃ答(こた)えになってないわ」 彼は考(かんが)えた [続きを読む]
  • 0284「家庭の平和」
  •  父親は靴(くつ)をはきながら、隣(とな)りに座っている息子(むすこ)に話しかけた。「お前は立派(りっぱ)な大人(おとな)になれよ。そして、世(よ)のため人のために役(やく)に立つ人間になるんだ」 小学生の息子は靴に足を滑(すべ)り込ませると、「うん。お父さんみたいにね」「ああ、そうだな。でもな、お前は…」父親は声を落として、「優(やさ)しい嫁(よめ)さんをもらえ」 息子は首(くび)をかしげたが、「お父さんは、お母さん [続きを読む]
  • 0283「人生の選択」
  • 「人生(じんせい)に正解(せいかい)なんてないんだよ。だから、楽しいんじゃないか」 人生の岐路(きろ)に立たされた私は、祖母(そぼ)のこの言葉(ことば)に救(すく)われた気がした。さすが、おばあちゃん。良いことを言うわ。でも、私の悩(なや)みが消えたわけじゃ…。「でもね、おばあちゃん。仕事(しごと)をとるか、結婚(けっこん)をとるか。どう決めればいいの?」「そんないい人ができたのかい? ぜひ、会ってみたいもんだ」「 [続きを読む]
  • 0282「うちのトド」
  •  我(わ)が家(や)にはトドがいる。それは、休日になると出現(しゅつげん)し、いつも喧嘩(けんか)の元(もと)になっていた。「ねえ、たまには手伝(てつだ)ってよ」私はトドに向かってお願(ねが)いする。すると、「休みの時ぐらいいいだろ。のんびりさせてくれよ」トドは私の方を見ようともしない。 私だって働(はたら)いてるのよ。掃除洗濯(そうじせんたく)は休みの日にしっかりやっておかないと、家の中が大変なことになるじゃない [続きを読む]
  • 0281「主婦道」
  •  娘(むすめ)は実家(じっか)へ帰るなり母親に愚痴(ぐち)をこぼした。「もう、あんな人だとは思わなかったわ。ねえ、聞いてよお母さん」 母親は、娘にそっとお茶(ちゃ)を出して、黙(だま)って娘の話に耳を傾(かたむ)けた。「あたしの言うことなんか全然(ぜんぜん)聞いてくれないし。何度注意(ちゅうい)しても、服(ふく)は脱(ぬ)ぎっぱなしで、家事(かじ)の手伝(てつだ)いなんか少しもしてくれないの。結婚前は、ほんとマメな人だっ [続きを読む]
  • 0280「待ち合わせ」
  •  駅前(えきまえ)の広場(ひろば)。ここは恋人(こいびと)たちの待ち合わせの場所(ばしょ)になっている。今日もまた、多くの恋人たちが夜の街(まち)に消えていった。でも、一人だけぽつんと立っている男性。どうやら、彼女がまだ来ていないようだ。 彼は、もう一時間も待っていた。でも、彼はイライラするでもなく、彼女に電話をすることもしなかった。彼の顔は穏(おだ)やかで、時に笑(え)みを浮(う)かべることもあった。どうやら、 [続きを読む]
  • 0279「昨日の好き」
  • 「もしもよ…。もしも過去(かこ)へ戻(もど)れるとしたら、いいと思わない?」 恵麻(えま)はメガネを掛(か)け直しながら言った。彼女は妙(みょう)な発想(はっそう)をすることがある。訊(き)かれた良太(りょうた)は、ちょっとばかり返答(へんとう)に躊躇(ちゅうちょ)した。「だから、あたし考えたの。もしも、ものすごい速(はや)さで地球(ちきゅう)の自転(じてん)と反対方向(はんたいほうこう)へ回ったら、過去へ戻れるんじゃないか [続きを読む]
  • 0278「初デート」
  •  おじいちゃんは、孫娘(まごむすめ)を連れて散歩(さんぽ)を楽しんでいた。少し離(はな)れた前方(ぜんぽう)には、まだ学生(がくせい)なのだろう恋人(こいびと)らしき男女が歩いている。おじいちゃんはその二人を見て言った。「あのガキ、なにもたもたしとるんじゃ。すっと手ぐらいにぎらんか」 前にいる男の子は、女の子の手を取ろうと、何度も手を出したり引っ込めたりしていた。「わしの若(わか)い頃(ころ)は、有無(うむ)も言わ [続きを読む]
  • 0277「銀座小町」
  •  銀座(ぎんざ)商店街の一角(いっかく)に大勢(おおぜい)の若い男たちが集まっていた。彼らは派手(はで)なブランドの服で着飾(きかざ)って、香水(こうすい)の匂(にお)いなんかをプンプンさせていた。全身(ぜんしん)コーデを合わせると、何十万とか何百万とかかかっていそうである。 その中に、一人だけ場違(ばちが)いな感じでリクルートスーツの若者がいた。彼はキョロキョロとあたりを見回して、側(そば)にいた男に訊(き)いた。「 [続きを読む]
  • 0276「手掛かり」
  •  刑事(けいじ)たちは強盗犯(ごうとうはん)のアジトに踏(ふ)み込んだ。折(おり)しも、人質(ひとじち)の女性にナイフを突(つ)き立てる寸前(すんぜん)だった。刑事たちの奮闘(ふんとう)により、犯人(はんにん)たちは全員逮捕(たいほ)された。 人質の女性は、縛(しば)られていた縄(なわ)をほどかれてほっとした顔で言った。「もう、遅(おそ)いです。もう少しで、あたし、殉職(じゅんしょく)するところだったんですよ」「ばか野郎(や [続きを読む]
  • 0275「喫煙喫茶」
  •  その店は人目(ひとめ)につきにくい場所(ばしょ)にあった。店構(みせがま)えは喫茶店(きっさてん)だが、<未成年者(みせいねんしゃ)と禁煙者(きんえんしゃ)はお断(ことわ)り>の張(は)り紙(がみ)が入口(いりぐち)に貼(は)ってあった。店の名前が「喫煙喫茶(きつえんきっさ)」となっているので、まあ納得(なっとく)はできる。 店内(てんない)はさぞかし煙(けむり)が充満(じゅうまん)しているのかと思ったが、まったく普通(ふつう) [続きを読む]
  • 0274「人生を考える」
  •  小学生の娘(むすめ)が両親(りょうしん)を前にして質問(しつもん)した。「ねえ、パパと、ママと、どっちが偉(えら)いの?」 両親は一瞬(いっしゅん)ビクッとしたが、すかさずパパが先手(せんて)をとった。「そりゃ、パパの方(ほう)なんだぞ。なんたって、この家の総理大臣(そうりだいじん)なんだから」「あら、そうとは限(かぎ)らないのよ」ママは抜(ぬ)け目なく、「この家の大蔵大臣(おおくらだいじん)がいなきゃね」 娘は二人 [続きを読む]
  • 0273「疑惑の花束」
  •  ある日のこと、夫(おっと)は花束(はなたば)をかかえて帰って来た。そして私に言ったの。おめでとうって。 今日は私の誕生日(たんじょうび)でもなければ、結婚記念日(けっこんきねんび)でもない。私には思い当たることが全くないの。それに、夫はそんなことで花束を買ってくるような、そんな気遣(きづか)いができるような人じゃ。夫は、私の反応(はんのう)が鈍(にぶ)いのを見て何かを感(かん)じたらしく口をつぐんだ。私は訊(き) [続きを読む]
  • 0272「もうひとつの世界10」
  • 「さて、これでいい。では、神野典子(かんののりこ)さん、ここに座(すわ)ってくれるかな?」 老人(ろうじん)は作業(さぎょう)を終(お)えると、彼女にあの椅子(いす)に座るように促(うなが)した。でも典子は、「いやよ。どういうことかちゃんと説明(せつめい)して下さい。あなたたちは誰(だれ)なの?」「わしらは、あんたも含(ふく)めてだが、時間を見守(みまも)る役目(やくめ)をもっているんだ。今、時間の流(なが)れに、ちょっと [続きを読む]
  • 0271「もうひとつの世界9」
  •  典子(のりこ)は聞き覚(おぼ)えのある声を聞いた。何度(なんど)も何度も自分の名前(なまえ)を呼んでいる。 典子は大きく息(いき)をつくと、目を覚(さ)ました。彼女の目の前にいたのは、「神谷(かみや)君…。神谷君なの? どうしてここに…」 典子が驚(おどろ)くのも無理(むり)はない。そこにいたのは、彼女の恋人(こいびと)だったのだ。その青年(せいねん)は、「もう大丈夫(だいじょうぶ)。あいつらは逃(に)げて行きましたから [続きを読む]
  • 0270「もうひとつの世界8」
  •  典子(のりこ)はもうろうとする意識(いしき)のなかで、動物(どうぶつ)たちの声を聞いていた。「なぜだ? なぜ動かない! 手順(てじゅん)を確認(かくにん)するんだ」 この声は、あの犬(いぬ)だ。私をこんな所へ連れて来て、何をしようとしているの? 典子は身体(からだ)を動かしてみた。でも、留(と)め具(ぐ)のせいで自由(じゆう)に動けない。どうやら、椅子(いす)の背(せ)もたれが倒(たお)され、横(よこ)に寝(ね)かされている [続きを読む]